犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2023マイルチャンピオンシップ(GⅠ)予想

 

こんばんは。ちゃろです。

 

皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。

 

さて、本日は秋のマイル王決定戦「マイルチャンピオンシップ(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

・データについてはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

東スポ杯2歳Sの血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

 

 

 

11月19日 2023マイルチャンピオンシップ(GⅠ)血統予想

 

マイルCSの過去血統傾向~

 

 

 

 

<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)

・父の好走数  日本型 22回  北米型 1回  欧州型  7回

・母父の好走数 日本型  4回  北米型 5回  欧州型 21回

 

※京都開催過去7年(20~23年は阪神開催)

・父の好走数  日本型 15回  北米型  0回  欧州型  6回

・母父の好走数 日本型  4回  北米型  3回  欧州型 14回

 

 

<血統のワン!ポイント>(過去10年または京都開催過去7年)

・父日本型サンデー系ディープ系)は過去10年で馬券になった馬30頭の内22頭。京都開催に限ると21頭の内15頭。父サンデー系ディープ系)にとっては好相性のGⅠレースだ。

・京都開催でよく走る種牡馬を分析するとディープインパクトが9回、ハービンジャーが3回、フジキセキが2回馬券になっている。しかしハービンジャーペルシアンナイトが3年連続、フジキセキイスラボニータが2年連続馬券になったものということは頭に入れておきたい。

・サンデー系はスタミナを武器とするLサンデー系よりマイル以下でのスピードを武器とするSサンデー系の方が好走している。集計外ではあるものの阪神開催で馬券になった9頭の内4頭がSサンデー系だった。

・その他に父系では目立つ傾向がないため、ここからは母系を分析する。京都開催において父サンデー系で馬券になった15頭を母父で分析すると北米型3頭に対し欧州型12頭と圧倒的に母父欧州型が有利。母父欧州型も系統がバラバラで一概には言いにくいが欧州型ノーザンダンサー欧州型ナスルーラがいれば注目してみたい。

・父サンデー系が好相性のレースで父非サンデー系をわざわざ取り上げることもないかもしれないが、父非サンデー系で好走した馬は母系にサンデー系の血と欧州型ノーザンダンサーの血を持っていた。

・非常にリピーターが多いレースとして知られている。ペルシアンナイトが3回、イスラボニータ、インディチャンプ、ダノンシャークフィエロが2回ずつ好走している。阪神開催でもグランアレグリア、ダノンザキッドが2回ずつ好走していた。

 

マイルCSのレース質~

 

※このコーナーでは血統以外のファクターから好走馬を炙り出します。

今回の注目ポイントは

 

 

【枠順】・・・京都開催に限ると勝率は3、8枠、連対率は1、3、4、6、8枠複勝率は2枠がそれぞれトップだった。ここまで枠順傾向がバラけることは非常にまれで枠順の有利不利が極めて小さいということがわかる。当日の馬場状態を意識するくらいでレースとしての枠順はそこまで気にしなくて大丈夫。

【ローテ】・・・京都開催過去7年の3着内トップは前走富士S組(6回)。スワンS組毎日王冠(ともに4回)、天皇賞・秋(3回)と続く。前走GⅡ組の好走が多い点は頭に入れておこう。ちなみに京都開催で3着内に入った馬21頭の内、前走5着内だった馬が20頭と大半を占めた。例外は14年のダノンシャーク(前走富士S7着)のみ。

【ペース・脚質】・・・京都開催過去7年はハイペース2回、ミドルペース1回、スローペース4回。その年のメンバーによってペースはかなり異なる。上がり最速馬が勝ったのは13年、14年の2回あるが、それ以外は上がり最速馬は勝利していない。上がりの瞬発力だけでは厳しく、少し長く脚を使ってロングスパートが理想的だ。馬券になった馬の4角のポジションで1番多かったのは5、6番手。ともに3回ずつ馬券になっている。やや前目の位置からしぶとくロングスパートがイメージ。

【騎手】・・・京都の相性なので19年までやや古いデータになるので参考程度に。M.デムーロ騎手ムーア騎手が3回ずつ馬券になっている。川田騎手が2回で続く。

【性別・馬齢・斤量・厩舎など】・・・まず京都開催の7年間で馬券になった馬はすべて牡馬だった。馬齢についても3歳から6歳まではバランスよく馬券になっている。勝率はやや3歳、4歳が他より頭一つ抜けている。連対率や複勝率は4歳が好成績を残す。また7歳以上は馬券になったことがなく割り引きたい。

 

~出走馬全頭血統分析~

 

<血統出馬表>



 

 

馬番 名前 性別馬齢 騎手

前走成績

血統適性、能力実績(SA)の8段階で評価

血統構成・血統分析・コメント

の順に表記

 

 

①ソウルラッシュ    牡5    58    モレイラ

前走:23年京成杯AH(GⅢ)1着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父ルーラーシップはクイーンエリザベスⅡ世カップなど重賞5勝。キングカメハメハの直系だが、トニービンの影響を強く受けており距離延長を好む。母父マンハッタンカフェはスタミナが武器のLサンデー系で長距離GⅠ3勝。母母父に現代競馬のスピードの源であるストームキャットがいる。近親のヒラボクディープ青葉賞の勝ち馬。

血統表からはもう少し長い距離でもいけるような気もする。実際に新馬戦は2000mだったが現在は10戦連続でマイルを使う徹底ぶり。近親と言えるほどでもないが牝系を遡ると米ホープフルSの勝ち馬で種牡馬としても活躍しているヘネシーがいる一族。スピード能力の根底は牝系の奥深くからきている。

<コメント>昨年のマイラーズC、今年の京成杯AHと重賞2勝。昨年のマイルCSは4着と惜敗している。今春のマイラーズCでは京都コースに対応して3着と好走。経験が強みとなる。前走は59キロもハンデを感じさせない勝利。昨年のリベンジは淀の舞台で。

 

 

②ビーアストニッシド    牡4    58    和田竜

前走:23年カシオペアS(L)10着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父アメリカンペイトリオットは日本には珍しいダンジグ系を直系で受け継ぐ種牡馬。現役時代は北米の芝戦線で活躍し、メイカーズ46マイルSというGⅠを制すなど重賞2勝と結果を残した。母父ネオユニヴァースは03年皐月賞、ダービーの二冠馬。重馬場のダービーを勝利したことからもわかるようにパワーに優れることから産駒はダートでの活躍馬が多いのも特徴的。近親のライジングリーズンはフェアリーSの勝ち馬。牝系を遡ればダートGⅠ7勝のブルーコンコルドと同じ一族であることがわかる。

今回のメンバー唯一の父北米型血統。筆者はこの馬が3歳の時から言っているがダートでその能力は生きると思っている。残念ながらいまだにダートを使ったことはないのだが・・・。

<コメント>重賞実績は3歳時のスプリングSを勝利。近3走は京都を走り、新装オープンの京都の経験値は高い。ただし近2走はリステッド。今回の相手メンバーは大幅に強化となる。好走には120%以上のパフォーマンスが求められそうだ。

 

 

③ダノンスコーピオン    牡4    58    団野

前走:23年中京記念(GⅢ)12着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父ロードカナロア香港スプリント連覇などGⅠ6勝。非常に総合力が高く瞬発力やスピードは素晴らしい素質を持つ。母系はベースは欧州だが、北米型で発展した亜種のタイプ。母父スライゴーベイは北米芝で活躍しハリウッドターフカップ(GⅠ)の勝ち馬。母レキシールーはカナダのナッソーSなど芝重賞3勝。

配合的にはロードカナロアの持つスピードを母系からさらに強化しているが、サンデーの血を持たず瞬発力勝負なら決め手負けすること多い。また成長力を助ける欧州の血が薄い分、まだ4歳ではあるものの古馬になってからの伸びしろはやや疑問。2、3歳時の成績から比べるとややピークアウトの兆しが見られるとも考えられる。

<コメント>3歳時にNHKマイルC、アーリントンCを勝利した。GⅠを勝利したころと比較するとやや停滞気味。ただ近走は左回りが多かった。3勝を挙げている得意の右回りで一変なるか。

 

 

④エエヤン    牡3    57    M.デムーロ

前走:23年毎日王冠(GⅡ)8着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父シルバーステートは度重なる屈腱炎で早期引退を余儀なくされたが、勝利はすべてノーステッキで底知れぬ能力を評価されて重賞未勝利ながら種牡馬入りした「幻の最強馬」。母父ティンバーカントリーは米クラシックの1つであるプリークネスSなどダートGⅠ3勝。半兄プレイアンドリアル京成杯の勝ち馬。

シルバーステート産駒の牡馬はマイラーから中距離馬まで距離適性は万能だが、どちらかというと坂のあるコースの方が特徴である馬力を生かすことができる。という意味で京都適性はやや微妙。母系は北米色が強いがスピードというより持続力が前面に出ている。

<コメント>ニュージーランドTの勝ち馬。初の西遠征でデキや気性は未知数ではあるが、左回りは3戦3勝と得意にしている舞台。先行して粘り強く脚を使う自分の競馬ができれば。

 

ジャスティンカフェ    牡5    58    坂井

前走:23年毎日王冠(GⅡ)7着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父エピファネイア菊花賞ジャパンカップを制した。ロベルト系のスタミナ、馬力とサンデー系のスピードを併せ持つ。母父ワークフォース英ダービー凱旋門賞の勝ち馬。上記の血統表からははみ出しているものの4代母のシャダイアイバーオークス馬。

タイプの違う欧州血統の配合で重いというイメージとは裏腹に33秒台の上がりをばんばん使える。これこそサンデーサイレンス3×4のインブリードでサンデーらしい瞬発力やキレが表に出たものと考えるのが自然。キャリア16戦の中で上がり3位内を外したのは新馬戦のみという堅実な末脚が最大の武器。後方待機策が基本のため展開に左右されることも多いが、その瞬発力はGⅠでも計算できる。

<コメント>エプソムCの勝ち馬。昨年は上がり2位の末脚で追い込むも届かず6着に敗れた。確実な末脚はGⅠの舞台でこそ生きる。血統的にはもう少し長い距離でもいけそうだが、マイル適性も高く11戦で4勝2着3回と実績十分。京都は4角から直線にかけて馬群バラけやすく、コースも味方にできれば通用しても全く不思議ではない。

 

 

⑥ダノンザキッド    牡5    58    北村友

前走:23年宝塚記念(GⅠ)13着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父ジャスタウェイドバイデューティフリー天皇賞(秋)などGⅠ3勝。現役時代に日本競馬史上初の世界ランクで1位になった馬でスピードやパワーに長けている。母父ダンシリは現役時に仏でマイル重賞3勝。GⅠ制覇はならなかったが、種牡馬として成功し06年の仏リーディングサイアーとなっている。母エピックラヴは仏GⅢヴァントー賞の勝ち馬。半兄ミッキーブリランテは阪急杯などGⅢ2着2回、半弟ダノンタッチダウンは朝日杯FS2着。

ダノンザキッド自身も純粋なマイラーというよりマイルも走れる中距離馬といったところ。よく言えば安定感のある走り、悪く言えば勝ち切れない戦歴。ジャスタウェイ産駒だがパワーよりスピードが目立ち、やはり母系のダンジグ系の血とダイイシスの血がそのスピードを大幅に強化している。2歳GⅠ馬だが、いわゆる3歳クラシック血統ではない分、成長力もあるのだろう。

<コメント>2歳時にホープフルS、東スポ杯2歳Sを勝利。マイルCSは21年5人気3着、22年8人気2着で人気を上回る好走を見せている。前走の宝塚記念は明らかに距離が長かった。短縮ローテがこの馬にとっていいショックを生み出せば。今年もダークホース的な存在か。

 

⑦エルトンバローズ    牡3    57    西村淳

前走:23年毎日王冠(GⅡ)1着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父ディープブリランテは12年の日本ダービー馬。ディープ産駒の中では非常に欧州色が強く、先行して持久力で勝負する競馬が得意。母父は種牡馬として一時代を築いたロベルト系のブライアンズタイム。母母父シアトルソングはボールドルーラー系だが芝競走で活躍し米仏でGⅠ2勝という珍しい成績を持つ。近親に活躍馬は多くないが、母母ニュースヴァリューは札幌スプリントS2着。

速い上がりを使えないわけではないが本質的には先行から抜け出して粘り強く脚を使う持久力が最大のストロングポイント。父ディープブリランテや母父のロベルト系から受け継ぐ馬力やスタミナを生かす競馬を得意とする。京都で切れ味勝負になるとやや分が悪い。

<コメント>ラジオNIKKEI賞、毎日王冠の勝ち馬。現在4連勝中と勢いに乗る3歳馬。1勝ク時代にこのコースで勝利を挙げており、コースへの対応も全く問題ない。4角で先頭集団に位置取り、長くしぶとい脚を使うことが必勝条件。完全な切れ味勝負になると厳しいが、好メンバーが揃った毎日王冠を勝った実力は伊達ではない。

 

 

⑧ソーヴァリアント    牡5    58    池添

前走:23年富士S(GⅡ)3着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父オルフェーヴルはクラシック三冠に加え有馬記念を2度制した。父ステイゴールドから受け継ぐ激しい気性と爆発力が武器。成長力も魅力的。母父はスタミナや馬力を強化しやすいロベルト系のシンボリクリスエス。母母父フェアリーキングは現役時代は1勝もしていないが欧州の大種牡馬サドラーズウェルズの全弟という血統を評価され種牡馬入り。母ソーマジック桜花賞3着。半姉のマジックキャッスルは愛知杯の勝ち馬。

血統表からはマイルより長い距離でも走れそうな印象を受ける。実際にキャリア5勝はすべて2000m以上で記録したものであり、この馬自身にとってマイルは少し忙しい印象もある。脚を溜めることさえできれば能力は非凡で、気性コントロールが大きなカギになる。

<コメント>21年、22年とチャレンジCを連覇。今年も札幌記念、富士Sと連続して3着に好走。約1年間勝利から見放されてはいるが、力が落ちている印象は全くない。本質的にはマイラーではないので道中のペースや3角から4角の勝負どころでどこまで対応できるかがポイントとなる。

 

 

⑨シュネルマイスター    牡5    58    ルメール

前走:23年毎日王冠(GⅡ)3着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父キングマンはそのスピードを武器にセントジェームズパレスSやジャックルマロワ賞などマイルGⅠ4勝。母父ソルジャーホロウはサドラ―系で独、伊でGⅠを計4勝。母セリエンホルデは独オークス馬。

ダンジグ系の父から受け継いだ天性のスピードはそのままに母系からはタフさや馬力を大きく強化している。どちらかと言えば成長は早熟なイメージもあるが、ここまではまだ粘っている印象で持ち前の瞬発力やスピードは衰えは見られない。

<コメント>3歳時にNHKマイルCと毎日王冠を勝ち、今年はマイラーズCを制した重賞3勝馬マイルCSは21年に2着、昨年は1人気で5着とあと一歩届いていない。今年のマイラーズCで見せたように京都適性は高く、コース変更はこの馬にとって大きな追い風となるだろう。3度目の正直で秋のマイル王の座を掴め。

 

マテンロウオリオン    牡4    58    横山典

前走:23年富士S(GⅡ)5着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父ダイワメジャー皐月賞などGⅠ5勝。名牝系スカーレット一族出身でGⅠ4勝のダイワスカーレットは半妹。サンデー系ながらパワーとガッツがあるマイラー産駒が多く、タフな馬場の消耗戦で期待値が上がる。母系はキンカメ×トニービンの馴染みの血統。母母レディパステルオークスなど重賞3勝。

主流配合らしく非凡な瞬発力を持つが、ディープインパクトの血などと比べるとやや爆発力は劣るか。成長も早いタイプで3歳時の重賞戦線で好走してきた勢いはあまり感じられない。上積み、伸びしろがどこまであるかがポイントでこのメンバー相手にどこまでやれるか。

<コメント>3歳時はシンザン記念を勝利。NHKマイルCでは2着に入った。3歳時は世代を代表するマイラーだったが、近走は掲示板に載るのがやっとという成績。末脚自体は非常にいいものを持っているがこのメンバーではやや厳しい戦いとなりそうだ。

 

 

⑪セリフォス    牡4    58    川田

前走:23年安田記念(GⅠ)2着

血統: 能力:B+

<血統構成>

<血統分析>父ダイワメジャー皐月賞などGⅠ5勝。名牝系スカーレット一族出身でGⅠ4勝のダイワスカーレットは半妹。サンデー系ながらパワーとガッツがあるマイラー産駒が多く、タフな馬場の消耗戦で期待値が上がる。母父ルアーヴル仏ダービーの覇者だが、母父に入ってスピード、瞬発力を強化する傾向がある。母シーフロントは重賞こそ勝っていないが仏でリステッド勝ちがある。母系は完全なる欧州血統。

いわゆるダイワメジャー産駒の亜種タイプ。本来持続力で勝負するのがダイワメジャーの長所だが、この馬に関しては母系からの欧州的なスピードが爆発している。そうでなければキャリア2戦目で32秒8の末脚を使うことはできない。京都コースは初めてだが速い上がりにも対応できるので問題ないだろう。

<コメント>昨年のマイルCSの覇者。他にも富士Sやデイリー杯2歳Sなど重賞計4勝の実績がある。昨年は筆者も本命として非常に良い思いをさせていただいたが、今年はローテがやや不安。ある程度叩いてから良化を見せるタイプで今回は長期休養明けでこの舞台となった。とはいえ春の安田記念では2着に好走。このメンバーに入っても能力上位は揺るがない。春に敗れたソングラインは不在で虎視眈々と連覇を目論む。

 

 

⑫レッドモンレーヴ    牡4    58    横山和

前走:23年富士S(GⅡ)2着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父ロードカナロア香港スプリント連覇などGⅠ6勝。非常に総合力が高く瞬発力やスピードは素晴らしい素質を持つ。母父は日本競馬界の至宝ディープインパクト。いわゆる今の日本の主流血統だ。牝系は間違いなく今の日本を代表する超名門牝系。エアグルーヴダイナカールと続く一族は活躍馬を挙げたらキリがないほど。ドゥラメンテルーラーシップも同じ一族だ。半兄のランフォザローゼスは重賞で2着3回の実績。

上の血統表を見ただけで胸を躍らせるものすごい良血。春の安田記念では6着に敗れているが、能力の底を見せたという感じではない。常に落ち着いたレース運びから33秒台の末脚を使えるのは大きな魅力。GⅠのこのメンバーに入っても全く見劣りしない。

<コメント>京王杯スプリングCの勝ち馬。前走の富士Sは叩き要素も強かっただろうが33秒7の豪脚で4角10番手から2着まで追い込み高い能力を見せつけた。1戦1戦着々と力を付けてきたイメージがあり、わかりやすい凡走が少ないのも好評価。十分チャンスがある1頭。

 

 

⑬セルバーグ    牡4    58    松山

前走:23年関屋記念(GⅢ)8着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父エピファネイア菊花賞ジャパンカップを制した。ロベルト系のスタミナ、馬力とサンデー系のスピードを併せ持つ。母父キンシャサノキセキ高松宮記念を連覇。名スプリンターとして名を馳せた。

配合的に注目したいのはキンシャサノキセキ。豪州から逆輸入した馬で短距離且つ芝のタフな馬場に強い馬を生み出すオセアニア色というのは少し特殊な特徴がある。勝ちパターンとなっている逃げ、先行で馬力を生かす形に持っていきたい。瞬発力としてはGⅠレベルではやや足りない。

<コメント>中京記念の勝ち馬。その中京記念では57秒4のハイペースで引っ張りながら後続をねじ伏せる地力を見せた。前走の関屋記念では少し折り合いを欠いた面もありガス欠してしまったが、自分の形を持っているのは強み。まずハナを奪い自分の形を作りたい。

 

⑭バスラットレオン    牡5    58    鮫島駿

前走:23年JBCスプリント(GⅠ)7着

血統: 能力:

<血統構成>

<血統分析>父キズナは13年のダービーを含む重賞5勝。種牡馬としては自身の父のディープインパクトとは異なり、上がりがかかる馬場や非根幹距離にも強い。パワーに優れておりダート馬も多数輩出するほど。母父ニューアプローチは英ダービーなど欧州GⅠ5勝の名馬。母母父ケープクロスは英GⅠロッキンジSの勝ち馬。近親のシリアスアティテュードは英GⅠチェヴァリーパークSなど芝GⅠ2勝、子どもであるスティッフェリオはオールカマーなど重賞3勝。

配合的には欧州色が強いが牝系を辿るとスプリント的な速い血もあり、サドラーズウェルズ系の血を持っているがスタミナを武器に戦うタイプではない。日本の馬場にピッタリ合う条件が少なく芝、ダート問わず地方や海外へ活躍の場を求めてきた。配合的には悪くないが、日本のGⅠに必要である圧倒的な瞬発力は欠いている印象。

<コメント>芝ダート問わず走り続け、国内ではニュージーランドTを勝利。海外ではドバイGⅡのごドルフィンマイルとサウジGⅢの1351ターフスプリントを勝利した。近走はダートの短距離が多く芝競走は約半年ぶりの実戦。適性がないわけではないがいきなりこのメンバーでの対戦。楽な展開にはならないだろう。

 

⑮イルーシヴパンサー    牡5    58    岩田望

前走:23年富士S(GⅡ)4着

血統:D+ 能力:

<血統構成>

<血統分析>父ハーツクライ有馬記念などGⅠ2勝。日本で唯一ディープインパクトに土を付け、種牡馬としても数々の名馬を生み出した。母父トニービンの影響を強く受けており、その一番の特徴は成長力で晩成傾向がある。母系はおなじみのキンカメとストームキャット。母母レッドキャットは米芝GⅢのジェニーワイリーSで3着の実績。配合は日本競馬の中心的血統が多数あり主流血統と言える。

血統的には1800mや2000mでも好走した経験があるように純粋なマイラーではない。しかし追走があまり得意ではなく脚を溜める必要があるため、GⅠなど高レベルの1戦では仕掛け遅れてしまうことも多い。今回も追走がカギになる。

<コメント>昨年の東京新聞杯と今年の京都金杯の勝ち馬。昨年春の安田記念には1人気になった素質馬。追走に苦労する面があったが、前走は珍しく先行しての競馬を見せ新たな一面を覗かせた。課題を克服して自分の殻を破りたい。

 

ナミュール    牝4    56    ムーア

前走:23年富士S(GⅡ)1着

血統: 能力:B+

<血統構成>

<血統分析>父ハービンジャーは現在日本にいる種牡馬の中では欧州型ノーザンダンサー系の代表格。現役時代はキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSを11馬身差で制した。母父はSサンデー系のダイワメジャー。3代母に桜花賞馬のキョウエイマーチがいる歴史ある牝系だがこの10年では特に活躍馬が増えた印象がある。母サンブルエミューズはフェアリーS3着、全妹ラヴェルはアルテミスSの勝ち馬。近親のマルシュロレーヌは米GⅠBCディスタフを制した。

ハービンジャー産駒らしからぬ速い上がりを2歳時から披露して話題を集めた馬だが、4歳になった今、血統の特徴が前面の出てきた感がある。やはりキレキレの瞬発力勝負になるとこの馬自身瞬発力がないわけではないが、上には上がいるという印象。34秒前後の上がりで差し切る馬場が最も合っているイメージ。牝馬の成長曲線を考慮すればGⅠ奪取の向けて能力ピークで迎える最後のチャンスか。

<コメント>今回メンバー唯一の牝馬は前走の富士Sを勝利し、3歳時のチューリップ賞以来の重賞2勝目を達成。春の悪夢を払拭する復活劇だった。元々持っている能力はピカイチ。紅一点、悲願のGⅠ制覇へ舞台は整った。

 

 

マイルCS血統予想~

 

 

・予想は土曜夜までにアップ予定です(→更新済です)

※あくまで前日時点での予想です

馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。

 

 

 

 

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◎⑫レッドモンレーヴ 

○⑦エルトンバローズ

▲⑨シュネルマイスター

△⑪セリフォス

△⑯ナミュール

△⑮イルーシヴパンサー

 

※予想が反映されていない場合はXにコメントまたはDMください

 

 

皆さまの馬券が的中し素敵な日曜日となりますように!

 

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