犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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血統コラム~なぜトップナイフを買い目に入れたのか~

 

こんばんは。ちゃろです。

 

いつも当ブログをご覧いただき本当にありがとうございます。

 

今回は札幌記念の振り返りについて少し書いてみようと思います。

 

過去レースの振り返りの記事って正直あんまり閲覧数も高くなく、手前味噌になってしまうことが多いのですが、このブログで的中報告をメインとする気はありません。もちろん自慢する気など全くありません。

 

ただ皆さまから

「トップナイフをよく狙えましたね」

というコメントを結構いただいたので、この記事は単なる的中報告ではなく血統的になぜトップナイフを買えたのか、そしてなぜこの馬達を狙った馬券を買えたのかというテーマに焦点を絞って書いてみたいと思います。

 

 

 

札幌記念の予想

 

札幌記念の予想プロセスをもう一度見たい方は下記記事をご覧ください。

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

私の札幌記念の予想印は以下の通りでした。

◎①ソーヴァリアント

○⑫ヒシイグアス

▲⑤ジャックドール

△⑩トップナイフ

 

 

予想の振り返り

 

前日、土曜日の生観戦時に差し馬を狙った結果、前半戦は特にことごとく外れました。
それもそのはず芝競走が7レースあった内、新馬戦を除く6レースで逃げた馬が1着となる超特殊馬場バイアスとなっていました。私の印象では差し馬は詰めた結果差し切れないのではなく、あと100~200m直線があっても届かないのではないかとすら思えるようなレースが続きました。

 

続いて血統分析として
サンデー系に向いているとは言いにくいこと
ダンジグ系ハービンジャー産駒が好走していること
・昨年はロベルト系種牡馬の1、3着だったこと
・総じてダンジグ系ロベルト系など欧州型血統が強さを発揮すること

を主張しました。

 

ここで狙いたい馬をまとめます。
イメージとしては

・欧州色が強い血統

・逃げ、先行ができる

・後ろからの馬は軽視するが早仕掛けで4角までに先頭集団にいれば勝負できる

 

これらが札幌記念の狙い目になると判断しました。

 

 

選択馬の血統解説

 

本命にしたのは◎ソーヴァリアントでした

 

▼ソーヴァリアント

サンデー系なので一見強調できないようにも見えますがオルフェーヴルはサンデー系最大の特徴である瞬発力ではなく、馬力を伝える欧州色の強いサンデー系です。メジロマックイーンヘロド系)の血を持っている馬にはこのタイプも多くゴールドシップなんかも欧州色の強いタイプです。そして注目したのは母父、母母父が欧州型血統であり、このレースに好相性の欧州型ロベルト系欧州型ノーザンダンサー(ダンジグ系も基本的には欧州型ノーザンダンサー系)を持っていたことです。
また脚質もマッチしていました。オープン昇格後の4角位置は③②⑪③⑤③と大敗したオールカマーを除き安定した先行力を発揮していました。加えて先行馬が力を発揮しやすい最内枠で人気も4番人気と最も妙味ある馬と判断しました。

 

 

今回買い目がハマったトップナイフは4番手の評価でした。

 

▼トップナイフ

この馬は父も母父も母母父も欧州型でバリバリの欧州血統。父クラレーションオブウォー欧州型ノーザンダンサーであるダンジグ系ダンジグ系はこのレースで何度も好走をしているハービンジャーと同じ系統で相性の良さは先述した通りです。これは大きな強調材料となりました。今回父ダンジグ系はこの馬ただ1頭でした。
そして脚質ですが、近2走の皐月賞、ダービーでは後方からの競馬となり結果を残せませんでしたが、いずれも上がり2位と使っている脚は非凡なところを見せていました。皐月賞までは常に先行しており、ホープフルSでは逃げて差のない2着になった馬。ひょっとして以前のように逃げ、先行でスピードを生かし粘り強く最後まで脚を使うレースをすれば血統の良さも生きてくると考えました。
最後にもう一つ、筆者が土曜日に生観戦した際、鞍上の横山和騎手が芝で【1-0-1-3】と好成績。明らかに馬場バイアスを掴んでいるように見えました。この馬が49.6倍の9番人気では明らかな妙味を感じました。

 

 

▼ジャックドール

ジャックドールももちろん評価していました。父は欧州型ロベルト系のモーリスで母父は北米型アンブライドルズソング、母母父にも欧州型ノーザンダンサーであるニジンスキーの血を持っていました。前年の覇者であることからもわかるように血統適性はありと判断していました。
ただ2つ懸念材料がありました。1つは土曜日に武豊騎手が全く馬場を掴めていなかったこと。2番人気に2回、3番人気に1回騎乗しながらもすべて人気以下に敗れ【0-0-0-5】。もちろんあれだけの名ジョッキーですから立て直す可能性はあるとはいえ少し不安を覚えました。もう一つはこの馬の馬券を買わなかった最大の理由で「オッズ的には妙味がまったくないから」です。単勝の最終オッズは2.3倍。最初は◎ソーヴァリアントと▲ジャックドールのワイド1点も考えていたのですが、購入検討時に3倍弱しかつきませんでした。これでは私の中で期待値を上回るとは考えられずジャックドールを含めた馬券購入を断念したのです。

 

 

事前にX(旧Twitter)で宣言した通り、予算500円程度で馬券を組むことが決まっていました

その結果、私は下記馬券を購入しました。

 

 

 

◎①ソーヴァリアントから○⑫ヒシイグアスと△⑩トップナイフに流したワイド2点です。

運良く的中🎯することができましたが、自分として大切にしたいのは当たったということではなく、なぜその馬を選んだかというプロセスです。

これは的中しても外れても正しい選択だったのかを常に意識しておきたいと思います。

 

おまけ・その他の馬について

 

最後にあくまで血統に焦点を絞っているので似たような特徴を持つ馬と勝ち馬のプログノーシスをなぜ狙わなかったのかを分析してみます

 

▼ウインマリリン

まずウインマリリン。安定した先行力と昨年の札幌記念で3着という実績を考えれば評価してもおかしくありません。内枠を引けたのも良かったと思います。ただし、血統的には母父も母母父も北米型血統の6歳牝馬であることや海外帰り5か月の休み明けだったことから少し軽視することにしました。このあたりは正直主観もあります。イメージとしては基本的に牡馬より牝馬の方が力の衰えが早い、欧州型血統より北米型血統の方の衰えが早いと考えています。昨年の3着からメンバーレベルやこの馬個体の上積み(伸びしろ)を考えて判断しました。

 

 

ユニコーンライオン

ユニコーンライオンは昨年の札幌記念以降7レース中6レースでハナを奪って逃げる抜群の先行スピードを持っています。血統で見ても父も母父も欧州型で一見該当しているように見えます。ただし、この馬の父はストームバード系。抜群のスピードを伝える代わりに成長力は早熟傾向があります。7歳馬のこの馬に伸びしろとしては厳しいと判断しました。加えて大外枠に入ってしまったのもマイナス材料となりました。

 

▼プログノーシス

最後にこれは買えなかった馬で1着だったプログノーシス
父サンデー系は評価を下げると言いつつもこの馬の父ディープインパクト札幌記念の過去10年で馬券になった回数が7回(1位)と好相性を示している種牡馬でした。母系は母父、母母父ともに欧州型で狙っても良かったと思いましたが、思ったよりも人気だったことと、これまで日本でのキャリア8戦中7戦で後方から上がり最速を記録して勝っており、前有利な馬場バイアスに合わないと判断しました。ご存知の通り結果は川田騎手が道中からポジションを上げ続ける捲りを仕掛け、4角には2番手にいるという完璧な競馬でこれには脱帽でした。

 

 

いかがでしたでしょうか。

こうやって考えてみるとトップナイフやソーヴァリアントを狙うことは決して難しいことではないことがお分かりいただけたかと思います。

そしてなにより

血統で予想するのってとっても楽しくないですか!!(笑)

 

そして当たった時も外れた時も自分の予想に基づいて期待値の高い馬券を買えていたかを意識することが結果を出す近道だと思います。

 

この記事が今後の皆さまの馬券購入の参考になれば幸いです。

 


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