2022スプリンターズS(GⅠ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さん秋競馬は満喫されましたでしょうか。
私はツイッターでも報告させていただきましたが、先週中山競馬場に行ってまいりました。故障からの復活を目指す馬や秋のGⅠを見据えて好メンバーが揃い、素晴らしいレースを観戦することができました。予想の前にほんの少しだけお付き合いください。
実は生観戦で初めて見た芝のGⅠ馬のデアリングタクト。
今回は残念な結果でしたが、やはりオーラがありました。
勝ったのは重賞の舞台では苦戦が続き、ここがまさかの重賞初勝利となったジェラルディーナ。
三冠女王の完全復活を観たかった人はたくさんいると思います。
でもここで勝利したのは重賞では壁に阻まれていた良血馬でした。
競馬は馬の数だけドラマがあり、観客を含めて競馬に関わる人の数だけ想いがあります。
大歓声が包み込むスタンドは拍手喝采になることもあれば悲鳴に溢れることもあります。
競馬はときに受け入れたくない厳しい現実を教えてくれます。
良い時も悪い時も人や馬それぞれのそんなドラマを感じながら競馬を楽しめることに改めて感謝をしてこれからも予想や観戦をしていきたいと思いました。
生観戦できるときは馬券は正直二の次です。
冷静になるのが難しいからです(笑)
冷静に馬券を買えなければプラスにすることは難しいです。わかっているのですけどね。
今回は運よく馬券もワイドのみでしたが的中🎯することができました。
いつもの繰り返しで恐縮ですが、競馬が好きで興味があるけれどまだ生観戦したことがないという人はぜひ足を運んでみてください。入場料はわずか200円であんなドラマが見れるんですからね。
さて「もういい加減スプリンターズSの予想をしろ」という声が聞こえてきそうですのでこの辺にしたいと思います。今度久しぶりに各競馬場のコラムでも書こうかな(笑)
さて、本日は秋の電撃スプリント王者決定戦「スプリンターズS(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼シリウスSの血統分析はこちらから↓↓
10月2日 2022スプリンターズS(GⅠ)血統予想
~スプリンターズSの過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 11回 米国型 12回 欧州型 7回
・母父の好走数 日本型 5回 米国型 12回 欧州型 13回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・3着内の種牡馬を調べるとキングカメハメハ、アドマイヤムーン、スウェプトオーヴァーボード、ディープインパクトが最多で3回、ダイワメジャー、フジキセキ、ロードカナロアが2回で続く
・上記種牡馬を見ても目立つのは父大系統ミスプロ系。サンデー系(ディープ系)はここ2年で息を吹き返しつつはあるが、本質はミスプロ系の方が上。
・父ミスプロ系の中ではフォーティナイナー系、ゴーンウエスト系といった米国型血統g優位。当サイトでは欧州型に分類をしているキンカメ系も好相性。(キンカメ系はキングマンボの影響で仕方なく欧州型に分類しているイメージで幅広く種牡馬を出す)
・母父でとにかく目立つのはダンジグ系。過去3年で馬券になった9頭の内4頭が母父ダンジグ系という成績(ダノンスマッシュが連続好走で2回カウント)。他にはナスルーラ系やミスプロ系が好相性。一番意識すべきはサンデー系が大不振で母父サンデー系の馬券内は17年まで遡る。
・もともと母母父にはニジンスキー系など欧州型ノーザンダンサー系を持っていることが多い。ただ近年の母母父トレンドは米国型。ここの判断はやや難しい。
~スプリンターズSのその他の好走ポイント~
【枠順】・・・過去10年で4枠が3勝、5枠、8枠が2勝。複勝率を含めても3枠、6枠がやや不振だが枠順はフラット。ただ年によってばらつきがあるので当日の馬場状況でバイアスには注目が必要。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走セントウルS組(13回)。キーンランドC組(6回)、安田記念組(3回)、北九州記念組(2回)。4年連続でセントウルS組が連対。安田記念組は上位成績馬が出走してきたら注意。また過去5年の連対馬10頭の内7頭が前走で連対していた。好調馬を狙うべき。
【脚質】・・・過去10年の3着内トップは4角5番手の馬(5回)。1番手、4番手(4回)が続く。勝ち馬で見ていくと4角8、9、10番手が2勝ずつ。スプリント戦ながらペースは流れるので前で押し切るのは難しい。脚を溜める差し馬が有利。
【ペース】・・・過去10年はハイペース6回、ミドルペース4回、スローペース0回。4回はペース分類するとミドルペースということになるがいずれも流れておりスプリント戦ということもありスローからのよーいドンにはならない。上がりは33秒台が必要。
【性別馬齢】・・・過去10年で牡馬8勝、牝馬2勝と牡馬有利、3着内だと牡馬17頭、牝馬13頭で馬券内なら牝馬もOK。馬齢で見ると4歳の成績が抜けている。5歳、3歳、6歳が続く。7歳以上は成績ダウン。
【斤量】・・・定量戦なので省略
~中山芝1200mのポイントと特注種牡馬~
・使うのは外回りコース。スタート位置はおむすび型の頂点付近で2角を過ぎたところ。スタートから3角半ばまでは下り坂が続き、そこから直線の急坂まではほぼ平坦なコース。
・序盤からハイペースになりやすく、前傾ラップのレースになりやすい。
・スタートから積極的に飛ばすが最後は急坂を越える必要があるため、持続力が必要なコース。
【中山芝1200m】
<特注種牡馬>
・シルバーステート
・シャンハイボビー
・マクフィ
<割引種牡馬>
以上から
血統的には父大系統ミスプロ系の馬・・・①
父か母父に米国型血統を持つ馬・・・②
前走セントウルS組か安田記念組・・・③
前走連対馬・・・④
を狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
中山 スプリンターズS(GⅢ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成
血統分析・一言コメント
の順に表記
①テイエムスパーダ 牝3 53 国分恭
前走:22年北九州記念(GⅢ)7着
血統:E 能力:C+ 該当:②
<血統構成>父レッドスパーダ(TT)×母父アドマイヤコジーン(AN)×母母父マイニング(AP)
<血統分析>父レッドスパーダはタイキシャトルの直系。類まれなるスピードとパワーを持っている。ダートでの活躍馬が多いのもパワーが生きるからで分類は米国型。母父アドマイヤコジーンはカロ系でグレイソヴリン系の中ではスピードと持続力に優れている。スピードと持続を生かす競馬が向きそうだ。
<一言コメント>2走前のCBC賞では48キロと馬場バイアスを最大限に生かして圧巻のレコード勝ち。マイペースで逃げて持続力で勝負する競馬がこの馬の持ち味。初めての関東遠征に加え前走からはさらに2キロ増となるが、最内枠から逃げてまずは自分の競馬に徹底する。
②ジャンダルム 牡7 57 荻野極
前走:22年北九州記念(GⅢ)17着
血統:E 能力:D 該当:②
<血統構成>父キトゥンズジョイ(AD)×母父サンデーサイレンス(LS)×母母父ダンジグ(AD)
<血統分析>父キトゥンズジョイ、父父エルプラドも北米リーディングサイアーになった米国の名血。ただもともとは両馬ともサドラーズウェルズ系で芝競走で活躍していた。米国でサドラーズウェルズ系を発展させた異種な名血。母父はサンデーサイレンスで、母はダンジグの影響を強く受け驚異のスピードを持ち高松宮記念、スプリンターズSとスプリントGⅠ2勝を挙げたビリーヴ。
<一言コメント>中山コースは【3-1-2-5】と複勝率は5割超。7歳で迎えた今年も3走前に当コースでのオーシャンSを快勝。コース実績には絶対の自信を持つ。フレッシュな状態よりも一回使って動きがよくなるタイプで前走は大敗だが、叩き2走目なのはプラスとなりそうだ。
③メイショウミモザ 牝5 55 丹内
前走:22年キーンランド(GⅢ)12着
血統:F 能力:F 該当:②
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父サドラーズウェルズ(ED)
<血統分析>父はLサンデー系の代表格のハーツクライでもちろんスプリントのイメージは希薄。母系は米国型と欧州型のノーザンダンサー系のクロス。未勝利から条件戦をすべて1200mで勝ち上がったところを見れば母父のヴァイスリージェント系の血がスピードを強化したと考えられる。母は日経新春杯など重賞2勝でエリザベス女王杯2着の実績を持つメイショウベルーガ。
<一言コメント>好走は4走前の阪神牝馬S。9番人気の低評価を覆す激走で波乱を呼んだ。その後はいずれも2ケタ着順に敗れている。ハーツ産駒だが全5勝の内4勝は1200mで実績十分。前走の大幅な距離短縮はこの馬にとって不向きな流れ。2走目でこそ。
④ダイアトニック 牡7 57 岩田康
前走:22年安田記念(GⅠ)14着
血統:E 能力:D 該当:①③
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父サンデーサイレンス(LS)×母母父アレミロード(EM)
<血統分析>父ロードカナロアで基礎的なスピードは受け継がれている。母父はサンデーサイレンスで母系にはリボー系のアレミロード。リボーというのは現代競馬では脇役の血になっているが、イタリアの歴史的名馬で20世紀の欧州記録となる16戦全勝、凱旋門賞連覇という記録を持っている。スピード、馬力、成長力を伝えている。
<一言コメント>ベテランの域に達してきた7歳馬。成績だけ見るとややピークは過ぎた感もあるが、3走前の阪急杯ではきっちり勝利している。今回休養明けでこのメンバーはかなり厳しい戦いを強いられそうだが、先行して力強く押し切る自分の競馬が戻ってくれば。
⑤エイティーンガール 牝6 55 秋山真
前走:22年キーンランドC(GⅢ)6着
血統:E 能力:E 該当:②
<血統構成>父ヨハネスブルグ(AD)×母父アグネスタキオン(SS)×母母父ヘクタープロテクター(EP)
<血統分析>父ヨハネスブルグはBCジュヴェナイル(米GⅠダ1700m)の覇者だが、実は芝での実績も抜群で欧州の芝短距離GⅠで3勝の実績を持つ。母父はサンデー系のアグネスタキオンで割引だがスピードと瞬発力に優れていることは間違いなさそうだ。
<一言コメント>今年6歳となり3戦を消化。いずれも着外だが衰えた印象はない。上がり順位は常に上位をキープしており、一瞬の脚はスプリント戦線でもトップクラス。脚質が後方一気なのでどうしても展開に左右されてしまうがそれだけの力は持っている。当コース相性は【0-0-0-3】とややイマイチだがその内2戦はスプリンターズSでのもの。
⑥ナランフレグ 牡6 57 丸田
前走:22年安田記念(GⅠ)9着
血統:C 能力:C 該当:②③
<血統構成>父ゴールドアリュール(DS)×母父ブライアンズタイム(RB)×母母父タマモクロス(EN)
<血統分析>父はサンデー系のダート大将格だったゴールドアリュール。だがハッキリ言ってゴールドアリュールのイメージを持ち続けるとやられてしまう。それぐらいハマった時の上がりのスピードは血統のイメージ以上の素晴らしいものを持っている。競馬が追い込み一辺倒で好走が内枠に偏っていることも注意。
<一言コメント>春は重賞で3着、2着の好走後に挑んだ高松宮記念で大接戦を制して重賞どころかGⅠ初勝利。春の王者としてこの舞台に挑む。武器はその末脚と内枠を得意とする精神的な強さ。左回りの方が成績が良く、当コースは【0-1-0-3】とやや不振だが距離が長かった前走からの距離短縮はプラス。
⑦ウインマーベル 牡3 55 松山
前走:22年キーンランドC(GⅢ)2着
血統:B 能力:C 該当:①②④
<血統構成>父アイルハヴアナザー(AP)×母父フジキセキ(SS)×母母父ニジンスキー(ED)
<血統分析>父アイルハヴアナザーはこのレース好相性のフォーティナイナー系種牡馬。フォーティナイナー系は短距離のスピードに長けるがアイルハヴアナザー自体はロベルト系の影響を受けておりスタミナやパワーに優れる馬が多い。ただこの馬はフォーティナイナー系本来のスピードが強く受け継がれている。母系は母父サンデー系なのは不安だが、それでもSサンデー系でスピードが特徴のフジキセキにこのレース好相性のニジンスキーを持つ。血統からはこのレースに向きそうと言える。
<一言コメント>なかなか未勝利戦で勝ちきれなかったのは裏返せば成長力がある証拠。連勝で葵Sを制し、前走のキーンランドCでも大崩れすることはなかった。相手はさらに強化されるが勢いに乗った上がり馬の成長は止まらない。
⑧ファストフォース 牡6 57 団野
前走:22年セントウルS(GⅡ)2着
血統:D 能力:D 該当:①③④
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父サクラバクシンオー(JN)×母母父デインヒル(ED)
<血統分析>父ロードカナロアに母系はサクラバクシンオーにダンジグ系。正に短距離を走るために生まれてきたと言っていい。スピードは言わずもがな持っている。一つ不安なのは成長力でやや早熟気味と見える。新潟記念を制したアデイインザライフは半兄。
<一言コメント>前走は十分仕上げて+12キロ。体格も走りも一回り大きくなったところを見せた。セントウルSからのローテが好相性なのもプラス。走りにややムラがあるが前走並みに走れれば能力は足りる。未勝利戦をクリアできず門別から再出発した苦労馬がいざGⅠ制覇へ。
⑨ナムラクレア 牝3 53 浜中
前走:22年北九州記念(GⅢ)3着
血統:C 能力:C+ 該当:②
<血統構成>父ミッキーアイル(DI)×母父ストームキャット(AD)×母母父クリスエス(RB)
<血統分析>父ミッキーアイルはディープインパクトとダンジグの良さを受け継いでおり、ディープ産駒の中では距離適性は短い部類に入る。母父はディープとニックスで数々の名馬を送り出すストームキャット。基本的には早熟血統だと思われるが、ロベルト系の血も内包しており馬力や成長力にも期待が出来そう。
<一言コメント>牝馬クラシック戦線から本格的にスプリンターへの道を歩み始めている。2走前の函館SSは50キロの軽量だったが、短距離戦で2馬身半差をつける圧勝。前走の北九州記念は後方からの競馬で馬群を捌くのに苦労したがそれでも地力があるところを見せて3着に食い込んだ。関東への輸送は初めてでもちろん中山コースも初。未知数な面もあるがこの舞台で能力を証明する。
⑩タイセイビジョン 牡5 57 福永
前走:22年北九州記念(GⅢ)2着
血統:D 能力:D 該当:④
<血統構成>父タートルボウル(ED)×母父スペシャルウィーク(LS)×母母父エルコンドルパサー(EP)
<血統分析>父タートルボウルはジャンプラ賞(仏GⅠ)の勝ち馬。ノーザンダンサーの中では比較的マイナーな血でサドラーズウェルズもニジンスキーもダンジグも経由しない。母系の良さを引き出し様々なタイプの競走馬を輩出している。母系は血統字面だけ見れば中距離以上に適性がありそうだが、イメージ以上にキレがあり短距離にも対応できる。母ソムニアは函館2歳S3着馬。
<一言コメント>現在3戦連続2着。近2走はGⅢでの結果。上がりは常に32秒台~33秒台をマークする瞬発力はスプリント界でも異質の存在だ。スプリント戦は馬群が凝縮するため捌きが必要になるが、それでいて高速決着や上がりに対応できる能力はさすがの一言。決め手となる末脚は持っているだけにGⅠの舞台でシルバーコレクター返上といきたい。
⑪トゥラヴェスーラ 牡7 57 鮫島駿
前走:22年高松宮記念(GⅠ)4着
血統:D 能力:C 該当:②
<血統構成>父ドリームジャーニー(LS)×母父アドマイヤコジーン(AN)×母母父ウッドマン(EP)
<血統分析>父ドリームジャーニーはステイゴールドの血を受け継ぐ後継種牡馬。スプリントのイメージはあまりないのが正直なところ。この馬の良さは完全に母系から引き継いでいる。母父アドマイヤコジーンは安田記念などGⅠ2勝でスプリンターズS2着の実績。母母父のウッドマンは米国産だが愛国の短距離~マイルで活躍し重賞2勝。近親のアストンマーチャンはスプリンターズSの勝ち馬。
<一言コメント>今年2月の阪急杯で9か月半ぶりの実戦も最速上がりで2着とブランクを感じさせない走り。続く高松宮記念でも0.1秒さの4着とGⅠレベルでも引けを取らない走りができる。当コースは【0-0-0-1】だが2年半前の成績。今のこの馬とは能力が違う。
⑫ヴェントヴォーチェ 牡5 57 西村淳
前走:22年キーンランド(GⅢ)1着
血統:C 能力:C 該当:④
<血統構成>父タートルボウル(ED)×母父ディスタントヴュー(EP)×母母父エーピーインディ(AN)
<血統分析>父タートルボウルはジャンプラ賞(仏GⅠ)の勝ち馬。ノーザンダンサーの中では比較的マイナーな血でサドラーズウェルズもニジンスキーもダンジグも経由しない。母系の良さを引き出し様々なタイプの競走馬を輩出している。母系はミスプロ系とエーピーインディ系の配合。母系本来のスピードをタートルボウルが引き出したと考えることができる。ここまで使用したレースはすべて1200m以下という徹底ぶり。おそらく早熟で今が能力のピークといえる。
<一言コメント>函館、新潟と人気を裏切る凡走を見せたが、前走のキーンランドCで上がり最速をマークして完勝。スタート直後に不利を受けて後方からとなっても小回りで差し切れる非凡な能力を見せた。4走前は当コースの春雷Sを制覇。安定感の走りが戻ってくれば初めてのGⅠでも楽しみな1頭だ。
⑬メイケイエール 牝4 55 池添
前走:22年セントウルS(GⅡ)1着
血統:C 能力:A 該当:③④
<血統構成>父ミッキーアイル(DI)×母父ハービンジャー(ED)×母母父クロフネ(AD)
<血統分析>ご存知ソダシらを生み出したシラユキヒメ一族。父ミッキーアイルからは瞬発力とスピードをしっかりと受け継いだ。母系は欧州型と米国型の配合だがともにノーザンダンサー系のクロスで持続力に優れる点は共通している。スピードは一級品でその質は瞬発力より持続力に優れる。
<一言コメント>抜群のスピードを持ち能力は誰もが認めるところだが、気性が荒くゲートや折り合いで難があり殻をやぶれずにいた。それでも2走前の京王杯SCで快勝し課題の折り合いを克服。続く前走のセントウルSでも+14キロとおつり残しの仕上げで連勝。すでに重賞6勝の実績馬。写真集は重版が決定した人気者が見据えるのはまだ見ぬGⅠのタイトルただ一つ。
⑭ラヴィングアンサー 牡8 57 菱田
前走:22年セントウルS(GⅡ)9着
血統:E 能力:F 該当:③
<血統構成>父ダイワメジャー(SS)×母父ロックオブジブラルタル(ED)×母母父ロイヤルアカデミーⅡ(ED)
<血統分析>父ダイワメジャーはこのコースの特注種牡馬筆頭。母父ロックオブジブラルタルはこのレース好相性のダンジグ系で持続力に優れた血統。ロックオブジブラルタルはマイル以下の距離適性となりやすい。ただこの馬の血統的にはスプリンターかと言われるとやや疑問符がつく。
<一言コメント>今回最年長タイの8歳馬。結果は残せていないが、年齢や相手なりには走っている。前走のセントウルSでは上がり2位の33秒1をマーク。展開さえハマれば逆転の一手を隠し持っているが。
⑮シュネルマイスター 牡4 57 横山武
前走:22年安田記念(GⅠ)2着
血統:C 能力:B 該当:③④
<血統構成>父キングマン(ED)×母父ソルジャーホロウ(ED)×母母父ハイエストオナー(EN)
<血統分析>父はダンジグ系のキングマン。4ラインすべてが欧州血統の配合。まさに欧州本場のマイラーというイメージ。この血統で瞬発力やスピードを兼ねるのがダンジグ系の素晴らしさでこの馬自身のすごさでもある。母父のソルジャーホロウは独、伊の芝中距離GⅠ4勝。母母父のハイエストオナーは仏GⅠイスパーン賞の勝ち馬。スピードは抜群だがこの馬にとって1200mがベストというイメージはない。
<一言コメント>このメンバーでも実力随一。通算成績は【4-3-1-1】で唯一複勝圏を外したのはドバイ遠征。国内では未だ複勝率100%を堅持している。GⅠレベルでも大崩れをしない安定感のある走りが最大の武器だが、今回は初めての1200m戦。マイルとは違う流れに対応できるかが最大のポイント。休み明けの成績は抜群でフレッシュな状態で出走できるのは強み。
⑯マリアズハート 牝6 55 菊沢
前走:22年アイビスSD(GⅢ)7着
血統:D 能力:E 該当:②
<血統構成>父シャンハイボビー(AD)×母父マライアズモン(AP)×母母父レッドランサム(RB)
<血統分析>父シャンハイボビーは現役時代は米ダートで活躍したが、日本での種牡馬成績は芝の活躍馬がやや多い。ちなみにシャンハイボビーの母父は米国型ナスルーラ系。母父のマライアズモンは分類するとミスプロを経由しないレイズアネイティヴ系(ネイティヴダンサー系)でややマイナーなイメージではあるが、実はケンタッキーダービー馬を2頭も生み出した米国の名血。
<一言コメント>ここ2走は新潟の1000m直線で芝の1200mは3月のオーシャンS以来。当コースの実績は【3-3-0-2】で連対率75%と驚異的な相性。相手は強いが得意なコースにリフレッシュも十分で波乱の立役者になれるか。
~スプリンターズS血統予想~
〇⑬メイケイエール
▲⑧ファストフォース
注⑥ナランフレグ
△⑮シュネルマイスター
△⑩タイセイビジョン
消
本命は人気薄の予定なので、印の馬に流します。
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