犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2023オークス(GⅠ)予想

 

こんばんは。ちゃろです。

 

皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。

 

さて、本日は牝馬クラシック第2戦「オークス(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

・データについてはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

平安Sの血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

▼明日の狙い目はこちらから↓↓

21日の狙い目はお休みします。ご了承ください。

 

 

 

 

5月21日 2023オークス(GⅠ)血統予想

 

オークスの過去血統傾向~

 

 

 

<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)

 

・父の好走数  日本型 19回  北米型  0回  欧州型 11回

・母父の好走数 日本型  3回  北米型 12回  欧州型 15回

 

 

 

 

<血統のワン!ポイント>(過去10年)

・父日本型サンデー系ディープ系)は過去10年で馬券になった馬30頭の内19頭。父サンデー系ディープ系)にとっては比較的得意なレースと言える。

・父を種牡馬別に並べると今年ラストクロップのディープインパクトが圧倒的で10頭が馬券になっていた。続くのがキングカメハメハゴールドシップハーツクライハービンジャーだがいずれも2回しかなかった。

 

▼父ディープインパクトの好走馬

ミッキークイーン(15年1着)

・ラヴズオンリーユー(19年1着)

・カレンブーケドール(19年2着)

・アカイトリノムスメ(21年2着)

 

・父は伝統的にサンデー系が強いレースだが、近年は欧州系も好走馬が出ている。昨年は近10年で初めて父サンデー系が馬券にならず父欧州型の上位独占となった。

▼22年の好走馬

・スターズオンアース(1着、父ドゥラメンテ

・スタニングローズ(2着、父キングカメハメハ

ナミュール(3着、父ハービンジャー

 

・母父に注目するとこの10年で傾向が変わってきているのが見て取れる。上の図でわかるように以前は欧州型が好走していたが、近年は北米型が巻き返している。欧州型は大系統ミスプロ系に限られている。北米型ノーザンダンサーではヴァイスリージェントストームバード系、北米型ミスプロではフォーティナイナーミスプロが好走している。

▼母父北米型ノーザンダンサーの好走馬

・スタニングローズ(22年2着、母父クロフネ

・ラヴズオンリーユー(19年1着、母父ストームキャット

・カレンブーケドール(19年2着、母父スキャットダディ)

 

▼母父北米型ミスプロの好走馬

・スターズオンアース(22年1着、母父スマートストライク

・ハギノピリナ(21年3着、母父アドマイヤムーン

・ウインマリリン(20年2着、母父フサイチペガサス

 

・全体的な配合バランスとしては欧州色の強い重厚な血統を持っている馬が走りにくいということ。欧州型ノーザンダンサーニジンスキーサドラーズウェルズを持っている馬の好走率は低くニジンスキーはゼロ、サドラーズウェルズフランケルシンハライトのみ。またロベルト系は20年に1、2着しているが、こちらもあまり相性としては良くない。

 

オークスのその他の好走ポイント~

 

【枠順】・・・過去10年で勝率は2枠、連対率5枠、複勝率1枠がそれぞれトップ。ただ7、8枠も決して悪くなく枠順は不問と考えていい。ただし、理由は定かではないが6枠が過去10年馬券になったことはない

【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走桜花賞(16回)で圧倒的な数字。馬券になった2頭に1頭以上が前走桜花賞ということになる。特に3着内に好走した馬は要マークしたい。続くのがフローラS組(7回)、忘れな草賞(3回)。その他はやや不振。

【騎手】・・・ルメール騎手M.デムーロ騎手がトップ(4回)。ルメール騎手は近2年連対で3勝している。M.デムーロ騎手は2勝。続くのが先週のヴィクトリアマイルを制し好調の戸崎騎手(3回)、川田騎手池添騎手和田竜騎手(2回)となっている。

【ペース・脚質】・・・過去10年はハイペース1回、ミドルペース5回、スローペース4回。どの馬も初めての2400mで極端にハイペースになることはない。最後は33秒~34秒の上がりを求められる。

【厩舎】・・・高野厩舎国枝厩舎が3回、手塚厩舎が2回馬券になっている。

【性別・馬齢・斤量】・・・世代限定の定量戦のため省略

 

オークスで狙うべき馬~

 

 

以上から

血統的には母父北米型かキングマンボ系の馬・・・①

桜花賞で3着内に好走した馬か前走2000m以上を使った馬・・・②

近2走で上がり最速を記録した馬・・・③

を狙ってみたいと思います

 

そして今回はマイナスポイント(▼)として

4ラインにニジンスキー系、サドラーズウェルズ系を持っている馬

をやや割り引いて考えたいと思います。

 

 

 

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう

 

東京 オークス(GⅠ)分析と予想

~出走馬全頭血統分析~

 

 

馬番 名前 性別馬齢 騎手

前走成績

血統適性、能力実績(SA)の8段階で評価、狙い目該当

血統構成・血統分析・一言コメント

の順に表記

 

 

ラヴェル    牝3    55    坂井

前走:23年桜花賞(GⅠ)11着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父キタサンブラックLS)×母父ダイワメジャー)×母母父フレンチデピュティAD

<血統分析>父キタサンブラック菊花賞天皇賞春秋、有馬記念などGⅠ7勝。豊富なスタミナ、馬力と先行力で一時代を築いた。産駒は自身と異なり瞬発力があるキレるタイプも多数。母父ダイワメジャーもサンデー系でサンデー×サンデーの3×3配合。半姉はチューリップ賞を制し、秋華賞2着、オークス3着のナミュール。母サンブルエミューズはフェアリーS3着。3代母のキョウエイマーチ桜花賞馬という良血馬。

<一言コメント>アルテミスSの勝ち馬。そこでは現女王リバティアイランドに勝利。血統的にはやや距離不安もその時東京で見せた末脚を武器に再現を狙う。

 

②ライトクオンタム    牝3    55    田辺

前走:23年桜花賞(GⅠ)8着

血統: 能力: 該当:①③

<血統構成>父ディープインパクトDI)×母父クオリティロード(AP)×母母父ポリッシュナンバーズ(AD

<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母のイルミナントは米芝GⅠゲイムリーSなど重賞2勝。ディープ×北米ダート血統は爆発的なスピード、瞬発力を生み出す例多数。

<一言コメント>シンザン記念の勝ち馬。前走の桜花賞はごちゃついた競馬に対応できずその末脚は不発。シンザン記念では牡馬をねじ伏せる力を見せただけに見切るのはまだ早い。ディープのラストクロップ代表が巻き返す。

 

③キタウイング    牝3    55    杉原

前走:23年桜花賞(GⅠ)12着

血統: 能力: 該当:①(③) ▼母母父ニジンスキー

<血統構成>父ダノンバラードDI)×母父アイルハヴアナザーAP)×母母父ゼンノエルシドED

<血統分析>父ダノンバラードはAJCCとラジオNIKKEI杯(現ホープフルS)の重賞2勝。GⅠ制覇はならなかったが宝塚記念2着、皐月賞3着の実績を残した。ディープ系としては異色のタイプでアンブライドルドの影響を受けパワーや持続力に優れる産駒が多い。芝の重馬場やダートでも活躍馬を出す。母父アイルハヴアナザーフォーティナイナー系ながらロベルト系の影響を強く受けておりスタミナ豊富な米国二冠馬。母系からスタミナを強化している。近親のストーミーシーは重賞制覇こそないが、NZT2着などマイルを中心に活躍した。

<一言コメント>新潟2歳S、フェアリーSの勝ち馬。阪神でのレースでは力を発揮できなかったがチューリップ賞桜花賞ともメンバー中上がりは2位を記録。東の舞台でその瞬発力が生きるレースになる可能性は十分にある。

 

④キミノナハマリア    牝3    55    三浦

前走:23年フローラS(GⅡ)11着

血統: 能力: 該当:②③

<血統構成>父ハービンジャーED)×母父ヴィクトワールピサLS)×母母父クロフネAD

<血統分析>父ハービンジャーは現在日本にいる種牡馬の中では欧州型ノーザンダンサー系の代表格。現役時代はキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSを11馬身差で制した。距離は2000m前後、小回り、距離延長ローテを得意とする馬が多い。母父ヴィクトワールピサはAWで行われたドバイWCや皐月賞有馬記念を制したことからもわかるようにパワーに優れる種牡馬。近親にドイツからカタールに移籍してブレイクしたヌールアルアワがいる。

<一言コメント>安定感上がりが武器だが前走では直線でその力を発揮できず。鞍上は「不利を受けた」とのことだが、ちょっと力が足りない印象も。末脚を溜めて生かす競馬ができれば。

 

⑤リバティアイランド    牝3    55    川田

前走:23年桜花賞(GⅠ)1着

血統:C+ 能力: 該当:②③

<血統構成>父ドゥラメンテEP)×母父オールアメリカン(RB)×母母父ザール(EP

<血統分析>父ドゥラメンテ皐月賞、ダービーの二冠馬。日本で活躍できる血統を詰め込んだザ・主流血統。休み明けのフレッシュな状態や揉まれにくい外枠や少頭数で期待値が高い。コースは広い方が良く、芝の中距離競走で安定している。牡馬の活躍馬多い。母系は「タフなスプリント」でおなじみ豪州色が目立つ。母父オールアメリカンは豪GⅠカンターラSの覇者。母ヤンキーローズはスプリングチャンピオンSなど豪GⅠ2勝。

<一言コメント>阪神JF桜花賞を制したこの世代の現女王。唯一敗れたアルテミスSも仕掛けで不利を受けたもので弱点らしい弱点は見つからない。比較的先行馬が上位になった桜花賞でも差し切ったように上がりの爆発力も他のメンバーと比較して頭一つ以上抜けている印象。強いて言うなら距離ということになるが実力上位は間違いない。

 

⑥ゴールデンハインド    牝3    55    菅原明

前走:23年フローラS(GⅡ)1着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>父ゴールドシップLS)×母父シャマーダルED)×母母父ゴーンウエストAP

<血統分析>父ゴールドシップは3歳時は皐月賞菊花賞の2冠。古馬では有馬記念宝塚記念を制するなどGⅠ6勝。気性が激しくツボに嵌ったときの激走と時に愛おしく感じる出遅れは記録にも記憶にも残る名馬だった。産駒に伝える能力は類まれなる馬力とスタミナが最大の特徴で「道悪」と「距離延長」は要注意。非根幹の距離延長は得意中の得意。母父シャマーダル安楽死寸前の重病から復活し仏2000ギニー、仏ダービーと仏二冠馬。母系からはスピードを強化している。少し遠いが同じ牝系一族にはケンタッキーダービー馬のスーパーセイヴァーがいる。

<一言コメントフローラSの勝ち馬。そのフローラSはハナからスローペースに落とし逃げ切る流れを作りだした。安定感のある先行力とスタミナは十分で今回も主導権を主張するだろうが、オークスの流れはもう少し瞬発力が求められる。相性はピッタリではない。

 

⑦ヒップホップソウル    牝3    55    津村

前走:23年フラワーC(GⅢ)2着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父キタサンブラックLS)×母父ファルブラヴED)×母母父サンデーサイレンスLS

<血統分析>父キタサンブラック菊花賞天皇賞春秋、有馬記念などGⅠ7勝。豊富なスタミナ、馬力と先行力で一時代を築いた。産駒は自身と異なり瞬発力があるキレるタイプも多数。母父ファルブラヴは5か国でGⅠを制しジャパンCやQEⅡ世SなどGⅠ9勝。牝系は名門のダンス一族で母ダンスファンタジアはフェアリーSの勝ち馬。母母ダンスインザムード桜花賞ヴィクトリアマイル牝馬GⅠを2勝している。全体的な血統バランス的には欧州色が強め。

<一言コメント>不良馬場で行われたフラワーC2着まで追い込んだパワーが持ち味で上がりはかかった方が良いタイプ。瞬発力勝負では少し分が悪い。

 

レミージュ    牝3    55    荻野極

前走:23年チューリップ(GⅡ)16着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父キズナDI)×母父ゴーンウエストAP)×母母父ジルザル(ED

<血統分析>父キズナは13年のダービーを含む重賞5勝。種牡馬としては自身の父のディープインパクトとは異なり、上がりがかかる馬場や非根幹距離にも強い。パワーに優れておりダート馬も多数輩出するほど。母父ゴーンウエストは米ダートGⅠドゥワイアSの勝ち馬で母父に入るとパワーやスピードを強化することが多く、この馬においてもスピードを大幅に強化している。

<一言コメント>前走のチューリップ賞は出負けしてレースの流れに乗り切れなかった。理想はハナでなくても先行することだが、このメンバーがさらに強化される中でどこまでできるか。

 

⑨コナコースト    牝3    55    レーン

前走:23年桜花賞(GⅠ)2着

血統: 能力:B+ 該当:①②

<血統構成>父キタサンブラックLS)×母父キングカメハメハEP)×母母父フレンチデピュティAD

<血統分析>父キタサンブラック菊花賞天皇賞春秋、有馬記念などGⅠ7勝。豊富なスタミナ、馬力と先行力で一時代を築いた。産駒は自身と異なり瞬発力があるキレるタイプも多数。母系はキンカメ×フレンチデピュティというクラシックおなじみの主流クラシック配合。母母アンブロワーズは函館2歳Sの勝ち馬。

<一言コメント>通算成績は【1-3-0-0】。勝利は新馬戦のみで勝ち切れていないが、近3走で連続2着の点は評価できる。血統は主流な配合で距離延長も問題ないと見た。唯一不安なのが初めての関東輸送。馬体のデキが問題なければ。

 

ソーダズリング    牝3    55    武豊

前走:23年フローラS(GⅡ)2着

血統: 能力: 該当:②③

<血統構成>父ハーツクライLS)×母父シンボリクリスエスRB)×母母父フェアリーキング(ED

<血統分析>父ハーツクライ有馬記念などGⅠ2勝。日本で唯一ディープインパクトに土を付け、種牡馬としても数々の名馬を生み出した。母父トニービンの影響を強く受けており、その一番の特徴は成長力で晩成傾向がある。サンデー系の中では欧州志向が強く、スタミナ、しぶとい馬力を強化する。母父シンボリクリスエスはそのスタミナとスピードで天皇賞(秋)有馬記念をそれぞれ連覇した名馬。母ソーマジック桜花賞3着。きょうだいも活躍馬多数で半姉マジックキャッスルは愛知杯の勝ち馬。半兄ソーヴァリアントはチャレンジカップを連覇している。

<一言コメント>父のハーツクライに中距離で活躍できる牝系一族を考えれば、距離延長は間違いなくプラス。まだキャリア3戦と浅く伸びしろも十分に期待できる。スピード面の不足がやや気になるが、そこをクリアできれば好走も可能。

 

⑪ミッキーゴージャス    牝3    55    戸崎

前走:23年1勝ク(中山1800m)1着

血統: 能力: 該当:③

<血統構成>父ミッキーロケット(EP)×母父ディープインパクトDI)×母母父ゴールドアウェイ(ED

<血統分析>父ミッキーロケットはGⅠ宝塚記念を含む重賞2勝。キンカメ産駒の中では欧州色が強く、一瞬の瞬発力では分が悪いが長く使える脚を武器にタフな条件で好走した。母父は日本の至宝ディープインパクト。牝系も良血で母ミッキークイーンオークス秋華賞牝馬二冠馬。母母ミュージカルウェイはドラール賞など仏重賞3勝で香港C3着という実績を持つ。

<一言コメント>ここまで2戦2勝だが、いずれも条件戦と考えると相手強化の負担はものすごく大きい。距離というよりは高レベルの流れに戸惑うのではないだろうか。ただし同時に未知の可能性を秘めているとも考えることはできる。過去2戦で培った中距離の折り合いを生かせれば。馬場は渋った方が良さそうなのが本音だが。

 

⑫ハーパー    牝3    55    ルメール

前走:23年桜花賞(GⅠ)4着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父ハーツクライLS)×母父ジャンプスタート(AN)×母母父カーソンシティAP

<血統分析>父ハーツクライ有馬記念などGⅠ2勝。日本で唯一ディープインパクトに土を付け、種牡馬としても数々の名馬を生み出した。母父トニービンの影響を強く受けており、その一番の特徴は成長力で晩成傾向がある。サンデー系の中では欧州志向が強く、スタミナ、しぶとい馬力を強化する。母セレスタはアルゼンチンで活躍しGⅠの エストレラスジュヴェナイルフィリーズ大賞典を制した。母系は全体的にダート血統でスピード能力を強化する。半姉のヴァレーデラルナは盛岡で行われたJBCレディスクラシックの勝ち馬。母セレスタはエストレラスジュヴェナイルフィリーズ大賞典(亜GⅠ)の勝ち馬でアルゼンチンの2歳牝馬チャンピオンになった馬。

<一言コメント>クイーンCの勝ち馬。血統的に距離延長は間違いなくプラスに働くだろう。さらにクイーンCを勝った東京での経験を生かすことができれば上積みもある。桜花賞は少し忙しかった印象もあり、巻き返す。

 

⑬ドゥーラ    牝3    55    斎藤

前走:23年桜花賞(GⅠ)14着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父ドゥラメンテEP)×母父キングヘイローED)×母母父ステイゴールドLS

<血統分析>父ドゥラメンテ皐月賞、ダービーの二冠馬。日本で活躍できる血統を詰め込んだザ・主流血統。休み明けのフレッシュな状態や揉まれにくい外枠や少頭数で期待値が高い。コースは広い方が良く、芝の中距離競走で安定している。牡馬の活躍馬多い。母父キングヘイロー高松宮記念の覇者で配合相手によってスピードやスタミナなど様々な能力を強化する。サンデーの3×4というクロスを持つ。近親のクリスマスは函館2歳Sの勝ち馬。

<一言コメント>札幌2歳Sの勝ち馬。春はここまで2戦連続二桁着順と良いところなしで終わっている。出負けしてレースの流れに乗れていない印象も。距離延長は間違いなくプラス。ここで巻き返す走りを見せたい。

 

⑭ペリファーニア    牝3    55    横山武

前走:23年桜花賞(GⅠ)3着

血統: 能力:B+ 該当:なし ▼父母父サドラーズウェルズ

<血統構成>父モーリス(RB)×母父ハーツクライLS)×母母父クリス(EP

<血統分析>父モーリスは香港での3勝を含むGⅠ6勝。自身と異なり産駒は字面通りロベルトやサドラーズウェルズの影響でスピードより馬力に寄るタイプが多く、距離延長や外枠の期待値が高い。ワンペースの持続戦で力を発揮するタイプが多い。母父ハーツクライは抜群のスタミナを武器に国内で唯一あのディープインパクトに土を付けた有馬記念ドバイシーマクラシックとGⅠ2勝。牝系は名門ケイティーズの一族で半兄には有馬記念などを制し21年の年度代表馬となったエフフォーリアがいる。

<一言コメント>チューリップ賞桜花賞と連続して3着。1戦1戦力は確実につけている。まだキャリアも浅くさらに進化を見せる余地も十分ある。輸送がないのも大きい。ただ、血統から見るに本質的に東京の馬場が向くかどうかは微妙なところ。

 

エミュー    牝3    55    M.デムーロ

前走:23年桜花賞(GⅠ)10着

血統: 能力: 該当:③

<血統構成>父ハービンジャーED)×母父スペシャルウィークLS)×母母父ゴーンウエストAP

<血統分析>父ハービンジャーは現在日本にいる種牡馬の中では欧州型ノーザンダンサー系の代表格。現役時代はキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSを11馬身差で制した。距離は2000m前後、小回り、距離延長ローテを得意とする馬が多い。母父スペシャルウィークは98年のダービー馬、春秋盾制覇にジャパンカップとGⅠ4勝。

<一言コメント>不良馬場のフラワーCの勝ち馬。既にキャリア3勝はメンバー最多タイ。タフな馬場をバテずに走り抜く能力が特徴的で、オークスの条件が明らかに向くわけではない。

 

⑯ドゥアイズ    牝3    55    吉田隼

前走:23年桜花賞(GⅠ)5着

血統: 能力:C+ 該当:なし

<血統構成>父ルーラーシップEP)×母父ディープインパクトDI)×母母父グランドロッジ(ED

<血統分析>父ルーラーシップはクイーンエリザベスⅡ世カップなど重賞5勝。キングカメハメハの直系だが、トニービンの影響を強く受けており距離延長を好む。ゆったりした追走を好み長く脚を使う馬が多い。基本的に距離は長い方が良い。母父はディープインパクトで母系からは瞬発力、スピードを強化。母母のサミットヴィルは英重賞メイヒルSの勝ち馬。

<一言コメント>重賞で2着2回、阪神JFは3着と世代では屈指の実力馬。桜花賞もきっちり掲示板はキープした。安定して走るが少し爆発力がないのがこの馬の特徴。父の影響で距離延長がハマればチャンスが回ってきても。

 

⑰シンリョクカ    牝3    55    吉田豊

前走:23年桜花賞(GⅠ)6着

血統: 能力: 該当:① ▼母母父ニジンスキー

<血統構成>父サトノダイヤモンドDI)×母父キングカメハメハEP)×母母父カーリアンED

<血統分析>父サトノダイヤモンド菊花賞有馬記念とGⅠ2勝を含む重賞4勝。日本ダービー2着の実績を持つ。ディープ産駒の中では欧州色が強いタイプで馬力や持久力に優れる産駒が多い。ダートでの勝ち馬も出ているが本質的には芝血統。母系はキンカメに欧州型ノーザンダンサー系の組みあわせでスタミナを強化している。近親にマイルCSを含め重賞3勝のダノンシャークがいる。

<一言コメント>阪神JFは12人気の低評価を覆し2着と好走。桜花賞もこの馬なりに追い込む脚は見せた。相性の良くないニジンスキー系を内包しているが、距離延長自体は追い風。輸送なしで不安も少なくスタミナを発揮できる展開になれば。

 

イングランドアイズ    牝3    55    横山和

前走:23年フローラS(GⅡ)4着

血統: 能力: 該当:②③

<血統構成>父キングマンED)×母父ハーツクライLS)×母母父スピニングワールド(ED

<血統分析>父キングマンはそのスピードを武器にセントジェームズパレスSやジャックルマロワ賞などマイルGⅠ4勝。日本ではNHKマイルCを制したシュネルマイスターの父としても存在感を発揮している。母父ハーツクライはLサンデー系の代表格。英国産のマル外馬だが母は日本のオークス馬で米国重賞勝利の経験もあるヌーヴォレコルト

<一言コメント>フローラSでは東京の2000mという外枠不利である8枠にもかかわらず33秒4というメンバー最速の末脚で最後まで追いかけ続けた。またしても8枠なのはプラスとは言いにくいが、自身の競馬に徹することができればその瞬発力は大きな武器となるだろう。

 

 

オークス血統予想~

 

・予想は土曜夜までにアップ予定です(→更新済です)

※あくまで前日時点での予想です

馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。

 

3歳牝馬にとって府中の2400mは過酷な条件となります。極端にハイペースになることはなくても、やはりスタミナは求められます。しかしスタミナがあれば良いわけではなく33秒~34秒の上がりが求められることからもわかるように瞬発力も求められる舞台となります。クラシックにおいてはやはり主流血統が強いと思っています。

前日時点では圧倒的に⑤リバティアイランドが人気を集めていますが、リバティアイランドは父ドゥラメンテこそ主流血統と言えますが、牝系の組み合わせはお世辞にも日本で繁栄している血統とは言い難いです。リバティアイランドは私も強いと思いますが、本命にはしません。明日馬場がもう少し回復することを考慮しても前日時点では差しが決まりにくい馬場。主流血統でまだ見せていない能力があるとすればこの馬しかいないと私は考えました。

 

 

◎⑨コナコースト

 

消⑭ペリファーニア

 

○②ライトクオンタム

▲⑤リバティアイランド

△⑫ハーパー

△⑱イングランドアイズ

△⑥ソーダズリング

△③キタウイング

 

対抗以下にはこちらの馬たちをチョイス。18頭フルゲートということでいつもより印が多いのですが◎本命馬が来なければ外れという馬券を買うつもりですのでご容赦ください。▲⑤リバティアイランドは評価していないわけではありません。悪あがきみたいなものです(笑)

○対抗には②ライトクオンタム。主流血統を狙うと言っている以上、ディープインパクト産駒のラストクロップにどうしても期待してしまう自分がいます。

連下の△には4頭をピックアップ。全頭買うかどうかはまだ決めていません。そこはオッズと相談しながら妙味あれば狙うという意味です。本当は未知の可能性を秘める⑪ミッキーゴージャスも入れたかったんですが泣く泣く切りました。

 

さぁ、牝馬クラシック第2戦楽しみましょう!!

皆さまの馬券が的中🎯し素敵な日曜日となりますように!

 

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