犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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キングカメハメハ~種牡馬分析#5~


こんにちは。ちゃろです。

 

種牡馬分析の第5回目はキングカメハメハを取り上げてみます。

 

 

種牡馬基本情報・キングカメハメハ

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馬名:キングカメハメハ

型系:日本型キンカメ系(KK系

詳細系統:キンカメ系

 

成績:8戦7勝【7-0-1-0】

 

【主な勝ち鞍】

日本ダービー

・NHKマイルカップ

神戸新聞杯

毎日杯

 

【血統構成】

 父 :キングマンボ(EP系

→現役時代はフランスやイギリスで走り13戦5勝。主な勝ち鞍はムーランドロンシャン賞(仏GⅠ)など。本質的には芝向きで馬力というよりはスピードを伝えるタイプ。中にはダート適性を見せる産駒もいるがスプリンターやステイヤーは少なく、極端な距離適性を示す産駒は少ない。

 

母 父:ラストタイクーンED系

→現役時代は13戦8勝。主な勝ち鞍はBCマイル(米GⅠ・1600m)など。米英でGⅠ3勝を挙げた。種牡馬としては世界各地で共用された。芝のノーザンダンサー系らしく馬力や持久力を伝える傾向がある。

 

父母父:ヌレイエフ(ED系

→現役時代は3戦2勝。主な勝ち鞍はトーマスブライアン賞(仏GⅢ・1500m)。サドラーズウェルズ、フェアリーキングは近親でヌレイエフからみて甥にあたる関係。種牡馬としては2回仏リーディングサイアーになっている。ノーザンダンサー系らしく主に馬力を伝えるが、スピードもあり、ダート馬も生み出す傾向がある

 

母母父:ブレイクニー(HE系

→現役時代は12戦3勝。主な勝ち鞍に英ダービー(GⅠ・2400m)がある。零細血統のヘロド系の血からスタミナの特性を伝える

 

【代表産駒】

ドゥラメンテ日本ダービー

ホッコータルマエチャンピオンズカップ

レイデオロ日本ダービー

ラブリーデイ天皇賞(秋)

・ロードキングダム(ジャパンカップ

ロードカナロア香港スプリント

アパパネ牝馬三冠)

ルーラーシップ(クイーンエリザベスC)

リオンディーズ(朝日杯FS)

 

・・・こちらもあげればキリがないほどのすごいメンバーです。

 

【能力値】

瞬発力 :

スピード:

パワー :

持久力 :

馬  力:

スタミナ:

ダートシェア:44%

 

【特徴】

(1)母父の長所を引き出す多彩なミスターパーフェクト

・代表産駒を見ればわかる通り、クラシック適性のある馬はもちろん、スプリンター、マイラーからステイヤー、ダート馬まで本当に多種多様な産駒を出している。この多彩さこそがキングカメハメハ最大の長所。

牝系の特徴を最大限に生かすので母父がサンデー系であれば瞬発力やキレが強化され、アメリカ型血統ならダッシュ力や持続力が強化される。

・牝系によって距離適性も異なってくるが、キングカメハメハ産駒としてのざっくりとしたイメージは芝でもダートでも1800m前後。

 

(2)並外れたスピードを持ち高速馬場適性が高い

・本当に多種多様な産駒を生み出すキングカメハメハだが、産駒の共通点としては高速馬場に強いということが言える。

・タフな馬力勝負になったときは危ない。できれば高速のスピード勝負に持ち込むのが必勝パターン。

適応力があり使っていく条件に応じて順応していく柔軟さも兼ね備えている。

 

(3)母父にアメリカ型の血を持っていればダート適性も高い

母父や母母父にアメリカ型の血(=すなわちダートの名血)が入っていればダート適性も高くなる。ホッコータルマエが一番いい例。

 

(4)サンデー×キンカメとキンカメ×サンデーは異なる

・基本的に父と母父を入れ替えたパターンは当然似たような特徴を持つことが多いが、サンデーサイレンス(またはディープインパクト)×キングカメハメハは瞬発力のキレ重視で芝の中距離馬が多いが、キンカメ×サンデー(またはディープ)はキレというよりも持続力やパワーで勝負する馬も多く存在する。非根幹距離やダートで走るのも後者の方だ。

 


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