犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2023宝塚記念(GⅠ)予想

 

こんばんは。ちゃろです。

 

皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。

 

さて、本日は春の競馬を締めくくるグランプリ「宝塚記念(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

・データについてはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

 

▼明日の狙い目はこちらから↓↓

アップされるまでお待ちください

 

 

 

6月25日 2023宝塚記念(GⅠ)血統予想

 

宝塚記念の過去血統傾向~

 

 

<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)

 

・父の好走数  日本型 16回  北米型  0回  欧州型 14回

・母父の好走数 日本型  4回  北米型 10回  欧州型 16回

 

 

<血統のワン!ポイント>(過去10年)

・父日本型サンデー系ディープ系)は過去10年で馬券になった馬30頭の内16頭。数だけを見れば父サンデー系ディープ系)にとって苦手とは言いにくかったが、17年からの近6年では勝ち馬はリスグラシュー1頭と以前よりは好走レベルが落ちていることがわかる。

・血統で最も注目したいのは欧州型血統。過去5年の勝ち馬5頭の内、実に4頭が父欧州型血統だった(クロノジェネシスは連覇)。

 

▼過去5年の勝ち馬

・22年タイトルホルダー(父ドゥラメンテは欧州型ミスプロ系)

 

・21&20年クロノジェネシス(父バゴは欧州型ブラッシンググルーム系)

 

・19年リスグラシュー

 

・18年ミッキーロケット

 

 

・父欧州型は系統を問わず好走している。中でも最も注目はキングマンボ系で3勝を含め6回馬券になっている。

▼父キングマンボ系の好走馬

・タイトルホルダー(22年1着)

・キセキ(20年2着&19年2着)

・ミッキーロケット(18年1着)

ドゥラメンテ(16年2着)

ラブリーデイ(15年1着)

 

・近年はやや不振の父サンデー系だが、狙う場合は”欧州色”を持っているかどうかを意識したい。トニービンなど欧州型ナスルーラの血を持つ馬の好走が多い。

▼父サンデー系かつ欧州型ナスルーラを持つ好走した馬

・ヒシイグアス(22年2着、父母父、母母父が欧州型ナスルーラ

・レイパパレ(21年3着、母母父が欧州型ナスルーラ

・モズベッロ(20年3着、父母父が欧州型ナスルーラ

リスグラシュー(19年1着、父母父、母母父が欧州型ナスルーラ

・スワーヴリチャード(19年3着、父母父が欧州型ナスルーラ

 

・母父も数字上は欧州型が一番多かった。これは10年前から変わらない傾向と言え、欧州型血統の特徴である馬力やスタミナが必須であることがわかる。

・近年の傾向は北米型欧州型を問わず母父ノーザンダンサーが好走している。

 

▼母父ノーザンダンサーの好走馬

・タイトルホルダー(22年1着)

・ヒシイグアス(22年2着)

・クロノジェネシス(21年&20年1着)

ユニコーンライオン(21年2着)

・レイパパレ(21年3着)

・モズベッロ(20年3着)

 

 

宝塚記念のレース質~

 

【枠順】・・・過去10年で8枠が脅威の7勝。勝率、連対率、複勝率すべてで30%超。確かに成績だけを見れば素晴らしいが大半は人気馬が占めている。枠で好走したというよりも実力馬が実力通りの走りをしただけの可能性も高い。それを考慮すれば枠順は不問で問題ない。

【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走天皇賞春組(9回)。続くのは大阪杯(5回)。ドバイシーマクラシックヴィクトリアマイル鳴尾記念(いずれも4回)。基本的には前走GⅠ組が強い。また、やはりというべきか小回りグランプリのリンクがあり、前年の有馬記念で結果を出した馬が安定している。

【騎手】・・・過去10年で川田騎手が4回、M.デムーロ騎手池添騎手が3回、レーン騎手横山典騎手浜中騎手武豊騎手が2回馬券になっている。注目は池添騎手で14年カレンミロティックが9人気2着、15年ショウナンパンドラが11人気3着、20年モズベッロが12人気3着と素晴らしい回収率の良さ。出走があれば注意したい。

【ペース・脚質】・・・過去10年はハイペース4回、ミドルペース1回、スローペース5回。阪神内回りという特殊なコースでこのペースのばらつきも宝塚記念を難しくしている要因の1つ。ただ確かなのはペースを問わず4角で先頭、2番手を走っていた馬の好走率が高いこと。そもそもある程度力がないとこのポジションを取ることが難しい。ペースを問わず上がりがかかり馬力が問われるので結果的に後ろからでは届かないケースも多い。

【性別】・・・牡馬17頭、牝馬11頭、騙馬2頭。牝馬の健闘が目立つ

【馬齢】・・・勝率、連対率、複勝率は5歳がベスト。7歳以上の高齢馬は基本的に割引。

 

宝塚記念で狙うべき馬~

 

 

以上から

血統的には父欧州型血統の馬・・・①

父サンデー系の場合は欧州型ナスルーラ系の血を内包している馬・・・②

牝馬・・・③

を狙ってみたいと思います。

 

マイナスとしては

7歳以上の高齢馬・・・▼

を少し割引たいと思います。

 

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう

 

阪神 宝塚記念(GⅠ)分析と予想

~出走馬全頭血統分析~

 

<出馬表>

 

 

馬番 名前 性別馬齢 騎手

前走成績

血統適性、能力実績(SA)の8段階で評価、狙い目該当

血統構成・血統分析・一言コメント

の順に表記

 

 

ライラック    牝4    56    M.デムーロ

前走:23年目黒記念(GⅡ)9着

血統: 能力: 該当:③

<血統構成>

<血統分析>父オルフェーヴルはクラシック三冠に加え有馬記念を2度制した。父ステイゴールドから受け継ぐ激しい気性と爆発力が武器。その一方で繊細なタイプも多く、好走と凡走の振れ幅が大きい。闘争心を生かせる内枠や重馬場で期待値増。成長力も魅力的。母系はキンカメ×サンデー系の主流血統。サンデーの3×4だがオルフェーヴルの影響か瞬発力勝負というよりは馬力が求められる方が向きそう。ただ今回の宝塚記念はサンデー系の良さが発揮できないことも多く、4ライン中2ラインがサンデー系という主流血統の強さがやや気になる。

<一言コメント>当コースは昨年のエリザベス女王杯で経験済。外有利が顕著な馬場と展開に恵まれたことは間違いないが、あの2着はこの馬のベストパフォーマンスといえる。過去2走は少し長かった印象もあり、実績のあるコースでの距離短縮は強調したい材料。牝馬好走例が多いのも追い風だ。美しい走りで勝利という満開の花を咲かせよ。

 

②カラテ    牡7    58    菅原明

前走:23年鳴尾記念(GⅢ)9着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>

<血統分析>父トゥザグローリーはスタミナと底力を武器に京都記念など重賞5勝、有馬記念2年連続3着という実績を持つ。母系はヴァイスリージェント系のフレンチデピュティリヴァーマン系でスピードや底力を補強している。血統のイメージよりも瞬発力が豊富でキレる競馬もできる。

<一言コメント>前走の鳴尾記念では間隔を詰めてチャレンジしたが9着に敗戦。間隔を取って休み明けから鉄砲が好走パターンのこの馬にとっては中2週のローテは少し足りないか。7歳馬という点も引っかかる。好走している新潟とは逆の方向性のコースで適性は薄いと見る。逆境をはねのけ強靭な”武道精神”を今見せるとき。

 

③ダノンザキッド    牡5    58    北村友

前走:23年QE2世C(香GⅠ)5着

血統: 能力:C+ 該当:なし

<血統構成>

<血統分析>父ジャスタウェイドバイデューティフリー天皇賞(秋)などGⅠ3勝。現役時代に日本競馬史上初の世界ランクで1位になった。ハーツクライの産駒だが自身も2000m以下で活躍したように長距離適性は高くなく、その分スピードやパワーに長けている。母父ダンシリは現役時に仏でマイル重賞3勝。GⅠ制覇はならなかったが、種牡馬として成功し06年の仏リーディングサイアーとなっている。現役時と異なり産駒は中長距離で活躍する傾向がある。ダノンザキッド自身も純粋なマイラーというよりマイルも走れる中距離馬といったところか。ちなみに母エピックラヴは仏GⅢヴァントー賞の勝ち馬。

<一言コメント>阪神の内回りという点で今回と求められる適性の近い大阪杯で10人気の低評価を覆す3着に好走。阪神が元々得意で【1-1-2-0】と抜群の相性を誇る。前走のクイーンズエリザベス2世Cではペースが流れず展開も合わなかった。瞬発力もあるタイプだが、本来はロングスパートがこの馬の真骨頂。自分の競馬をこなせれば面白い。2歳時以来となるGⅠ制覇は新たな境地の開拓を意味する。

 

④ボッケリーニ    牡7    58    浜中

前走:23年鳴尾記念(GⅢ)1着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>

<血統分析>父キングカメハメハは現役時代8戦7勝。NHKマイルCとダービーの変則二冠馬を達成した。基礎的なスピード能力を持ちながら母系の良さを引き出し様々な産駒を生み出す特徴を持つ。キンカメ系がまとめて好走しやすいコースが存在するのも特徴。母系は欧州色が強い。一瞬の爆発力は少し足りないが、スピードやスタミナは感じとることができる。母ポップコーンジャズは芝で5戦1勝。全兄のラブリーデイ宝塚記念天皇賞(秋)の勝ち馬。

<一言コメント>GⅡ・GⅢで計3勝。GⅡ以下なら常に好走できる安定感こそが最大の持ち味。スタミナも豊富で距離を苦にするイメージは全くない。前走の鳴尾記念は早めに仕掛けて長く脚を使いこの馬の良さを存分に発揮した。58キロの日経賞で経験済。兄ラブリーデイも本格化に時間がかかるタイプで晩成型だった。7歳でも適性は十分にありそう。この馬の奏でる音色が仁川の地を包む時、兄弟制覇が現実となる。

 

 

⑤イクイノックス    牡4    58    ルメール

前走:23年ドバイシーマC(唖GⅠ)1着

血統: 能力:A+ 該当:②

<血統構成>

<血統分析>父キタサンブラック菊花賞天皇賞春秋、有馬記念などGⅠ7勝。豊富なスタミナ、馬力と先行力で一時代を築いた。産駒は自身と異なり瞬発力があるキレるタイプも多数。キングヘイローは母父に入るとスピードやスタミナなどを補ってくれる優秀な血。母シャトーブランシュマーメイドSの勝ち馬、半兄のヴァイスメテオールはラジオNIKKEI賞の勝ち馬という良血。父らしからぬ瞬発力を生み出したのはこの血の影響を受けている。

<一言コメント>キャリア7戦で【5-2-0-0】と連対率は驚異の100%。昨秋の天皇賞(秋)から目下3連勝中で有馬記念も制した昨年は年度代表馬に輝いた。能力は他馬とは1枚上な印象もあり、死角らしい死角は見つけにくい。ローテの間隔は十分だが、懸念材料は海外帰りのデキくらいか。時の支配者となった絶対王者はこの舞台でも主役の座を譲らない。

 

⑥スルーセブンシーズ    牝5    56    池添

前走:23年中山牝馬S(GⅢ)1着

血統: 能力:C+ 該当:③

<血統構成>

<血統分析>父ドリームジャーニー有馬記念宝塚記念の春秋グランプリ制覇などGⅠ計3勝。オルフェーヴルの全兄としても有名。自身もグランプリで活躍したようにコーナーの多い小回りコースの中長距離で力を発揮する産駒が多い。ステイゴールド系特有の息の長い末脚と豊富なスタミナを産駒に伝える。母系はどちらも北米型でスピードを強化している。半姉のパッシングスルーは紫苑Sの勝ち馬。

<一言コメント>2走前に3勝クを卒業すると勢いそのままに中山牝馬Sを制し重賞制覇を果たした。阪神実績はないが、右回りに絶対の自信を持ち中山での適性を考えれば本質的には阪神でも噛み合っていい条件。メンバーレベルは大きく上がるが胸を借りるつもりでい挑む。渾身の走りで海を越え、世界にその名を響かせろ。

 

プラダリア    牡4    58    菱田

前走:23年目黒記念(GⅡ)5着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>

<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母系は北米ダート血統で血統表のイメージでは根幹距離に向くような配合構成。

<一言コメント>最後の勝利は3歳時の青葉賞。今年もGⅡで3着が2回と高いレベルで安定はしているが、勝利にはあと一歩届いていない。2走前の京都記念では当コースを経験し3着と結果を残した。前走は距離が長く距離短縮もこの馬にとって良いだろう。“草原”の如くスケールの大きな走りで、今こそクラシックの借りを返す。

 

⑧ヴェラアズール    牡6    58    松山

前走:23年ドバイWC(唖GⅠ)13着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>

<血統分析>父はドイツにルーツを持ちダービー、天皇賞(秋)と東京GⅠを2勝。瞬発力勝負を得意とした自身とは異なり馬力ある産駒を生み出すことが多い。母系は芝でのスピード、瞬発力を高める配合。母ヴェラブランカはダート中距離で2勝。近親にオークス馬のトールポピー秋華賞馬のアヴェンチュラがいる一族。

<一言コメント>昨秋に芝に転向して頭角を現すと連勝で京都大賞典を制覇。極めつけは世界のムーアに導かれてジャパンカップを制し勢いそのままにGⅠウイナーの仲間入りを果たした。近2走は本来の走りができず二桁着順に甘んじたが、適性外とも判断できる。ただ本質的には直線が長く切れ味が求められるようなコースの方が合いそうだ。4枠から”青い帆”を上げて風を受け、威風堂々我が道を突き進め。

 

ジャスティンパレス    牡4    58    鮫島駿

前走:23年天皇賞(春)(GⅠ)1着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>

<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母父ロイヤルアンセムは米英で芝の中長距離GⅠ3勝。母母父もロベルト系でスタミナを強化。母パレスルーマーは米国産で芝競走を走っていた。半兄にベルモントSなど米GⅠ2勝のパレスマリスや阪神大賞典で2着の実績があるアイアンバローズがいる。

<一言コメント>

元々はホープフルS2着。2歳時から高い潜在能力は示していた。能力が本格化したのは3歳秋。神戸新聞杯を制すと菊花賞でも3着に好走した。今年に入り完全覚醒した能力は本物で阪神大賞典天皇賞(春)と連勝。中長距離路線の主役となった。速い上がりが使えるディープ産駒な点と距離短縮な点だけが気掛かりだが、能力はこのメンバーい入っても間違いなくトップクラス。誇り高き春盾を極めし王者は更なる高みを目指す。

 

⑩ディープボンド    牡6    58    和田竜

前走:23年天皇賞(春)(GⅠ)2着

血統: 能力:C+ 該当:なし

<血統構成>

<血統分析>父キズナは13年のダービーを含む重賞5勝。種牡馬としては自身の父のディープインパクトとは異なり、上がりがかかる馬場や非根幹距離にも強い。パワーに優れておりダート馬も多数輩出するほど。母父キングヘイローは近年母系に入って再ブレイクしており、スピードやスタミナ、欧州適性などを強化している。母ゼフィランサスは芝ダートで計3勝。牝系を広く見るとローレルゲレイロやノースブリッジと同じ一族。

<一言コメント>3連覇がかかった阪神大賞典では5着に敗れたが、前走の天皇賞(春)では勝ち馬には差をつけられたものの2着と結果を残し、まだまだ能力が衰えていないことを証明した。昨年の宝塚記念は4着と適性自体は悪くない。GⅠの2着が計4回のシルバーコレクターはもう2着では満足できないはず。最高の鞍上との”深い絆”で念願のGⅠの頂まで駆け上がれ。

 

⑪ジェラルディーナ    牝5    56    武豊

前走:23年QE2世C(香GⅠ)6着

血統: 能力: 該当:①③

<血統構成>

<血統分析>父モーリスは香港での3勝を含むGⅠ6勝。自身と異なり産駒は字面通りロベルトやサドラーズウェルズの影響でスピードより馬力に寄るタイプが多く、距離延長や外枠の期待値が高い。ワンペースの持続戦で力を発揮するタイプが多い。母系はディープ×ダンジグ系のスピードと瞬発力に優れる配合。母ジェンティルドンナジャパンカップ連覇などGⅠ7勝の歴史的名馬。

<一言コメント>重賞であと一歩足りずくすぶっていたが昨秋からついにその良血が開花。オールカマーで重賞初制覇を果たすと続くエリザベス女王杯でGⅠ制覇。年末のグランプリ有馬記念でもその末脚で追い込み3着と結果を残した。今年は2戦して掲示板を外しており、ローテもやや不安だが、牝馬の健闘目立つこの重賞で巻き返しを図る。GⅠを制したこの舞台で美しき淑女が再び輝く時だ。

 

⑫アスクビクターモア    牡4    58    横山武

前走:23年天皇賞(春)(GⅠ)11着

血統:C+ 能力: 該当:②

<血統構成>

<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母父レインボウクエストは欧州型ナスルーラ系であるブラッシンググルーム系を代表する馬で85年の凱旋門賞を制すなど欧州でGⅠ2勝。母カルティカは仏GⅢフィユドレール賞の勝ち馬。半姉ケマーはコロネーションSなど英仏でGⅠ2勝。血統的には父ディープ系なので適性が合うとは言いにくいが、母系に欧州型ナスルーラ系を持っている点は大きなプラス評価。

<一言コメント>皐月賞5着、ダービー3着、菊花賞1着。間違いなくこの世代を代表する1頭だ。今年は2戦を消化したもののゲートが悪く9着、11着と大敗している。東京・京都より中山、阪神に向く典型的なタイプでこの条件を生かし自分の走りを取り戻したいところ。まだまだ終わらない。もっともっとより貪欲に勝利を求めて。

 

⑬ジオグリフ    牡4    58    岩田望

前走:23年ドバイWC(唖GⅠ)11着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>

<血統分析>父はBCスプリントなど米ダート短距離GⅠ3勝。配合次第で芝適性の高い馬も生み出す二刀流種牡馬。母系はキンカメ×サンデーの王道パターン配合。母のアロマティコは重賞制覇こそないが、秋華賞エリザベス女王杯で3着の実績。どちらかというと成長が早いタイプでやや早熟。スピードとパワーを併せ持つ。

<一言コメント>昨年の皐月賞馬。今や絶対王者となったイクイノックスに先着した数少ない1頭。近3戦は香港、サウジ、UAEと海外を転々としダートにもチャレンジしたが、結果は伴わなかった。阪神2200mがどう出るかが微妙ではあるが、持ち合わせる高いポテンシャルを考えればまだまだ落ちぶれるには早すぎる。”ナスカの地上絵”は復活の瞬間を虎視眈々と狙っている。

 

⑭ブレークアップ    牡5    58    川田

前走:23年天皇賞(春)(GⅠ)4着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>

<血統分析>父ノヴェリストはドイツの競走馬で成績は11戦9勝。芝の中長距離で活躍し、英GⅠキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSなどGⅠ4勝。母父、母母父ともスピードタイプでスタミナの血が強くないため、距離適性は父のものが強く遺伝したと考えられる。母リトルジュンは中央で8戦0勝だが2着5回。最後は笠松で競走生活を送った。

<一言コメント>勝った重賞は昨秋のアルゼンチン共和国杯。豊富なスタミナと馬力を武器に今年の春はGⅡ、GⅠでそれぞれ3着、4着と力は十分につけている。距離短縮自体がこの馬にとって得策とは思えないが、非主流血統の爆発はこういうタイミングかもしれない。幻想的なオーロラの如く伏兵勝利の瞬間は突然に訪れる。

 

ユニコーンライオン    牡7    58    坂井

前走:23年QES(豪GⅠ)5着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>

<血統分析>父ノーネイネヴァーは現役時に米、英、仏で芝・ダートを問わず短距離で活躍。仏スプリントGⅠモルニー賞の勝ち馬。母系もノーザンダンサー系で母父ハイシャパラルサドラーズウェルズ系、母母父は現役時代短距離で活躍したトップサイダーとタイプが異なるノーザンダンサー系のクロス。父系も含め4ライン中3ラインがノーザンダンサー系という欧州色の強い配合。半兄のザワウシグナルは仏GⅠモルニー賞の勝ち馬。

<一言コメント>21年の宝塚記念では最内枠を存分に生かした逃げの手から直線でもしぶとさを存分に発揮し2着と好走。その後は故障で約1年の休養もあり精彩を欠いていたが昨秋の福島記念で復活V。常にハナを奪い自分でレースを作るスタイルは健在。自分の形に持ち込み獅子奮迅の走りで2年前の再現を狙う。

 

⑯モズベッロ    牡7    58    角田河

前走:23年鳴尾記念(GⅢ)6着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>

<血統分析>父ディープブリランテは12年の日本ダービー馬。ディープ産駒の中では非常に欧州色が強く、先行して持久力で勝負する競馬が得意。そのためワンペースの流れやロングスパート戦に向く。キレ味がないため2、3着が多く勝ち切れないという特徴もある。母母父も北米ダートで重賞2勝の実績。

<一言コメント>好走は21年大阪杯の2着まで遡るが、1年以上の休養が明けてからもこの馬なりには良く走っている印象。前走の鳴尾記念も6着に敗れたもののそれほど差は大きくない。しかし今回はメンバー揃うGⅠの舞台。それこそ道悪馬場を呼び込まないと厳しい可能性が高い。水も滴る良い男。ハンサムにターフを駆け抜けろ。

 

⑰ドゥラエレーデ    牡3    53    幸

前走:23年日本ダービー(GⅠ)競走中止

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>

<血統分析>父ドゥラメンテ皐月賞、ダービーの二冠馬。日本で活躍できる血統を詰め込んだザ・主流血統。休み明けのフレッシュな状態や揉まれにくい外枠や少頭数で期待値が高い。コースは広い方が良く、芝の中距離競走で安定している。牡馬の活躍馬多い。母父オルフェーヴルはクラシック三冠に加え有馬記念を2度制した。その父ステイゴールドから受け継ぐ激しい気性と爆発力が武器。母母マルペンサはアルゼンチンでGⅠ3勝。近親に菊花賞有馬記念を制したサトノダイヤモンドがいる。

<一言コメント>3歳馬で唯一の出走。2歳時はホープフルSを制した実力の持ち主。今年はUAEダービーに挑戦し、ダートにも関わらず2着と能力の高さを見せつけた。前走のダービーは発馬直後に落馬のアクシデントも疲労やダメージはない。不完全燃焼のダービーのリベンジで父の最高の後継者となれ。

 

 

宝塚記念血統予想~

 

・予想は土曜夜までにアップ予定です(→更新済です)

※あくまで前日時点での予想です

馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。

 

さぁ、上半期のグランプリ宝塚記念

たっぷり1頭1頭分析をしてきました。傾向がはっきりしていますので決め打ちして馬券を狙う価値のあるレースだと思います。

私の自信の本命と嫌いたい人気馬はこの馬です。

 

 

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

 

◎⑪ジェラルディーナ

 

消⑨ジャスティンパレス

 

○⑤イクイノックス

▲⑫アスクビクターモア

△⑭ブレークアップ

△④ボッケリーニ

 

 

皆さまの馬券が的中し素敵な日曜日となりますように!

 

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