2022天皇賞(秋)(GⅠ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さん土曜日の競馬は満喫されましたでしょうか。
スワンSですが、狙いは決して悪くなかったと思いますがなかなか難しいレースになりましたね。
的中された皆さまおめでとうございます!
さて、本日は伝統の秋盾「天皇賞(秋)(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
▼スワンSの血統分析はこちらから↓↓
※おことわり
・アルテミスSの予想はそこまで手が回らないのでありません。ご了承ください。
・データについては有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
10月30日 2022天皇賞(秋)(GⅠ)血統予想
~天皇賞(秋)の過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 17回 北米型 1回 欧州型 12回
・母父の好走数 日本型 7回 北米型 11回 欧州型 12回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・過去10年で馬券になった30頭の内11頭が父ディープインパクト。
・東京の根幹距離とあって系統で見ても父サンデー系(ディープ系)の圧勝かと思いきや、意外にも欧州型血統も好走が目立つ。注目はキングマンボ系(キンカメ系)とロベルト系。もちろん父サンデー系(ディープ系)も好走が多い。
・母父で注目したいのは北米型ノーザンダンサー系のヴァイスリージェント系。他にはロベルト系、北米型ナスルーラ系(フォルティノ系やエーピーインディ系)なども好走が見られる。
・父が欧州型の場合は母父サンデー系など日本型がベター。
~天皇賞(秋)のその他の好走ポイント~
【枠順】・・・2角奥の引き込み線からスタートする変則コースらしく過去10年で8枠が唯一の勝利なし。4枠が4勝と好調だが8枠以外はそこまで大差ない。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走毎日王冠組(9回)、続く宝塚記念組(7回)、安田記念組(5回)となっている。一昔前は上記の通り毎日王冠組が強かったがここ数年は前走GⅠから間隔をあけて挑む馬の好走が目立つ。
【脚質】・・・わかりやすいのは逃げ馬の不振。直線が長く速い上がり、瞬発力が求められやすいコースで逃げ切るのは至難の業。逃げた馬の連対は過去10年なし。3着になったのは18年のキセキ、19年のアエロリットの2頭のみ。先行から速い上がりを使えるのがベストだが、差し追い込みも十分可能。ただ年々高速化の影響か後方一気は決まりにくくなっている印象。
【ペース】・・・過去10年はハイペース1回、ミドルペース2回、スローペース7回。印象以上にスローペースが多い。逃げたい馬が複数頭いる今回はどうか。
【性別馬齢】・・・過去10年で牡馬8勝、牝馬2勝。3着内だと牡馬23頭、牝馬7頭と牡馬有利。年齢も考慮すると4歳、5歳の牡馬が狙い目。
【斤量】・・・定量戦なので省略
~東京芝2000mのポイントと特注種牡馬~
・2角奥の引き込み戦からスタート。スタートしてすぐに最初のコーナーを迎えるため外枠の先行馬はかなり不利を受ける。最後は長い直線で瞬発力勝負。東京競馬の中長距離の基本は溜めて切れる瞬発力。
・馬場が高速ならば2400mタイプよりマイラータイプの方がよく走る。
【東京芝2000m】
<特注種牡馬>
・モーリス
・キズナ
<割引種牡馬>
以上から
血統的には父ディープインパクトの馬・・・①
父ディープ系かキンカメ系で母父が北米型血統の馬・・・②
前走GⅠを使っている馬・・・③
を狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
東京 天皇賞(秋)(GⅠ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成
血統分析・一言コメント
の順に表記
①マリアエレーナ 牝4 56 松山
前走:22年小倉記念(GⅢ)1着
血統:D 能力:B 該当:なし
<血統構成>父クロフネ(AD)×母父ディープインパクト(DI)×母母父キングカメハメハ(KK)
<血統分析>父はNHKマイルC、ジャパンCダートと芝ダート両GⅠを制した。母父は今や説明不要の大種牡馬で日本競馬界の至宝。18年のダービー馬ワグネリアンは近親。スピードに優れるが距離の壁があり2000mがギリギリのライン。
<一言コメント>前走の小倉記念は4角で抜け出し2着以下を離す強い競馬。距離適性も2000mはピッタリで【3-2-1-0】と馬券内率は100%と安定したパフォーマンス。前走からは2キロ増で相手関係も厳しくなるが内枠を生かしたロスの少ない競馬で虎視眈々と狙う。
②カラテ 牡6 58 菅原明
前走:22年新潟記念(GⅢ)1着
血統:C 能力:C 該当:②
<血統構成>父トゥザグローリー(KK)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父パラダイスクリーク(AN)
<血統分析>父は有馬記念2年連続3着などGⅠ制覇はならなかったが、スタミナ、パワーを武器に日経賞など中長距離重賞5勝。母系はヴァイスリージェント系とリヴァーマン系でスピードや底力を補強血統のイメージよりも瞬発力が豊富でキレる競馬もできる。
<一言コメント>距離適性だけ考えればマイラーというイメージがあるが、それを吹き飛ばすような前走の新潟記念は2000mで33秒3の末脚を披露し快勝。フレッシュな状態の方が好走傾向があり出来はしっかりとチェックしたいところ。武士道精神を胸に番狂わせを見せる。
③パンサラッサ 牡5 58 吉田豊
前走:22年札幌記念(GⅡ)2着
血統:E 能力:B+ 該当:なし
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父モンジュー(ED)×母母父ハイエステイト(EN)
<血統分析>父は香港スプリント連覇などGⅠ6勝。父から受け継ぐスピードとは反対に母系は重厚な欧州血統。サドラーズウェルズ系とネヴァーベンド系でスタミナや持続力を大幅に強化している。個人的にはこのレースに求められるものは欧州の馬力より北米のスピードだと思っているのでやや割引。
<一言コメント>今年はドバイターフの勝利などすっかり中距離路線の中心的な存在となった。前走の札幌記念はこの馬特有のハイペースで引っ張り最後は勝ち馬にクビ差敗れたが最後にむしろ差し返す地力を見せた。実力はこのメンバーに入ってももちろんトップクラス。
④ポタジェ 牡5 58 吉田隼
前走:22年毎日王冠(GⅡ)6着
血統:B+ 能力:B 該当:①②
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父オーサムアゲイン(AD)×母母父ボールドレヴェニュー(AN)
<血統分析>父は日本競馬の至宝で三冠に有馬記念などGⅠ7勝。10年連続リーディングサイアー。母父はヴァイスリージェント系でこのレースに相性が良い。。半姉のルージュバックは毎日王冠など重賞4勝。パワーに少し寄っておりイマイチ決め手不足な一面はあるがおそらく距離適性は2000mがぴったり。
<一言コメント>昨年は6着。善戦マンのイメージがあったが春に大阪杯でGⅠウイナーの称号を手にしトップホースの仲間入り。前走は休み明けで他馬との斤量差もあった。2000mはベストな距離で当コースも【1-1-0-1】と好成績。叩き良化型で上積みもありそう。
⑤ダノンベルーガ 牡3 56 川田
前走:22年ダービー(GⅠ)4着
血統:B 能力:B 該当:②③
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父ティズウェイ(MA)×母母父マリブムーン(AN)
<血統分析>父は抜群のスタミナを武器に国内で唯一あのディープインパクトに土を付けた有馬記念、ドバイシーマクラシックとGⅠ2勝。母系は北米型のダート血統の配合。特に母父はマッチェム系で爆発的なスピードを伝える。母のコーステッドは米GⅠBCジュヴェナイルフィリーズターフの2着馬。
<一言コメント>前走のダービーは1人気を背負うも4着に敗れた。悪いレースではなかっただけに敗因が明確ではないが、仮に距離が長かったとすると距離短縮は上積みと考えて良さそう。共同通信杯では後の皐月賞馬、NHKマイルC馬を抑える快勝。力を発揮できれば勝機は十分。
⑥ジオグリフ 牡3 56 福永
前走:22年ダービー(GⅠ)7着
血統:C 能力:C 該当:③
<血統構成>父ドレフォン(AD)×母父キングカメハメハ(KK)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析>父はBCスプリントなど米ダート短距離GⅠ3勝。配合次第で芝適性の高い馬も生み出す二刀流種牡馬。母系はキンカメ×サンデーの王道パターン配合。母のアロマティコは重賞制覇こそないが、秋華賞、エリザベス女王杯で3着の実績。どちらかというと成長が早いタイプでやや早熟。スピードとパワーを併せ持つ。
<一言コメント>ダービーは少し距離が長いとわかっていながらの出走。さらに外枠でポジションが取れなかった影響から余計に距離が堪えた。東京コースが苦手なわけではなく、2000mへの距離短縮はむしろ大きなプラス。皐月賞馬が逆襲を誓う。
⑦イクイノックス 牡3 56 ルメール
前走:22年ダービー(GⅠ)2着
血統:C 能力:A 該当:③
<血統構成>父キタサンブラック(LS)×母父キングヘイロー(ED)×母母父トニービン(EN)
<血統分析>父は先行力とスタミナを武器に天皇賞春秋制覇などGⅠ7勝。キングヘイローは母父に入るとスピードやスタミナなどを補ってくれる優秀な血。北米型ではないがそれ並みのスピードを強化するのが特徴的。母シャトーブランシュはマーメイドSの勝ち馬、半兄のヴァイスメテオールはラジオNIKKEI賞の勝ち馬という良血。父らしからぬ瞬発力を生み出したのはこの血だと考えている。
<一言コメント>キャリア2戦目の東スポ杯2歳Sで32秒9という恐るべき末脚。早くからクラシックでの活躍が期待されたが、皐月賞、ダービーはともに大外の18番。それでも両レースで差のない2着で実力は証明済み。春は成長途中でひと夏越した上積みは大きい。この舞台で悲願のGⅠ制覇へ。
⑧シャフリヤール 牡4 58 C・デムーロ
前走:22年プリンスオブウェールズ(GⅠ)4着
血統:A 能力:B 該当:①②③
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父エッセンスオブドバイ(AN)×母母父グレイトアバヴ(AM)
<血統分析>父は日本競馬の至宝で三冠に有馬記念などGⅠ7勝。10年連続リーディングサイアー。母系は米国のダート血統。母のドバイマジェスティは米GⅠBCフィリー&メアスプリントの勝ち馬、全兄アルアインは皐月賞などGⅠ2勝。米国のダート血統がディープの母父に入ると瞬発力やスピードを大幅に強化するのは数々のクラシック活躍馬が証明している。
<一言コメント>国内のキャリアで4着以下になったのは1度だけ、それも不良馬場で説明がつく。今年はドバイ、英国と遠征して昨年のジャパンC以来となる国内凱旋。当コースは初めてだがダービー、ジャパンCで好走しているように東京の芝は合う。陣営が明らかにジャパンCに焦点をあてていることだけ気掛かりだが、それでもダービー馬の桁違いの能力で好走する可能性は高い。
⑨ジャックドール 牡4 58 藤岡佑
前走:22年札幌記念(GⅡ)1着
血統:B 能力:A 該当:なし
<血統構成>父モーリス(RB)×母父アンブライドルズソング(AP)×母母父シャディード(ED)
<血統分析>父は香港マイル、天皇賞(秋)など日香でGⅠ6勝。母父は北米型のファピアノ系でスピードをかなり強化する血。モーリス産駒ながらこの馬独自の爆発的なスピードはこのファピアノの血が影響している。当然モーリスの良さである馬力や北米血統特有の持続力にも長ける。
<一言コメント>昨秋時点で1勝クにいたがそこから5連勝。金鯱賞を制し重賞制覇。2走前の大阪杯は初のGⅠでペースなどに戸惑い力を発揮できなかったが前走の札幌記念ではその不安を払拭する勝利。これまでの出走はすべて2000mの徹底ぶりで左回りの勝率は驚異の80%超。スペシャリストが次元の違いを見せるか。
⑩ノースブリッジ 牡4 58 岩田康
前走:22年毎日王冠(GⅡ)5着
血統:E 能力:D 該当:なし
<血統構成>父モーリス(RB)×母父アドマイヤムーン(AP)×母母父テンビー(ED)
<血統分析>父は香港マイル、天皇賞(秋)など日香でGⅠ6勝。母系からはパワーとスピードを強化した。近親に春秋スプリントGⅠを制したローレルゲレイロがいる。道悪でも力を発揮できる血統。
<一言コメント>前走の毎日王冠は後方から34秒の上がりで追い込むもやや切れ負けた印象で5着。瞬発力勝負だとやや分が悪く、道悪成績が良いのも納得できる。当コースは2勝ク、3勝クと条件戦を勝ち上がった舞台で問題はない。前走からの2キロ増と間隔を空けた方がいいタイプなので中2週がどうか。
⑪レッドガラン 牡7 58 横山和
前走:22年京都大賞典(GⅡ)9着
血統:E 能力:D 該当:なし
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父シンボリクリスエス(RB)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析>父は香港スプリント連覇などGⅠ6勝。母父はロベルト系の中ではスピードを伝える能力を持つ。依然は後方から瞬発力で勝負していたが、近走は先行して長く脚をつかうことも。ロベルトの強さが遺伝している可能性もある。
<一言コメント>今年GⅢを2度制したがいずれも2000mで距離適性は抜群。ただ重賞を制した中山と新潟は今回の東京とはやや適性がズレる気もする。夏からは結果が出ず凡走続き。前走からは2キロ増に加えメンバーも強化される今回は目に見える上積みは考えにくいものの叩いた効果でいいショックがあれば。
⑫バビット 牡5 58 横山典
前走:22年オールカマー(GⅡ)4着
血統:D 能力:E 該当:②
<血統構成>父ナカヤマフェスタ(LS)×母父タイキシャトル(TT)×母母父ヌレイエフ(ED)
<血統分析>父はスタミナ、馬力に優れ、宝塚記念の勝ち馬で凱旋門賞2着の実績を持つ。母系はともにパワーに優れ持続力で勝負するタイキシャトルとヌレイエフ。
<一言コメント>前走のオールカマーは内枠、先行に有利なバイアスがあったものの外枠から積極的な競馬でハナに立ち見せ場たっぷりの4着と1年半ぶりのブランクをまったく感じさせなかった。叩いた上積みは少なからずある。強い逃げ馬もいる今回、展開のカギを握りそうな1頭ではある。
⑬アブレイズ 牝5 56 マーカンド
前走:22年府中牝馬S(GⅡ)5着
血統:E 能力:E 該当:なし
<血統構成>父キズナ(DI)×母父ジャングルポケット(EN)×母母父タイキシャトル(TT)
<血統分析>父は13年のダービー馬で重賞5勝。母父は欧州型ナスルーラ系で馬力やスタミナに優れる。キズナ産駒の牝馬らしくディープインパクトのような瞬発力を伝えやすい。
<一言コメント>前走の府中牝馬Sはヴィクトリアマイルと異なり前目のポジションからの競馬も最後の直線でもう一段階弾けず5着。大幅なメンバー強化でどこまで自分の競馬ができるだろうか。
⑭ユーバーレーベン 牝4 56 M・デムーロ
前走:22年札幌記念(GⅡ)11着
血統:F 能力:E 該当:②
<血統構成>父ゴールドシップ(LS)×母父ロージズインメイ(TT)×母母父ブライアンズタイム(RB)
<血統分析>父は破壊力抜群の馬力でタフなレースにめっぽう強く、有馬記念や天皇賞(春)などGⅠ6勝。母父はヘイロー系、母母父はロベルト系。半兄(4分の3同血)に新潟記念を制したマイネルファンロンがいる。とにかくパワー、馬力、スタミナが問われる条件に向きそう。今回は瞬発力も必要とされるので・・・。
<一言コメント>スタミナが持ち味のオークス馬だが、近走は精彩を欠いている。特に道中の追走に苦労する姿は致命的でなかなか3歳春の良かった状態に持っていけてない。今回も外枠で後方からの競馬となりそうだ。とは言え常に強いメンバーと戦っているのも事実。老けるには早すぎる。何か浮上のきっかけをつかみたいところ。
⑮カデナ 牡8 58 三浦
前走:22年小倉記念(GⅢ)7着
血統:D 能力:F 該当:①②
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父シアトルスルー(AN)
<血統分析>父は日本競馬の至宝で三冠に有馬記念などGⅠ7勝。10年連続リーディングサイアー。母系は米国ダート血統で母父はクロフネの父。半兄のスズカコーズウェイは京王杯SCの勝ち馬。芝3戦目で完全復活を期待したい。
<一言コメント>8歳を迎えたがまだまだ精力的に走り続けている。2、3歳時の活躍を考えればこの血統でこれだけ息の長い競争生活は素直に頭が下がる。今年はダートにもチャレンジしたが、やはりこの馬に向く舞台は芝。相手も強く不利な大外で厳しい一戦になるが、一瞬の脚は健在だ。
~天皇賞(秋)血統予想~
◎④ポタジェ
〇⑤ダノンベルーガ
▲⑦イクイノックス
注⑧シャフリヤール
△⑨ジャックドール
△①マリアエレーナ
△②カラテ
消③パンサラッサ
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