2023フェブラリーS(GⅠ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。
さて、本日は「フェブラリーS(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
・データについては有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
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2月19日 2023フェブラリーS(GⅠ)血統予想
~フェブラリーSの過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 9回 北米型 15回 欧州型 6回
・母父の好走数 日本型 5回 北米型 20回 欧州型 5回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・父サンデー系(ディープ系)が圧倒的に有利で過去10年で馬券になった馬30頭の内9頭は父サンデー系(ディープ系)。ダート重賞だけあって芝重賞とは狙うべきベクトルがズレる。
・ダート重賞だけあって注目は北米型種牡馬。過去10年で父は15頭、母父は20頭が北米型種牡馬だった。基本的には父か母父に北米型血統を持っている馬を狙いたい。
・父北米型で好走した馬をもう少し細かく見ていくとフォーティナイナー系やファピアノ系など大系統ミスプロ系が好相性。エーピーインディ系も好走が多いが2着まで。
▼父北米型ミスプロ系で好走した馬
カフェファラオ(21、22年1着)
テイエムサウスダン(22年2着)
インティ(19年1着)
ノンコノユメ(18年1着、16年2着)
カフジテイク(17年3着)
アスカノロマン(16年3着)
・馬場が重だった16年と22年はいずれも北米型が馬券内を独占した。湿って脚抜きの良い高速馬場になれば北米型が絶対有利となる。
・父の種牡馬単体で見ていくとゴールドアリュール(7回)、キングカメハメハ(4回)、アメリカンフェイロー、シニスターミニスター、トワイニング、マジェスティックウォリアー(2回ずつ)。ただしゴールドアリュールは17年に亡くなり、スマートファルコンやエスポワールシチーなど後継種牡馬はいるもののゴールドアリュールに比べるとスケールはまだ小さい。
・父キングカメハメハで好走した4頭の内3頭が母父サンデー系、母母父は欧州血統だった。キンカメ×サンデーの組みあわせはダート血統ではないが、近年も好走している例があるので頭に入れておきたい。
~フェブラリーSのその他の好走ポイント~
【枠順】・・・過去10年で注目したいのは最多3勝を挙げている2枠。勝率、複勝率も水準以上で有利と言える。飛び抜けて数字が良いわけでないが2年に1度は連対している7、8枠の外枠勢も注目。コパノリッキー(14年7枠16人気1着)やケイティブレイブ(20年8枠16人気2着)はまさにこのパターン。逆に1枠は不振。芝スタートで引き込み線の関係で不利を受けやすく、過去10年で馬券になったのは13年のグレープブランデー1頭のみ。ちなみに1枠1番はゼロ。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走チャンピオンズカップ組と根岸S組(ともに8回)、東海S組(5回)、川崎記念組と東京大賞典組(3回)と続く。ちなみに14年3着のベルシャザールの前走はジャパンカップダート(現チャンピオンズカップ)だがコースが違うため別カウントとした。
【騎手】・・・すべて違う馬で4度馬券になっているルメール騎手は好相性。M.デムーロ騎手、戸崎騎手、内田騎手、武豊騎手、福永騎手が2回馬券になっている。
【ペース・脚質】・・・過去10年はハイペース7回、ミドルペース3回、スローペース0回。さすがダートのGⅠだけあって1000m通過は1分を切るのが普通。58秒台のこともある。ダートとはいえGⅠだけあって決め手が必要で最後は34秒~35秒の末脚が求められる。
【性別・馬齢】・・・出走数が少ないのもあるが過去10年で牝馬で馬券になったのは22年のソダシただ1頭のみ。馬券になった馬の3分の1以上となる12頭は5歳馬だった。ダート馬としてのパワーと体力の完成を考慮すると5歳前後のバランスがいいのだろう。とはいえ高齢馬の激走も多く7、8歳馬が穴を開けることも多々ある。
【馬体重】・・・あまり知られていないが大型馬が圧倒的に有利。馬券になった30頭中23頭もが馬体重500キロ以上だった。
~フェブラリーSで狙うべき馬~
以上から
血統的には父大系統ミスプロ系の馬・・・①
父か母父に北米型血統を持つ馬・・・②
前走チャンピオンズカップか根岸Sの馬・・・③
を狙ってみたいと思います
かつてゴールドアリュール産駒が好成績を残したように根っからのダート馬ではなくサンデー系やキンカメ系など少し芝を走れる要素を持った馬の好走が多いと思います。また重馬場など馬場が渋った場合は北米型血統に敵いませんので北米型血統の評価を上げる必要があります。
またマイナスポイント(▼)として
1枠の馬
の評価をやや下げようと思います。
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
東京 フェブラリーS(GⅠ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適性、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成・血統分析・一言コメント
の順に表記
①ジャスパープリンス 牡8 58 田中勝
前走:23年根岸S(GⅢ)9着
血統:F 能力:F 該当:② ▼1枠
<血統構成>父ヴァイオレンス(AD)×母父バーナーディニ(AN)×母母父ストームキャット(AD)
<血統分析>4ラインすべてが北米型血統。父は北米で広がったサドラーズウェルズ系の系譜。キャッシュコールフューチュリティSの勝ち馬(当時GⅠ・AW1700m)。母系もエーピーインディ系とストームキャットという米国を代表するような血統配合。芝スタートの軽いダートマイルが最も合う舞台かというと微妙ではあるが。
<一言コメント>21年にはBCダートマイルに遠征するなどダートの本場米国の競馬を経験した。近走は苦戦傾向で掲示板も外れており目立つ成績は残せていない。年齢を考えれば伸びしろは少なく、前走からの上積みも見出しにくい。このメンバーでは苦戦を強いられるはずだ。
②シャールズスパイト 牡6 58 モレイラ
前走:22年BCマイル(米GⅠ・芝1600m)2着
血統:E 能力:E 該当:①② ▼1枠
<血統構成>父スペイツタウン(AP)×母父パーフェクトソウル(ED)×母母父ザッツアナイス(EM)
<血統分析>父はパワーとスピードのスペシャリストでBCスプリントの勝ち馬。日本では圧倒的なダッシュ力で高松宮記念を勝つなど短距離重賞で活躍したモズスーパーフレアの父として知られている。母父はサドラーズウェルズ系ながら北米の芝で活躍。キーンランドターフマイル(米GⅠ)を制した。母父はサドラーズウェルズ系だがアメリカの芝重賞で活躍。キーンランドターフマイルという米GⅠを制している。
<一言コメント>ダートの本場である北米から刺客がやってきた。ただ勘違いしないでほしいのは2着と好走した前走のBCマイルは芝競走であること。ダートは昨年6月のサルヴァトールマイル(GⅢ)で3着になったのが最近の成績だ。昨夏から秋にかけては芝競走を3戦こなしており、その実力は未知数な面も多い。正直北米からいよいよ”本物”が来るのかと楽しみにしていた筆者としてはやや拍子抜けしているが・・・。血統的に短いところは合うだろうから芝のスプリントGⅠで見たかったような気もする。
③ケンシンコウ 牡6 58 バシュロ
前走:23年根岸S(GⅢ)6着
血統:C+ 能力:E 該当:②
<血統構成>父パイロ(AN)×母父クリプティックラスカル(AP)×母母父アジュディケーティング(AD)
<血統分析>4ラインすべてが北米型血統で構成されている日本の競走馬としては少し珍しいタイプ。父はエーピーインディ系種牡馬で現役時代はフォアゴーS勝ち馬でGⅠ1勝、重賞4勝。BCジュヴェナイルは2着の実績。母系もミスプロ系とダンジグ系と系統は異なるものの北米型血統。パワー能力に優れているのは明らかだが決め手勝負になった時にどうか。
<一言コメント>3歳時にアッと言わせたレパードSが重賞制覇もその後は安定した走りを発揮することはできていない。今年に入り既に2戦を消化したが目立つ結果は残せていない。前走はスタートから流れに乗り切れず後方からの競馬を余儀なくされたが、最後の直線で見せた末脚はまだまだやれるという意地を見せた。血統的にも早熟っぽさがあるが、適性コースで使われていなかったこともある。絶好枠に入り3歳時に見せた走りをもう一度この舞台で披露したい。
④ドライスタウト 牡4 58 戸崎
前走:22年すばるS(L・中京ダ1400m)2着
血統:C 能力:C+ 該当:②
<血統構成>父シニスターミニスター(AN)×母父アフリート(AP)×母母父フジキセキ(SS)
<血統分析>父は米ダートGⅠブルーグラスSの勝ち馬。ダートに必要なパワー、スピードだけでなくスタミナも併せ持つ。母父も北米型ミスプロ系の代表血統で言うまでもないダートの名血。現役時代はジェロームH(米GⅠ・1600m)を勝利した。北米特有の飛び出していくスピードとそのスピードを維持する持続力の能力が強化されている血統配合。
<一言コメント>2歳ダート王者を決める全日本2歳優駿の21年の勝ち馬。間隔を空けながら大事に大事に使われてきて3歳時の22年は2度しか実戦を使われず能力はまだ底を見せていない。初めての中央競馬重賞がGⅠともなれば相手の強化は当然だが、左回りでは連対率100%と相性の良さも見せる。非凡な能力はこの舞台で通用しても驚かない。
⑤オーヴェルニュ 牡7 58 福永
前走:23年東海S(GⅡ)8着
血統:E 能力:D 該当:なし
<血統構成>父スマートファルコン(DS)×母父タニノギムレット(RB)×母母父フジキセキ(SS)
<血統分析>父はこのレースで活躍馬を多数出したDサンデー系のゴールドアリュールの後継種牡馬でJBCクラシックや東京大賞典の連覇などGⅠ6勝、重賞19勝。母系は欧州型ロベルト系のタニノギムレットを母父に持つ。ダートに強い純粋な北米血統は4ラインには持っていない。
<一言コメント>血統表を見てもわかる通りで過去成績を見れば適性としてはスタミナを生かしてもう少し長い距離というイメージがある。フェブラリーSは21年に参戦し6人気13着。今回2年ぶりの参戦だが、マイルの競馬もそれ以来。年齢を重ねズブくなり距離短縮が向くとは考えにくいが相手なりに追走はできるタイプではあるので展開の恵みがあれば。
⑥メイショウハリオ 牡6 58 浜中
前走:22年東京大賞典(GⅠ)3着
血統:C 能力:B 該当:②
<血統構成>父パイロ(AN)×母父マンハッタンカフェ(LS)×母母父クリスエス(RB)
<血統分析>父はエーピーインディ系種牡馬で現役時代はフォアゴーS勝ち馬でGⅠ1勝、重賞4勝。BCジュヴェナイルは2着の実績。母父はサンデー系の名ステイヤーのマンハッタンカフェ。母母父はロベルト系で馬力やスタミナをさらに強化。構成的には母系が強く遺伝しているようにも感じる。半弟にダイヤモンドSを制し天皇賞(春)で3着の実績を持つテーオーロイヤルがいる。
<一言コメント>昨年の帝王賞は近年でもトップクラスの好メンバーの中で勝利。暮れの東京大賞典は3着と現役馬の中ではダートを代表する確かな実績の持ち主。唯一の懸念材料は久しぶりのマイル戦。近走は2000mばかりで芝スタートからの流れの違いは当然ある。自分のペースで道中を進め最後は自慢の末脚をさく裂させればダートマイル王の座も見えてくる。
⑦レモンポップ 牡5 58 坂井
前走:23年根岸S(GⅢ)1着
血統:C+ 能力:B 該当:①②
<血統構成>父レモンドロップキッド(AP)×母父ジャイアンツコーズウェイ(ED)×母母父ダンジグ(AD)
<血統分析>父は米クラシック三冠の1つベルモントSなどGⅠ5勝の実績を持つ。母父はストームバード系のアイアンホース・ジャイアンツコーズウェイで母母父にダンジグを持つ。母系はともにノーザンダンサー系ながら素晴らしいスピード能力を持ち、芝ダート兼用なのが特徴。爆発的なスピード母方から支えるのはこれらの血が上手く父系の良さを引き出していると考えられる。
<一言コメント>キャリア10戦で【7-3-0-0】と驚異の連対率100%。その実力はとどまることを知らない。先行して最後にもう一度突き抜ける内容はまさに王道の走りと言える。デビューから順調に馬体を増やし続け充実期を迎えており今後も楽しみな1頭。騎手変更でテン乗りとなる点や前回東京マイルを走った武蔵野Sでは最後に差し切られて2着とここが絶好条件ではないことが懸念材料。それでも人気にはなるだろうし大崩れは考えにくい大注目の1頭。
⑧アドマイヤルプス セ6 58 内田
前走:23年根岸S(GⅢ)11着
血統:E 能力:F 該当:②
<血統構成>父ヘニーヒューズ(AD)×母父キングカメハメハ(KK)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析>父はストームバード系の種牡馬で現役時代は米ダートで活躍しキングズビショップSなどGⅠ2勝。成長の早さとスピード、パワーが売り。母系はキンカメ×サンデーの王道配合でスピードの基礎能力は高い。3代母はオークス馬ダイナカールで活躍馬多数の牝系一族出身。
<一言コメント>前走の根岸Sでは追走に苦労し、終始後方での競馬。前に行った馬には厳しい流れで伸びればチャンスもある展開ではあったものの揉まれてしまい伸びを欠いた。フェブラリーSと同条件の昨年のアハルテケSで勝利しておりコース実績は【1-3-0-3】と適性は高い。流れに乗れなかった前走からの1ハロンの距離延長はプラス。メンバーレベルは高いが自分の走りを取り戻したい。
⑨ショウナンナデシコ 牝6 56 横山武
前走:22年東京大賞典(GⅠ)6着
血統:E 能力:C 該当:なし
<血統構成>父オルフェーヴル(LS)×母父ダイワメジャー(SS)×母母父クリスエス(RB)
<血統分析>父はステイゴールド譲りの激しい闘争心と爆発的なスピードを武器に三冠と有馬記念などGⅠ6勝。母父はサンデー系の中ではパワーや持続力に優れるダイワメジャー。父も母父もサンデー系でサンデーサイレンスの3×3を持つ。残りのラインも欧州型で純粋な北米型血統を持たない。この血統表を見れば地方競馬での成績が良いのも納得してしまう。
<一言コメント>牝馬ダート界を代表する1頭。飛躍の年となった22年はGⅠかしわ記念など重賞を4連勝。ただ秋から牝馬ダートグレード競走では3戦連続で1人気3着と不完全燃焼。連勝中はマイルだったことや秋はもう少し長い距離を使って敗れているところからも距離短縮はプラスと判断できそうだが、走り続けてきた影響もありどこまで状態を戻しているかがポイントになる。当コース実績はなくフェブラリーSは牝馬苦戦傾向ではあるが、昨年のソダシに続けるか。
前走:23年根岸S(GⅢ)14着
血統:C 能力:C 該当:①②
<血統構成>父サウスヴィグラス(AP)×母父ラングフール(AD)×母母父シルヴァーデピュティ(AD)
<血統分析>父は現役時代JBCスプリントを制すなどダート短距離重賞で活躍。ダートの名血でNARのリーディングサイアーに7年連続でなった。母父はカナダの競走馬で米国GⅠをメトロポリタンHなど米GⅠ3勝の実績を持つ。母系は北米型のノーザンダンサークロス。
<一言コメント>昨年のフェブラリーS2着馬。根岸S→フェブラリーSのローテーションは昨年同様だが、根岸Sを勝利した昨年とは異なり今年は前走で14着の大敗。それでも敗因は明確で先行勢が総崩れする外差し馬場だったのに加え、道中の走りも集中し切れなかった印象で力が落ちたと判断するにはまだ早い。湿って脚抜きのない馬場になれば確実に再浮上できる。大型馬に向くこのレースで巻き返しを狙いたい。
⑪ソリストサンダー 牡8 58 菅原明
前走:22年マイルCS南部杯(GⅠ・盛岡)7着
血統:D 能力:C 該当:②
<血統構成>父トビーズコーナー(AD)×母父スペシャルウィーク(LS)×母母父ブライアンズタイム(RB)
<血統分析>父は北米型ダンジグ系種牡馬で現役時代は米GⅠのウッドメモリアルSの覇者。ダート馬ながら短距離ではなく中距離で活躍した。母父はサンデー系の名フィリーサイアー。母母父はロベルト系ながらダートに強いのブライアンズタイムで馬力や底力を高める。
<一言コメント>フェブラリーSは3年連続の参戦。一昨年は8着だが、昨年は4着と成長とともに着順を上げてきた。強調要素なのはコース相性の良さで同コースで行われる武蔵野ステークスで20年は2着、21年は勝利している。年齢を重ね現在8歳馬、今回は休み明けの1戦だが、リフレッシュを挟んでの状態さえ良ければ巻き返す余地は十分ありそうだ。
⑫セキフウ 牡4 58 M.デムーロ
前走:23年根岸S(GⅢ)13着
血統:D+ 能力:D 該当:②
<血統構成>父ヘニーヒューズ(AD)×母父キングマンボ(EP)×母母父サドラーズウェルズ(ED)
<血統分析>父は米ダートで活躍しキングズビショップSなどGⅠ2勝。成長の早さとスピード、パワーが売り。一方で母系は母父、母母父とも欧州の名馬で強い馬力とスタミナを持った配合。半兄のビッグアーサーは高松宮記念を制すなどスプリント重賞で名を残した。現在は種牡馬として活躍中。
<一言コメント>過去走欄を見てもらえればわかるが連続して好走ができない典型的な○×血統。安定感はなく良くも悪くも淡泊な走りをするイメージだが、サウジダービーやユニコーンSで2着になった実績は侮れない。秋からはやや苦戦が続いているが、状態を立て直し3歳春の強い走りを取り戻したい。
⑬スピーディキック 牝4 56 御神本
前走:22年東京シンデレラマイル(重賞・大井ダ1600m)1着
血統:D 能力:D 該当:①
<血統構成>父タイセイレジェンド(KK)×母父サイレントディール(DS)×母母父クラフティプロスペクター(AP)
<血統分析>父は川崎1400mで行われたJBCスプリントの勝ち馬でダート短距離重賞を3勝。母父は芝ダートで重賞計3勝。サンデー系飽和の時代の中で種牡馬として成功したとは言い難いが、自身同様主にダートでの活躍馬を出した。キンカメ×サンデーの配合はこのレースで穴をあけてきた注目の配合でもある。
<一言コメント>競馬予想に私情は禁物だが、地方競馬も好きな筆者は期待をせずにはいられない1頭。期待が大きいことは22年地方競馬ファン投票で1位になったことからもわかる。まさに地方競馬を代表する1頭。門別でデビューし2歳時は交流のエーデルワイス賞を勝利。近走では南関重賞で3連勝と南関では敵なしレベルまで上り詰めてのJRA殴り込み参戦。牝馬は苦戦傾向のあるレースで芝スタートなど不安点も多いがベストな走りができればどこまでやれるのかとワクワクさせてくれる1頭。目指すは陸奥の英雄メイセイオペラ以来の地方所属馬の完全制覇だ。
前走:23年根岸S(GⅢ)15着
血統:E 能力:C 該当:②
<血統構成>父オルフェーヴル(LS)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父フジキセキ(SS)
<血統分析>父はステイゴールド譲りの激しい闘争心と爆発的なスピードを武器に三冠と有馬記念などGⅠ6勝。母系はヴァイスリージェント系にフジキセキの配合。芝でもある程度走れそうだが、前向きな気性が強く出ており、溜める競馬よりも持続力を生かす競馬に向くことがわかる。
<一言コメント>昨秋の盛岡GⅠ2連戦では2着、3着と地力のあるところを見せた。一転、前走の根岸Sは先行馬には厳しい流れで悲観する内容ではなかった。近走は比較的短い距離を使っているがマイル実績も問題なく距離適性としては問題ない。フェブラリーSは2年ぶりの参戦。その時は16着に敗れたが今こそリベンジの時だ。
⑮レッドルゼル 牡7 58 川田
前走:22年JBCスプリント(GⅠ・盛岡)4着
血統:D 能力:C 該当:①②
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父フジキセキ(SS)
<血統分析>父は天性のスピードで香港スプリント連覇などGⅠ6勝。世界にその名を轟かせた。母系はヴァイスリージェント系のフレンチデピュティにSサンデー系のフジキセキ。血統表の4ラインにある馬はすべてマイル以下で活躍したスピード馬。単純なスピード比べには強さを発揮するがマイルではどうだろうか。
<一言コメント>通算成績は【9-7-2-5】と常に安定した走りを見せるこの馬だが、21年から3年連続3度目の出場となるフェブラリーSでは過去は4着、6着と馬券になっていない。特に昨年は1人気を背負いながらも敗れてしまった。過去成績を見ても1400mがベストなのはおそらく間違いない。年齢による衰えはまったく感じさせずこの後は2年連続2着のドバイも控える。400mの距離延長は今回もカギになるが、実力的には十分好走していいはずだ。
⑯ケイアイターコイズ 牡7 58 横山和
前走:23年令月S(OP・中京ダ1200m)1着
血統:F 能力:E 該当:②
<血統構成>父キンシャサノキセキ(SS)×母父クロフネ(AD)×母母父ウォーニング(MA)
<血統分析>父は豪州にルーツを持ち、高松宮記念連覇など短距離戦線で活躍し重賞7勝。母系は母父にスピードを強化するヴァイスリージェント系のクロフネ、母母父はマッチェム系だが欧州で活躍し、現役時代はクイーンエリザベスⅡ世Sなど英マイルGⅠ2勝の実績を持つ。
<一言コメント>OP昇格後は無理に重賞にチャレンジせずOP特別で着実に走ってきた印象。重賞は大井の東京盃以来で中央競馬の重賞はこれが初挑戦。前走は2番手先行からきっちりと勝ち切った。キャリア6勝はすべて左回りと圧倒的に左回りに良績を残す。距離延長に加えてメンバーレベルの大幅強化と厳しい戦いは必須だが持前の先行力からロスのない競馬で番狂わせを狙う。
~フェブラリーS血統予想~
・予想は土曜夜までにアップ予定です(更新済です)
※あくまで前日時点での予想です
馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。
さぁ、2023年初のJRA重賞。
レモンポップは確かに強いでしょう。しかし武蔵野Sと根岸Sのパフォーマンスを見れば1600mより1400mに明らかに向いていると調教師も話をしています。
ドライスタウトは私の中で本命候補でした。底を見せておらず成長曲線を考えればまだ伸びしろもあります。ただレモンポップと競った2番人気で妙味はあるとは言えません。
メイショウハリオは明らかに適性としてはもう少し長い方がいいような気もします。
本当なら東京1600mに最も向くであろうタガノビューティを狙おうと思っていましたが除外に・・・。
何のために血統予想をしているのか。血統でなければ選べないような馬の評価を上げるべきではないかと自分に言い聞かせて考えてみました。
ならばこの馬しかいない。本命にはこの馬を選びました。
◎③ケンシンコウ
〇⑦レモンポップ
▲⑩テイエムサウスダン
注④ドライスタウト
△⑪ソリストサンダー
△⑫セキフウ
△⑥メイショウハリオ
皆さまの馬券が的中し、素敵な日曜日となりますように!
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