2023ヴィクトリアマイル(GⅠ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。
さて、本日は春の古馬女王決定戦「ヴィクトリアマイル(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
・データについてはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼京王杯スプリングCの血統分析はこちらから↓↓
▼明日の狙い目はこちらから↓↓
14日の狙い目はお休みします。すみません。
5月14日 2023ヴィクトリアマイル(GⅠ)血統予想
~ヴィクトリアマイルの過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 22回 北米型 2回 欧州型 6回
・母父の好走数 日本型 3回 北米型 12回 欧州型 15回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・父日本型のサンデー系(ディープ系)は過去10年で馬券になった馬30頭の22頭。父サンデー系(ディープ系)にとっては非常に好相性のレース質と言える。
・サンデー系で好走したその22頭のうち12頭が父ディープインパクトだった。ディープ系が好相性。
▼父ディープ系の好走馬
・ファインルージュ(22年2着、父キズナ)
・ランブリングアレー(21年2着、父ディープインパクト)
・母父は伝統的に強いのが欧州型ノーザンダンサー系。ロベルト系も好相性。逆に北米血統ならばナスルーラ系(エーピーインディ系やボールドルーラー系)に注目したい。
▼母父欧州型ノーザンダンサー系好走馬
・レシステンシア(22年3着、母父リザードアイランド)
・プリモシーン(19年2着、母父ファストネットロック)
・ジュールポレール(17年3着、18年1着、母父エリシオ)
▼母父北米型ナスルーラ系好走馬
・ファインルージュ(22年3着、母父ボストンハーバー)
・クロコスミア(19年3着、母父ボストンハーバー)
~ヴィクトリアマイルのその他の好走ポイント~
【枠順】・・・過去10年で3枠が4勝しており、勝率、連対率、複勝率(2枠と同率)の全ての部門で1位に輝いた。外枠より内枠を評価したいのだが、1枠だけは不振で過去10年で連対馬はゼロ。人気馬も入っていながらのこの結果は気になる。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走阪神牝馬S組(12回)と群を抜いている。とはいえ近年より少し前の方が馬券になっていたイメージはあるのが悩みどころ。以下高松宮記念組、大阪杯組(4回ずつ)。福島牝馬S(3回)、中山牝馬S(2回)なっている。また前走勝利した馬が【0-3-0-38】と勝ち馬はおらず、成績が振るわないのがポイント。また勝利した馬10頭の内8頭が前走4着以下に敗れていた。巻き返しに注目。
【騎手】・・・過去10年ではルメール騎手と戸崎騎手の好走が多い(4回)。特にルメール騎手は3年連続で連対している。この2人に続くのは吉田隼騎手、幸騎手、内田騎手(2回)。短期免許のレーン騎手は19年に勝利している。
【ペース・脚質】・・・過去10年はハイペース2回、ミドルペース5回、スローペース3回。年によるペースのばらつきこそあるが、最後は瞬発力勝負になり33秒前後の末脚を求められるのがポイント。時に32秒台が出ることもある。
【馬齢】・・・基本的には好成績の4、5歳から狙うのがセオリー。
~ヴィクトリアマイルで狙うべき馬~
以上から
血統的には父サンデー系(特にディープ系)の馬・・・①
母父欧州型ノーザンダンサー系、北米型ナスルーラ系の馬・・・②
を狙ってみたいと思います
そして今回はマイナスポイント(▼)として
・1枠の馬
をやや割り引いて考えたいと思います。
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
東京 ヴィクトリアマイル(GⅠ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
<出馬表>
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適性、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成・血統分析・一言コメント
の順に表記
前走:23年高松宮記念(GⅠ)6着
血統:C 能力:D 該当:③ ▼1枠
<血統構成>父ポイントオブエントリー(RB)×母父スキャットダディ(AD)×母母父クリスエス(RB)
<血統分析>父ポイントオブエントリーは米国の芝中長距離を舞台にマンノウォーSなどGⅠ5勝。母父スキャットダディはストームバードの血を継ぐ血統で米ダートGⅠを2勝。ツボにはまった時のスピードを強化する。父と母母父のラインはともにロベルト系で3×4クロスだが、北米血統もありスピードは十分。そのスピードど持続力で勝負するタイプ。近親にアメリカンオークス(米GⅠ)を勝ったゴシップガールがいる。
<一言コメント>近5走で馬券になったのは京都牝馬Sだけで、GⅠ、GⅡでは馬券になっていないが差のない競馬で内容も決して悪くない。マイルCSでは一瞬抜け出す場面もあり重馬場適性もある。ただし1枠は痛恨。
②スターズオンアース 牝4 56 ルメール
前走:23年大阪杯(GⅠ)2着
血統:C 能力:B+ 該当:③ ▼1枠
<血統構成>父ドゥラメンテ(EP)×母父スマートストライク(AP)×母母父モンズーン(EM)
<血統分析>父ドゥラメンテは皐月賞、ダービーの二冠馬。日本で活躍できる血統を詰め込んだザ・主流血統。休み明けのフレッシュな状態や揉まれにくい外枠や少頭数で期待値が高い。コースは広い方が良く、芝の中距離競走で安定している。牡馬の活躍馬多い。母系は米欧の血が入っており母父スマートストライクは米GⅠフィリップ・H・アイズリンハンデキャップの勝ち馬。母母父はドイツでGⅠ3勝の名馬モンズーン。母母スタセリタは仏オークスなどGⅠ6勝の名牝。近親に阪神JF、オークスとGⅠ2勝のソウルスターリングがいる。
<一言コメント>キャリア9戦、未だに3着内を外したことがない安定感のある昨年牝馬二冠馬。前走大阪杯は逃げ切りが決まる展開の中で34秒4の末脚はあのメンバーでも上がり1位。距離はベストではないが実力上位は間違いない。このレース鬼門の1枠がどう響くか。
③サウンドビバーチェ 牝4 56 松山
血統:D 能力:C 該当:②③
<血統構成>父ドゥラメンテ(EP)×母父ヨハンクライフ(ED)×母母父ダッシングブレイド(EN)
<血統分析>父ドゥラメンテは皐月賞、ダービーの二冠馬。日本で活躍できる血統を詰め込んだザ・主流血統。休み明けのフレッシュな状態や揉まれにくい外枠や少頭数で期待値が高い。コースは広い方が良く、芝の中距離競走で安定している。牡馬の活躍馬多い。母父ヨハンクライフはアイルランド、香港で活躍した馬でガリニュールS(愛GⅡ)など重賞2勝の実績。デインヒルの血を直系で受けており、タフなコースでのスピードが持ち味。母スクービドゥーは伊GⅢドルメーロ賞の勝ち馬。
<一言コメント>オークスを除外なるほど課題の気性は解決したわけではないが、前走はスローペースも味方して前向きな気性が生きた。道悪は2戦2勝。タフな展開でも力を発揮できるタイプ。
④アンドヴァラナウト 牝5 56 吉田隼
血統:C 能力:E 該当:③
<血統構成>父キングカメハメハ(EP)×母父ディープインパクト(DI)×母母父トニービン(EN)
<血統分析>父キングカメハメハは現役時代8戦7勝。NHKマイルCとダービーの変則二冠馬を達成した。基礎的なスピード能力を持ちながら母系の良さを引き出し様々な産駒を生み出す特徴を持つ。キンカメ系がまとめて好走しやすいコースが存在するのも特徴。母系はディープ×トニービンでスタミナを強化した配合。母グルヴェイグはマーメイドSの勝ち馬。牝系はダイナカール~エアグルーヴという名牝系。
<一言コメント>3歳秋のような勢いはあまり感じられないが走力自体が衰えているわけではない。重馬場だと追走に苦労する点を考慮すると軽い馬場の方が向きそうだ。
⑤スタニングローズ 牝4 56 坂井
前走:23年中山記念(GⅡ)5着
血統:C+ 能力:D 該当:なし
<血統構成>父キングカメハメハ(EP)×母父クロフネ(AD)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析>父キングカメハメハは現役時代8戦7勝。NHKマイルCとダービーの変則二冠馬を達成した。基礎的なスピード能力を持ちながら母系の良さを引き出し様々な産駒を生み出す特徴を持つ。キンカメ系がまとめて好走しやすいコースが存在するのも特徴。母系はクロフネ×サンデーでスピードに優れる。牝系は”薔薇一族”と呼ばれる活躍馬多数の名牝系で母母ローズバドはフィリーズレビューなど重賞2勝。
<一言コメント>昨年の秋華賞馬も年長馬との対戦ではまだ馬券になれていないが、エリザベス女王杯は重馬場が堪えた。前走の中山記念は牡馬の一流馬を相手に差のない競馬。牝馬同士なら力は上位。
⑥ソングライン 牝5 56 戸崎
前走:23年1351ターフスプリント(GⅢ)10着
血統:B 能力:C 該当:①
<血統構成>父キズナ(DI)×母父シンボリクリスエス(RB)×母母父アグネスタキオン(SS)
<血統分析>父キズナは13年のダービーを含む重賞5勝。種牡馬としては自身の父のディープインパクトとは異なり、上がりがかかる馬場や非根幹距離にも強い。パワーに優れておりダート馬も多数輩出するほど。母父シンボリクリスエスは天皇賞(秋)、有馬記念を連覇しGⅠ4勝。近親にデイリー杯2歳Sや函館SSを勝ったジューヌエコールがいる。
<一言コメント>昨年の5着馬。今年のメンバーではソダシに次ぐ成績を残している。昨年の実績からレース質はヴィクトリアマイルより安田記念の方が合うタイプなのかもしれないがこのコースで3勝の実績はこのメンバーでも一つ抜けている。海外帰りの影響は気になるが、好枠を生かせれば。
⑦イズジョーノキセキ 牝6 56 岩田康
血統:E 能力:D 該当:③
<血統構成>父エピファネイア(RB)×母父キングカメハメハ(EP)×母母父ラーイ(AN)
<血統分析>父エピファネイアは菊花賞とジャパンカップを制した。ロベルト系のスタミナ、馬力とサンデー系のスピードを併せ持つ。根幹距離に強く特に1600mと2000mは狙い目。ローテは距離延長を好む産駒が多い。母系はキンカメ×ラーイ。母母父ラーイはブラッシンググルーム系で英米で芝ダート両方の短距離で活躍したスピード馬。母キングダンサーはダート中距離で1勝。近親に浦和記念3着のディアーウィッシュがいる。
<一言コメント>昨年の有馬記念4着で地力自体はこのメンバーでもまったく引けを取らない。有馬記念で好走できる能力はヴィクトリアマイルで求められる能力ではない。マイルだと少し流れが忙しく適性がベストとは言いがたい。
前走:23年京都牝馬S(GⅢ)1着
血統:D 能力:D 該当:①
<血統構成>父ミッキーアイル(DI)×母父タニノギムレット(RB)×母母父フジキセキ(SS)
<血統分析>父ミッキーアイルはマイルCSなどGⅠ2勝を挙げ、マイル以下の重賞で活躍した。ディープ産駒が苦手とする1200mGⅠでも2着が2回と好走したディープ後継のスピード系種牡馬。休み明けのリフレッシュした状態や距離延長、渋った馬場で期待値が上がる。母父タニノギムレットはダービー馬ながらロベルト系らしく産駒はタフで馬力が問われる条件に強い。サンデーのクロスで瞬発力は持っており、溜めて伸ばす競馬に合いそう。
<一言コメント>古馬になってからは大崩れしたことがない安定感と近走の勢いが持ち味。派手さはないだけにそつないレースができる。当コースは2走前にリステッドを勝利。相手関係はグッと上がるが叩き2戦目で上積みも期待できるか。
⑨クリノプレミアム 牝6 56 松岡
前走:23年福島牝馬S(GⅢ)3着
血統:E 能力:E 該当:①②
<血統構成>父オルフェーヴル(LS)×母父ジャイアンツコーズウェイ(ED)×母母父ゴーンウエスト(AP)
<血統分析>父オルフェーヴルはクラシック三冠に加え有馬記念を2度制した。父ステイゴールドから受け継ぐ激しい気性と爆発力が武器。その一方で繊細なタイプも多く、好走と凡走の振れ幅が大きい。闘争心を生かせる内枠や重馬場で期待値増。成長力も魅力的。母父はエクリプスSなど芝GⅠ6勝。米国ダート最高峰のBCクラシックでも2着に入った“アイアンホース”のジャイアンツコーズウェイ。スピードというよりパワーあふれる血統構成。
<一言コメント>当コースは若駒時代に2着3回と苦手なわけではないが、この馬の長所は馬力を生かせる中山や福島の方が合う。昨年は16着と大敗。昨年以上の上積みは見出しにくい。
血統:D 能力:D 該当:③
<血統構成>父ロードカナロア(EP)×母父シンボリクリスエス(RB)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析>父ロードカナロアは香港スプリント連覇などGⅠ6勝。非常に総合力が高く瞬発力やスピードは素晴らしい素質を持つ。内枠や距離短縮で期待値が高い。母系の良さを引き出すことができる万能種牡馬。母父シンボリクリスエスは天皇賞(秋)と有馬記念連覇した名馬。母母のハッピーパスは京都牝馬Sの勝ち馬。牝系を見てもスピード能力は非凡。近親にコディーノ(札幌2歳Sなど)、チェッキーノ(フローラS)のきょうだいがいる。
<一言コメント>東京コースは初めてで適性は未知数だが、瞬発力勝負ではやや分が悪い。叩いた分の上積みはありそうだが、相手関係は厳しいか。
⑪ナミュール 牝4 56 横山武
前走:23年東京新聞杯(GⅢ)2着
血統:B 能力:C 該当:なし
<血統構成>父ハービンジャー(ED)×母父ダイワメジャー(SS)×母母父フレンチデピュティ(AD)
<血統分析>父ハービンジャーは現在日本にいる種牡馬の中では欧州型ノーザンダンサー系の代表格。現役時代はキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSを11馬身差で制した。距離は2000m前後、小回り、距離延長ローテを得意とする馬が多い。母父はダイワメジャーだが、らしからぬ瞬発力勝負がこの馬の特徴。サンデー×ヴァイスリージェント系は爆発的な瞬発力を持つ馬が出ることがある。曾祖母キョウエイマーチは桜花賞馬。爆発的な瞬発力は牝系の深いところから受け継いだもの。
<一言コメント>距離適性で考えればマイルはベスト。当コースは【1-1-0-0】と好相性。鉄砲もきくタイプでローテの心配はない。ハービンジャー産駒とは思えないほどキレキレだった2歳時から比べればややズブくなった印象はあるが、その安定感はここでも上位な印象。
⑫ナムラクレア 牝4 56 浜中
前走:23年高松宮記念(GⅠ)2着
血統:C 能力:C 該当:①③
<血統構成>父ミッキーアイル(DI)×母父ストームキャット(AD)×母母父クリスエス(RB)
<血統分析>父ミッキーアイルはマイルCSなどGⅠ2勝を挙げ、マイル以下の重賞で活躍した。ディープ産駒が苦手とする1200mGⅠでも2着が2回と好走したディープ後継のスピード系種牡馬。休み明けのリフレッシュした状態や距離延長、渋った馬場で期待値が上がる。母父ストームキャットはスピードの塊でどこに入ってもスピード能力を強化する。母母父クリスエスはロベルト系で底力はここから受け継いだ。近親とは言えないが幅広く牝系を辿るとマキャヴェリアンやバゴと同じ一族で牝系は実は欧州色が強い。
<一言コメント>桜花賞以来のマイル戦。私はこの馬を純粋なスプリンターだと思っていないので距離は全く問題ないと見る。ただし、スプリントとマイルの流れは違うのでいかに末脚を溜められるかがポイント。爆発力はある。不良でも実績があるが本質的には良馬場で狙いたい。
⑬ディヴィーナ 牝5 56 M.デムーロ
血統:F 能力:F 該当:③
<血統構成>父モーリス(RB)×母父ディープインパクト(DI)×母母父マキャヴェリアン(EP)
<血統分析>父モーリスは香港での3勝を含むGⅠ6勝。自身と異なり産駒は字面通りロベルトやサドラーズウェルズの影響でスピードより馬力に寄るタイプが多く、距離延長や外枠の期待値が高い。ワンペースの持続戦で力を発揮するタイプが多い。母ヴィルシーナはヴィクトリアマイル連覇を果たした名牝。ジェンティルドンナとの名勝負は今も語り継がれている。半兄ブラヴァスは新潟記念の勝ち馬。
<一言コメント>昨年は11着。オープン昇格後は5戦走ってOP特別の4着が1度だけ。あとは二桁着順に甘んじている。今回もメンバーは強力で厳しい戦いは必須。渋った馬場でワンチャンスあれば。
⑭ステラリア 牝5 56 団野
前走:23年福島牝馬S(GⅢ)1着
血統:C 能力:D 該当:①②
<血統構成>父キズナ(DI)×母父モティヴェイター(ED)×母母父ブルーバード(ED)
<血統分析>父キズナは13年のダービーを含む重賞5勝。種牡馬としては自身の父のディープインパクトとは異なり、上がりがかかる馬場や非根幹距離にも強い。パワーに優れておりダート馬も多数輩出するほど。母父モティヴェイターはサドラーズウェルズ系の種牡馬。日本ではタイトルホルダーやソールオリエンスの母父として価値を高めている。母ポリネイターは英重賞メイヒルSの勝ち馬。
<一言コメント>前走の福島牝馬Sでは約1年のブランクを感じさせない勝利。上がりがかかる馬場でこそというイメージがあり、東京へのコース替わりはより瞬発力、スピードを求められる可能性が高いためマイナス要素か。ただ馬の地力自体はある。
⑮ルージュスティリア 牝4 56 川田
血統:C 能力:E 該当:①③
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父ストームキャット(AD)×母母父ナシュワン(EN)
<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母父ストームキャットはスピードの塊で母母父ナシュワンは英ダービーなどGⅠ4勝の英国のスターホース。母母ワンデスタはメイトリアークSなど北米芝GⅠを3勝している。
<一言コメント>キャリアはわずか7戦。伸びしろもまだまだ秘めている可能性は大。メンバーレベルが上がってどうかだが、ハマった時の瞬発力はオープンクラスでも通用するものがある。実力自体は足りないが血統適性は良馬場なら面白い。
⑯ソダシ 牝5 56 レーン
前走:22年マイルCS(GⅠ)3着
血統:C 能力:C 該当:なし
<血統構成>父クロフネ(AD)×母父キングカメハメハ(EP)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析>父クロフネはNHKマイルCとジャパンCダートという芝ダート両方でGⅠ馬となった。牝馬の代表産駒が多いフィリーサイアー。牡馬はどうしてもダート馬になりがち。自身がそうであったように爆発的なスピードは産駒にも伝えている。2000mを距離の壁とする産駒も多い。母系はキンカメ×サンデーの主流配合。今さら説明不要な感もあるが、牝系はシラユキヒメ一族で活躍馬多数。近親にメイケイエール(セントウルSなど)やハヤヤッコ(函館記念など)がいる。
<一言コメント>昨年このレースを制した女王。実戦は昨年のマイルCS依頼でデキを判断する必要があるが、昨年勝利したことがあるように適性は問題ない。ただ昨年以上の状態という証明が難しい。大外枠の克服もカギになる。
~ヴィクトリアマイル血統予想~
・予想は土曜夜までにアップ予定です(→更新済です)
※あくまで前日時点での予想です
馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。
更新が遅くなってすみません。馬場の見極めを迷っていました。
そもそも牝馬で選ばれし16頭なわけですから実力を持っている馬が多いです。その中でも力を最大限に発揮できる馬を狙いたいわけですから、良馬場と重馬場では狙うべき馬がまったく異なります。
もともと下書き段階では稍重~重を想定していたのですが、13日午後10時現在東京は雨が降っていません。本日もそうだったように雨が降っても水捌けレベルで何とかなる馬場と考え、良馬場で考え直しました。
私の結論は以下の通りです。
◎⑥ソングライン
○⑫ナムラクレア
▲⑮ルージュスティリア
△⑪ナミュール
△⑤スタニングローズ
△②スターズオンアース
消⑯ソダシ
いろいろ迷ったのですが、最後はやはり血統で決めました。スターズオンアースは強いです。が、距離適性、1枠と重箱の隅をつつくようですが、不安要素がないとは言えません。ならば消しに近い押さえにとどめ、血統的に面白そうな馬を狙いたいと思います。
皆さまの馬券が的中し素敵な日曜日となりますように!
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