2023ファルコンS(GⅢ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。
さて、本日は「ファルコンS(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
・今回はGⅠではないので簡易版となります。
・データについては有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
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3月18日 2023ファルコンS(GⅢ)血統予想
~ファルコンSの過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 12回 北米型 3回 欧州型 15回
・母父の好走数 日本型 10回 北米型 10回 欧州型 10回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・過去10年で馬券になった馬30頭の内12頭が父サンデー系(ディープ系)だった。芝重賞にしては出走頭数を考慮してもこの数字はかなり不振と言っていい。サンデー系(ディープ系)の特徴である瞬発力は求められにくいということと言える
・ノーザンダンサー系、キンカメ系、ブランドフォード系など父欧州型の好走が非常に目立つ
・父サンデー系ならダイワメジャーやイスラボニータなどダート産駒も出すようなスピードとパワーに優れるタイプが力を発揮できる
・母系に北米型ナスルーラ系か北米型ノーザンダンサー系を持つ馬が好走している。特に目立つのはボールドルーラー系、ストームバード系、ヴァイスリージェント系
~ファルコンSの注目好走ポイント~
※このコーナーでは血統以外のファクターから好走馬を炙り出します。
枠順、ローテーション、騎手、調教師、ペース、脚質、性別、馬齢、斤量など。
今回の注目ポイントは
【枠順】・・・過去10年で1枠が4勝、3着2回と勝率、連対率、複勝率のすべてでトップ。基本的には外枠に行けば行くほど成績が下り坂。内枠有利。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走1勝クラス組(8回、特別のあすなろ賞を含む)。続くのは朝日杯FS組(6回)、クロッカスS組(4回)。逆に評価を下げるべきは前走1200mを使った馬。過去10年で42頭が挑戦し、馬券になったのは14年3着のアルマエルナトただ1頭のみ。
【騎手】・・・幸騎手が2年連続で馬券になっている。他に過去10年で2回馬券になっていたのは川田騎手、田辺騎手、菱田騎手、武豊騎手。ちなみに先月引退の福永騎手が3回馬券になっていた。
【ペース・脚質】・・・とにかくペースが流れるレース。過去10年はハイペース7回、ミドルペース3回、スローペース0回。短距離だが、逃げ切りは難しく過去10年では21年のルークズネストただ1頭が逃げ切って勝利した。前が潰れて差しが決まる状況は頭に入れておきたい。
【厩舎】・・・勝率はほぼ同じだが連対率、複勝率は倍近く関西馬が好走している。
~ファルコンSで狙うべき馬~
以上から
血統的には父欧州型ノーザンダンサー系かキンカメ系の馬・・・①
母系(母父か母母父)に北米型血統を持っている馬・・・②
前走1勝クラスを勝利している馬・・・③
を狙ってみたいと思います
そして今回はマイナスポイント(▼)として
・前走1200mを使った馬
をやや割り引いて考えたいと思います。
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
中京 ファルコンS(GⅢ)分析と予想
~注目馬の血統分析~
人気上位馬を中心に血統的に気になる馬を数頭ピックアップして分析します
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適性、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成・血統分析・一言コメント
の順に表記
カルロヴェローチェ 牡3 56 武豊
前走:23白梅賞(1勝ク・中京1600m)1着
血統:C 能力:A 該当:③
<血統構成>父シルバーステート(DI)×母父ロックオブジブラルタル(ED)×母母父サクラバクシンオー(EN)
<血統分析>父シルバーステートは通算成績5戦4勝。2度の屈腱炎でオープンでの出走が叶わず引退を余儀なくされたため重賞実績はないが、全5戦で騎乗した福永騎手(現調教師)がその能力をダントツと評した幻の最強馬。自身最大の武器であった瞬発力はもちろん、母方からのスタミナや馬力も産駒に伝える。母父は欧州でGⅠ7勝のロックオブジブラルタル。母母シーイズトウショウはセントウルSなど短距離重賞5勝。
<一言コメント>前走の白梅賞は逃げて突き放す強い内容の競馬。血統的には短距離ではないだろうが、折り合いが難しい面があり、1ハロンの距離短縮はプラスに働く可能性も。
スプレモフレイバー 牡3 56 菱田
前走:23年1勝ク(東京1400m)4着
血統:E 能力:E 該当:②
<血統構成>父ダイワメジャー(SS)×母父サクラバクシンオー(EN)×母母父ジョリーズヘイロー(TT)
<血統分析>父ダイワメジャーは皐月賞などGⅠ5勝。名牝系スカーレット一族出身でGⅠ4勝のダイワスカーレットは半妹。サンデー系ながらパワーとガッツがあるマイラー産駒が多く、タフな馬場の消耗戦で期待値が上がる。先行してしぶとい脚を長く使うのが王道パターンで距離短縮が得意。牡馬は1400m~1600m、牝馬は1200mでも対応できる馬が多い。母父はスプリンターズS連覇など短距離で一時代を築いたサクラバクシンオー。
<一言コメント>既にキャリア7戦。勝利したのは新馬戦のみで1勝クを勝ち切れていないのは事実だが、時折見せる一瞬の瞬発力と末脚は魅力十分。
テラステラ 牡3 56 坂井
前走:22年万両賞(1勝ク・1400m)1着
血統:C+ 能力:C 該当:②③
<血統構成>父モーリス(RB)×母父スペシャルウィーク(LS)×母母父ザフォニック(AP)
<血統分析>父モーリスは香港での3勝を含むGⅠ6勝。自身と異なり産駒は字面通りロベルトやサドラーズウェルズの影響でスピードより馬力に寄るタイプが多く、距離延長や外枠の期待値が高い。ワンペースの持続戦で力を発揮するタイプが多い。全体的な配合としてはサンデーサイレンスの4×3、サドラーズウェルズの4×4というクロスを持っている。牝系も活躍馬が多く半兄キングエルメスは京王杯2歳Sの勝ち馬、母ステラリードは函館2歳Sの勝ち馬。
<一言コメント>未勝利を突破するのに4戦を要したが、昇級初戦の前走万両賞で2番手追走から最後はきっちりと勝ち切った。自分の競馬ができれば力は通用する。
。
バグラダス 牡3 56 菅原明
前走:22年朝日杯FS(GⅠ)5着
血統:D 能力:B 該当:②
<血統構成>父マジェスティックウォリアー(AN)×母父ディープインパクト(DI)×母母父フレンチデピュティ(AD)
<血統分析>父マジェスティックウォリアーは米国のホープフルS(GⅠ)の勝ち馬。米国ダートの一大勢力エーピーインディ系の直系種牡馬。軽快なスピードとパワーの持続力に優れ、牡馬は1800m、牝馬は1400mを中心に距離適性がある。母系はディープインパクト×北米型血統で瞬発力、スピードが豊富。母メジェルダはファンタジーS2着の実績。
<一言コメント>前走はGⅠの朝日杯FS。そこで5着の実績を考えればこのメンバーに入れば負けられない1戦。距離短縮もいいと断言しにくい。血統でも触れたがやはり成長の早さでカバーできる時期は過ぎたような気もするが。
ペースセッティング 牡3 56 岩田康
前走:23年シンザン記念(GⅢ)2着
血統:B 能力:C+ 該当:①②
<血統構成>父ショウケーシング(ED)×母父ファストカンパニー(ED)×母母父ヨハネスブルグ(AD)
<血統分析>父ショウケーシングはダンジグ~グリーンデザートの血を引きスピード能力に優れる。英短距離GⅡのジムクラックSの勝ち馬。母父ファストカンパニーもダンジグ系で母母父がストームバード系と4ライン中3ラインがノーザンダンサー系。日本にはなじみの薄い種牡馬が並ぶ血統。母ジェットセッティングは愛1000ギニーの勝ち馬。
<一言コメント>5戦を消化し連対率は80%。安定した走りがこの馬の持ち味。瞬発力が問われる決め手勝負には分が悪いが、長く脚を使える展開になれば。
ミルトクレイモー 牡3 56 鮫島駿
前走:23年マーガレットS(L・阪神1200m)4着
血統:C 能力:C 該当:なし ▼前走1200m
<血統構成>父バゴ(EN)×母父マンハッタンカフェ(LS)×母母父ノーザンテースト(ED)
<血統分析>父バゴは凱旋門賞など仏GⅠ5勝。欧州型ナスルーラ系の代表馬で上がりがかかるタフなレースに力を発揮する点は欧州型血統のイメージ通り。持続力や馬力が生きる1800m、2200m戦といった非根幹距離が得意。母父はLサンデー系の中でも豊富なスタミナを長所とするマンハッタンカフェ。配合としてはスタミナ、馬力が求められるレースに力を発揮しそうな構成だ。
<一言コメント>ここ4走はすべて1200mを使用。3走前のさざんか賞ではレコードタイムを記録。距離延長がやや心配だが、楽に先行できる展開になれば一気に追い風が吹く可能性もありうる。
☆上記以外の狙い目該当馬
▽狙い目①父欧州型ノーザンダンサー系かキンカメ系
サウザンサニー、スーパーアグリ、タマモブラックタイ
▽狙い目②母系に北米型血統
アームズレイン、ハチメンロッピ
▽狙い目③前走1勝クを勝利
タマモブラックタイ、ハチメンロッピ
★上記以外のマイナス該当馬
▼マイナス①前走1200m
ウメムスビ、サウザンサニー(ダート)、サトノグレイト、タマモブラックタイ、ハチメンロッピ(ダート)
~ファルコンS血統予想~
・予想は金曜夜までにアップ予定です
※あくまで前日時点での予想です
馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。
このレースの最大のポイントは日本型のサンデー系があまり好走していないということになります。もちろん走る例もありますしサンデー系だからダメだというわけではないのですが、血統で予想するのならば逆の要素、すなわち日本色、サンデー系が薄い馬を狙うのが面白いかなと思います。そんな私の本命馬はこの馬です。
◎⑧ペースセッティング
以下気になる馬に印を打っておきます。
○②カルロヴェローチェ
▲①テラステラ
△⑦スーパーアグリ
△⑥タマモブラックタイ
△⑩ミルトクレイモー
馬券の中心と考えているのは◎と①テラステラの2頭です。②カルロヴェローチェは能力が抜けている感もありますが、父サンデー系ですし未知な面も多く過剰人気になる可能性を考慮し本命にはしませんでした。
⑥タマモブラックタイと⑩ミルトクレイモーは1200mからの距離延長ですから3連系を狙う場合の押さえ程度です。
皆さまの馬券が的中し素敵な土曜日となりますように!!
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