犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2022有馬記念(GⅠ)予想



 

こんばんは。ちゃろです。

 

今年ももうあとわずかとなりましたね。

皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。

 

さて、本日は年末のグランプリ「有馬記念(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

中山大障害阪神Cの予想はそこまで手が回らないのでありません。ご了承ください。

・データについては有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

 

 

12月25日 2022有馬記念(GⅠ)血統予想

 

有馬記念の過去血統傾向~

 



 

<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)

 

・父の好走数  日本型 20回  北米型 0回  欧州型 10回

・母父の好走数 日本型  6回  北米型 5回  欧州型 19回

 

 

<血統のワン!ポイント>(過去10年)

・父サンデー系ディープ系)が圧倒的に有利で過去10年で馬券になった馬30頭の内20頭は父サンデー系ディープ系

・父サンデー系ディープ系)で好走していた種牡馬ディープインパクトハーツクライブラックタイドキズナなど。古くはステイゴールド産駒が良く好走していたが、産駒の種牡馬はまだ馬券内に好走していない。

・近年のトレンドはサンデー系欧州型の組みあわせ。中でもスピードを持った欧州型血統ドイツ血統の好走が目立つ。

・母父北米型血統は不振で過去10年見てもゴールドアクター、クロノジェネシスが2回ずつ好走した以外はサウンドオブアースが1度好走しただけ。

 

・父で好成績なのはディープ系Lサンデー系。ただしディープ系は16年のサトノダイヤモンドを最後に勝利はしていない。

▼父ディープ系の好走馬

ディープボンド、サラキア、フィエールマンなど

▼父Lサンデー系の好走馬

リスグラシューシュヴァルグランキタサンブラックなど

 

・近2年は母父ノーザンダンサーが好走。

母父ノーザンダンサーの好走馬

クロノジェネシス、サラキア、フィエールマン、ディープボンドなど

 

・母系(母父、母母父)は欧州型血統が好走している。

母父母母父がともに欧州型血統の好走馬

リスグラシュー、ワールドプレミア、サラキア、ディープボンドなど

 

 

有馬記念のその他の好走ポイント~

 

【枠順】・・・過去10年で3枠、4枠、5枠が2勝ずつ。連対率、複勝率トップは5枠だった。不振なのが8枠で過去20頭出走して18年シュヴァルグランの3着が1度だけ。8枠は割り引きたい

【ローテ】・・・過去10年の複数回勝ち馬を出していたローテが菊花賞(3回)、ジャパンC天皇賞(秋)(ともに2回)。3着内トップは前走ジャパンC(9回)、菊花賞(6回)、天皇賞(秋)組(5回)、凱旋門賞組(4回)、エリザベス女王杯組、金鯱賞組(ともに2回)と続く。

※現在春開催の金鯱賞は12年~16年まで冬開催

【騎手】・・・過去10年で馬券になった回数を調べるとルメール騎手が抜けた数字で6回馬券になっているものの勝利したのは16年のみ。武豊騎手が3回、岩田康騎手、ボウマン騎手吉田隼騎手池添騎手が2回で続く。

【ペース・脚質】・・・過去10年はハイペース2回、ミドルペース3回、スローペース5回。年によってばらつきがある。長距離、コース形態も相まって高速上がりは求められないが最後の急坂で屈せず35秒前後で駆け抜ける馬力が必要

【性別・馬齢・斤量】・・・勝利数は牡馬7勝、牝馬3勝。3着内で数えると牡馬24回、牝馬6回と牡馬有利だが近3年は牝馬が馬券になっている。馬齢はやはり3歳に注目。年齢別に見ると勝率、連対率、複勝率すべてにおいて3歳馬がトップ。逆に6歳以上は割引で馬券になったのは18年のシュヴァルグラン1頭。

 

~中山芝2500mの特注種牡馬

 

【中山芝2500m】

<特注種牡馬

ハーツクライ

エピファネイア

 

<割引種牡馬

ルーラーシップ

キングカメハメハ

 

 

 

 

以上から

血統的には父Lサンデー系、ディープ系の馬・・・①

母父欧州型血統の馬(母母父も欧州型血統ならベスト)・・・②

前走菊花賞ジャパンCを使った馬・・・③

を狙ってみたいと思います

 

そして今回はマイナスポイント(▼)として

8枠の馬

6歳以上の馬

をやや割り引いて考えたいと思います。

 

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう

 

中山 有馬記念(GⅠ)分析と予想

~出走馬全頭血統分析~

馬番 名前 性別馬齢 騎手

前走成績

血統適性、能力実績(SA)の8段階で評価、狙い目該当

血統構成

血統分析・一言コメント

の順に表記

 

 

アカイイト    牝5    55    幸

前走:22年エリザベス女王杯(GⅠ)4着

血統: 能力: 該当:①②

<血統構成>父キズナDI)×母父シンボリクリスエスRB)×母母父マッドルート(ED

<血統分析>父は13年のダービー馬で重賞5勝。パワー、馬力も豊富で仏GⅡニエル賞も制した。母系はロベルト系×ニジンスキー系の欧州色が強い重厚な血統。母ウアジェトは芝で2勝。21年のエリザベス女王杯を制したようにタフな条件下に強い馬力がストロングポイント。

<一言コメント>昨年の7着馬。昨年はエリザベス女王杯を制し一躍トップクラスに躍り出たが、今年はレベルの高いレースへの出走が続いたとはいえ連対はなし。連覇を狙ったエリザベス女王杯は外有利なバイアスも生かし切れず4着に敗れた。秋3戦目で叩いて良くなるタイプだが、昨年以上に上積みを見出しにくいのが正直なところ。

 

②イズジョーノキセキ    牝5    55    岩田康

前走:22年エリザベス女王杯(GⅠ)10着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父エピファネイアRB)×母父キングカメハメハKK)×母母父ラーイ(AN

<血統分析>父はロベルト系のスタミナとサンデーのスピードを併せ持ち、菊花賞ジャパンCとGⅠ2勝で中長距離で活躍。母キングダンサーはダート中距離で1勝。母系はキンカメ×ラーイ。ラーイはブラッシンググルーム系で英米で芝ダート両方の短距離で活躍したスピード馬。血統的には1800mあたりが距離適性のベストか。2500mはやや不安。

<一言コメント>2走前の府中牝馬Sでは差し馬場だったのもあるがソダシを相手に33秒3の末脚で勝ち切った。前走のエリザベス女王杯は重馬場やバイアスにも恵まれず馬群で揉まれる展開で不発。血統からも実績からも長距離への裏付けがない。ロスのない競馬と鞍上のイン突きが頼りか。

 

③ボルドグフーシュ    牡3    55    福永

前走:22年菊花賞(GⅠ)2着

血統:C+ 能力: 該当:③

<血統構成>父スクリーンヒーローRB)×母父レイマンSS)×母母父ウッドマン(EP

<血統分析>父は中長距離重賞で活躍し、ジャパンカップを制した。産駒には主にスタミナと成長力を伝える。母父はサンデー産駒ながら日本生まれではない。現役時代は英仏でマイル以下の重賞を2勝。仏で種牡馬入りしてシャトルでチリやウルグアイでも種牡馬生活を送った。母ボルドグザクは仏受賞のレゼルヴォワール賞の勝ち馬。血統字面は母系の距離適性はやや短めで菊花賞で好走することのできるスタミナは父系から。

<一言コメント>今回参戦の3歳馬の中では一番成長力に期待できそうなタイプ。出世レースとして有名なゆきやなぎ賞の勝ち馬で今年は6戦を使って【2-1-3-0】と安定感は抜群。その6戦すべてで上がり最速を記録している。菊花賞ではレコード決着のハナ差2着と価値のあるもの。まだまだ伸びしろもあり今後も楽しみな存在。

 

アリストテレス    牡5    57    武豊

前走:22年京都大賞典(GⅡ)11着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父エピファネイアRB)×母父ディープインパクトDI)×母母父トニービンEN

<血統分析>父はロベルト系のスタミナとサンデーのスピードを併せ持ち、菊花賞ジャパンCとGⅠ2勝で中長距離で活躍。母父は日本競馬界の至宝。母母父は凱旋門賞馬のトニービンとやや欧州色の強めな主流血統。母ブルーダイアモンドは中央で6戦0勝。同じ牝系一族にリンカーン有馬記念2着)、ヴィクトリー(皐月賞)らがいる。もともとは菊花賞でコントレイルを追い詰めたスタミナが武器。

<一言コメント>昨年の有馬記念は6着。三冠馬コントレイルを最も追い詰めた存在だが今年はまったくその気配が感じられない不完全燃焼なレースが続いている。本来はこの馬のストロングポイントである馬力やスタミナは有馬記念に生きる能力。ガラッと変わることができるかは不明だが、浮上のきっかけがあれば適性自体は悪くない。

 

⑤ジェラルディーナ    牝4    55    C.デムーロ

前走:22年エリザベス女王杯(GⅠ)1着

血統: 能力:C+ 該当:なし

<血統構成>父モーリス(RB)×母父ディープインパクトDI)×母母父バートリーニ(ED

<血統分析>父は香港マイル天皇賞(秋)など日香でGⅠ6勝。母系はディープ×ダンジグ系のスピードと瞬発力に優れる配合。母ジェンティルドンナジャパンカップ連覇などGⅠ7勝の歴史的名馬。躍進の秋はこの馬の成長力と体力の完成を証明した。キャリア最長距離だが、距離自体の不安は特にない。

<一言コメント>重賞ではあと一歩跳ね返されていたが、9月のオールカマーで重賞初制覇をすると次走のエリザベス女王杯を連勝。2着馬は先日の香港ヴァーズを制しておりレベルが低かったとは言えない。母よりも馬力を持ち中山適性もありそう。勝ちがすべて右回りなのも心強い。ただ内有利なオールカマーで内枠、外有利なエリザベス女王杯で外枠と馬場のバイアスに恵まれた感もあるが真の実力は。

 

⑥ヴェラアズール    牡5    57    松山

前走:22年ジャパンC(GⅠ)1着

血統: 能力:B+ 該当:③

<血統構成>父エイシンフラッシュEP)×母父クロフネAD)×母母父サンデーサイレンスLS

<血統分析>父はドイツにルーツを持ちダービー、天皇賞(秋)と東京GⅠを2勝。瞬発力勝負を得意とした自身とは異なり馬力ある産駒を生み出すことが多い。母系は芝でのスピード、瞬発力を高める配合。近親にオークス馬のトールポピー秋華賞馬のアヴェンチュラがいる一族。エイシンフラッシュ産駒では異例の瞬発力があるタイプで芝に転向後6戦すべてで上がり最速を記録している豪脚の持ち主。

<一言コメント>春に芝に転向してそこから6戦4勝3着2回と馬券内はパーフェクト。すべて上がり最速を記録している決め手ある末脚はこの馬の最大の魅力。当コースは3勝ク時代に一度走って3着だが、その頃とは充実度が違う。ただ33秒台の末脚が武器ならば冬の中山でその走りを再現できるかはやや疑問符。

 

⑦エフフォーリア    牡4    57    横山武

前走:22年宝塚記念(GⅠ)6着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父エピファネイアRB)×母父ハーツクライLS)×母母父クリス(EP

<血統分析>父はロベルト系のスタミナとサンデーのスピードを併せ持ち、菊花賞ジャパンCとGⅠ2勝で中長距離で活躍。母父は抜群のスタミナを武器に国内で唯一あのディープインパクトに土を付けた有馬記念ドバイシーマクラシックとGⅠ2勝。母ケイティーズハートはダート中距離で3勝。07年の年度代表馬アドマイヤムーンは同牝系一族。昨年の覇者なのだから血統適性自体は悪くないだろうが、今年のスランプを踏まえて昨年以上の成長力を血統から見出せるかは微妙。

<一言コメント>昨年の覇者。昨年は7戦6勝2着1回という圧倒的な成績を残したが、今年は9着、6着とスランプに陥り宝塚記念以来は休養にあてた。明確な敗因がわからない春の連敗からどこまで立ち直っているかがポイント。幾多の名馬はこの有馬記念で復活しドラマを作ってきたが果たして。

 

⑧ウインマイティー    牝5    55    和田竜

前走:22年エリザベス女王杯(GⅠ)16着

血統: 能力: 該当:①②

<血統構成>父ゴールドシップLS)×母父カコイーシーズEP)×母母父ロモンドED

<血統分析>父は破壊力抜群の馬力でタフなレースにめっぽう強く、有馬記念天皇賞(春)などGⅠ6勝。母父カコイーシーズはダートの名血アリダーの血を引くが自身は欧米の芝競走で活躍した馬。母アオバコリンは南関で活躍し7勝。帝王賞東京大賞典にも出走した経験を持つ。速い上がりが求められる瞬発力勝負になると分が悪いが、坂コースなどタフな馬力を求められるレース質が合いそう。

<一言コメント>夏のマーメイドSは10人気1着と波乱の立役者に。前走は結果的に外枠が大有利のバイアスだったが、スタート決めて先行したことでバイアスを生かせず包まれる結果に。キャリアのほとんどが右回りでスタミナもあるのでコース自体は悪くないがこのメンバーに入ってどこまで。

 

⑨イクイノックス    牡3    55    ルメール

前走:22年天皇賞(秋)(GⅠ)1着

血統: 能力: 該当:①②

<血統構成>父キタサンブラックLS)×母父キングヘイローED)×母母父トニービンEN

<血統分析>父は先行力とスタミナを武器に天皇賞春秋制覇などGⅠ7勝。キングヘイローは母父に入るとスピードやスタミナなどを補ってくれる優秀な血。母シャトーブランシュマーメイドSの勝ち馬、半兄のヴァイスメテオールはラジオNIKKEI賞の勝ち馬という良血。父らしからぬ瞬発力を生み出したのはこの血の影響を受けている。血統的には極端な早熟の可能性は低そうでまだ底を見せない能力の伸びしろもありそう。

<一言コメント>推定1人気。大事に大事に使われてキャリアはわずか5戦だが【3-2-0-0】と連対率は100%。良績は左回りだが、中山の皐月賞でも不利な8枠から2着と苦手なイメージはない。間隔たっぷりでリフレッシュは十分。3歳勢の総大将として自慢の末脚はここでも。

 

ジャスティンパレス    牡3    55    マーカンド

前走:22年菊花賞(GⅠ)3着

血統: 能力:C+ 該当:①②③

<血統構成>父ディープインパクトDI)×母父ロイヤルアンセムED)×母母父レッドランサムRB

<血統分析>父は日本競馬の至宝で三冠に有馬記念などGⅠ7勝。種牡馬になってからは10年連続リーディングサイアー。母系は欧州血統の組みあわせでスタミナを大幅に強化している。母パレスルーマーは米国産で芝競走を走っていた。イメージは爆発的な末脚というよりは良い脚を長く使える持久力タイプ。

<一言コメント>もともとは2歳時のホープフルSで2着に好走したことがあるようにスタミナは十分。春のクラシックでは弾けなかったがひと夏越えた秋のクラシック戦線では頭角を現してレコード決着の菊花賞で3着。ディープ産駒だが一瞬のキレではなく長く良い脚を使い続けるロングスパートで勝負するタイプ。東京よりは中山の方が合いそう。

 

⑪ラストドラフト    牡6    57    三浦

前走:22年アルゼンチン共和国杯(GⅡ)5着

血統: 能力: 該当:なし ▼6歳以上

<血統構成>父ノヴェリストEM)×母父ディープインパクトDI)×母母父マルジュED

<血統分析>父はドイツの競走馬で成績は11戦9勝。芝の中長距離で活躍し、英GⅠキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSなどGⅠ4勝。母父は日本競馬の至宝で、母母父のマルジュは英GⅠセントジェームズパレスSの勝ち馬で日本ではサトノクラウンの父としておなじみ。牝系も母マルセリーナ桜花賞馬、半弟のヒートオンビートは重賞制覇こそないが重賞2、3着計5回の名勝負製造機。血統的に長く良い脚を使うタイプと言えば聞こえはいいが、決め手が不足なのも大きな特徴。

<一言コメント>今年は6戦を消化。連対したのはリステッドの1度だけで重賞では馬券になっていない。大凡走こそ少ないものの勝ち切れない決め手の少なさがこの馬の特徴。実績としてはやはりスピードが不足していそう。過去のレース内容自体は悪くないものの6歳で上積みを見つけ出すのは簡単ではない。

 

⑫ポタジェ    牡5    57    吉田隼

前走:22年天皇賞(秋)(GⅠ)13着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父ディープインパクトDI)×母父オーサムアゲインAD)×母母父ボールドレヴェニュー(AN

<血統分析>父は日本競馬の至宝で三冠に有馬記念などGⅠ7勝。10年連続リーディングサイアー。母父はヴァイスリージェント系でこのレースに相性が良い。母ジンジャーパンチはBCディスタフなどGⅠ6勝。半姉のルージュバック毎日王冠など重賞4勝。パワーに少し寄っておりイマイチ決め手不足な一面はあるがおそらく距離適性は2000mがぴったり。今回の距離は少し長そう。

<一言コメント>春の大阪杯で8人気の低評価を覆す金星を挙げたがその後はある意味この馬らしい成績が続いている。叩き良化型でこのローテは微妙だが良績多数の右回りに戻るのはいいだろう。もっとも血統的に有馬記念に必要なスタミナの血はなく距離延長もこの馬にとっては厳しそうだがどんな走りを見せるか。

 

⑬タイトルホルダー    牡4    57    横山和

前走:22年凱旋門賞(GⅠ)11着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>父ドゥラメンテKK)×母父モティヴェイターED)×母母父シャーリーハイツEN

<血統分析>父は15年に皐月賞日本ダービーの二冠馬で早世が惜しまれるキンカメの後継馬。母系はぱっと見でわかるほど重厚な血統の持ち主。サドラーズウェルズ系とネヴァーベンド系の組み合わせは馬力を最大限に強化し、現代のヨーロッパでも活躍馬が多数の組み合わせだが、日本では圧倒的にキレやスピードが足りない。しかしこの馬は父のキレやスピードが上手く遺伝したのだろう。半姉にメロディーレーン(父オルフェーヴル)がいる。母メーヴェは主に芝の中長距離で活躍し5勝。キレが求められない有馬記念はスタミナと持続力で勝負できるこの馬に向く条件だとは思うが。

<一言コメント>昨年の有馬記念は5着だったが、不利な大外枠からの出走だった。今年は国内なら3戦3勝で天皇賞(春)宝塚記念と2着以下に大きく差をつけて圧勝だった。前走の凱旋門賞はさすがのこの馬も馬場に戸惑った。鉄砲も利くタイプでローテは問題ない。

 

⑭ボッケリーニ    牡6    57    浜中

前走:22年ジャパンC(GⅠ)17着

血統: 能力: 該当:③ ▼6歳以上

<血統構成>父キングカメハメハKK)×母父ダンスインザダークLS)×母母父トニービンEN

<血統分析>父はNHKマイルCとダービーの変則二冠馬で基礎的なスピード能力を持ちながら母系の良さを引き出し様々な産駒を生み出す。母系は欧州色が強い。一瞬の爆発力は少し足りないが、スピードやスタミナは感じとることができる。母ポップコーンジャズは芝で5戦1勝。全兄のラブリーデイ宝塚記念天皇賞(秋)の勝ち馬。全兄同様息の長い活躍で安定感のある走りが売りだが、GⅠを勝ち切るスピードの爆発力は不足している。

<一言コメント>今年は5戦を消化。その内4戦はGⅡですべてで複勝圏内という安定感を見せる”GⅡ大将”。前走初めてとなったGⅠでは決め手が問われる結果でこの馬の末脚では限界があったか。ロングスパートが武器で当コースは今年の日経賞で2着。確実に前走よりも舞台設定は向きそうだ。あとは自分の競馬に専念してどこまで。

 

⑮ブレークアップ    牡4    57    戸崎

前走:22年アルゼンチン共和国杯(GⅡ)1着

血統: 能力: 該当:なし ▼8枠

<血統構成>父ノヴェリストEM)×母父クロフネAD)×母母父キングズベストEP

<血統分析>父はドイツの競走馬で成績は11戦9勝。芝の中長距離で活躍し、英GⅠキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSなどGⅠ4勝。母父、母母父ともスピードタイプでスタミナの血が強くないため、距離適性は父のものが強く遺伝したと考えられる。今回のメンバー唯一サンデー系の血を内包していない。母リトルジュンは中央で8戦0勝だが2着5回。最後は笠松で競走生活を送った。

<一言コメント>前走は騎乗した田辺騎手ですら「びっくりした」という激走。オープン初戦のアルゼンチン共和国杯で見事勝ち切ってみせた。成長力があって馬力やスタミナは持っている。当コースは勝利こそないものの3度走って【0-1-2-0】と経験十分。不利と言われる外枠を克服し、相手は強いが文字通りダークホースになれるか。

 

⑯ディープボンド    牡5    57    川田

前走:22年凱旋門賞(GⅠ)18着

血統: 能力: 該当:①② ▼8枠

<血統構成>父キズナDI)×母父キングヘイローED)×母母父カコイーシーズEP

<血統分析>父は13年のダービー馬で重賞5勝。ディープの子だがパワーに優れダート馬も輩出する。母系は近年母父として再ブレイクしているキングヘイロー。この馬の特徴であるスピード能力に加え欧州の馬力、スタミナも補強したと考えられる。母ゼフィランサスは芝ダートで計3勝。

<一言コメント>昨年は5人気で2着とレース自体の適性は間違いなくある。今年も前走以外は1着、2着、4着と堅実な走りを見せた。前走は慣れない馬場で適性は生かせずノーカウント。凱旋門賞惨敗からの参戦は昨年同様でローテの問題ないが、痛恨の大外枠。どこまで道中のポジションを取ることができるだろうか。

 

有馬記念血統予想~

 

 

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