2022京王杯2歳S(GⅡ)予想
こんばんは。ちゃろです。
今週は盛岡・門別でJBCもありましたが皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。
さて、本日は暮れの2歳王者決定戦の前哨戦「京王杯2歳S(GⅡ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
ファンタジーS、みやこSの予想はそこまで手が回らないのでありません。ご了承ください。
・データについては有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼アルゼンチン共和国杯の血統分析はこちらから↓↓
アップされるまでお待ちください
11月5日 2022京王杯2歳S(GⅡ)血統予想
~京王杯2歳Sの過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 16回 北米型 5回 欧州型 9回
・母父の好走数 日本型 13回 北米型 8回 欧州型 9回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・東京芝1400mというのは少し特殊なコースで父サンデー系(ディープ系)の瞬発力やキレが意外にも生きにくいコース。サンデー系はやや不振。サンデーを選ぶなら瞬発力型よりダイワメジャー、キンシャサノキセキ、マツリダゴッホといったパワーと持続力に優れるタイプが好成績。
・全体的に大系統ミスプロ系の血が好成績。
・プリンスリーギフトやボールドルーラーなどスピードのあるナスルーラ系が好走している。
~京王杯2歳Sのその他の好走ポイント~
【枠順】・・・過去10年で1枠が勝率、連対率、複勝率すべてにおいてトップ。ただ内枠が有利なわけではなく、内から外までフラット。ただし2枠だけは何故か不振。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走小倉2歳S組(6回)で、函館2歳S(5回)が続く。未勝利、新馬からも好走馬が出ているが、前走で人気上位の素質馬という条件。
【脚質】・・・過去10年の勝ち馬を調べると4角2番手の馬が5勝している。4角で2、3番手の馬が圧倒的に好走しており先行脚質が圧倒的に強いレース。
【ペース】・・・過去10年はハイペース0回、ミドルペース2回、スローペース8回。スピード馬が集まってもスローペースが多く、先行有利も納得。
【性別馬齢】・・・2歳限定戦なので省略。
【斤量】・・・定量戦なので省略。
~東京芝1400mのポイントと特注種牡馬~
・スタートして60mすると緩やかな上りになり、350mほどすると3角となるため、芝1400mという距離のわりにハイペースになりにくい。やや遅めの平均ペースが多く、時にスローペースとなる。
・決め手のあるマイラーが強く、速い上がりが使えれば位置取りは問わない。
【東京芝1400m】
<特注種牡馬>
<割引種牡馬>
以上から
血統的には父か母父にミスプロ系の血を持つ馬・・・①
父Sサンデー系(ショートサンデー系)の馬・・・②
重賞連対実績がある馬・・・③
速い上がりを使うことができる馬・・・④
を狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
東京 京王杯2歳S(GⅡ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成
血統分析・一言コメント
の順に表記
①デイドリームビーチ 牡2 55 杉原
前走:22年新馬(福島芝1200m)1着
血統:F 能力:F 該当:①
<血統構成>父ビーチパトロール(AP)×母父ネオユニヴァース(DS)×母母父マキャヴェリアン(EP)
<血統分析>父は米国芝中距離で活躍しセクレタリアトSなど芝GⅠ3勝。母父は03年のダービー馬でサンデー系の中ではダートでも活躍馬を出すほどパワーやスピードに優れる。半兄のビリーバーはアイビスSDの勝ち馬。
<一言コメント>前走は稍重のタフな馬場に完全な外差し馬場。枠や展開にも恵まれた勝利で評価は難しい。ローテが空いたのはいいだろうが、内枠で揉まれる危険性も。
②アンタノバラード 牝2 54 田辺
前走:22年未勝利(中山芝1600m)1着
血統:C 能力:D 該当:①④
<血統構成>父ダノンバラード(DI)×母父ストーミングホーム(EP)×母母父グラスワンダー(RB)
<血統分析>父はAJCCなど重賞2勝で宝塚記念2着の実績。父と母の配合はあの三冠馬コントレイルと同じ。母系は欧州血統で母父は英チャンピオンSなどGⅠ3勝。
<一言コメント>素質は悪くないだろうが、やや取りこぼし気味。ただしまだ極端な馬場でしか走っておらず力を発揮できていない可能性もある。
③サイモンオリーブ 牝2 54 横山和
前走:22年未勝利(新潟芝1400m)1着
血統:D 能力:E 該当:①②
<血統構成>父ダイワメジャー(SS)×母父ディストーテッドヒューマー(AP)×母母父ホームアットラスト(AM)
<血統分析>父は皐月賞、天皇賞(秋)などGⅠ5勝、持続力を武器にマイラーを多く輩出する。母父のディストーテッドヒューマーはフォーティナイナー系で短距離でのスピードを強化しやすい。
<一言コメント>前走はハイペースを逃げ切ったが前が止まらない馬場だったのも事実。距離適性はピッタリだが、差しが決まりやすい東京へのコース替わりは微妙か。
④ペースセッティング 牡2 55 坂井
前走:22年未勝利(小倉芝1200m)1着
血統:D 能力:C 該当:④
<血統構成>父ショウケーシング(ED)×母父ファストカンパニー(ED)×母母父ヨハネスブルグ(AD)
<血統分析>父はダンジグ~グリーンデザートの血を引きスピード能力に優れる。英短距離GⅡのジムクラックSの勝ち馬。母父もダンジグ系で母母父がストームバード系と4ライン中3ラインがノーザンダンサー系。日本にはなじみの薄い種牡馬が並ぶ血統。母ジェットセッティングは愛1000ギニーの勝ち馬。
<一言コメント>新馬戦は前有利な馬場で追い込んでタイム差なしの2着。そのときの勝ち馬は次走OPクラスで2着とレベルが高い新馬戦だった。前走は逃げて王道の競馬。間隔があいたローテも良さそう。
⑤ミスヨコハマ 牝2 54 斎藤
前走:22年すずらん賞(OP・札幌芝1200m)3着
血統:D 能力:E 該当:②
<血統構成>父カレンブラックヒル(SS)×母父ブレイム(RB)×母母父コロナドズクエスト(AP)
<血統分析>父はスピードを武器にNHKマイルCの勝ち馬で重賞5勝。母父は北米型ロベルト系アーチの系統。成長力とパワーが売り。
<一言コメント>イマイチ決め手を欠く面はあるが、大崩れせずコンスタントに好走できるのは地力がある証拠。東京の馬場で新たな一面を見せれるか。
⑥マーブルマカロン 牝2 54 三浦
前走:22年新馬1着(中山ダ1200m)
血統:F 能力:D 該当:なし
<血統構成>父ダノンレジェンド(AM)×母父ネオユニヴァース(DS)×母母父ファーディナンド(AD)
<血統分析>父はJBCスプリントの覇者でダート重賞9勝。米国のマイナー血統を受け継いでいる。母父は03年のダービー馬でサンデー系の中ではダートでも活躍馬を出すほどパワーやスピードに優れる。血統構成は明らかにダート馬。
<一言コメント>新馬戦は中山のダート1200m。東京の1400mは東京芝の中では北米的な要素を求められることが多い舞台ではあるもののやはりこの馬の適性はダート。コース替わりの恩恵は少なそう。
⑦フロムダスク 牡2 55 戸崎
前走:22年カンナS(OP・中山芝1200m)10着
血統:F 能力:F 該当:なし
<血統構成>父ボルトドーロ(AD)×母父ジャイアンツコーズウェイ(ED)×母母父キリズクラウン(AN)
<血統分析>父はサドラーズウェルズ系ながら北米で発展した血統で米ダートGⅠ2勝の実績。母父は芝ダート問わず活躍馬を生み出す二刀流のアイアンホース。母母父は北米型ナスルーラ系のボールドルーラー系。叔父のゲットストーミーは米芝GⅠ3勝の実績を持つ。
<一言コメント>前走はスタートで出遅れて本来の力は発揮できなかった。パワーのいる馬場が向きそうなイメージで東京は未知数だが、持っているスピード自体は悪くない。未知の能力を開花できれば。
⑧ミシェラドラータ 牡2 55 大野
前走:22年サウジRC(GⅢ)7着
血統:F 能力:E 該当:②
<血統構成>父キンシャサノキセキ(SS)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父ストームキャット(AD)
<血統分析>父は豪州にルーツを持ち、高松宮記念連覇など短距離戦線で活躍し重賞7勝。母系は北米型のノーザンダンサー系のクロス。スピードとパワーに優れるタイプを多く生み出す。
<一言コメント>キャリア既に6戦を消化。オープン以上では壁に阻まれている。キレるタイプではないだけに東京は微妙だが、距離短縮で立て直したい。
前走:22年新馬(新潟芝1600m)1着
血統:B 能力:C 該当:①④
<血統構成>父エピファネイア(RB)×母父ルーラーシップ(KK)×母母父ディープインパクト(DI)
<血統分析>父はロベルト系のスタミナとサンデーのスピードを併せ持ち、菊花賞、ジャパンCとGⅠ2勝で中長距離で活躍。花賞、ジャパンCとGⅠ2勝で中長距離で活躍。母系はキンカメ系×ディープと日本の主流的な流れを受ける配合。
<一言コメント>新馬戦は8月。スローペースを逃げて最後は33秒7の末脚で逃げ切った。十分に間隔をあけたローテーションはこのレースの好走パターン。特注種牡馬エピファネイアで注目。
⑩オオバンブルマイ 牡2 55 横山武
前走:22年新馬(中京芝1400m)1着
血統:F 能力:F 該当:なし
<血統構成>父ディスクリートキャット(AD)×母父ディープインパクト(DI)×母母父サクラバクシンオー(JN)
<血統分析>父はストームバード系特有のスピードを武器に本場ダートで活躍し米GⅠシガーマイルの覇者。母父は日本競馬界の至宝ディープインパクトで母系は芝タイプ。近親にはブランボヌール(キーンランドCなど)やビアンフェ(函館SSなど)がいるスピード一族。
<一言コメント>キャリア1戦1勝。400キロ弱の小柄な馬体だが、スピード素質はありそう。ただもう少しパワーが求められる馬場の方が力を発揮できるタイプ。
⑪シェーンプリマー 牝2 54 永野
前走:22年新馬(東京芝1400m)1着
血統:F 能力:D 該当:①
<血統構成>父リアルスティール(DI)×母父アグネスデジタル(AP)×母母父クリスタルグリッターズ(EN)
<血統分析>父はラヴズオンリーユーの全兄でドバイターフの勝ち馬。皐月賞などGⅠで2着3回の実績がある。母父はフェブラリーS、天皇賞(秋)、香港カップなど様々な舞台のGⅠで計6勝のオールラウンダーでパワーやスピードを強化する。
<一言コメント>現コースで勝利があるのは有利だが、ドスローなペースで逃げ切りが可能な極端な前有利な馬場だった。バイアスに救われた面も大きくここでは・・・。
⑫ブーケファロス 牡2 55 菅原明
前走:22年サウジRC(GⅢ)6着
血統:D 能力:D 該当:④
<血統構成>父ビッグアーサー(JN)×母父ダンディコマンド(TT)×母母父ブライアンズタイム(RB)
<血統分析>父はサクラバクシンオーの血を直系で受け継ぐスプリンターで高松宮記念の勝ち馬。母父は北九州記念の勝ち馬で希少になりつつあるニホンピロウイナーの血を引き継ぐサーゲイロード系。
<一言コメント>デビューから3戦連続上がり最速はこの馬の魅力。前走は距離も長くペースも合わなかった。距離短縮は間違いなく良い。前走からの上積みは確実。
⑬アスクドリームモア 牡2 55 岩田康
前走:22年もみじS(OP・阪神芝1400m)3着
血統:E 能力:D 該当:なし
<血統構成>父キズナ(DI)×母父サクラバクシンオー(JN)×母母父ミホシンザン(EM)
<血統分析>父はディープインパクトの後継。13年のダービー馬で日仏で重賞5勝。母父はスプリンターズS連覇など日本競馬歴代最高のスプリンター。母マリンフェスタはアイビスSD2着できょうだいも短距離馬が多い血統。
<一言コメント>2走前の函館2歳Sは連闘のローテで余裕はなかった。前走で立て直し。1400mを使った上積みも大きい。
⑭ヤクシマ 牡2 55 岩田望
前走:22年ききょうS(OP・中京芝1400m)3着
血統:D 能力:D 該当:④
<血統構成>父ハヴァナグレイ(ED)×母父コンプトンプレイス(HE)×母母父オブザーヴァトリー(EP)
<血統分析>父はサドラーズウェルズ~ガリレオの系統ながら現役時は短距離路線で活躍し愛GⅠフライングファイブSの勝ち馬となった。母系は重厚なヘロド系に欧州型ミスプロ系の配合で馬力をプラス。半姉のグッドヴァイブスは英GⅢコーンウォリスSの勝ち馬。日本にはなじみの薄い血統配合だ。
<一言コメント>前走のききょうSはレコードの出る高速馬場。4角7番手から上がり最速の34秒0で追い込んだ末脚は魅力十分。左回りや1400mを経験しているのも大きい。
⑮ノーブルラン 牡2 55 津村
前走:22年未勝利(新潟芝1400m)1着
血統:D 能力:E 該当:④
<血統構成>父ワールドエース(DI)×母父ノボジャック(AD)×母母父ヌレイエフ(ED)
<血統分析>父はマイラーズC、きさらぎ賞と重賞2勝で皐月賞2着の実績。母系はノーザンダンサー系のクロスで母父はヴァイスリージェント系でサンデー系との組みあわせスピードを強化する。
<一言コメント>東京の2戦は惜しい競馬も勝ち切れず前走新潟でようやく初勝利。すべて左回りの1400mというキャリアは有利だろうが、初勝利が3戦目以降の馬は過去10年勝利なし。ただ一瞬の脚は光るものがある。
⑯スピードオブライト 牝2 54 石川
前走:22年新馬(中山芝1200m)1着
血統:C 能力:F 該当:①
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父ディープインパクト(DI)×母母父アンブライドルズソング(AP)
<血統分析>父は圧倒的なスピードを武器に香港スプリント連覇などGⅠ6勝。母父は日本競馬界の至宝、母母父にスピードの宝庫ファピアノの血を持つ。
<一言コメント>特注種牡馬ロードカナロア産駒。前走は先行してお手本通りの競馬。力がないわけではないが前有利のバイアスのも助けられた感あり。まだまだこれから強くなりそうな1頭。
⑰ロッソランパンテ 牝2 54 木幡巧
前走:22年1勝ク(東京芝1400m)6着
血統:D 能力:E 該当:①
<血統構成>父エピファネイア(RB)×母父キングカメハメハ(KK)×母母父クロフネ(AD)
<血統分析>父はロベルト系のスタミナとサンデーのスピードを併せ持ち、菊花賞、ジャパンCとGⅠ2勝で中長距離で活躍。母系はキンカメ×クロフネと馴染みのある血統でパワー、スピードを強化している。
<一言コメント>ここ3戦は見せ場少なく精彩を欠いている。注目のエピファネイア産駒で新馬戦を勝った舞台に替わって巻き返せれば。
⑱ロンドンプラン 牡2 55 松山
前走:22年小倉2歳S(GⅢ)1着
血統:B 能力:B 該当:①②③④
<血統構成>父グレーターロンドン(DI)×母父アフリート(AP)×母母父サクラユタカオー(JN)
<血統分析>父はマイル戦線で活躍し、後方一気からの豪脚を武器に中京記念を制した。母父はダートの名血で米GⅠジェロームHの勝ち馬。サンデー系と合わせて母父に入るとスピードを強化する。母母父もスピードを強化する血統。
<一言コメント>メンバー唯一の2勝馬。前走連勝で重賞制覇した実力はこのメンバーでは一枚上。特に小回りのスプリント戦で出遅れても差し切ってしまう決め手を持つ。東京替わりはさらにそのキレが生きる可能性が高い。ただし距離延長、初の左回り、関東遠征など不安要素がないわけではない。
~京王杯2歳S血統予想~
◎⑨エナジーチャイム
〇⑱ロンドンプラン
▲⑯スピードオブライト
注②アンタノバラード
△⑫ブーケファロス
△③サイモンオリーブ
△⑮ノーブルラン
消⑭ヤクシマ
↓↓皆様の応援が励みになります。応援お願いします!!
↑↑ポチっとクリックをお願いします!競馬・血統理論ランキング
よかったら上記ボタンをポチっとお願いします。
パソコンなら右端に、
スマホなら少し下にスクロールすると上に、
現在の順位が表示されますのでまたそこから入っていただけますと幸いです。
↑↑ポチっとクリックをお願いします!競馬・血統理論ランキング