2022函館2歳S(GⅢ)予想
こんばんは。ちゃろです。
コロナ感染者が増えていますね。無観客競馬だけは勘弁してほしい!コロナ禍が早く終わってほしいと願う今日この頃です。
さて、本日は世代最初の重賞ウイナー決定戦「函館2歳S(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼函館記念の血統分析はこちらから↓↓
7月16日 2022函館2歳S(GⅢ)血統予想
~函館2歳Sの過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本系 14回 米国系 9回 欧州系 7回
・母父の好走数 日本系 14回 米国系 9回 欧州系 7回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・父に注目したときに複数好走が目立つのはキンシャサノキセキ、ダイワメジャー、マツリダゴッホ。これらはすべてSサンデー系(=短距離を得意とするサンデー系)で今回も注目。
・母父はサクラバクシンオーが過去5回好走していて成績は圧倒的。
・系統で見るとSサンデー系が好成績。続くのが米国型ミスプロ系や米国型ノーザンダンサー系といったアメリカ血統。仕上がりの早さも大切で米国型は合致する。
・母父は日本型ナスルーラ系(主にサクラバクシンオーなどプリンスリーギフト系)やアメリカ型ミスプロ系、Sサンデー系、Lサンデー系が好成績。
・キングマンボ系やキンカメ系など欧州型ミスプロ系はやや不振が目立つ
~函館2歳Sと函館芝1200mのその他のポイント~
【函館2歳S】
・最大限に重要視するのは仕上がりの早さ。
・函館コースは平坦で単調と思われがちだが、野芝より時計がかかる洋芝であることに加え、3コーナーまでは緩やかな登り坂がある。やや起伏もあるコースなためイメージよりタフなコース。上がりタイムも35秒前後と形状的にかかるコースとなる。
・枠順による有利不利は少なくフラットという認識でよさそう。
・ペースは過去10年すべて前傾のハイペースとなる。ほとんどの馬が前走スローペースが鉄板の新馬戦ということもあり、ハイペースへの対応が求められ消耗戦となる。
・ローテとしては前走は同コースの函館1200m組に注目。
・以前は前走距離1000mの距離延長組は割引だったが、ここ2年は馬券になっているのであまり意識しなくていいだろう。
・前傾ラップとなると米国血統のイメージがあるが、ここはタフな洋芝の函館ということもあり、イメージよりも米国血統が絶対的ではない。
・スピードに特化したSサンデー系やプリンスリーギフト系が好相性。
【函館芝1200m】
・スタート地点は2コーナー奥の引き込み線。スタートから4コーナーまでは上りが続き、そこを過ぎると下ってゴールに向かうコース。
・前傾ラップになりやすいが、登り坂が影響するので実は33秒台だとかなりのハイペース。2歳馬にはきつい流れで逃げ切りは難しい。過去10年で実際に逃げ切って勝ったのは19年のビアンフェと14年のアクティブミノルのみ。
・仕上がりの早いダート兼用種牡馬の活躍が多く、飛ばして先行から粘る流れが得意。
以上から
血統的には父Sサンデー系の馬・・・①
4Lにサクラバクシンオーの血を持つ馬・・・②
父か母父に米国型血統を持つ馬・・・③
前走函館を走ったの馬・・・④
を狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
函館 函館2歳S(GⅢ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成
血統分析・一言コメント
の順に表記
①ロッソランパンテ 牝2 54 三浦
前走:22年新馬(東京芝1400m)1着
血統:F 能力:D 該当:なし
<血統構成>父エピファネイア(RB)×母父キングカメハメハ(KK)×母母父クロフネ(AD)
<血統分析・一言コメント>いわゆる今日本の中心的な主流血統の配合。2歳重賞の適正としては疑問符。仕上がりの完成度としては間に合わなそうなイメージだ。スピードを持ったサンデーの血やアメリカ血統が薄いこともマイナス要素となる。距離短縮ローテで内枠で控えざるを得ないだろうし少し厳しいか。
②オマツリオトコ 牡2 54 横山武
前走:22年新馬(函館ダ1000m)1着
血統:D 能力:E 該当:③④
<血統構成>父ヴィットリオドーロ(AD)×母父スマートボーイ(ED)×母母父バブルガムフェロー(DS)
<血統分析・一言コメント>父はサドラーズウェルズ系では珍しくアメリカで反映したエルプラドーメダグリアドーロの血を引く。母系からもスピードには乏しい。距離延長にはそこまで不安はなさそうだがやはり適性はダートか。
③クリダーム 牡2 54 武豊
前走:22年新馬(函館芝1200m)1着
血統:D 能力:C 該当:②④
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父サクラバクシンオー(JN)×母母父スティールハート(TT)
<血統分析・一言コメント>父はスプリントや仕上がりの早さというこのレースに求められる要素のイメージがないハーツクライ。ただ母父にこのレースに持ってこいの血であるサクラバクシンオーを内包している。前走の新馬戦を見れば母父の良さを受け継いでいるのがわかる。発馬や折り合いも良く、陣営もここを目標と宣言していることからスプリント戦でも問題はなさそう。ただ本質的に血統で見れば本格化はもう少し先になりそうだ。
④オボロヅキヨ 牡2 54 松田
前走:22年新馬(函館芝1200m)3着
血統:E 能力:F 該当:③④
<血統構成>父レッドファルクス(AP)×母父ワークフォース(EP)×母母父ディープインパクト(DI)
<血統分析・一言コメント>新種牡馬レッドファルクス産駒。フォーティナイナー系ながらサンデーの影響を強く受けており芝を主戦場とするあたりはアドマイヤムーンのイメージに近そう。母系は母父に重厚なワークフォース、母母父にディープインパクト。スプリント的な血ではないので、タフな展開になれば。
⑤スプレモフレイバー 牡2 54 吉田隼
前走:22年新馬(函館芝1200m)1着
血統:B 能力:C 該当:①②④
<血統構成>父ダイワメジャー(SS)×母父サクラバクシンオー(JN)×母母父ジョリーズヘイロー(TT)
<血統分析・一言コメント>父はサンデー系の中では短距離に強いSサンデー系のダイワメジャーで母父はこのレースに好相性のサクラバクシンオー。牝系で目立った活躍馬こそいないがこのレースとの相性は向くだろう。新馬戦ではこのレースに出走するミスヨコハマ、シンゼンイズモに先着。頭数が増えて新馬戦とは展開が変わる可能性があるが、逃げなくても強い競馬ができそうだ。
⑥ニシノシークレット 牡2 54 勝浦
前走:22年新馬(函館ダ1000m)1着
血統:F 能力:E 該当:③④
<血統構成>父リーチザクラウン(LS)×母父サウスヴィグラス(AP)×母母父ダイナフォーマー(RB)
<血統分析・一言コメント>リーチザクラウンの産駒はクラウンプライドに象徴されるようにダートでの活躍馬が増えている。母父のサウスヴィグラスはご存じダート短距離の活躍馬を生み出す代表格。全体的に配合がダートのパワーよりで函館のスプリント適性とは異なる印象を受ける。芝適性は未知数で、このメンバーでどこまで。
⑦シンゼンイズモ 牡2 54 浜中
前走:22年未勝利(函館芝1200m)1着
血統:F 能力:F 該当:④
<血統構成>父エピファネイア(RB)×母父キングマンボ(EP)×母母父プルピット(AN)
<血統分析・一言コメント>エピファネイア×キングマンボと欧州血統の組み合わせであるが、今の日本競馬の主流血統にとても近い組み合わせ。成長力も兼ね備えており、2歳の函館でピークなわけがない。本格化はもう少し後になるだろう。
⑧ミスヨコハマ 牝2 54 斎藤
前走:22年新馬(函館芝1200m)1着
血統:C 能力:D 該当:①④
<血統構成>父カレンブラックヒル(SS)×母父ブレイム(RB)×母母父コロナドズクエスト(AP)
<血統分析・一言コメント>父カレンブラックヒルはマイル以下に適性を持つ馬が多いSサンデー系種牡馬でこのレースへの適正は合う。母系は馬力や持続力を強化するロベルト系にダートよりなスピード、パワーを強化するフォーティナイナー系。2歳夏の重賞ではロベルト系の成長力ではやや間に合わない可能性も。余分な1戦を挟んだローテがどう影響するか。
⑨ゴキゲンサン 牝2 54 藤岡佑
前走:22年新馬(函館芝1200m)1着
血統:C 能力:E 該当:(①)③④
<血統構成>父リアルインパクト(DI)×母父ヨハネスブルグ(AD)×母母父フジキセキ(SS)
<血統分析・一言コメント>ディープ産駒の中ではマイル以下のスピードに優れ、短距離馬を出すイメージもあるリアルインパクトを父に持つ。リアルインパクトの母父のメドウレイクはマイル以下でスピードを爆発させる血なので覚えておきたいところ。母系はスピードやパワーを産駒に伝え、自身は芝ダ両方でGⅠを制しているヨハネスブルグが母父、短距離を得意とするサンデー系の代表格であるフジキセキが母母父と血統適正は向きそうだ。
⑩ミシェラドラータ 牡2 54 池添
前走:22年新馬(函館芝1200m)1着
血統:B 能力:D 該当:①③④
<血統構成>父キンシャサノキセキ(SS)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父ストームキャット(AD)
<血統分析・一言コメント>昨年2着のカイカノキセキはこの馬と同じキンシャサノキセキ産駒。血統分析でも触れてきたようにスピードを長所とするSサンデー系は適性が期待できる。母系も米国型ノーザンダンサー系のクロス。スピードの持続力を強化するフレンチデピュティに今や世界的にスピードを強化するストームキャットという配合。新馬戦では発馬が遅れ、最後まで巻き返せずクリダームの2着だが、新馬戦も発馬五分ならと思わせる内容。次走ではゲートをしっかり修正して勝ち星を挙げた。
⑪ニーナブランド 牝2 54 横山和
前走:22年新馬(函館芝1000m)1着
血統:E 能力:D 該当:③④
<血統構成>父ダンカーク(AP)×母父ゼンノロブロイ(DS)×母母父フレンチデピュティ(AD)
<血統分析・一言コメント>父ダンカークは米国血統の塊でダートシェアを見ても圧倒的にダートを得意とする種牡馬。母系はゼンノロブロイにフレンチデピュティとやはりダートに向きそうな印象。距離延長もマイナスか。先行力を生かして良馬場でハナを切るような展開がベストだろうが、ダッシュが足りるかは未知数だ。
⑫ブトンドール 牝2 54 鮫島駿
前走:22年新馬(函館芝1200m)1着
血統:C 能力:D 該当:②④
<血統構成>父ビッグアーサー(JN)×母父スウィフトカレント(DS)×母母父ジェネラス(ED)
<血統分析・一言コメント>父はサクラバクシンオー直系のビッグアーサー。母父はサンデー系の中ではマイナー血統で瞬発力やスピードはやや劣るか。時計がかかるような馬場や展開の方が良いだろう。新馬戦を見る限り、センスが良く立ち回りは良さはありそう。
⑬アスクドリームモア 牡2 54 岩田康
前走:22年新馬(函館芝1200m)1着
血統:D 能力:E 該当:②④
<血統構成>父キズナ(DI)×母父サクラバクシンオー(JN)×母母父ミホシンザン(EM)
<血統分析・一言コメント>キズナ×バクシンオーの組み合わせは19年の覇者ビアンフェと同じ。長く脚を使いしぶとく食らいつく競馬には向きそうでコース適性は十分。ローテーションは連闘になるが、むしろ叩き良化型の可能性が高く上積みもありそう。
~函館2歳S血統予想~
◎⑤スプレモフレイバー
〇⑩ミシェラドラータ
▲⑫ブトンドール
△⑧ミスヨコハマ
未知の可能性が多い函館2歳Sですから、できるだけ絞って勝負します!!
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