犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2023天皇賞(春)(GⅠ)予想

 

 

こんばんは。ちゃろです。

 

皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。

 

さて、本日は春の最強ステイヤー決定戦「天皇賞(春)(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

・データについてはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

青葉賞の血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

▼30日の狙い目はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

 

4月30日 2023天皇賞(春)(GⅠ)血統予想

 

天皇賞(春)の過去血統傾向~

 

 

<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)

 

※21、22年は阪神開催

・父の好走数  日本型 27回  北米型 0回  欧州型  3回

・母父の好走数 日本型  1回  北米型 6回  欧州型 23回

 

(京都開催時のみ13~20年)

・父の好走数  日本型 23回  北米型 0回  欧州型  1回

・母父の好走数 日本型  0回  北米型 5回  欧州型 19回

 

<血統のワン!ポイント>(過去10年または京都開催の8年)

※21、22年は阪神開催

・細かい説明をする前にまずは上の図を見ていただきたい。こんなにもわかりやすい血統分析がかつてあっただろうか。非常に色に偏りがあり、同じような血統の馬ばかりが走っていることがお分かりいただけると思う。

日本型の父サンデー系ディープ系)が圧倒的に有利で過去10年で馬券になった馬30頭の内27頭という驚愕の数字を残す。京都開催に絞るとさらに顕著で、日米欧と3分類でならばなんと9割5分を超える数字を残している。

日本型の父サンデー系ディープ系)が強いことはわかったので種牡馬別の成績を京都開催の8年で見てみるとハーツクライが最も多く7回馬券になっている。しかし1着は1度もなく勝ち切れない傾向とも言える。

 

▼父ハーツクライの好走馬

シュヴァルグラン(16年3着、17年2着、18年2着)

カレンミロティック(15年3着、16年2着)

フェイムゲーム(15年2着)

ウインバリアシオン(14年2着)

 

・続くのは4勝を含め6回馬券になっているステイゴールド。直仔は少なく高齢馬しかいないので今後はその産駒種牡馬世代にも注目が集まる。

 

▼父ステイゴールドの好走馬

・スティッフェリオ(20年2着)

・パフォーマプロミス(19年3着)

レインボーライン(18年2着)

ゴールドシップ(15年1着)

フェノーメノ(13、14年1着)

→直仔は出走しても高齢なので子供世代のオルフェーヴル産駒やゴールドシップ産駒がいれば注目

 

ディープインパクトは5回馬券になっているが、勝ったのはフィエールマン1頭が連覇という成績。父ディープインパクトの成績はその他の芝重賞と比較すると低い数字となっている。

 

・母父も非常にわかりやすく欧州型血統が優勢。中でもスタミナや馬力に優れるノーザンダンサーが好成績を残している。ナスルーラも健闘を見せる。

・母父は欧州型血統の中ではスピードを持つ馬の好走が目立つ。13、14年と連覇をしたフェノーメノの母父は欧州型ダンジグ系デインヒルオセアニアを中心にスピードに優れる血。他にも16年から3年連続で馬券になったシュヴァルグランの母父マキャヴェリアンは仏の短距離GⅠ馬でこちらもスピードに優れる。このように欧州型でありながらスピードを長所とする血統の好走が目立つ。

 

▼母父欧州型スピード血統で好走した馬

・スティッフェリオ(20年2着。母父ムトトは欧州型ブランドフォード系)

シュヴァルグラン(16年3着、17、18年2着。母父マキャヴェリアンは欧州型ミスプロ系)

キタサンブラック(16、17年1着。母父サクラバクシンオーは欧州型プリンスリーギフト系)

ホッコーブレーヴ(14年3着。母父ダンシングブレーヴは欧州型リファール系)

フェノーメノ(13、14年1着。母父デインヒルは欧州型ダンジグ系)

 

・意外なことに母父サンデー系が京都時代は1頭も馬券になっていない。ハーツクライ産駒の好走が多いにもかかわらず母父トニービンも1頭も馬券になっていない。ジンクスは破られるだろうか。

 

・母母父についてもすごくわかりやすい例があり、ナスルーラはスピード血統の北米型ボールドルーラー欧州型プリンスリーギフトを狙う。それ以外は欧州型ノーザンダンサーハイペリオンのような現代競馬では馬力に寄りすぎてスピード不足と言われるような重厚な血統が好走している。

 

 

天皇賞(春)のその他の好走ポイント~

 

【枠順】・・・京都開催の過去8年で1枠が勝率、連対率でトップ。4枠が複勝率トップだった。基本的には長距離戦だけあって内有利

【ローテ】・・・京都開催の過去8年での3着内トップは前走阪神大賞典(8回)、続く日経賞(6回)。この2つのローテが他を大きく引き離している。少し離れて大阪杯(3回)、京都記念(2回)となっている。

【騎手】・・・京都時代の過去8年で3度馬券になったのは武豊騎手ルメール騎手の2名。2度馬券になったのは横山典騎手、北村友騎手となっている。

【ペース・脚質】・・・過去8年はハイペース3回、ミドルペース1回、スローペース4回。上がりは必要だが、大半の馬はスタミナを使っており長く脚を使えるかどうかがポイントとなる。

【性別・馬齢・斤量】・・・牝馬で馬券になった馬は21年の3着のカレンブーケドールのみ。基本的には牡馬から狙うのが吉。

 

 

天皇賞(春)で狙うべき馬~

 

 

以上から

血統的にはサンデー系×欧州スピード血統の馬・・・①

2000m以下の重賞で3着内の実績がある馬・・・②

前走日経賞阪神大賞典を使い3着内に走った馬・・・③

を狙ってみたいと思います

 

 

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう

 

京都 天皇賞(春)(GⅠ)分析と予想

~出走馬全頭血統分析~

馬番 名前 性別馬齢 騎手

前走成績

血統適性、能力実績(SA)の8段階で評価、狙い目該当

血統構成・血統分析・一言コメント

の順に表記

 

 

ジャスティンパレス    牡4    58    ルメール

前走:23年阪神大賞典(GⅡ)1着

血統:B+ 能力:B+ 該当:①②③

<血統構成>父ディープインパクトDI)×母父ロイヤルアンセムED)×母母父レッドランサムRB

<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母父ロイヤルアンセムは米英で芝の中長距離GⅠ3勝。母母父もロベルト系でスタミナを強化。母パレスルーマーは米国産で芝競走を走っていた。半兄にベルモントSなど米GⅠ2勝のパレスマリスや阪神大賞典で2着の実績があるアイアンバローズがいる。

<一言コメント>父ディープの瞬発力に母系のスタミナを掛け合わせて配合。昨年の菊花賞3着で現4歳馬を代表する1頭。前走の阪神大賞典ではボルドグフーシュに先着し完勝。2歳時はホープフルSで2着と2000mで3着内の経験もクリアしている。

 

②ディープモンスター    牡5    58    浜中

前走:23年金鯱賞(GⅡ)5着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父ディープインパクトDI)×母父ベラミーロード(AD)×母母父ディキシーランドバンドAD

<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母方は北米で活躍したノーザンダンサー系のクロス。母父ベラミーロードはダンジグ系ながら距離適性にも優れウッドメモリアルS(米GⅠダ1800m)の勝ち馬。母母父はマサチューセッツHなど重賞2勝。母シスタリーラヴは米ダート重賞2勝。

<一言コメント>21年の菊花賞5着。間隔を空けて大事に使われてきたが成長が追い付いて充実期を迎えている。前走の金鯱賞も相手なりには走った印象。更なる上積みがあればチャンスも。2歳時初勝利の舞台はここ京都競馬場だった。

 

③タイトルホルダー    牡5    58    横山和

前走:23年日経賞(GⅡ)1着

血統: 能力: 該当:②③

<血統構成>父ドゥラメンテEP)×母父モティヴェイターED)×母母父シャーリーハイツEN

<血統分析>父ドゥラメンテ皐月賞、ダービーの二冠馬。日本で活躍できる血統を詰め込んだザ・主流血統。休み明けのフレッシュな状態や揉まれにくい外枠や少頭数で期待値が高い。コースは広い方が良く、芝の中距離競走で安定している。牡馬の活躍馬多い。母系はぱっと見でわかるほど重厚な血統の持ち主。サドラーズウェルズ系とネヴァーベンド系の組み合わせは馬力を最大限に強化し、現代のヨーロッパでも活躍馬が多数の組み合わせだが、日本では圧倒的にキレやスピードが足りない。しかしこの馬は父のキレやスピードが上手く遺伝したのだろう。半姉にメロディーレーン(父オルフェーヴル)がいる。母メーヴェは主に芝の中朝距離で活躍し5勝。

<一言コメント>阪神開催となった昨年の覇者。今年も同じ日経賞からのローテ。2000m以下のレースでも弥生賞を勝利し、皐月賞は2着と実績は申し分なし。父ドゥラメンテはサンデー系ではないがサンデーの影響を強く受けている種牡馬でもある。京都開催で父サンデー系しか走らないジンクスを破れるか。

 

④メロディーレーン    牝7    56    幸

前走:23年阪神大賞典(GⅡ)11着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父オルフェーヴルLS)×母父モティヴェイターED)×母母父シャーリーハイツEN

<血統分析>父オルフェーヴルはクラシック3冠に加え有馬記念を2度制した。父ステイゴールドから受け継ぐ激しい気性と爆発力が武器。その一方で繊細なタイプも多く、好走と凡走の振れ幅が大きい。闘争心を生かせる内枠や重馬場で期待値増。成長力も魅力的。母系は欧州型のスタミナと馬力に溢れる血統配合。半弟にタイトルホルダー(菊花賞など)がいる。

<一言コメント>300キロ台中盤の体重がいつも注目を集めるが、1年半前に3勝クを卒業してからは1着どころか馬券内もない。京都で行われた天皇賞には20年に格上挑戦で挑むも11着。同枠の弟に刺激を受け、好走につなげられるか。

 

⑤アイアンバローズ    牡6    58    坂井

前走:23年阪神大賞典(GⅡ)7着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父オルフェーヴルLS)×母父ロイヤルアンセムED)×母母父レッドランサムRB

<血統分析>父オルフェーヴルはクラシック三冠に加え有馬記念を2度制した。父ステイゴールドから受け継ぐ激しい気性と爆発力が武器。その一方で繊細なタイプも多く、好走と凡走の振れ幅が大きい。闘争心を生かせる内枠や重馬場で期待値増。成長力も魅力的。母父ロイヤルアンセムは米英で芝の中長距離GⅠ3勝。母パレスルーマーは米国産で芝競走を走っていた。半兄にベルモントSなど米GⅠ2勝のパレスマリス。半弟に神戸新聞杯阪神大賞典を制したジャスティンパレスがいる。

<一言コメント>配合的にはスタミナや馬力は十分兼ね備えている。京都は条件戦時代は良く走った舞台で京都成績は【2-1-1-1】と複勝率は8割を超える好相性。阪神開催の昨年は5着。ジャスティンパレスとの兄弟ワンツーを目指す。

 

⑥アスクビクターモア    牡4    58    横山武

前走:23年日経賞(GⅡ)9着

血統: 能力: 該当:①②

<血統構成>父ディープインパクトDI)×母父レインボウクエストEN)×母母父ナイトシフト(AD

<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母父レインボウクエストは欧州型ナスルーラ系であるブラッシンググルーム系を代表する馬で85年の凱旋門賞を制すなど欧州でGⅠ2勝。母カルティカは仏GⅢフィユドレール賞の勝ち馬。半姉ケマーはコロネーションSなど英仏でGⅠ2勝。

<一言コメント>父はサンデー系に欧州型の配合で適性は合いそうだ。前走の日経賞ではキャリアで初めて掲示板を外す凡走だったもののゲートと不良馬場が影響したもので敗因がはっきりしているのは好材料。昨年の菊花賞をレコードで制したGⅠ馬は2つめのタイトルに狙いを定める。

 

⑦ディープボンド    牡6    58    和田竜

前走:23年阪神大賞典(GⅡ)5着

血統:C+ 能力: 該当:①

<血統構成>父キズナDI)×母父キングヘイローED)×母母父カコイーシーズEP

<血統分析>父キズナは13年のダービーを含む重賞5勝。種牡馬としては自身の父のディープインパクトとは異なり、上がりがかかる馬場や非根幹距離にも強い。パワーに優れておりダート馬も多数輩出するほど。母父キングヘイローは近年母系に入って再ブレイクしており、スピードやスタミナ、欧州適性などを強化している。母ゼフィランサスは芝ダートで計3勝。牝系を広く見るとローレルゲレイロやノースブリッジと同じ一族。

<一言コメント>父はサンデー系×母系は欧州のスピード血統適性自体は決して悪くない。3連覇を狙った前走の阪神大賞典は上がり勝負となり展開が向かなかった。3年連続のローテで昨年、一昨年は連続2着。近走を見る限り全盛期は過ぎた印象もあるが、特色であるスタミナと持続力が生きる馬場となれば。

 

⑧トーセンカンビーナ    牡7    58    岩田望

前走:23年ダイヤモンド(GⅢ)8着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父ディープインパクトDI)×母父ホークウイング(EP)×母母父パントレセレブルED

<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母父ホークウィングはエクリプスSなどGⅠ3勝。母カンビーナはアメリカンオークスの勝ち馬。全弟は京成杯オータムHを制したファルコニア。

<一言コメント>9か月振りの実戦となった前走のダイヤモンドSでは終始後方から最後の末脚にかける競馬も伸び切れず。右回りの方が成績が良くコース替わりは良さそうだがこのメンバーでどうか。

 

ヒュミドール    セ7    58    武豊

前走:23年ダイヤモンド(GⅢ)2着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>父オルフェーヴルLS)×母父チチカステナンゴEN)×母母父アドマイヤベガLS

<血統分析>父オルフェーヴルはクラシック3冠に加え有馬記念を2度制した。父ステイゴールドから受け継ぐ激しい気性と爆発力が武器。その一方で繊細なタイプも多く、好走と凡走の振れ幅が大きい。闘争心を生かせる内枠や重馬場で期待値増。成長力も魅力的。母父チチカステナンゴパリ大賞など仏GⅠ2勝。ポストサンデーを期待されて輸入されたが、直仔での活躍馬はあまり出なかったため”失敗”と言われてしまうこともあるが、現在は母系に入り馬力を主に伝えている。母母キストゥヘヴン桜花賞馬で重賞4勝。サンデーの3×4を持つ。

<一言コメント>前走のダイヤモンドSでは13番人気の低評価を覆し2着と好走した。2年前にはなるが福島記念小倉記念といった小回り2000m重賞で連対しておりスピード能力もある。前走が復調の証だとすれば穴で一考も。

 

⑩サンレイポケット    牡8    58    M.デムーロ

前走:23年阪神大賞典(GⅡ)6着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>父ジャングルポケットEN)×母父ワイルドラッシュAM)×母母父サンデーサイレンスLS

<血統分析>父ジャングルポケットは01年の日本ダービー馬。同年はジャパンカップも制した。日本ではかなり少なくなってきたトニービンの血を直系で受け継いでおり、欧州色が強いのは特徴。現役時代は東京で活躍したが、産駒はその豊富なスタミナを武器に馬力勝負を得意とするタイプが多い。母父ワイルドラッシュは北米ダートでGⅠ2勝。この馬は母系からスピードを受け継いだようで母母父サンデーサイレンスの瞬発力も能力に出ており良い末脚を持っている。近親のアドマイヤデウス日経新春杯日経賞と重賞2勝。

<一言コメント>トニービン直系らしく成長力があり息の長い活躍を見せているがここ数戦を見る限り少し陰りが見えてきたようにも思える。京都は条件クラス時に6度走っており連対率は50%と相性自体は良い。どこまで上積みがあるか。

 

 

⑪ディアスティマ    牡6    58    北村友

前走:23年日経賞(GⅡ)3着

血統: 能力: 該当:②③

<血統構成>父ディープインパクトDI)×母父ストリートセンスAP)×母母父マウントリヴァーモアAN

<血統分析>父ディープインパクトは三冠などGⅠ7勝、2012年から10年連続リーディングサイアーであり、日本の現代競馬の代表的な種牡馬。今や説明不要の至高の瞬発力やスピードは最高クラスでサンデー系の中でも卓越したものがある。母父ストリートセンスケンタッキーダービーなど北米ダートGⅠ3勝の名馬。母系はこのように北米のスピード血統だが、この馬にはパワーが強く出た印象もある。母スウィートリーズンはエイコーンSなど北米ダートGⅠを3勝。近親にドバイゴールデンシャヒーンを勝ったゼンデンがいる。

<一言コメント>ディープ×北米ダート血統。このパターンは普通瞬発力のあるタイプが多く、クラシックに強い血統パターンの一つだが、この馬は速い上がりを全く使えない。おそらく母系の血が瞬発力を助長せずパワーに全ブリしてしまったのだろう。スピードがない分スタミナも強化されたか。重、不良では複勝率100%。雨予報が追い風になるか。

 

⑫ブレークアップ    牡5    58    松山

前走:23年阪神大賞典(GⅡ)3着

血統: 能力: 該当:③

<血統構成>父ノヴェリストEM)×母父クロフネAD)×母母父キングズベストEP

<血統分析>父ノヴェリストはドイツの競走馬で成績は11戦9勝。芝の中長距離で活躍し、英GⅠキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSなどGⅠ4勝。母父、母母父ともスピードタイプでスタミナの血が強くないため、距離適性は父のものが強く遺伝したと考えられる。母リトルジュンは中央で8戦0勝だが2着5回。最後は笠松で競走生活を送った。

<一言コメント>このレースは父サンデー系が強いが、この馬は父系も母系にもサンデー系を持たない異色のタイプ。3走前のアルゼンチン共和国杯、前走の阪神大賞典とタフな中長距離戦で力を発揮してきた。脚質は先行ベースだが、上がりもしっかり使える強みがある。京都コースは初めてで適性がポイントとなりそう。

 

⑬ボルドグフーシュ    牡4    58    川田

前走:23年阪神大賞典(GⅡ)2着

血統: 能力: 該当:③

<血統構成>父スクリーンヒーローRB)×母父レイマンSS)×母母父ウッドマン(EP

<血統分析>父スクリーンヒーローは溢れるばかりのスタミナと成長力でジャパンカップアルゼンチン共和国杯を制した。サンデー系が強く出るマイラータイプかロベルト系が強く出るステイヤータイプに分かれることが多い。馬力が特徴で道悪の消耗戦は大歓迎。母父レイマンはサンデー産駒ながら日本生まれではない。現役時代は英仏でマイル以下の重賞を2勝。仏で種牡馬入りしてシャトルでチリやウルグアイでも種牡馬生活を送った。母ボルドグザクは仏受賞のレゼルヴォワール賞の勝ち馬。血統字面は母系の距離適性はやや短めで長距離を好走することのできるスタミナは父系から。

<一言コメント>父サンデー系ではないが、実力的には4歳馬を代表する1頭。菊花賞はレコード決着のハナ差2着、有馬記念阪神大賞典も連続2着。上がりがかかるタフなレースでの馬力溢れる上がりを使えるのはこの馬の長所。実はまだ重賞勝利はなく、悲願の制覇は伝統の春盾だ。

 

マテンロウレオ    牡4    58    横山典

前走:23年大阪杯(GⅠ)4着

血統: 能力: 該当:①②

<血統構成>父ハーツクライLS)×母父ブライアンズタイムRB)×母母父ダンジグ(AD

<血統分析>父ハーツクライ有馬記念などGⅠ2勝。日本で唯一ディープインパクトに土を付け、種牡馬としても数々の名馬を生み出した。母父トニービンの影響を強く受けており、その一番の特徴は成長力で晩成傾向がある。サンデー系の中では欧州志向が強く、スタミナ、しぶとい馬力を強化する。母系はロベルト系とダンジグ系という特徴が反する組み合わせ。血統的には成長力があり長く成長していくタイプ。近親に函館記念を勝利したマイスタイルがいる。

<一言コメント>過去10年勝利こそないが、好走目立つ注目のハーツクライ産駒。前走メンバーが揃った中で大阪杯4着はまさに充実の証明。昨年は2000m重賞のきさらぎ賞を制し、中日新聞杯は2着とスピードも有する。2500m以上の経験がなく距離対応は未知数だが、血統的にはスタミナと成長力が十分で血統的には魅力十分。

 

⑮エンドロール    牡4    58    永野

前走:23年安房特別(2勝ク・中山2500m)1着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父ガルボSS)×母父チチカステナンゴEN)×母母父アグネスタキオンSS

<血統分析>父ガルボマンハッタンカフェの直仔だが主にマイル以下の距離で活躍し東京新聞杯や函館SSなどGⅢを4勝。特に冬場での激走が多い個性的な馬だった。母父チチカステナンゴパリ大賞など仏GⅠを2勝。ポストサンデーを期待されて日本に輸入されたが馬力に寄りすぎた産駒が多く、日本に直系はほぼ残っていない。現在は母系に入ってスタミナや馬力を強化している。

<一言コメント>前走は2勝クを勝利でまさに格上挑戦。成長力には期待できそうだが、今回はいきなりのGⅠで明らかにメンバー強化は顕著。胸を借りるつもりで。

 

⑯シルヴァーソニック    牡7    58    レーン

前走:23年レッドSTH(GⅢ)1着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父オルフェーヴルLS)×母父トニービンEN)×母母父リファール(ED

<血統分析>父オルフェーヴルはクラシック3冠に加え有馬記念を2度制した。父ステイゴールドから受け継ぐ激しい気性と爆発力が武器。その一方で繊細なタイプも多く、好走と凡走の振れ幅が大きい。闘争心を生かせる内枠や重馬場で期待値増。成長力も魅力的。母系は欧州型のスタミナと馬力に溢れる血統配合。母父トニービン凱旋門賞などGⅠ6勝、母母父リファールはジャックルマロワ賞などを制した。牝系はムーンランドロンシャン賞の勝ち馬で日本でも走ったスキーパラダイスの一族。母エアトゥーレ阪神牝馬Sの勝ち馬。半兄に皐月賞キャプテントゥーレを筆頭に重賞馬多数の名門出身。

<一言コメント>昨年はゲート発馬で躓き落馬で競走中止。しかしそれを除けば3000m級で5連続複勝圏内の好走。海外帰りで疲労は心配だが、そんな報道も特になさそう。京都は条件時代に走って【0-2-1-0】と堅実な走り。昨年の無念はこの舞台で晴らす。

 

⑰アフリカンゴールド    セ8    58    国分恭

前走:23年阪神大賞典(GⅡ)4着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>父ステイゴールドLS)×母父ゴーンウエストAP)×母母父デインヒルED

<血統分析>父ステイゴールドは国内GⅠで2着3着計6回の名勝負製造機。スタミナと底力、ツボにハマった時の激しい気性の爆発力を武器に引退レースの香港ヴァーズを制しで念願のGⅠ馬となった。母系はスピードを長所とするタイプで母父ゴーンウエストは米GⅠドゥワイアSの勝ち馬で北米型ミスプロ系を代表する馬。半兄のアフリカンストーリーはドバイワールドカップの勝ち馬。

<一言コメント>今年8歳を迎えたが既に3戦を消化。前走はハナを切ると持ち味の粘り強い走りで今走出走する上位人気馬にも引けを取らない走りを見せた。やはりハナを切ってマイペース逃走が理想的。

 

 

 

天皇賞(春)血統予想~

 

 

・予想は土曜夜までにアップ予定です(→更新済です)

※あくまで前日時点での予想です

馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。

 

今年は京都で行われる久しぶりの天皇賞(春)。やはり阪神でのレースとは少し異なるレースになると思うのです。実力的にはタイトルホルダーが1枚上手なのもわかっています。でも血統分析をしてきた以上、圧倒的人気且つ父キングマンボ系のタイトルホルダーを本命に推すことは難しいです。

私は京都開催だからこそこの馬から狙ってみることとします。

 

 

 

ジャスティンパレス

 

○⑥アスクビクターモア

▲⑭マテンロウレオ

△③タイトルホルダー

 

消ボルドグフーシュ

 

基本的には上記4頭しか買うつもりはありません。馬券種類についてはオッズと相談したいと思います。

 

 

 

皆さまの馬券が的中し素敵な日曜日となりますように!

 

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