犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2021有馬記念(GⅠ)予想

こんにちは。ちゃろです。

 

今年もあと1週間ほどとなりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、本日は年末のグランプリ「有馬記念(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。みなさんの夢はどの馬に託しますか。

それではどうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

阪神カップの血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

12月26日 2021有馬記念(GⅠ)血統予想

 

有馬記念の過去血統傾向~

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<ワン!ポイント>

・昨年はここ数年で最も時計がかかる馬場、展開での決着。父・母父でヨーロッパ型血統の活躍が目立った。

・父ディープインパクトが1位、ハーツクライブラックタイドが2位タイで好走している。

ブラックタイドはすべてキタサンブラックが記録したもの

・母父については同じ母父馬が複数の馬で記録したことはなかったため今回は参考外

<系統の分析>

・父LS系が7回で好走数1位。DI系が4回で2位、KK系RB系が2回で3位と続く

・母父はED系が4回で好走数1位。EP系JN系が3回で2位、AD系AP系が2回で3位となった

JN系キタサンブラックの母父サクラバクシンオーが記録したもの

・父母父は過去6年でヨーロッパ型血統の好走が目立つ。中でもED系が9回で圧倒的1位。EN系が3回で2位となった

・母母父もヨーロッパ型がやや多く好走している。EN系が5回で1位、AN系が4回で2位、TT型が3回で3位と続いた

 

~中山芝2500mの血統傾向~

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<ワン!ポイント>

・3型では父は日本型が64%、アメリカ型が6%、ヨーロッパ型は30%

・3型で母父では日本型が19%、アメリカ型が30%、ヨーロッパ型は51%

・父はLS系が好走数1位、DI系KK系が続いて好走している

・母父はED系が好走数1位を記録。続いてAD系の好走が目立つ

 

有馬記念と中山芝2500mのその他のポイント~

・枠は内枠の方が有利という風潮があるが、そこまで内枠に偏った結果とはなっていない

・8枠は過去10年見ても18年のシュヴァルグランの3着を除き、複勝圏内に入ったことがない。すなわち8枠は顕著に不利

・基本的には牡馬有利だが、近2年では牝馬が勝利

・1番人気の成績は過去10年で(6-1-1-2)と信頼度は高い

・斤量で恵まれることもあり、3歳馬の成績が良い

6歳以上は基本的に厳しく、過去10年で複勝圏内に入ったのは18年のシュヴァルグランだけ

シュヴァルグランは傾向を覆すとんでもない馬だったんですね(笑)

 

以上からサンデー系とヨーロッパ型を持つ血統で年齢はできるだけ若い馬を狙ってみたいと思います

 

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう

 

中山 有馬記念(GⅠ)血統出馬表と予想

~出走馬全頭血統分析~

馬番 名前 性別馬齢 騎手(血統組み合わせ)

前走

近5走ベストパフォーマンス(BP)

血統適正、能力実績(SAの8段階で評価

血統、近走からのコメント

の順に表記

 

ペルシアンナイト 牡7 C・デムーロED系×LS系

前走:21年チャレンジカップ(GⅢ)3着

BP:21年札幌記念(GⅡ)3着

血統: 能力:

<血統分析>父ハービンジャー×母父サンデーサイレンス。母母父ヌレイエフ。母オリエントチャームは芝のマイル前後で4勝。得意な競馬場がはっきりしているところを見るとやはりハービンジャーの影響が大きいのだろう。昨今ではいろいろなタイプを出しているが、適性としては単に距離が長ければいいわけではなく、2000m前後の中距離でタフな環境が一番持ち味が出やすいということは覚えておきたい。

<一言コメント>7歳を迎えたベテランも近走はまた充実期を取り戻している。3走前はソダシ、ラヴズオンリーユーに続く0.1秒差の3着。天皇賞(秋)は追走に苦労し後方待機となったこともあるが、メンバー上がり2位の33秒1で追い込んだ。前走も上がり最速の33秒9で5番人気3着と決して悪い成績ではない。全成績33戦中右回りは19戦で(3-4-4-8)と複勝率は50%を超えるハイアベレージ。相性の良さで存在感を示したい。

 

②パンサラッサ 牡4 菱田(KK系×ED系

前走:21年福島記念(GⅢ)1着

BP:21年福島記念(GⅢ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父ロードカナロア×母父モンジュー。母母父ハイエステイト。母ミスペンバリーは7戦0勝。半兄エタンダール(父ディープインパクト)は青葉賞2着、半姉ディメンシオン(父ディープインパクト)は京成杯AH2着。このメンバーで3代までにサンデーサイレンスの血を持たない唯一の存在。この血統で当然溜めて伸びる瞬発力勝負に向くわけがない。一方牝系はサドラーズウェルズ系×ネヴァーベンド系の組み合わせ。各馬がタフ展開で次々バテる展開になれば、この馬の馬力とスタミナでバテずに駆け抜ける。前走がまさにそのイメージ。

<一言コメント>衝撃の逃走劇は福島記念。前半3ハロンの通過が33秒6、1000mの通過が57秒3というハイペースを自ら刻んだが、バテずに4馬身差をつけて勝利した。距離延長や中山成績(0-0-0-4)に加えて、前走からメンバーが数段強化されるなど簡単ではないが、希望した内枠に入った勢いそのままに誰にも邪魔されない自分のペースで逃げたいところ。

 

③モズベッロ 牡5 池添(DI系×AD系

前走:21年ジャパンカップ(GⅠ)13着

BP:21年大阪杯(GⅠ)2着

血統: 能力:

<血統分析>父ディープブリランテ×母父ハーランズホリデー。母母父セイントバラード。母ハーランズルビーはアメリカダートで活躍。父はディープインパクト×ネヴァーベンド系。これによりディープブリランテはDI系の中では瞬発力、スピードを強化するよりも、馬力、タフさに強い馬を出す傾向がある。牝系はどちらもダート血統。日本的な溜めて伸びるという正当な競馬では厳しいが、それが崩れた馬場、流れで力を発揮するタイプだろう。

<一言コメント>競走馬は血統によって特徴が異なり好走する条件が異なるということが私の持論だが、血統以外にも枠順、競馬場(コース)、そして馬場状態は密接に関係していると考えている。そのわかりやすい例こそがモズベッロだ。昨年の日経賞宝塚記念、今年の大阪杯とこれらはモズベッロが好走したレースだが、コース形態がタフだったり馬場が道悪でキレよりも馬力が求められる状態となっていた。近走は2ケタ着順で凡走続きではあるものの、東京を中心とした瞬発力やスピードが求められるコース状態だった。タフな中山で馬場状態が道悪だった場合にはまだまだ近走影を潜めていたアッと言わせる走りをすることができるはずだ。

 

④メロディーレーン 牝5 岩田望(LS系×ED系

前走:21年古都S(3勝ク・芝3000m)1着

BP:21年古都S(3勝ク・芝3000m)1着

血統: 能力:

<血統分析>父オルフェーヴル(11年、13年有馬記念1着)×母父モティヴェイター。母母父シャーリーハイツ。母メーヴェは主に芝の中長距離で活躍し5勝。半弟にタイトルホルダー(父ドゥラメンテ)がいる。父オルフェーヴルメジロマックイーン(HE系)の影響でサンデー系の中ではタフでも対応できる産駒が多い(これはゴールドシップも同様)。牝系はヨーロッパ血統でタフな長距離戦は向くが、ペースが流れず瞬発力勝負になると対応できない。

<一言コメント>菊花賞ドゥラメンテの半姉。デビュー戦の馬体重は336キロ。その馬格のなさと格上挑戦ばかりが注目されたが、この度晴れて条件戦をクリアした。勝利した4勝はすべて2400m以上の長距離戦。中でも前走の古都Sでは3000mという長距離レースだったが、先行集団に取り付いてレースを進め、直線では上がり35秒3のメンバー最速上がりを発揮。見事に条件クラスを卒業し、オープン馬の仲間入りを果たした。好走するにも瞬発力はないのでタフな展開で流れることが絶対条件。相手関係は非常に強くなるが距離適性を生かし、ベストを尽くしたい。

 

⑤ディープボンド 牡4 和田竜(DI系×ED系

前走:21年凱旋門賞(GⅠ)14着

BP:21年フォワ賞(GⅡ)1着、阪神大賞典(GⅡ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父キズナ×母父キングヘイロー。母母父カコイーシーズ。母ゼフィランサスは芝の中距離、ダート短距離で計3勝。キズナ凱旋門賞でも活躍したように字面血統よりもタフさを持つ一面がある。母父は躍進のキングヘイロー。こちらもヨーロッパではタフさが足りないが、日本の競馬ではヨーロッパ的なスピードを強化する血統だ。本場のヨーロッパではタフさが少し足りないが、日本では少しタフ過ぎてキレに欠けるイメージ。この微妙な差が勝敗を分ける。

<一言コメント>3歳クラシックではコントレイルの存在もあり、タイトルには届かなかったが、今年に入りもう一段階成長を見せた。3月の阪神大賞典では雨の重馬場で2着馬を5馬身突き放す圧勝劇。続く天皇賞(春)でもタフな条件下のハイペースを先行して2着と地力を見せつけた。フランスでもその実力を発揮し、フォワ賞でブルームらを押さえて優勝。海外重賞勝利を挙げた。今回は凱旋門賞以来でデキが一つのポイントとなりそうだが、実力を出せる枠にも恵まれた。瞬発力を問われないタフな持久戦になればこの馬にも出番がやってきそうだ。

 

⑥ウインキートス 牝4 丹内(LS系×AN系

前走:21年エリザベス女王杯(GⅠ)10着

BP:21年オールカマー(GⅡ)2着

血統: 能力:

<血統分析>父ゴールドシップ(12年有馬記念1着、3着2回)×母父ボストンハーバー。母母父マジェスティックライト。母イクスキューズはクイーンカップ1着。半兄のウインイクシード(父マンハッタンカフェ)は中山金杯2着。父のゴールドシップ有馬記念にすごく相性がよかった馬だが、牝系はアメリカのスピード血統で珍しい組み合わせ。器用さやタフさが求められるコースで立ち回りやキレ勝負になる展開で好走している特徴がある。

<一言コメント>牝馬ながら今年の重賞戦線を大いに盛り上げた一頭。5月の目黒記念では恐ろしいほどのスローペースで流れる中、最後は32秒5という早い上がりで重賞初勝利を挙げた。札幌記念では9着と敗れるがその次走のオールカマーでメンバー最速の上がりである35秒1を記録。もちろん枠や展開には恵まれたが、実力があるところを見せつけた。実は中山成績が(2-5-1-2)で連対率70%、複勝率80%というとんでもない中山巧者。メンバーは強化されるが、得意の舞台で内枠を生かした器用な競馬で3度目のサプライズを起こせるか。

 

⑦クロノジェネシス 牝5 ルメールEN系×AD系

前走:21年凱旋門賞(GⅠ)7着

BP:21年宝塚記念(GⅠ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父バゴ×母父クロフネ。母母父サンデーサイレンス。母クロノロジストはダート中距離で1勝。半姉に香港Cやヴィクトリアマイルを含め重賞5勝のノームコア(父ハービンジャー)がいる。単にすごく完成度の高い配合と感じる。父バゴなどヨーロッパの大レースを活躍した種牡馬は日本の馬場に対し、瞬発力やスピードが足りずに血統価値ほど走らないケースも多いものだが、この馬に関しては母父からスピードのクロフネ、母母父から瞬発力のサンデーサイレンスと牝系の長所をうまく取り入れることに成功している。なので「ただタフで馬力のある馬」にならずここまでの活躍ができているのだろう。

<一言コメント>グラスワンダーオルフェーヴルなど歴代グランプリホースにも引けを取らないグランプリ女王。昨年の宝塚記念有馬記念、そして今年の宝塚記念と現在グランプリ3連覇中。衰えは全く見られず5歳を迎え脂が乗り切っている。唯一の不安点は前走の凱旋門賞以来となるデキ。本来の力が戻っていればこのメンバーでも実力上位は間違いない。グランアレグリア、ラヴズオンリーユーという同期のライバルたちに続き、引退の花道を飾る。

 

⑧ユーキャンスマイル 牡6 藤岡佑(KK系×LS系

前走:21年ジャパンカップ(GⅠ)12着

BP:21年阪神大賞典(GⅡ)2着

血統: 能力:

<血統分析>父キングカメハメハ×母父ダンスインザダーク。母母父シャーポ。母ムードインディゴは府中牝馬Sの勝ち馬。キングカメハメハ産駒は本当に万能で中距離馬はもちろん、スプリンター、ステイヤー、ダート馬と牝系の長所を取り込みいろいろな競走馬を出すのが長所。この馬の長距離実績は母父ダンスインザダークの影響を強く受けていることがわかる。

<一言コメント>重賞3勝の実力馬だが、昨年の阪神大賞典から約1年半の間勝ち星には恵まれていない。それでも今年の阪神大賞典では重馬場とタフな環境下でも上がり最速で追い込み、このレースとの相性の良さを見せた。夏から秋にかけても果敢にGⅠ、GⅡに挑戦するなどこの馬なりにはまずまず走れてはいる。もともと長距離適性が高く瞬発力で勝負するタイプではなかったが、年齢を重ねてさらにズブさが増している印象。スタミナと経験を生かせるタフな環境での本番を迎えたいところ。ここ2年はやたら外枠に入っている印象だが今回は中枠を引き顕著な不利はなさそうだ。

 

⑨ステラヴェローチェ 牡3 M・デムーロEN系×DI系

前走:21年菊花賞(GⅠ)4着

BP:21年神戸新聞杯(GⅡ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父バゴ×母父ディープインパクト(06年有馬記念1着)。母母父グランドスラム。母オーマイベイビーは4戦0勝。母は血統だけで見ればディープにアメリカダートの名血で成功パターンだが実際はダートで4戦0勝と期待したほど走らなかった。ディープの良さである瞬発力が伝わりきらなかったからか。バゴとの組み合わせでより一層タフな晩成型になりそうなイメージもある。

<一言コメント>3歳クラシックでは3着、3着、4着。すべて善戦したがタイトルにはあと一歩届かなかった。ここ3戦はすべて上がり最速をマークしており、瞬発力勝負にもある程度対応できるが、不良馬場でサウジアラビアRCや神戸新聞杯を制しているように道悪での力強さがこの馬の真骨頂。父バゴの傾向を見てもまだまだ成長途中と考えられ、馬場状態で追い風が吹けば有力馬の1頭に浮上するだろう。

 

⑩エフフォーリア 牡3 横山武(RB系×LS系

前走:21年天皇賞(秋)(GⅠ)1着

BP:21年天皇賞(秋)(GⅠ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父エピファネイア×母父ハーツクライ(05年有馬記念1着)。母母父クリス。母ケイティーズハートはダート中距離で3勝。近親に宝塚記念ジャパンカップ、ドバイDFを制したアドマイヤムーンがいる。3歳初期からの活躍で早熟気味と考えることもできるが、ロベルトの血やハーツクライの血を持っていることを考慮して、もう一段階成長があってもおかしくない。

<一言コメント>全成績6戦5勝。唯一敗れたダービーも全馬から標的にされる展開で差のない2着。秋初戦となった前走のた天皇賞(秋)では、ぶっつけでの参戦ながらコントレイルを下した走りっぷりをみても実力上位であることは間違いない。中山は皐月賞で好走をみせており、大きな心配はなさそう。菊花賞を使わなかったため距離は未知数となるが、実績馬の引退が相次ぐ中での世代交代を示し、現役最強馬の実力を証明する。

 

アリストテレス 牡4 武豊RB系×DI系

前走:21年ジャパンカップ(GⅠ)9着

BP:21年京都大賞典(GⅡ)2着

血統: 能力:

<血統分析>父エピファネイア×母父ディープインパクト(06年有馬記念1着)。母母父トニービン。母ブルーダイアモンドは6戦0勝。血統だけ見ればキレ、スピードに向きそうな配合。今年人気以上に走れていないのはイメージよりも仕上がりが早く早熟に寄っている可能性もありそう。

<一言コメント>昨年の菊花賞ではあのコントレイルとタイム差なしの2着。三冠馬をあと一歩のところまで追い詰めた実績を持つ。今年は1月のAJCC以来勝ち星に恵まれていないが、10月の京都大賞典ではタイム差なしの2着と復調気配を見せた。前走はあまり得意ではない東京でのレースに加え、競走生活で初めてのハナを切る展開で流れに戸惑った結果。持ち直しができていれば巻き返しも期待できる。

 

⑫シャドウディーヴァ 牝5 横山典LS系×ED系

前走:21年ジャパンカップ(GⅠ)7着

BP:21年府中牝馬S(GⅡ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父ハーツクライ(05年有馬記念1着)×母父ダンシリ。母母父インディアンリッジ。母ダイヤモンドディーバはアメリカやイギリスの芝で活躍しキャッシュコールマイルS(米GⅡ)など重賞2勝。母父はスピード血統だが、単にスピード馬にならなかったのは晩成傾向の父に加えて牝系のヘロド系の血を持つ影響か。実際にクラシックには間に合わず古馬になってからの方がパフォーマンスを上げているように映る。

<一言コメント>2走前の府中牝馬Sでは上がり最速の33秒1をマークして完勝。ジャパンカップも7着という着順ほど負けておらず、東京での力強さを発揮した。一方、今回コース替わりとなる中山では過去3戦1勝。右回りはあまり得意にしておらず(1-0-1-8)と相性はイマイチ。上位浮上には展開の助けが必須となりそうだ。

 

アカイイト 牝4 幸(DI系×RB系

前走:21年エリザベス女王杯(GⅠ)1着

BP:21年エリザベス女王杯(GⅠ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父キズナ×母父シンボリクリスエス(02年、03年有馬記念1着)。母母父マッドルートはニジンスキー系(ED系)。母ウアジェトは芝の1600m、1800mで計2勝。牝系から馬力やスタミナが強化されており、瞬発力勝負より持続力勝負の方が分がある血統。

<一言コメント>昨年までは2勝クラスを突破できずくすぶっていたが、今年に入り7戦すべてで上がり3位以内を記録するなど走りが安定した。条件クラスを突破した後の府中牝馬Sでは高速決着で敗れたが、前走のエリザベス女王杯では10番人気の低評価を覆す大金星を挙げた。中山では2戦して着外2回と結果を残せていないが、本格化した今年はまだ中山で出走していない。上がりのかかるタフな展開なら十分やれそうだが。

 

⑭アサマノイタズラ 牡3 田辺(LS系×ED系

前走:21年菊花賞(GⅠ)9着

BP:21年セントライト記念(GⅡ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父ヴィクトワールピサ(10年有馬記念1着)×母父キングヘイロー。母母父オペラハウス。母ハイタッチクイーンは芝中距離で計3勝。今年大活躍の母父キングヘイローマキャヴェリアンはヨーロッパ型の中でもスピードに特徴がある血統。タフなヨーロッパ型血統の代名詞であるサドラーズウェルズ系も牝系に持つ。

 <一言コメント>8戦して2勝、2着1回、3着1回という成績だが、3着以内に入ったときはすべて中山という中山巧者。中山での成績は(2-1-1-2)と連対率50%のハイアベレージ。3月のスプリングSでは7番人気2着、9月のセントライト記念も9番人気1着と人気薄での番狂わせを起こしている。今回も中山へのコース替わりは間違いなくプラス。できれば内枠が欲しかったのが正直なところだが、展開が向けば一発あっても不思議ではない。

 

⑮キセキ 牡7 松山(KK系×DI系

前走:21年ジャパンカップ(GⅠ)10着

BP:21年京都大賞典(GⅡ)3着

血統: 能力:

<血統分析>父ルーラーシップ×母父ディープインパクト(06年有馬記念1着)。母母父ドクターデヴィアス。母ブリッツフィナーレは競走データなし。父のルーラーシップ有馬記念に3度出走して12年の3着が最高成績だが、これは大出遅れが影響したもので適性はあると見る。血統的には瞬発力、キレよりもスタミナを生かす競馬が得意。

<一言コメント>淀の不良馬場を文字通り泥まみれになりながら突き進んだ菊花賞。それが現時点での最後の勝利。それから4年もの間勝ち星に恵まれていないが、コンスタントに記憶に残る走りで軌跡を刻み、競馬ファンから愛されてきた。そのキセキも今回が引退レース。有馬記念は4年連続の出走となるが過去は3走はすべて着外と相性はいまひとつだが、2走前の京都大賞典では勝ち馬から0.1秒差の3着とまだまだやれることは示している。さすがに全盛期からは少し力は落ちているが、外枠不利をものともしない走りで今こそ奇跡を起こし有終の美を飾りたい。

 

⑯タイトルホルダー 牡3 横山和(KK系×ED系

前走:21年菊花賞(GⅠ)1着

BP:21年菊花賞(GⅠ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父ドゥラメンテ×母父モティヴェイター。母母父シャーリーハイツ。母メーヴェは主に芝の中朝距離で活躍し5勝。半姉にメロディーレーン(父オルフェーヴル)がいる。ぱっと見で重厚さが伝わる牝系の持ち主。サドラーズウェルズ系とネヴァーベンド系の組み合わせは馬力を最大限に強化し、現代のヨーロッパでも活躍馬が多数の組み合わせだが、日本では圧倒的にキレやスピードが足りない。しかしこの馬は父のキレやスピードが上手く遺伝したのだろう。それでもダービーより皐月賞菊花賞で走るのだから牝系の組み合わせはいかにタフかということがわかる。

<一言コメント>菊花賞は強かったの一言。最初の1000mは1分ジャストと決してスローだったわけじゃない。しかし次の1000m通過は2分5秒4と完全にペースをコントロールして逃げ、最後の直線ではバテるどころか2着以下をさらに突き放して圧勝した。中山では(2-1-0-2)と安定している。着外は2歳時のホープフルSと前が塞がって明らかな不利を受けたセントライト記念と気にする必要もない。中間では放馬のアクシデントがあったという情報もあり判断が難しいが、過去の走りから考えると条件は向きそうだ。最大の懸念は騎手全員が嫌い、過去10年馬券に絡んだことのない8枠16番。不利な常識を覆して歴史を作るときだ。

 

以下は血統出馬表となります。

 

<良馬場想定>

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有馬記念血統予想~



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〇⑨ステラヴェローチェ

▲⑭アサマノイタズラ

△⑩エフフォーリア

△⑤ディープボンド

△⑥ウインキートス

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