2021阪神カップ(GⅡ)予想
こんにちは。ちゃろです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は年末恒例となった仁川での短距離決戦「阪神カップ(GⅡ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼有馬記念の血統分析はこちらから↓↓
12月25日 2021阪神カップ(GⅡ)血統予想
~阪神カップの過去血統傾向~
<ワン!ポイント>
・昨年は父サンデー系のワンツースリー。昨年に限らず父サンデー系の好走が目立っている
・種牡馬別では父ディープインパクトが1位、フジキセキが2位で好走している。
・母父についてはキングカメハメハ、キングマンボ、コジーン、サンデーサイレンス、デピュティミニスター、ビッグシャッフルが2回ずつ好走。(同馬含む)
<系統の分析>
・父SS系が6回で好走数1位。DI系が5回で2位
・母父はAN系が4回で好走数1位。AD系が3回で2位とアメリカ型血統が優勢
・父母父は過去6年でヨーロッパ型血統の好走が目立つ。中でもED系が8回で圧倒的1位。EM系が4回で2位となった
・母母父は数年前はヨーロッパ型がやや多く好走していたが、近年はアメリカ型が好走している。数はED系がトップだが、AM系などアメリカ系も好走が目立つ
~阪神芝1400mの血統傾向~
<ワン!ポイント>
・3型では父は日本型が49%、アメリカ型が23%、ヨーロッパ型は28%
・3型で母父では日本型が19%、アメリカ型が38%、ヨーロッパ型は43%
・父はDI系が21回で好走数1位、LS系、KK系が16回で2位タイと好走している
・母父はED系が好走数24回で1位を記録。AP系が12回、LS系が11回と好走数で続く
~阪神カップと阪神芝1400mのその他のポイント~
・3年連続で牝馬が勝利している
・ここ3年間は基本的には3~5歳馬が成績上は優勢だが、それ以前は6、7歳馬も馬券内に絡むこともしばしば
・コースは内回りを使用。テンが速くなりやすい
・枠は内枠がやや有利だが、顕著なわけではない
・過去10年1番人気で連対したのは19年のグランアレグリア(1着)だけ。3着は20年のインディチャンプと15年のビッグアーサーのみで信頼度は低め
以上から父サンデー系、母父アメリカ型血統で3~5歳馬でかつできれば牝馬を狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
阪神 阪神カップ(GⅡ)血統出馬表と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手(血統組み合わせ)
前走
近5走ベストパフォーマンス(BP)
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価
血統、近走からのコメント
の順に表記
①タイセイビジョン 牡4 三浦(ED系×LS系)
前走:21年京阪杯(GⅢ)2着
BP:21年京阪杯(GⅢ)2着
血統:E 能力:D
<血統分析>父タートルボウル×母父スペシャルウィーク。母母父エルコンドルパサー。血統的にはヨーロッパ型ノーザンダンサー系の血が強く、タフで馬力が特徴となりそう。32秒から33秒前半の上がりを使って勝てていないのは血統適性のズレと考えられる。
<一言コメント>今年は好走しつつもなかなか複勝圏に入れなかったが、常に上がりは上位をキープ。前走は末脚が炸裂して2着。安定感のある末脚は今回も計算できそうだ。
②セイウンコウセイ 牡8 勝浦(AP系×AN系)
前走:21年スワンS(GⅡ)9着
BP:21年キーンランドC(GⅢ)3着
血統:E 能力:D
<血統分析>父アドマイヤムーン×母父カポウティ。母母父ミスワキ。アドマイヤムーンはアメリカ型だがサンデーサイレンスの影響が強く芝適性を強化する。カポウティはアメリカ型のスピード血統。
<一言コメント>8歳となったが2走前のキーンランドCでは勝ち馬から0.1秒差の3着とまだまだ健在ぶりを見せつけた。今走でラストランを迎える。かつてのGⅠ馬として有終の美を飾りたい。
③ホウオウアマゾン 牡3 坂井(KK系×SS系)
前走:21年マイルCS(GⅠ)5着
BP:21年アーリントンC(GⅢ)1着
血統:C 能力:C
<血統分析>父キングカメハメハ×母父アグネスタキオン。母母父エーピーインディ。母ヒカルアマランサスは京都牝馬Sの勝ち馬。スピードはある血統だがただの瞬発力勝負では分が悪い気もする。
<一言コメント>レベルの高いと言われた3歳馬世代でマイル戦線の中心を担ってきた。2走前のスワンSでは自らハイペースを刻み3着は評価できる。前走のマイルCSでもハナを切るなど先行力は大きな武器。内枠も高評価だ。
④ラウダシオン 牡4 M・デムーロ(DI系×AP系)
前走:21年富士S(GⅡ)8着
BP:21年京王杯SC(GⅡ)1着
血統:C 能力:C
<血統分析>父リアルインパクト×母父ソングアンドアプレイヤー。母母父キャットシーフ。父母父のメドウレイクは短距離でのスピードを伝える。牝系はがっつりアメリカ血統。
<一言コメント>4走前の京王杯SCでは2番手先行から粘ってNHKマイルC以来の勝利。秋はここまで本領発揮できていないが、得意の1400mになって立て直しを図りたい。
⑤デュープロセス 牡5 横山典(SS系×ED系)
前走:21年リゲルS(L)10着
BP:21年信越S(L)5着
血統:E 能力:F
<血統分析>父ダイワメジャー×母父ニューアプローチ。母母父ディクタット。母父はガリレオの系統でタフな展開に強い。持久戦に向きそうな血統構成。
<一言コメント>今年は芝に転向したが結果はついてこなかった。上がりは常に上位をマーク。とにかく追走で苦しむイメージで今回は相手強化だがついていけるかがポイント。
⑥ファストフォース 牡5 小崎(KK系×JN系)
前走:21年京阪杯(GⅢ)3着
BP:21年CBC賞(GⅢ)1着
血統:D 能力:C
<血統分析>父ロードカナロア×母父サクラバクシンオー。母母父デインヒル。父、母父、母母父すべてがスピード血統。小倉で好成績を残しているようにローカルのような単なるスピード比べが得意な血統。
<一言コメント>JRAで勝利を挙げられず昨夏は門別を走っていたが、JRA復帰後は馬体もさらに大きくなって本格化。4走前のCBC賞で重賞初制覇。前走の京阪杯でも差し馬場の中一頭だけ前残りで粘った。実力はこのメンバーでも上位。
⑦ダノンファンタジー 牝5 藤岡佑(DI系×AN系)
前走:21年スワンS(GⅡ)1着
BP:21年スワンS(GⅡ)1着、20年阪神カップ(GⅡ)1着
血統:B 能力:B
<血統分析>父ディープインパクト×母父ノットフォーセール。母母父スキーチャンプ。ディープにアメリカ血統で血統だけなら1400mよりマイルの方が向きそうなイメージもあるが、母父が強く出ているので持続力が問われる展開でも力を発揮できているのだろう。
<一言コメント>ディフェンディングチャンピオン。前走のスワンSも今回と同コースの阪神1400m。適性は抜群と言えるだろう。阪神で6勝を挙げている阪神巧者。実力通り発揮できれば優位は揺るがないか。
⑧ベストアクター 騙7 富田(DI系×AD系)
前走:21年ギャラクシーS(OP)16着
BP:20年阪急杯(GⅢ)1着
血統:D 能力:F
<血統分析>父ディープインパクト×母父クロフネ。母母父ノーザンテースト。本来はクラシックでも結果を残している配合。デビューの遅れなどもあり3歳時の重賞は無縁だったが、イメージはやや早熟か。
<一言コメント>今年は長期休み明けもあって精彩を欠いている。前走はダートでも一変とはならず。昨年の阪急杯を制したこのコースで復活のきっかけをつかみたい。
⑨ベステンダンク 牡9 団野(TT系×LS系)
前走:21年リゲルS(L)4着
BP:21年リゲルS(L)4着
血統:D 能力:E
<血統分析>父タイキシャトル×母父スペシャルウィーク。母母父ウッドマン。貴重なタイキシャトル直系。適性は悪くないが、9歳となってズブさが目立つ。
<一言コメント>9歳となった今年も元気いっぱいでここまで7戦を消化。近走では積極的にハナを奪う競馬を見せているが複勝圏まであと一歩。勝利を挙げたこともあるこのコースへの距離短縮がいい方向となれば。
前走:21年マイルCS(GⅠ)8着
BP:21年スワンS(GⅡ)2着
血統:B 能力:C
<血統分析>父ディープインパクト×母父アグネスデジタル。母母父シアトルスルー。ディープにアメリカ血統の組み合わせで本来は溜めて伸ばす末脚を持ち味をする馬が多い。クラシックには無縁でイメージよりも瞬発力が弱く、持続力が強いので東京より京都、阪神の成績がいいのかもしれない。
<一言コメント>このレースの昨年の4着馬。2走前のスワンSで2着と好走。前走はGⅠで相手も強く悲観する必要は全くない。秋の叩き3戦目でスワンSと同コースの今回なら上積みは見込めるはず。
⑪シヴァージ 牡6 吉田隼(AD系×AN系)
前走:21年京阪杯(GⅢ)6着
BP:21年スプリンターズS(GⅠ)3着
血統:D 能力:C
<血統分析>父ファーストサムライ×母父インディアンチャーリー。母母父イードバイ。すべてアメリカ型血統の配合。デビューからずっとダートとを使っていたのも納得。それでも芝で好走ができたのは対応できる立ち回りと末脚のスピード力があるから。
<一言コメント>2走前のスプリンターズSでは内枠を生かして好騎乗もあり10番人気で3着と波乱の立役者となった。前走は馬場が悪いところを走って案外な伸び。溜める競馬を取り戻せばこのメンバーならもう少しやれてもいい。
⑫グレナディアガーズ 牡3 C・デムーロ(ED系×AP系)
前走:21年マイルCS(GⅠ)13着
BP:20年(GⅠ)朝日杯FS1着
血統:E 能力:D
<血統分析>父フランケル×母父ハーリントン。母母父シルヴァーデピュティ。瞬発力勝負ではなく、馬力を生かしたタフな展開の持続力勝負を望む血統。
<一言コメント>当コースは未勝利戦を制した相性の良い舞台。秋は3着、13着と勝ち切れていない。前走は力んだ走りで良さが出なかった。叩き3戦目で本来の力を見せたい。
⑬アストラエンブレム 騙8 西村淳(SS系×AP系)
前走:21年京阪杯(GⅢ)14着
BP:21年キーンランドC(GⅢ)5着
血統:E 能力:F
<血統分析>父ダイワメジャー×母父ウォーエンブレム。母母父ヘクタープロテクター。溜めてキレる血統はなく、持続力血統。字面血統だけではスプリントはやや忙しい。
<一言コメント>最後の勝利は約1年前。今年はキーンランドCの掲示板がやっとだった。8歳を迎え成長は望めないが、距離延長で追走は楽になるはず。
⑭ダイメイフジ 牡7 菱田(AP系×LS系)
前走:21年ラピスラズリS(L)10着
BP:21年オーシャンS(GⅢ)6着
血統:E 能力:F
<血統分析>父アグネスデジタル×母父ダンスインザダーク。母母父ストームバード。貴重なアグネスデジタルの直系。母父のイメージほど長距離適性に寄ったわけではないが、瞬発力は足りない。
<一言コメント>7歳のベテランは今年7戦で2着1回のみ。さすがに力は落ちてきたが、近走は1000mか1200mを使ってきた。距離延長でペースが緩めば自分の走りを取り戻せるチャンスも。
⑮ケイデンスコール 牡5 岩田康(KK系×LS系)
前走:21年マイルCS(GⅠ)10着
BP:21年読売マイラーズC(GⅡ)1着
血統:D 能力:D
<血統分析>父ロードカナロア×母父ハーツクライ。母母父アレミロード。レベルの高いレースや厳しいレースで力を発揮しやすいのはハーツクライやリボー系の特徴。
<一言コメント>春は重賞2勝と素晴らしい充実ぶりも近走では影を潜めている。2走前の毎日王冠は久々の1800mで前走のマイルCSは相手が強かった。相手関係が楽になる今回は出番があっても。
⑯ラヴィングアンサー 牡7 岩田望(SS系×ED系)
前走:21年京阪杯(GⅢ)10着
BP:21年北九州短距離S(OP)1着
血統:E 能力:F
<血統分析>父ダイワメジャー×母父ロックオブジブラルタル。母母父ロイヤルアカデミーⅡ。ロックオブジブラルタルはマイル以下の距離適性となりやすい。ただこの馬の血統的にはスプリンターかと言われるとやや疑問符がつく。
<一言コメント>昨年のセントウルSから8戦連続で1200mを消化。どうしても追走でついていけず良い上がりをつかっても届かない負け方が続いている。今回は距離延長で追走が楽になる可能性も。阪神1400mは(1-0-1-3)と結果も残しており巻き返しを狙う。
⑰ソングライン 牝3 池添(DI系×RB系)
前走:21年富士S(GⅡ)1着
BP:21年富士S(GⅡ)1着
血統:C 能力:B
<血統分析>父キズナ×母父シンボリクリスエス。母母父アグネスタキオン。一言でいうと「一瞬のキレはない」。長く脚を使う展開を望むが、スピードも持っているのはサンデーの3×4だからと考えている。
<一言コメント>馬券内から外れたのは桜花賞の1度だけ。素晴らしい安定感を武器に能力も底を見せていない。1400mは問題ないはずだが、関西への輸送と桜花賞以外は左回りしか経験がないことだけが気がかり。
⑱ルークズネスト 牡3 ルメール(RB系×DI系)
前走:21年スワンS(GⅡ)4着
BP:21年ファルコンS(GⅢ)1着
血統:C 能力:C
<血統分析>父モーリス×母父ディープインパクト。母母父グランドロッジ。本質的には速い上がりで勝負するタイプではなかったが、血統的にはもう一段階成長があってもよさそう。
<一言コメント>4走前のファルコンSはハナを切る競馬で重賞初勝利。ここ2戦は溜めて末脚を伸ばす競馬と脚質の幅も広がっている。前走のスワンSでも勝ち馬と0.2秒差の4着と適性は悪くない。
以下は血統出馬表となります。
<良馬場想定>
~阪神カップ血統予想~
◎⑦ダノンファンタジー
〇③ホウオウアマゾン
▲⑰ソングライン
△⑩サウンドキアラ
△④ラウダシオン
△⑥ファストフォース
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