2022クイーンS(GⅢ)予想
こんばんは。ちゃろです。
土曜日の競馬は皆さん満喫されましたでしょうか。
今日はディープインパクトの命日だそうですね。あれから3年・・・月日が経つのは早いですね。
さて、本日は北の大地で行われる夏恒例の牝馬限定重賞「クイーンS(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼アイビスSDの血統分析はこちらから↓↓
7月31日 2022クイーンS(GⅢ)血統予想
~クイーンSの過去血統傾向~
※13、21年は函館開催
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 15回 米国型 3回 欧州型 12回
・母父の好走数 日本型 11回 米国型 6回 欧州型 13回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・芝の中距離戦なので父サンデー系(ディープ系)が好成績なのはある意味予想通りなのだが、それを考慮しても欧州型ノーザンダンサー系の活躍が目立つ。これは牝馬限定戦でタフな流れや洋芝が影響するとより力を発揮することがわかる。
・欧州型ノーザンダンサー系の中でも特に注目はサドラーズウェルズ系とダンジグ系。時計がかかる年に活躍しているのがわかる。4ラインに欧州型ノーザンダンサー系の血を持っていない馬は極めて好走率が低い
・サンデー系(ディープ系)ならばキレで勝負するタイプではなくスタミナや馬力といった欧州型の影響を強く受けているようなタイプを選びたい。ヴィクトワールピサやステイゴールド、マンハッタンカフェといったLサンデー系が相性がよくいずれも欧州色が強くイメージしやすい。もしくはサンデー系の配合相手がという欧州型というパターン
~クイーンSと札幌芝1800mのその他のポイント~
【クイーンS】
・GⅠで3着以内に入った経験があった馬は【5-4-2-13】と好走率が高い
・ローテーションも前走GⅠ組が好成績。中でもヴィクトリアマイル組は大注目。昨年の1着テルツェット、2着マジックキャッスル、20年2着ビーチサンバ、同3着スカーレットカラー、19年1着ミッキーチャームこれらはいずれもヴィクトリアマイルからのローテーションだった
・馬場状態にもよるが、良馬場なら33秒後半から34秒前半の上がりの速さが求められる
・ペースは年によってバラバラ。逃げ馬の存在はチェックしたい
・枠はフラットであることが多いが、開幕週なので内枠やや有利か
・過去10年1人気は【4-3-2-1】で複勝率9割という安定感で信頼度が高い
【札幌芝1800m】
・スタンド手前の直線からスタート。1角までの距離が短いが2角ことには落ち着き、そこまで速いペースにならないことも
・小回りで起伏が少なく、コーナーも角度が緩いため基本的には逃げ、先行有利だが、クイーンSに関してはペースが締まることも多く、差しも十分に届くいている
<特注種牡馬>
・キズナ
以上から
血統的にはサンデー系×欧州血統(欧州型ノーザンダンサー系かロベルト系)の馬・・・①
4ラインに欧州型ノーザンダンサー系の血を持つ馬・・・②
上記の父特注種牡馬の馬・・・③
前走ヴィクトリアマイル組・・・④
を狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
札幌 クイーンS(GⅢ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成
血統分析・一言コメント
の順に表記
①テルツェット 牝5 56 池添
前走:22年ヴィクトリアマイル(GⅠ)13着
血統:B 能力:D 該当:①②③④
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父デインヒルダンサー(ED)×母母父ストームキャット(AD)
<血統分析・一言コメント>昨年函館で行われたこのレースの1着馬。昨年は前がやや厳しい流れで展開は向いた事実はあるが、洋芝を苦にしない末脚を見せた。父は特注種牡馬のディープインパクト。ディープにスピードが長所のノーザンダンサー系を配合すると瞬発力とスピードを持ったこのようなタイプになりやすい。牝馬だと距離適性はマイラーといったところか。祖母はラヴズオンリーミーで牝系はラヴズオンリーユーやリアルスティールなどと同じ名牝系出身。競馬場こそ異なるが、昨年と同じローテーションで連覇を目指す。
②ローザノワール 牝6 55 田中勝
前走:22年ヴィクトリアマイル(GⅠ)4着
血統:C 能力:B 該当:②④
<血統構成>父マンハッタンカフェ(LS)×母父オーサムアゲイン(AD)×母母父サドラーズウェルズ(ED)
<血統分析・一言コメント>サンデー系の中では母父にリボー系の血を内包し、スタミナや馬力といった欧州色が強いマンハッタンカフェ産駒。キレる脚を持ち合わせておらず、鼻を切って持続力で勝負するタイプ。前走のヴィクトリアマイルでは好メンバーに怯むことなく積極的にレースを引っ張り、残り1ハロンまで先頭を走った。惜しくも馬券にはならなかったがトップクラスでも差のない競馬ができることを証明した。今回もおそらくハナを主張すると思われ、展開のカギを握りそうな1頭。マイペースで逃げられればしぶとい。
③ホウオウピースフル 牝5 55 横山武
前走:22年巴賞(OP)1着
血統:E 能力:D 該当:なし
<血統構成>父オルフェーヴル(LS)×母父キングカメハメハ(KK)×母母父フジキセキ(SS)
<血統分析・一言コメント>母はツルマルワンピースで有馬記念を制したブラストワンピースは半兄。父はオルフェーヴルでこの馬は距離延長の方が成績がいいとを考慮すると前走から距離短縮となるローテはややマイナスか。前走は約2年半ぶりの勝利。メンバーレベルこそ異なるが函館の洋芝で結果を残せたのはよかった。やはり時計はかかる方が理想的。デビュー戦で勝利を挙げた以来となる札幌の舞台で2連勝なるか。
④サトノセシル 牝6 55 古川吉
前走:22年江の島S(3勝クラス)4着
血統:D 能力:F 該当:②
<血統構成>父フランケル(ED)×母父オブザーヴァトリー(EP)×母母父カーリアン(ED)
<血統分析・一言コメント>あまり目立っていないが実は昨年のこのレース3着馬。父フランケルはガリレオの血を引く種牡馬。ガリレオは欧州における中心の種牡馬で日本にとってのサンデーサイレンスと考えればわかりやすいだろう。フランケルはそのガリレオ産駒の中では日本の芝にも対応できるタイプで意外にもタフさが問われる条件の1200mで狙える種牡馬。この馬は4ライン中3本がノーザンダンサー系でサンデーやキンカメの血を持たないのが特徴。3勝クラスを突破できていないが、瞬発力勝負になりやすい東京コースは向かない。各上挑戦でも得意とする北海道の洋芝なら一発あってもいい。
⑤マジックキャッスル 牝5 57 浜中
前走:22年ヴィクトリアマイル(GⅠ)17着
血統:B 能力:C 該当:①②③④
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父シンボリクリスエス(RB)×母母父フェアリーキング(ED)
<血統分析・一言コメント>函館開催となった昨年のこのレース2着馬。父は特注種牡馬のディープインパクト。母系はロベルト系にフェアリーキングと欧州色が強い配合。今年に入り3戦を消化したがいずれも人気を下回る走りで安定感のあるこの馬らしい走りはあまり見られない。昨年までは牝馬重賞戦線の中心にいた馬で過去にGⅠで2、3着の経験もある。昨年と比較すると1キロの斤量増だが、本来の走りが取り戻せていれば十分戦える。どこまで戻っているか状態をしっかりチェックしたい。
⑥メイショウミモザ 牝5 56 鮫島駿
前走:22年ヴィクトリアマイル(GⅠ)18着
血統:C 能力:B 該当:②④
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父サドラーズウェルズ(ED)
<血統分析・一言コメント>ハーツクライ産駒は中長距離のイメージが強いがこの馬は1200mで活路を見出してきた。母メイショウベルーガは2400mGⅡで2勝。北海道適性が高く札幌だけでも【1-0-1-1】と好成績。叩き良化型で休み明けはやや不安。1800mは久しぶりで距離不安の声もあるが血統的に見ればそこまで問題はないだろう。4月に阪神牝馬Sを制しており、実力は上位。
⑦ファーストフォリオ 牝5 55 丸山
前走:22年函館SS(GⅢ)11着
血統:D 能力:E 該当:②
<血統構成>父キングカメハメハ(KK)×母父スペシャルウィーク(LS)×母母父サドラーズウェルズ(ED)
<血統分析・一言コメント>これまた超良血。父キングカメハメハで母系を見ると母シーザリオとある。シーザリオの子は活躍馬が数知れずエピファネイアやサートゥルナーリアは半兄、リオンディーズやグローブシアターは全兄という関係性。この血統レベルを見るとオープンでの成績はやや物足りないか。短い距離を使うことが多かったが追走に苦労してペースについていけないこともしばしば。大幅な距離延長で隠していた能力が開花ということいなれば可能性はあるが、少し実績不足か。
⑧ラヴユーライヴ 牝5 55 菱田
前走:22年マーメイドS(GⅢ)13着
血統:F 能力:E 該当:②③
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父ストームキャット(AD)×母母父ミスタープロスペクター(AP)
<血統分析・一言コメント>父は特注種牡馬に名前を挙げたディープインパクトで、母はラヴズオンリーミー。兄弟はラヴズオンリーユーなど挙げればキリがない超良血だ。このレースにも出走するテルツッェトは近親。一族の特徴であるキレる脚を持ち、時にはその脚を長く使うことができるのも特徴。OP昇格後はまだ結果を出せていないがきっかけ一つで一皮むけてもいい。
⑨フェアリーポルカ 牝6 56 吉田隼
前走:22年函館記念(GⅢ)12着
血統:D 能力:E 該当:②③
<血統構成>父ルーラーシップ(KK)×母父アグネスタキオン(SS)×母母父ヌレイエフ(ED)
<血統分析・一言コメント>勝利からは2年弱遠ざかっている。このレースは3年連続の出走。父ルーラーシップは特注種牡馬の1頭で、長距離に強い種牡馬で1800mは合うだろう。スピードに特化した血を持たず、タフな持続力を問われる競馬には強いが、スピード勝負は不得意。近走は本来自身が得意とするレースでも凡走が続き少し衰えが見られるか。
⑩ウォーターナビレラ 牝3 52 武豊
前走:22年優駿牝馬(GⅠ)13着
血統:B 能力:B 該当:①②
<血統構成>父シルバーステート(DI)×母父キングヘイロー(ED)×母母父マヤノトップガン(RB)
<血統分析・一言コメント>ディープインパクト後継種牡馬の1頭であるシルバーステート産駒。4ラインの内ロベルトを2本内包しており、一瞬のキレが足りずクラシックで勝ち切れなかったところを見ると瞬発力勝負よりは持続力勝負に分がありそう。溜めて切れる競馬は向かない。2歳時から3歳春の牝馬クラシックロードの主役だった1頭で桜花賞は2着の実績を持つ。オークスは他馬が放馬してゲートで待たされた結果突進して出遅れ。折り合いには不安があるがリズムよく乗れれば1800mは守備範囲。実績を見ればこのメンバーでは負けられない。
⑪スライリー 牝4 55 丹内
前走:22年メイS(OP)6着
血統:C 能力:D 該当:②
<血統構成>父オルフェーヴル(LS)×母父ディープインパクト(DI)×母母父シンダー(ED)
<血統分析・一言コメント>3歳時のこの馬の取捨選択はなかなか難しかった。なぜならオルフェーヴル×ディープなんて血統は見たことがなかったからだ。どちらも超一流馬で種牡馬としても実績を残しているが配合するとお互いの爆発力がイマイチ伸びないのが血統の難しいところである。今後はサンデー系×サンデー系の組み合わせも増えるだろうから注意していきたい。この馬は阪神の秋華賞で5着、中山牝馬で4着の実績からどちらかというとオルフェよりで馬力やスタミナはあるが、爆発的な瞬発力はあるわけではないのが特徴だ。東京でキレ不足でも札幌でのこのメンバーなら十分勝負になっていい。
⑫ルビーカサブランカ 牝5 55 横山和
前走:22年マーメイドS(GⅢ)7着
血統:E 能力:D 該当:②
<血統構成>父キングカメハメハ(KK)×母父ダンスインザダーク(LS)×母母父シャーポ(EP)
<血統分析・一言コメント>愛知杯ではこのブログでも本命に指名して的中した馬。23戦中18戦で上がり3位以内をマークする安定した末脚がこの馬の最大の武器。前走は重ハンデの影響も少なからずあったはず。全兄に阪神大賞典など重賞3勝のユーキャンスマイルがいる。札幌は2年ぶりの参戦となるがもともとは洋芝巧者。ややエンジンがかかるのが遅く脚も長く使えるわけではなさそうで、ロスなく道中を進めたい。ローカルらしい札幌コースで溜めた末脚を爆発できるかがポイントになりそう。
⑬フィオリキアリ 牝5 55 藤岡佑
前走:22年五稜郭S(3勝クラス)1着
血統:D 能力:E 該当:③
<血統構成>父キズナ(DI)×母父サクセスフルアピール(MA)×母母父アレンズプロスペクト(AP)
<血統分析・一言コメント>父は特注種牡馬のキズナ。キズナの産駒は牡牝でやや特徴が異なる。母系はマッチェム系とミスプロ系で米国色が強め。この配合だと牡馬はパワーが強く出てスピードが不足することが多くダート馬になりがちだが、この馬は牝馬なのでスピード強化と捉えていいだろう。前走は1角で前の馬が競走中止になるアクシデントがあり、ポジションを下げる不利。逆にそれが良かったか、脚を溜める作戦と展開がハマり見事に条件クラスを卒業。洋芝適性も見せた。本質的に長距離タイプではないので距離短縮のローテはプラス要素。
⑭ゴルトベルク 牝5 55 荻野極
前走:22年マーメイドS(GⅢ)6着
血統:E 能力:E 該当:②
<血統構成>父キングカメハメハ(KK)×母父ディープインパクト(DI)×母母父トニービン(EN)
<血統分析・一言コメント>父キングカメハメハはいろんなタイプを生み出すので母系を見る癖をつけると分析がしやすい。母父ディープ、母母父はトニービン。母はグルヴェイグでボトムラインが超良血。祖母エアグルーヴ、曾祖母ダイナカールはともにオークス馬でグルヴェイグのきょうだいもルーラーシップなど活躍馬は数知れず。単純に言うと超優秀な一族だ。そう考えるとゴルトベルクはスピードがないわけではないがキレッキレな脚を持っているわけではないため勝ち味に乏しいところはある。オープン昇格後は結果も残せておらず壁に跳ね返されており、札幌替わりでどれくらい変化があるか。
~クイーンS血統予想~
◎⑤マジックキャッスル
〇⑩ウォーターナビレラ
▲①テルツェット
△②ローザノワール
△⑥メイショウミモザ
△④サトノセシル
消③ホウオウピースフル
【買い目】
◎の単複
印上位3頭のBOXで馬連、ワイド(オッズ次第)を予定しています。
皆さまの馬券が的中し、素敵な日曜日となりますように!!
↓↓皆様の応援が励みになります。応援お願いします!!
↑↑ポチっとクリックをお願いします!競馬・血統理論ランキング
よかったら上記ボタンをポチっとお願いします。
パソコンなら右端に、
スマホなら少し下にスクロールすると上に、
現在の順位が表示されますのでまたそこから入っていただけますと幸いです。
↑↑ポチっとクリックをお願いします!競馬・血統理論ランキング