2022シリウスS(GⅢ)予想
こんばんは。ちゃろです。
平日の競馬は皆さん満喫されましたでしょうか。
さて、本日は古馬ダート長距離重賞「シリウスS(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼スプリンターズSの血統分析はこちらから↓↓
10月1日 2022シリウスS(GⅢ)血統予想
~シリウスSの過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 14回 米国型 9回 欧州型 7回
・母父の好走数 日本型 6回 米国型 15回 欧州型 9回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・20年から中京開催。
・ダート長距離重賞のイメージはないものの父サンデー系有利。特にダートを得意とするDサンデー系に注目。
・母父は切り口がやや難しいが中京開催のここ2年に限ると圧倒的に好走しているのは大血統ミスプロ系。特に米国型ミスプロ系に注目
・母母父はとにかく米国型血統。米国型のボールドルーラー系(ナスルーラ系)、ロベルト系、ノーザンダンサー系などに注目。
~シリウスSのその他の好走ポイント~
【枠順】・・・過去10年で1枠、2枠がトップの3勝ずつ。2年前から中京開催だがいずれも1枠2番の馬が勝利していた。オカルトだが中京での近2年は1枠と7枠の「2-13」が当たり目だった。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップはエルムS組(5回)。BSN賞組と平安S組が続く(4回)。ローテとしてはばらつきがあるが近3年の連対馬は前走4着以下からの巻き返しだった。
【脚質】・・・3着内の好走数を見ると4角2番手の馬が9回好走している。これは断トツで、1番手、3番手、8番手が3回で続く。すなわち長距離戦だが明らかな先行有利だったが中京ではタフさが増し差しもきく。
【ペース】・・・過去10年はハイペース4回、ミドルペース5回、スローペース1回。中京開催の近2年はいずれもハイペースで前の馬が苦しくなる展開となっている。タフで上がりの重賞性が高くなっている。
【性別馬齢】・・・過去10年で勝利したのはすべて牡馬だった。3着内だと牡馬27頭、牝馬0頭、騙馬3頭。好走数で言えば5歳馬の成績が安定している。4歳、6歳、3歳も数字は悪くない。
【斤量】・・・ハンデ戦。好走数トップは55キロ(7回)、54キロ(5回)、56キロ、57.5キロ、58キロ(4回ずつ)と続く。軽ハンデ馬はあまり振るわない。
~中京ダ1900mのポイントと特注種牡馬~
・ダートスタート。ポイントはゴール前の急な坂を2回上るタフなコースだということ。ちなみに中京のダートコースは中山のダートコースに次いで傾斜がきつい坂が設けられている。
【中京ダ1900m】
<特注種牡馬>
・キズナ
<割引種牡馬>
以上から
血統的にはサンデー系(できればDサンデー系)×米国型血統の馬・・・①
父か母父が大血統ミスプロ系の馬・・・②
母母父が米国型血統の馬・・・③
を狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
中京 シリウスS(GⅢ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成
血統分析・一言コメント
の順に表記
①デルマルーヴル 牡6 54 三浦
前走:22年平安S(GⅢ)10着
血統:F 能力:E 該当:なし
<血統構成>父パイロ(AN)×母父コマンズ(ED)×母母父ケープクロス(ED)
<血統分析>父はエーピーインディ系のパイロだが、母系は明らかに芝適正。コマンズは豪州の名馬で種牡馬としても同国で活躍した馬。ケープクロスは欧州のマイル戦線で活躍し、種牡馬としてはシーザスターズを出した。母系はダンジグのクロス。
<一言コメント>ダート重賞戦線を果敢にチャレンジし続けているが凡走が続く。上積みも見出しにくく一変までは難しい。
②ハヤブサナンデクン 牡6 56 吉田隼
前走:22年三宮S(OP)1着
血統:B 能力:B 該当:①
<血統構成>父ゴールドアリュール(DS)×母父クロフネ(AD)×母母父ミシル(EP)
<血統分析>父ゴールドアリュールはDサンデー系種牡馬。母系はヴァイスリージェント系のクロフネとミスプロ系のミシルでパワーやスピードをさらに強化している。母系からはダッシュ力もスピードの持続力も伝えられている。
<一言コメント>前走はアンタレスSの3着馬を6馬身離す圧勝劇。中京は【3-2-0-0】と大得意で当コースも2戦2勝。重賞初挑戦だが実力は十分足りている。2年連続で勝ち馬を出した絶好枠も追い風。
③オーヴェルニュ 牡6 58 団野
前走:22年帝王賞(GⅠ)9着
血統:D 能力:E 該当:なし
<血統構成>父スマートファルコン(DS)×母父タニノギムレット(RB)×母母父フジキセキ(SS)
<血統分析>父はサンデー系産駒ながらダートGⅠ6勝のスマートファルコン。母系はロベルト系のタニノギムレットにフジキセキで4ライン中3ラインがターントゥの系統。Dサンデー系らしく湿った馬場でスピード勝負になる展開で力を発揮する。
<一言コメント>重賞2勝の実績馬。砂を被ると脆い一面があり、過去も外枠の方が好走率が高い。そのためこの枠はマイナス要素。それでもこのコースは得意でレコードを補充しているほど。鉄砲が利くタイプで休み明け実績も問題なし。最重量の58キロを背負うが、久々でも自分の競馬がすんなりできれば。
④クリノフラッシュ 牝7 52 池添
血統:E 能力:D 該当:②
<血統構成>父エイシンフラッシュ(EP)×母父サンデーサイレンス(LS)×母母父ノーザンテースト(ED)
<血統分析>父エイシンフラッシュはダービー馬。血統はドイツ色が強い欧州血統。もちろん本職は芝だが、日本の馬場では馬力が強すぎる反面、瞬発力が不足して勝ち上がれない馬も多い。そういった馬がダートに転向するケースは多くこの馬もその1頭。基本的に重賞は芝・ダートのスペシャリストを狙うのが血統予想の基本だが。
<一言コメント>コースや馬場を問わずすんなり先行できるのがこの馬の長所。ダートに戻って軽ハンデの52キロ。7歳馬で上積みは見出しにくいが休み明けは良績。フレッシュな状態で一発狙う。
前走:22年平安S(GⅢ)7着
血統:D 能力:D 該当:③
<血統構成>父マジェスティックウォリアー(AN)×母父スペシャルウィーク(LS)×母母父シアトリカル(AD)
<血統分析>父はエーピーインディ系のマジェスティックウォリアー。エーピーインディ系は米国のクラシック血統でマジェスティックウォリアーは米国型ながら距離延長を苦手としないのが大きな特徴で実際にこの馬も距離延長で好走している。母系はやや欧州色が強いスタミナタイプ。
<一言コメント>昨年のこのレースの勝ち馬。そこと比較すると1キロ増となるが当コースは【1-1-0-1】でもちろん好相性。前走は残り200mからバテてしまったが、見切るにはどうか。今回もおそらくハナもしくは先行で展開のカギを握る。
⑥クリノドラゴン 牡4 54 藤岡康
前走:22年西日本スポ杯(3勝ク)1着
血統:E 能力:D+ 該当:②
<血統構成>父アスカクリチャン(AP)×母父ロージズインメイ(TT)×母母父ジェイドロバリー(EP)
<血統分析>父アスカクリチャン現役時は芝の中長距離重賞を2勝と芝を得意としたが、実は米国ダートの名血アフリートの直系の血を引く。血統字面的にはダート馬の方が生み出す率は高い。母父は米国の血の中ではスピードを伝えやすいロージズインメイ。王道ではなくややマイナーな配合といえる。
<一言コメント>前走6戦目にして3勝クを勝利し条件戦をクリア。右回りの方が良さそうだが、当コースは2勝ク時代に勝っている舞台。54キロを生かしてどこまで。
⑦エブリワンブラック 牡5 54 秋山真
前走:22年ラジオ日本賞(OP)15着
血統:D 能力:D 該当:③
<血統構成>父ブラックタイド(LS)×母父サクラバクシンオー(JN)×母母父ジャッジアンジェルーチ(AN)
<血統分析>全兄はご存知キタサンブラック。父ブラックタイドはディープインパクトの全兄でありながら産駒成績はダートの活躍馬の方が多くダートシェアは50%超のほど。母系はサクラバクシンオーにジャッジアンジェルーチというナスルーラのクロスでスピードを補充している。私のイメージではナスルーラのスピードはサンデーとはスピードの質がやや異なる。
<一言コメント>オープンに上がってから馬券となったのは3月のダイオライト記念のみ。スタミナ、パワーは十分だが近走は追走もイマイチで後方からの競馬を強いられている。前走からはマイナス3キロで浮上のきっかけをつかみたい。
⑧ハピ 牡3 53 横山典
前走:22年レパードS(GⅢ)3着
血統:C 能力:B 該当:②③
<血統構成>父キズナ(DI)×母父キングカメハメハ(KK)×母母父ストーミーアトランティック(AD)
<血統分析>父キズナはダービーの勝ち馬。キズナ産駒の牡馬は母系がパワータイプだった場合ダート馬になることも多いが、この馬も典型的なそのタイプ。ただしゴリゴリのダート馬ではないのでパワー勝負のパサパサダートより芝馬でも走れるような走りやすいダートの方が好走するだろう。
<一言コメント>走った全レースで上がり最速を記録した末脚は他馬にとっては驚異的。当コースは初めてだが、中京1800mでは2戦2勝。古馬相手のハンデ戦なら斤量にも恵まれ今回も末脚炸裂か。
⑨ジュンライトボルト 牡5 56 石川
前走:22年BSN賞(L)1着
血統:D 能力:C 該当:②③
<血統構成>父キングカメハメハ(KK)×母父スペシャルウィーク(LS)×母母父フレンチデピュティ(AD)
<血統分析>3代母は97年の年度代表馬で天皇賞(秋)などGⅠ2勝のエアグルーヴ。パッと血統表だけを見れば日本の芝競馬に馴染み深い血統が並ぶ。ダートのスペシャリストではない。湿った馬場のスピード勝負で活路を見い出す。
<一言コメント>オープン昇格後伸び悩んでいたが、2走前のダート転向で再成長。前走はリステッドといえ左回りで内容も良く快勝。相手レベルは当然強化されるがここでも力を出せれば。
⑩エイコーン 牡7 54 高倉
前走:22年阿蘇S(OP)9着
血統:D 能力:F 該当:②③
<血統構成>父父フリオーソ(RB)×母父アドマイヤムーン(AP)×母母父アンブライドルズソング(AP)
<血統分析>父フリオーソはダートGⅠ6勝の実績を持つ地方競馬の雄。ブライアンズタイムの血を直系で継ぐ貴重な存在。4ライン中3ラインはミスプロ系でどちらかというと米国色が強くパワーには定評がある。
<一言コメント>近走はオープン特別でも下位続き。なかなかきっかけをつかめていない。ただ当コースは2年前のシリウスSで3着など【1-1-1-0】と複勝率100%を記録する相性の良い舞台。ここから再浮上を狙う。
⑪サクラアリュール 牡7 55 岩田望
前走:22年プロキオンS(GⅢ)3着
血統:B 能力:D+ 該当:①②
<血統構成>父ゴールドアリュール(DS)×母父ガルチ(AP)×母母父ヌレイエフ(ED)
<血統分析>父はサンデー系のダート大将格ゴールドアリュール。母父は米国型ミスプロ系代表的な存在で米GⅠ7勝のガルチ。ヌレイエフの3×3もこの馬の特徴で馬力やスタミナを強化している。
<一言コメント>7歳でも衰えた印象はなく、むしろ充実感すら覚える近走の走り。前走は大波乱のレースでレベルは微妙だが、この馬なりにいい脚を使って立派な3着。さらに斤量減の今回はもっと走れていい。
⑫バーデンヴァイラー 牡4 57 福永
前走:22年マーキュリC(GⅢ)1着
血統:C 能力:C 該当:②
<血統構成>父ドゥラメンテ(KK)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父ダンシングブレーヴ(ED)
<血統分析>父ドゥラメンテはキンカメ系だがサンデー系並みのスピードやキレを持つ馬を出すこともある。ただキンカメ系らしいのは母系の良さを引き出しやすいこと。母系は米欧のスピード型ノーザンダンサーのクロス。芝でデビューしたように根っからのダート馬ではないが、父系のスピードと母系のスピード、持続力が上手くマッチされた印象。
<一言コメント>前走盛岡のマーキュリーCを制して重賞初勝利。上がりは37秒3をマークしたがこれは上がり2位の馬と比較して0.8秒も速い。右回りが得意なイメージだが前走は左回りでも強い競馬。斤量は前走からプラス3キロ。乗り越えてここでも実力を証明したい。
⑬ホウオウルバン 牡4 54 岩田康
前走:22年三宮S(OP)9着
血統:D 能力:D+ 該当:①③
<血統構成>父キズナ(DI)×母父ギルデッドタイム(AM)×母母父イクスペンシヴディシジョン(AM)
<血統分析>父キズナはダービーの勝ち馬。キズナ産駒の牡馬は母系がパワータイプだった場合ダート馬になることも多く、この馬もそのタイプだろう。母系は今の現代競馬ではややマイナーな血統の配合で母父のギルデッドタイムはダマスカス系という米国型血統。母母父のイクスペンシヴディシジョンはさらにマイナーで現代の代表的な血統には遡らない。
<一言コメント>オープン入りして2度壁に阻まれた。相手強化のこの舞台は苦しいレースになりそう。勝利はすべて右回りで、左回りが良いとは言えず・・・。
⑭ハセドン 牡3 53 鮫島駿
前走:22年ユニコーンS(GⅢ)8着
血統:E 能力:C+ 該当:なし
<血統構成>父モーリス(RB)×母父マンハッタンカフェ(LS)×母母父マキャヴェリアン(EP)
<血統分析>父は香港カップなど日香でGⅠ6勝のモーリス。母父はスタミナを武器とするLサンデー系のマンハッタンカフェにスピード強化のマキャヴェリアン。成長の早さはおそらく母系からだが、これといったダート血統を持っていないところがやや引っかかる。
<一言コメント>前走は4角最後方からの競馬で物理的に届かない。使った脚は確実で力負けではない。決めてある末脚は魅力的で展開一つで通用する実力を持っている。前走から斤量マイナス3キロも大きい。
⑮アルドーレ 牡7 56.5 和田竜
前走:22年プロキオンS(GⅢ)10着
血統:C 能力:D+ 該当:①③
<血統構成>父オルフェーヴル(LS)×母父フレンチデピュティ(AD)×母母父クラフティプロスペクター(AP)
<血統分析>父オルフェーヴル×母父フレンチデピュティの配合は昨年BCディスタフで歴史的勝利を挙げたマルシュロレーヌと同配合。スピードを求められないタフなダートは得意で、パワーとスタミナが求められるこのレースには合いそう。
<一言コメント>前走は不完全燃焼な一戦。当コースは【1-0-1-2】と相性もなかなか。左回りの方が成績が良く、距離延長ローテが得意なところを見ると巻き返す余地は十分。20年のシリウスSは2人気で6着。その雪辱を今年こそ。
⑯レーヌブランシュ 牝5 54.5 松山
前走:22年スパーキングレディーC(GⅢ)6着
血統:D 能力:D 該当:(①)
<血統構成>父クロフネ(AD)×母父アグネスタキオン(SS)×母母父ダルシャーン(EN)
<血統分析>父は芝ダ両GⅠを制したクロフネ。米国型ノーザンダンサー系に分類される。母系は母父からスピードやパワーを伝えるSサンデー系のアグネスタキオンにミルリーフ系のダルシャーン。このダルシャーンは現役時に仏ダービーでサドラーズウェルズを抑えて優勝した経歴を持つ。日本では馬力やスタミナに寄りすぎる分瞬発力不足となる馬が多いミルリーフ系だが、欧州ではサドラーズウェルズなどと配合して活躍馬が多数誕生している。
<一言コメント>7戦連続地方の交流重賞にチャレンジ。今回が久々の中央の舞台。関東オークスを制するなどスタミナは十分。過去このレースで牝馬が好走したデータはないがそもそも出走数が少なく参考外。大幅距離延長のショックがはまれば。
~シリウスS血統予想~
◎⑪サクラアリュール
〇⑧ハピ
▲②ハヤブサナンデクン
注⑯レーヌブランシュ
△③オーヴェルニュ
△⑮アルドーレ
消⑭ハセドン
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