2021ターコイズステークス(GⅢ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は牝馬限定のハンデキャップ重賞「ターコイズステークス(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼朝日杯フューチュリティステークスの血統分析はこちらから↓↓
12月18日 2021ターコイズステークス(GⅢ)血統予想
~ターコイズステークスの過去血統傾向~
<ワン!ポイント>
・昨年はサンデー系の血を父か母父に持つ3頭で決着。やはり芝のマイル重賞でサンデー系の血は優勢
・父ダイワメジャー、メイショウサムソンが好走。共通点は瞬発力よりも持続力を得意とする能力を持つこと
・母父はシンボリクリスエスが4回(3頭)を記録。やはりヨーロッパ的な持続力、馬力は必要な能力となりそう
<系統の分析>
・父LS系が好走。ED系、KK系、SS系が同数で続く
・母父はRB系が6回を記録し抜けてトップ。ED系が2位、EP系、LS系が3位タイ。やはりヨーロッパ的な特徴(馬力、スタミナ、持続力、晩成型)が目立つ結果となっている
・父母父は過去6年ヨーロッパ型血統の好走が目立つ
・母母父もヨーロッパ型がやや多く好走している
~中山芝1600mの血統傾向~
<ワン!ポイント>
・3型では父は日本型が46%、アメリカ型が4%、ヨーロッパ型は50%
・3型で母父では日本型が35%、アメリカ型が30%、ヨーロッパ型は35%
・父はDI系、KK系が抜けて好走。少し離れてSS系が続く
・母父はED系、LS系が上位。AD系、AP系が好走数としては続く。条件戦では母父がアメリカ型の血でも好走するケースもある
~ターコイズSと中山芝1600mのその他のポイント~
・過去4年で連対した馬は3歳馬か4歳馬
・外枠に入った馬は外々を回らされるため不利。特に多頭数の場合は圧倒的に不利になるケースもある
・8枠で馬券内になったのは15年のシングウィズジョイ(1着)まで遡る
・そのため基本的には内枠有利
・近年は上がり最速など瞬発力よりもポジション先団から長くしぶとい脚を使う馬が結果を残している
・実績馬は54~56キロ。荒れる場合は53キロ以下の軽ハンデ馬
以上からヨーロッパ的な血統を持ち、外枠ではなく長くしぶとい脚を使える馬を狙ってみたいと思います。
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
中山 ターコイズステークス(GⅢ)血統出馬表と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手(血統組み合わせ)
前走
近5走ベストパフォーマンス(BP)
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価
血統、近走からのコメント
の順に表記
①アクアミラビリス 牝5 浜中(LS系×ED系)
前走:21年信越S(L)14着
BP:21年志摩S(3勝ク)1着
血統:D 能力:E
一言コメント:父ヴィクトワールピサ×母父アナバー。母母父ベーリング。母アクアリングはダート1200mで1勝。半姉のクイーンズリングはGⅠエリザベス女王杯を含む重賞4勝。
3走前は3勝クの志摩Sをレコード勝ち。2前走のパラダイスSでも33秒0の末脚を見せオープンでも十分やれる力は証明した。前走は重馬場が向かずに大敗を喫したが、敗因もはっきりしており気にする必要はない。2勝を挙げているマイルに距離を戻して巻き返しを狙う。
②ミスニューヨーク 牝4 M・デムーロ(EP系×LS系)
前走:21年府中牝馬S(GⅡ)12着
BP:21年小倉日経オープン(OP)3着
血統:D 能力:E
一言コメント:父キングズベスト×母父マンハッタンカフェ。母母父ブロークンヴァウ。母マンハッタンミートは芝マイルで1勝。
3走前の中京記念では勝ったアンドラステに0.3秒差で4着。2走前の小倉日経OPではメンバー最速となる33秒6の上がりで3着と好走を続けてオープンでもやれることを証明。しかし前走でGⅡに挑戦するも道中は中段で追走するも直線で弾けず完敗。今回はデビュー2戦目以来となるマイル戦となるが、斤量も前走から1キロ減となり得意の右回りで一変の走りを期待したい。
③ドナウデルタ 牝5 鮫島駿(KK系×DI系)
前走:21年信越S(L)1着
BP:21年信越S(L)1着
血統:D 能力:C
一言コメント:父ロードカナロア×母父ディープインパクト。母母父バートリーニ。母ドナウブルーでこのレース出走のドナアトラエンテと同牝系。
今年4月の阪神牝馬Sでは前半3ハロンが35秒1と重賞にしてはかなりスローなペースとなり、最後は32秒台半ばの瞬発力が求められる決め手比べになった。この馬も33秒0の上がりを使い残り50mまでは先頭抜け出す展開。最後は外から差されたが勝ちに等しい内容だった。前走は牡馬相手でも問題なく勝ち切った。もともと安定感があるタイプではないが、充実ぶりはすばらしい。懸念は斤量2キロプラス。距離もマイルより1400mの方が走りそうではあるが。
④フェアリーポルカ 牝5 三浦(KK系×SS系)
前走:21年福島記念(GⅢ)7着
BP:21年中山牝馬S(GⅢ)3着、20年ターコイズS(GⅢ)3着
血統:D 能力:D
一言コメント:父ルーラーシップ×母父アグネスタキオン。母母父ヌレイエフ。
昨年の3着馬。今年は地方の交流ダート重賞にもチャレンジしたが勝ち星奪取とはならなかった。もともと相手なりに走る安定感が売りだが、勝利は20年の4月まで遡る。前走は2000mの距離に超ハイペースでタフな展開となり出番はなかった。今回は実績を残しているコース替わりで昨年とも同斤量。条件整って一変あっておかしくないが。
⑤イベリス 牝5 酒井(KK系×AN系)
前走:21年信越S(L)11着
BP:21年京都牝馬S(GⅢ)1着
血統:F 能力:F
一言コメント:父ロードカナロア×母父ボストンハーバー。母母父サートリストラム。半姉のベルカント(父サクラバクシンオー)はフィリーズレビュー1着。
4走前の京都牝馬Sでは逃げてペースを作ると最後までしぶとく脚を使い完勝。しかしその後のここ3戦は見せ場も少なく敗れている。マイル実績があるわけでもないが、斤量も1キロ増。展開に恵まれないと厳しそうだが。
⑥サンクテュエール 牝4 横山武(DI系×AP系)
前走:21年府中牝馬S(GⅡ)8着
BP:21年福島牝馬S(GⅢ)3着
血統:E 能力:D
一言コメント:父ディープインパクト×母父カナディアンフロンティア。母母父エルプラド。
2歳、3歳時の勢いを考えると近走はやや寂しい成績となっており、ずっと重賞を使ってはいるものの好走できずにいる。それでも前走はブリンカーを着用して集中力が復活。33秒9という自身久々の速い上がりを使った。それでも前走のメンバーではキレ負けてしまう内容。浮上のきっかけがほしい。
⑦スマートリアン 牝4 池添(DI系×AP系)
前走:21年府中牝馬S(GⅡ)6着
BP:21年米子S(L)2着
血統:E 能力:D
一言コメント:父キズナ×母父ミスターグリーリー。母母父ジルザル。母スマートオーシャン。
今年オープン入りを果たし、重賞にも2戦挑戦したが壁に跳ね返されている。それでも内容が悪かったわけではなく、前走の府中牝馬Sでは積極的なレース運びから6着。着順ほど負けているわけでもなく前走は馬体重増も目立った。今回は(4-2-1-4)と連対率が50を超える右回り。距離は短縮で叩き2戦目、プラス材料も十分か。
⑧ムーンチャイム 牝6 大野(AP系×EP系)
前走:21年オーロC(L)10着
BP:21年新潟日報杯(3勝ク・芝1400m)1着
血統:F 能力:F
一言コメント:父アドマイヤムーン×母父キングマンボ。母母父カーリアン。母シューブラーベルズ。
6歳を迎えた今年8月に3勝クラスを卒業した苦労馬。3カ月の休み明けから挑んだ前走のオーロCでは52キロという軽ハンデを生かし後方待機から上がり2位となる33秒6の末脚を披露したが、だいぶ外を回らされことが響いて届かず。今回は1キロプラスの53キロ。コースも替わるがやはり1400mの方が適性がありそうだが。
⑨アンドラステ 牝5 岩田望(LS系×RB系)
前走:21年府中牝馬S(GⅡ)2着
血統:C 能力:B
一言コメント:父オルフェーヴル×母父ダイナフォーマー。母母父モンズーン。母ヴァリディオル。
今年の充実ぶりは素晴らしいものがある。3走前の中京記念では早め先団から直線抜け出して重賞初勝利。2走前の関屋記念では距離短縮が響いたか、流れに乗り切れず8着と敗れた。前走の府中牝馬Sではペースの流れに乗って先行し、最後は差しの流れとなったが先行馬で最先着の2着をマーク。今走も実力自体は1枚も2枚も上だが、マイルの流れと斤量が2.5キロ増となるトップハンデの56.5キロが気になる。どこまで影響するだろうか。
前走:21年府中牝馬S(GⅡ)4着
BP:21年福島牝馬S(GⅢ)2着
血統:C 能力:C
一言コメント:父ディープインパクト×母父バートリーニ。母母父リファールズスペシャル。母ドナブリーニ。全姉のジェンティルドンナは牝馬三冠、JC連覇などGⅠ7勝。同じく全姉のドナウブルーは関屋記念など重賞2勝という名牝系。
安定感のある大崩れしない走りが持ち味。今年は2度大敗を喫しているが、不良馬場と函館の洋芝が影響したもので、それ以外はまだまだ底を見せぬ走りを披露している。前走も4着と敗れはしたものの馬体減の影響もあったか。コース的には左回りの方が向いているが、相手関係は楽になる。今回は初めてのマイルとなり、斤量は前走から1キロ増だが自分の走りが出来ればVも視野に入ってくる。
⑪レッドフラヴィア 牝4 津村(SS系×AP系)
前走:21年秋風S(3勝ク)1着
BP:21年秋風S(3勝ク)1着
血統:E 能力:E
一言コメント:父ダイワメジャー×母父ミスターグリーリー。母母父パシュートオブラブ。母レッドメデューサ。
今年は7戦3勝とまさに充実期を迎えている。前走の秋風Sは今回のコースと同コース。中山マイルの適正もありそうだ。相手関係は当然強くなるが、53キロの軽ハンデを生かし、好位につける得意な展開に持ち込みたい。
⑫スマイルカナ 牝4 柴田大(DI系×AP系)
前走:21年信越S(L)15着
BP:20年ターコイズS(GⅢ)1着
血統:E 能力:E
一言コメント:父ディープインパクト×母父ディストーテッドヒューマー。母母父ストームキャット。母エーシンクールディ。
昨年のこのレースの女王。しかし21年は4走してすべて2ケタ着順に終わり、その実力は完全に影を潜めている。重賞2勝馬の実力はこんなものではないはず。当コース実績は(3-1-0-2)と勝率5割と圧倒的に得意としている相性の良いコース。自分のペースに持ち込んで復活を果たしたい。
⑬ジュランビル 牝5 菊沢(SS系×AD系)
前走:21年ギャラクシーS(OP)12着
BP:21年天王寺S(3勝ク)1着
血統:F 能力:G
一言コメント:父キンシャサノキセキ×母父デピュティミニスター。母母父ラーイ。母アリー。
ここ2戦はダートを使ってきた。今回は久しぶりの芝挑戦で重賞メンバーが相手。前走から斤量減の53キロとなったが、マイル適性もあるわけではなく苦戦は必須か。
⑭マルターズディオサ 牝4 田辺(DI系×AP系)
前走:21年府中牝馬S(GⅡ)3着
BP:21年府中牝馬S(GⅡ)3着
血統:D 能力:C
一言コメント:父キズナ×母父グランドスラム。母母父スピニングワールド。母トップオブドーラ。
ここ2走は後方でじっくり脚を溜める競馬。中でも前走は久々の好走と言っていいだろう。後方でしっかりと折り合って直線は自分の持っている末脚を使い切った。もともとすごくキレるタイプではないが、レースの展開を考慮しても33秒5の上がりは立派。その時敗れたアンドラステは2.5キロ増、こちらは2キロ増とわずかだがハンデもついた。脚質にも幅がでて本格化した今、重賞2勝馬が完全復活を目論む。
⑮ギルデッドミラー 牝4 戸崎(LS系×MA系)
前走:21年スワンS(GⅡ)11着
BP:21年京都牝馬S(GⅢ)2着
血統:E 能力:E
一言コメント:父オルフェーヴル×母父ティズナウ。母母父シーキングザゴールド。母タイタンクイーン。
ここ2戦はマイルよりも短い距離を使ったがペースが忙しく、特に見せ場という見せ場は作れなかあった。スピード自体は悪くないものを持っているが、一瞬のキレはなく決め手に欠ける印象がある。今年もずっと僅差の競馬をしており、大敗は1度もない。今回は(1-2-2-3)と実績のあるマイルに戻して勝負。外枠は物理上不利だが、自分の競馬に専念をしたい。
⑯クリノプレミアム 牝4 菅原明(LS系×ED系)
前走:21年キャピタルS(L)11着
BP:21年長岡S(3勝ク)9着
血統:E 能力:F
一言コメント:父オルフェーヴル×母父ジャイアンツコーズウェイ。母母父ゴーンウエスト。母ダンシングクイーン。
2連勝で今年の夏に条件クラスを突破。3カ月休んで挑んだオープン昇級戦の前走は内枠を生かして果敢に逃げるも最後はいっぱいいっぱいになりオープンの壁に阻まれた。今回は叩き2走に加え、前走よりも1キロ減のハンデ。相手関係は大きく強くなるが、まずは見せ場を作りたい。
以下は血統出馬表となります。
<良馬場想定>
~ターコイズステークス血統予想~
◎④フェアリーポルカ
〇⑨アンドラステ
▲⑩ドナアトラエンテ
△⑪レッドフラヴィア
△③ドナウデルタ
△⑭マルターズディオサ
△②ミスニューヨーク
牝馬のハンデ重賞なので少し印多めで波乱も期待したいと思います。
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