2023高松宮記念(GⅠ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。
さて、本日は春の電撃スプリント王者決定戦「高松宮記念(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
・データについては有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
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3月26日 2023高松宮記念(GⅠ)血統予想
~高松宮記念の過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 9回 北米型 12回 欧州型 9回
・母父の好走数 日本型 6回 北米型 13回 欧州型 11回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・父日本型のサンデー系(ディープ系)は過去10年で馬券になった馬30頭の内わずかに9回。レース質を掴むためにわかりやすい日本型の分析からやっているがここまで顕著に悪いのはこのレース最大の特色
・大系統で考えるとミスプロ系の相性が非常に良い。北米型血統ならフォーティナイナー系やゴーンウエスト系、欧州型はキンカメ系。
▼父北米型ミスプロ系の好走馬
・セイウンコウセイ(17年1着、19年3着)
・ファインニードル(18年1着)
・モズスーパーフレア(20年1着)
▼父キンカメ系の好走馬
・レッツゴードンキ(17年2着、18年3着)
・ダノンスマッシュ(21年1着)
・キルロード(22年3着)
・好走数を種牡馬単体で見ていくとアドマイヤムーンがトップ(5回)。キングカメハメハ、ダイワメジャー、ディープインパクト、ロードカナロア(いずれも3回)と続く。
・母父で見ていくと一番信頼できるのは北米型ノーザンダンサー系。細分化するのであればヴァイスリージェント系、ダンジグ系、ストームバード系という芝でもダートでもとにかくスピードを強化できる血統がものすごく好相性。
・父か母父にナスルーラ系の血統を持つ馬が伝統的に好走しているレース。ナスルーラ系は北米型か欧州型は特に問わない。
~高松宮記念のその他の好走ポイント~
【枠順】・・・過去10年で2枠が3勝、2着2回と勝率、連対率でトップだが特別有利不利があるわけでもなくある程度フラットと考えればよい。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走オーシャンS組、シルクロードS組、阪急杯組(いずれも5回)。ただしシルクロードS組は京都開催時は好相性だったものの中京開催になってからは好走例がない点に注意したい。また前走GⅠ、GⅡ組がやや不振な点は引っかかる。
【騎手】・・・近年はあまり良くないが、過去10年では4回馬券になっている岩田康騎手。M.デムーロ、幸、酒井、松山、川田、浜中各騎手が複数回馬券になった経験がある。
【ペース・脚質】・・・過去10年はハイペース7回、ミドルペース3回、スローペース0回。さすがはスプリントGⅠというだけあってスローになることはめったにない。短距離戦とはいえ単純に前が有利になるわけではなく、近年は差し傾向も強くなっている。過去10年で逃げ切りに成功したのは20年のモズスーパーフレアただ1頭。
【性別・馬齢・斤量】・・・牝馬が大健闘している。過去馬券になった30頭の内9頭が牝馬だった。勝ったのは上記モズスーパーフレアのみだが、「馬券」という意味では毎年のように1頭絡んでいる。また、馬齢は4~6歳の成績がほぼ変わらないのも特徴的(勝率のみ6歳の数字がやや下がる)。
~高松宮記念で狙うべき馬~
以上から
血統的には父大系統ミスプロ系の馬・・・①
母父北米型ノーザンダンサー系の馬・・・②
4ラインにナスルーラ系の血を持っている馬・・・③
を狙ってみたいと思います
そして今回はマイナスポイント(▼)として
・父サンデー系の馬
・前走掲示板外(6着以下)の馬
をやや割り引いて考えたいと思います。
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
中京 高松宮記念(GⅠ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適性、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成・血統分析・一言コメント
の順に表記
①トゥラヴェスーラ 牡8 58 丹内
前走:22年阪神C(GⅡ)8着
血統:E 能力:D 該当:③ ▼父サンデー系、前走掲示板外
<血統構成>父ドリームジャーニー(LS)×母父アドマイヤコジーン(AN)×母母父ウッドマン(EP)
<血統分析>父ドリームジャーニーはオルフェーヴルの全兄で春秋グランプリ制覇などGⅠ3勝、重賞7勝。母父アドマイヤコジーンは安田記念などGⅠ2勝。コジーンの血を引き欧州色が強い。血統からは純粋なスプリンターではない。
<一言コメント>昨年は惜しくも4着。8歳馬で明確に衰えたという印象はないが後方からの競馬となるため上位浮上には展開が向く必要が必須。年齢を感じさせないわんぱくな走りをここで見せることができるか。
②ウォーターナビレラ 牝4 56 吉田隼
前走:23年京都牝馬S(GⅢ)14着
血統:F 能力:E 該当:なし ▼父サンデー系、前走掲示板外
<血統構成>父シルバーステート(DI)×母父キングヘイロー(ED)×母母父マヤノトップガン(RB)
<血統分析>父シルバーステートは度重なる屈腱炎で早期引退を余儀なくされたが、勝利はすべてノーステッキで底知れぬ能力を評価されて重賞未勝利ながら種牡馬入りした「幻の最強馬」。母父キングヘイローは直系こそ少なくなったがイクイノックスやディープボンドらの母父として地位を確立しつつある。4ラインで2ラインがロベルト系なのも特徴的。
<一言コメント>2歳から3歳春まではトップ戦線だったが夏以降は下降気味。蝶々のように羽ばたいて再浮上のきっかけをつかみたい。
③キルロード セ8 58 和田竜
前走:23年京都牝馬S(GⅢ)14着
血統:D+ 能力:D 該当:①③ ▼前走掲示板外
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父サクラバクシンオー(EN)×母母父シーキングザゴールド(AP)
<血統分析>父ロードカナロアは天性のスピードで香港スプリント連覇などGⅠ6勝。世界にその名を轟かせた。母父サクラバクシンオーはスプリンターズS連覇など日本競馬歴代最高のスプリンター。血統表を見ればわかる通りチャンピオンスプリンター同士の配合。
<一言コメント>昨年の高松宮記念では17人気の低評価を覆す3着と波乱の立役者に。前走大敗も息つかせぬ流れが合わなかっただけ。潜在能力は確かで軽視禁物。8歳馬だがサプライズ激走の可能性もあるだろう。
④ダディーズビビッド 牡5 58 秋山真
前走:23年阪急杯(GⅢ)2着
血統:C 能力:D 該当:② ▼父サンデー系
<血統構成>父キズナ(DI)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父クリス(EP)
<血統分析>父キズナは13年のダービーを含む重賞5勝。種牡馬としては自身の父のディープインパクトとは異なり、上がりがかかる馬場や非根幹距離にも強い。パワーに優れておりダート馬も多数輩出するほど。母父フレンチデピュティはクロフネの父として日本では有名でサンデー系との相性も多くニックス多数。半兄に函館記念2着のケイティープライド。牝系はケイティーズの一族で近親にはエフフォーリアがいる。
<一言コメント>実力はあるが結果はリステッド止まりレベルだったが前走は重賞制覇まであと一歩の見せ場たっぷりの走り。叩き3戦目で当コースも4戦2着2回と苦手意識はない。今こそ目の覚めるような走りを。
⑤メイケイエール 牝5 56 池添
前走:22年香港スプリント(香港GⅠ)5着
血統:D 能力:B 該当:なし ▼父サンデー系
<血統構成>父ミッキーアイル(DI)×母父ハービンジャー(ED)×母母父クロフネ(AD)
<血統分析>父ミッキーアイルはマイルチャンピオンシップなどマイルGⅠ2勝、ディープ産駒ながら短距離戦線で活躍しその瞬発力、スピードを伝える。母父ハービンジャーは欧州型ノーザンダンサー系代表格。牝系は今や説明不要の白毛一族。母母のユキチャンは関東オークスなど地方交流ダート重賞3勝。
<一言コメント>前走の香港から間隔を空けての参戦。リフレッシュ状態の好走率が高く3か月ぶりの実戦はむしろプラス。昨年は0秒1差の5着。応援を背に受け、悲願のGⅠ制覇の舞台は整った。
⑥ナランフレグ 牡7 58 丸田
前走:23年オーシャンS(GⅢ)9着
血統:C 能力:C 該当:③ ▼父サンデー系、前走掲示板外
<血統構成>父ゴールドアリュール(DS)×母父ブライアンズタイム(RB)×母母父タマモクロス(EN)
<血統分析>父ゴールドアリュールは直仔こそ少なくなってきたがサンデー系のダート大将格だった。母系は欧州型血統。だがハッキリ言ってゴールドアリュールや欧州型血統のイメージを持ち続けるとやられてしまう。それぐらいハマった時の上がりのスピードは血統のイメージ以上の素晴らしいものを持っている。競馬が追い込み一辺倒で好走が内枠に偏っていることも注意。またこのレースは父サンデー系に不向きだが、ゴールドアリュールはサンデー系の中でもダート馬を生み出す特殊な種牡馬などでサンデー系の不向きはあまり気にしなくてよいだろう。
<一言コメント>昨年のこのレース覇者。秋のスプリンターズSでも3着と22年間違いなくスプリント界で主役となった1頭。前走は9着と敗れたものの59キロで33秒2の末脚は負けて強しの内容。目標は間違いなくここ。太陽まで届くような速さで目指すは連覇ただ一つ。人気の盲点なら狙うべき1頭。
⑦ヴェントヴォーチェ 牡6 58 西村淳
前走:23年オーシャンS(GⅢ)1着
血統:C 能力:C+ 該当:③
<血統構成>父タートルボウル(ED)×母父ディスタントヴュー(EP)×母母父エーピーインディ(AN)
<血統分析>父タートルボウルはジャンプラ賞(仏GⅠ)の勝ち馬。ノーザンダンサーの中では比較的マイナーな血でサドラーズウェルズもニジンスキーもダンジグも経由しない。母系の良さを引き出し様々なタイプの競走馬を輩出している。母系はミスプロ系とエーピーインディ系の配合。母系本来のスピードをタートルボウルが引き出したと考えることができる。ここまで使用したレースはすべて1200m以下という徹底ぶり。血統から予測するにおそらく早熟だが、今回のマイナスポイントはなしと評価できる。
<一言コメント>前哨戦のオーシャンSは勝負どころの反応が抜群。4角でやや外に膨らんだが影響を感じさせず2着以下に差をつけた完勝だった。重賞2勝の実力はこのメンバー相手でも十分やれる。風の声を聴いて駆け抜ける。
⑧ロータスランド 牝6 56 岩田康
前走:23年京都牝馬S(GⅢ)3着
血統:B 能力:D 該当:②
<血統構成>父ポイントオブエントリー(RB)×母父スキャットダディ(AD)×母母父クリスエス(RB)
<血統分析>父ポイントオブエントリーは米国の芝中長距離を舞台にマンノウォーSなどGⅠ5勝。母父スキャットダディはストームバードの血を継ぐ血統で米ダートGⅠを2勝。ツボにはまった時のスピードを強化する。父と母母父のラインはともにロベルト系でクロスだが、北米血統もありスピードは十分。そのスピードど持続力で勝負するタイプ。
<一言コメント>昨年の2着馬。昨秋も着順以上の内容が良く、マイルCSではあわやな場面も。後方からイン突きした前走も内容が濃く充実期を迎えている。昨年のこのレース以来の1200mだが問題なし。頂点に立てばその景色はまさに桃源郷だ。
⑨ディヴィナシオン 牡6 58 松本
前走:23年オーシャンS(GⅢ)2着
血統:E 能力:E 該当:なし ▼父サンデー系
<血統構成>父ヴィクトワールピサ(LS)×母父ストリートセンス(AP)×母母父フライングスパー(ED)
<血統分析>父ヴィクトワールピサはAWで行われたドバイWC(GⅠ)や皐月賞、有馬記念を制した。得意距離は1800m前後で飛び抜けた瞬発力はないがスピードは持っており長く脚を使うレースが得意。自身が中山を得意としたように内枠、坂のあるコース、距離短縮で好走率や期待値がアップ。母父ストリートセンスはミスプロ系のスピードを最大の武器にケンタッキーダービーなど北米GⅠで3勝。
<一言コメント>オープン昇格後は力負けが続いたが前走のオーシャンSでしぶとく脚を使って15人気の低評価ながら2着に好走。更なる上積みがあればこの舞台でも。占えばきっと好走が見えるはず。
⑩オパールシャルム 牝6 56 武藤
前走:23年オーシャンS(GⅢ)15着
血統:F 能力:E 該当:なし ▼父サンデー系、前走掲示板外
<血統構成>父ダイワメジャー(SS)×母父タイキシャトル(TT)×母母父タバスコキャット(AD)
<血統分析>父ダイワメジャーは皐月賞などGⅠ5勝。名牝系スカーレット一族出身でGⅠ4勝のダイワスカーレットは半妹。サンデー系ながらパワーとガッツがあるマイラー産駒が多く、タフな馬場の消耗戦で期待値が上がる。先行してしぶとい脚を長く使うのが王道パターンで距離短縮が得意。牡馬は1400m~1600m、牝馬は1200mでも対応できる馬が多い。母父タイキシャトルはそのスピードとパワーでマイルを中心に日仏でGⅠ5勝。
<一言コメント>ダッシュ力自体はこのメンバーでも通用するが、近走は二桁着順続き。使った上積みで美しい走りを見せたいところだが、このメンバーでは苦戦を強いられそうだ。
⑪ピクシーナイト 牡5 58 戸崎
前走:21年香港スプリント(香港GⅠ)中止
血統:D 能力:C 該当:③ ▼前走掲示板外も長期明けで判断できず
<血統構成>父モーリス(RB)×母父キングヘイロー(ED)×母母父サクラバクシンオー(EN)
<血統分析>父モーリスは香港での3勝を含むGⅠ6勝。自身と異なり産駒は字面通りロベルトやサドラーズウェルズの影響でスピードより馬力に寄るタイプが多く、距離延長や外枠の期待値が高い。ワンペースの持続戦で力を発揮するタイプが多い。母系はスプリントチャンピオンになった馬の掛け合わせ。半弟にラジオNIKKEI賞を勝ったフェーングロッテンがいる。
<一言コメント>21年香港スプリントでの競走中止以来の復帰戦。私は調教班ではないのでデキは不明だが、以前の姿に戻っていればもちろん上位クラス。復活の騎士となってほしいが、筆者としては無事に走ってくれれば何よりと思ってしまうのだが・・・。
⑫アグリ 牡4 58 横山和
前走:23年阪急杯(GⅢ)1着
血統:B 能力:C+ 該当:②
<血統構成>父カラヴァッジオ(AD)×母父ウォーフロント(AD)×母母父ガリレオ(ED)
<血統分析>父カラヴァッジオは米国産ながら現役時代は英愛といった欧州で芝の短距離馬として活躍。フィニークスS(愛GⅠ)とコモンウェルスC(英GⅠ)のGⅠ2勝馬。母系はノーザンダンサー系のクロスながら母父ウォーフロントは北米ダートを得意とするスピード馬、母母父ガリレオは欧州の大種牡馬で特徴は真逆。4ライン中3ラインがノーザンダンサー系という日本では比較的珍しい配合。祖母のトゥギャザーは米芝GⅠのクイーンエリザベスⅡ世チャレンジCの勝ち馬。
<一言コメント>現在4連勝中と勢いそのままにスプリント戦線に殴り込みをかける上がり馬。中京コースは初めてだが、安定した先行力と粘りあるしぶとい脚がこの舞台でどう生きるか楽しみな1頭。ダークホースとなり得る。音速のスピードでターフを駆けろ。
⑬ファストフォース 牡7 58 団野
前走:23年シルクロードS(GⅢ)2着
血統:B 能力:C 該当:①③
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父サクラバクシンオー(EN)×母母父デインヒル(ED)
<血統分析>父ロードカナロアは香港スプリント連覇などGⅠ6勝。非常に総合力が高く瞬発力やスピードは素晴らしい素質を持つ。内枠や距離短縮で期待値が高い。母系の良さを引き出すことができる万能種牡馬。母系はサクラバクシンオーにダンジグ系。正に短距離を走るために生まれてきたと言っていい。スピードは言わずもがな持っている。一つ不安なのは成長力でやや早熟気味と見える。新潟記念を制したアデイインザライフは半兄。
<一言コメント>走り自体に派手さはないがやはりスプリントでは確実に走る印象が強い。前走のシルクロードSは当コースで2着と復調をアピール。好調キープできれば面白い存在に。血統的には第一に狙える力もありそうだ。
⑭トウシンマカオ 牡4 58 鮫島駿
前走:23年シルクロードS(GⅢ)4着
血統:D 能力:C+ 該当:③
<血統構成>父ビッグアーサー(EN)×母父スペシャルウィーク(LS)×母母父ウッドマン(EP)
<血統分析>父ビッグアーサーはサクラバクシンオーの血を直系で受け継ぐスプリンターで高松宮記念の勝ち馬。母父スペシャルウィークはフィリーサイアーで母系からサンデー系の良さを伝えていくことが多い。
<一言コメント>昨秋に連勝で重賞制覇。大事に使われてきた印象が強い。前走は予想以上に後ろのポジション取りで展開も合わなかった。この馬の良さは切れ味十分の瞬発力で中京コースに渋ったタフな馬場はやや疑問だ。
⑮ナムラクレア 牝4 56 浜中
前走:23年シルクロードS(GⅢ)1着
血統:D 能力:B 該当:② ▼父サンデー系
<血統構成>父ミッキーアイル(DI)×母父ストームキャット(AD)×母母父クリスエス(RB)
<血統分析>父ミッキーアイルはマイルCSなどGⅠ2勝を挙げ、マイル以下の重賞で活躍した。ディープ産駒が苦手とする1200mGⅠでも2着が2回と好走したディープ後継のスピード系種牡馬。休み明けのリフレッシュした状態や距離延長、渋った馬場で期待値が上がる。母父ストームキャットはスピードの塊でどこに入ってもスピード能力を強化する。母母父クリスエスはロベルト系で底力はここから。
<一言コメント>キャリア11戦で掲示板を外したことがなく、複勝率は80%超。レースレベルを問わず安定感のある走りを披露できるのは最大の強みだ。馬場が軽い方がいいだろうが、渋ってもそれなりには走りそう。連勝で悲願のGⅠ制覇でスプリントの女王となれるか。
⑯グレナディアガーズ 牡5 58 岩田望
前走:23年阪急杯(GⅢ)7着
血統:D+ 能力:D 該当:なし ▼前走掲示板外
<血統構成>父フランケル(ED)×母父ハーリントン(AP)×母母父シルヴァーデピュティ(AD)
<血統分析>父フランケルは生涯14戦14勝(GⅠ10勝)、「怪物」と呼ばれた名馬。母父ハーリントンはファピアノ系のアンブライドルドの系統で爆発的なスピードを強化する特徴がある。4ラインにサンデーもキングマンボも持たない血統配合。母ウェイヴェルアベニューはBCフィリー&メアスプリント(米GⅠ)の勝ち馬。
<一言コメント>昨年のこのレースは3人気も大外枠が影響したか12着と人気を裏切った。前走は脚が溜まらずこの馬本来の良さが見られなかったが、実力や素質そのものはこのメンバーに入っても健在。朝日杯FS以来となるGⅠ2勝目を狙う。
⑰ボンボヤージ 牝6 56 川須
前走:23年京都牝馬S(GⅢ)12着
血統:E 能力:E 該当:① ▼前走掲示板外
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父ディープインパクト(DI)×母母父デインヒル(ED)
<血統分析>父ロードカナロアは香港スプリント連覇などGⅠ6勝。非常に総合力が高く瞬発力やスピードは素晴らしい素質を持つ。内枠や距離短縮で期待値が高い。母系の良さを引き出すことができる万能種牡馬。母父は日本競馬界の至宝ディープインパクト。いわゆる主流血統と言ってよい。全兄ファンタジストは京王杯2歳S、小倉2歳Sと重賞2勝。
<一言コメント>昨夏の北九州記念で16人気1着とアッと驚かせる激走でまさに良い旅となったが、その後は結果を残せず。前走も12着と大敗したが、使った上積みで馬体が絞れてくれば少しは上向いても。
⑱ウインマーベル 牡4 58 松山
前走:23年シルクロードS(GⅢ)7着
血統:E 能力:C 該当:① ▼前走掲示板外
<血統構成>父アイルハヴアナザー(AP)×母父フジキセキ(SS)×母母父ニジンスキー(ED)
<血統分析>父アイルハヴアナザーはこのレース好相性のフォーティナイナー系種牡馬。フォーティナイナー系は短距離のスピードに長けるがアイルハヴアナザー自体はロベルト系の影響を受けておりスタミナやパワーに優れる馬が多い。ただこの馬はフォーティナイナー系本来のスピードが強く受け継がれている。母系は母父がSサンデー系でスピードが特徴のフジキセキ。母母父にニジンスキーを持つ。
<一言コメント>昨秋のスプリンターズSは7人気と人気薄も驚くべき激走で2着。GⅠ制覇にあと一歩と迫った。使ってから調子を上げるタイプで前走は叩きと考えてOK。ただしやはり大外枠は良いとは言いにくいが・・・。
~高松宮記念血統予想~
※あくまで前日時点での予想です
馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。
◎⑧ロータスランド
〇⑬ファストフォース
▲⑦ヴェントヴォーチェ
注⑫アグリ
△⑥ナランフレグ
△⑯グレナディアガーズ
△④ダディーズビビッド
(予算があれば③キルロード)
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