犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2021カペラステークス(GⅢ)予想

こんにちは。ちゃろです。

 

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、本日は多彩な活躍馬を輩出しているダート短距離重賞「カペラステークス(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

阪神ジュベナイルフィリーズの血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

中日新聞杯の血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

12月12日 2021カペラステークス(GⅢ)血統予想

 

カペラステークスの過去血統傾向~

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<ワン!ポイント>

・昨年は4人気、1人気、2人気と比較的人気馬での決着

・好走している父馬はバラバラだった

・母父はフレンチデピュティタヤスツヨシゴールドヘイローが2回ずつ。ゴールドヘイローはコパノキッキングが2回記録

<系統の分析>

・父AP系SS系が好走数1位。AD系DS系ED系LS系が2位で続く

・母父はDS系が好走数5回で1位。続いてAD系が続く

・父母父は過去6年ややアメリカ型血統の好走が目立つ

・母母父は意外にもヨーロッパ型がやや多く好走している

 

~中山ダ1200mの血統傾向~

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<ワン!ポイント>

・3型では父は日本型が30%、アメリカ型が48%、ヨーロッパ型は22%

・3型で母父では日本型が31%、アメリカ型が38%、ヨーロッパ型は31%

・父の好走数はAD系が55回と2位を大きく引き離して1位。AP系が25回で2位、SS系が23回で3位だった

・母父の好走数はAD系LS系が25回ずつで1位タイ。ED系が22回で3位だった

 

~カペラSと中山ダ1200mのその他のポイント~

・ここ2年の連対馬4歳馬

8歳~9歳馬が穴をあけるケースもある

・近年は前走で連対している馬が好走している

・芝スタートで芝を長く走れる影響か内枠より外枠の成績が良い過去7年で2枠、3枠は3着内が一度もない

・2コーナー奥の芝からスタート。3コーナーまでの向正面は下り坂で前半のラップは速くなりやすい

・前半の推定3ハロンは32秒後半から33秒前半。芝並みの前半ラップになることもありハイペースは必須

・過去のカペラSでは単純に逃げ馬が勝つわけではなく、逃げ先行馬はその走力を維持できなければならず、場合によっては差しが決まるケースもある

 

以上から基本的にはアメリカ血統を持っており、外枠に入った4歳前後の旬を迎えている馬を狙ってみたいと思います

 

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう

 

中山 カペラステークス(GⅢ)血統出馬表と予想

~出走馬全頭血統分析~

馬番 名前 性別馬齢 騎手(血統組み合わせ)

前走

近5走ベストパフォーマンス(BP)

血統適正、能力実績(SAの8段階で評価

血統、近走からのコメント

の順に表記

 

リュウノユキナ 牡6 石橋(ED×AD

前走:21年JBCスプリント(GⅠ・金沢1400m)5着

BP:21年クラスターC(GⅢ・盛岡ダ1200)1着

血統: 能力:

一言コメント:父ヴァーミリアン×母父クロフネ。母母父マークオブディスティンクション。母ネオカラー。

 昨年秋から眠っていた才能が開花したように成績が急上昇した。ここ5走はすべて地方競馬交流重賞に出走し、2勝、2着1回と安定感は右肩上がり。前走のJBCスプリントでは敗れはしたが、これは金沢の1400m。距離延長が響いた可能性高い。今年2月以来の中央競馬の舞台となるが、適正距離に戻してむしろ好条件。今回は最内枠となったが、この馬はむしろ外枠より内枠の方が好成績を残している。自信の才能を開花させた柴田善騎手が乗れず騎手変更となるのは懸念材料だが、巻き返しを図って主戦へ吉報を届けたい。

 

②ゲンパチフォルツァ 牡3 武藤(AD×ED

前走:21年霜月S(OP)5着

BP:21年青竜S(OP)1着

血統: 能力:

一言コメント:父ヘニーヒューズ×母父ストラヴィンスキー。母母父トワイニング。母アイラブリリは京阪杯2着。

 3歳ダートの登竜門の青竜Sではハイペースを先行するなかで押し切って強い競馬を見せた。しかしユニコーンSで11着と敗れると休み明けの秋2戦でも凡走が続いている。しかし今回は新馬、1勝と2戦して2勝したコース替わりは大きなプラス。1枠を引いてしまったが、相性の良い舞台で浮上のきっかけをつかみ取りたい。

 

③アポロビビ 牡5 吉田豊AP×LS

前走:21年ながつきS(OP)9着

BP:21年千葉S(OP)1着

血統: 能力:

一言コメント:父アポロキングダム×母父スペシャルウィーク。母母父エーピーインディ。母ウインドクラストはダ1400で1勝。

 コース巧者という馬はいるがこの馬は中山ダ1200mのコース巧者はまさにこの馬。11回走って5勝2着3回と得意っぷりを発揮している。今年も初春Sと千葉Sを連勝。前走は1番人気を裏切る大敗を喫したが、5カ月以上の休み明けでノーカウントでもOK。パサパサで力のいる馬場を望むがどうだろうか。

 

④ダンシングプリンス 牡5 三浦(AP×DS

前走:21年京葉S(L)1着

BP:21年京葉S(L)1着、20年カペラS(GⅢ)3着

血統: 能力:

一言コメント:父パドトロワ×母父バブルガムフェロー。母母父ノーザンテースト。母リトルブレッシング。半姉のプリンセスメモリー(父スウェプトオーヴァーボード)はクイーンCの3着馬

 昨年のこのレースの3着馬。船橋からJRA復帰にかけて6連勝。過去9走でハナを切れなかったのは昨年のカペラSの1度のみ。そのカペラSも2番手に追走とそのダッシュ力は他馬の驚異となっている。今回は約8カ月の休み明けで枠にも恵まれていないが、当コースは4走して3勝、3着1回と複勝率は100%の相性。仕上がっていれば長期休み明けでも簡単には見切れない存在か。

 

デュアリスト 牡3 戸崎(DI×AP

前走:21年室町S(OP)1着

BP:21年室町S(OP)1着

血統: 能力:

一言コメント:父ミッキーアイル×母父エンドスウィープ。母母父ディアブロ。母デュアルストーリー。

 2歳時3連勝で園田の兵庫ジュニアGPを制し重賞ウイナーとなった。今年に入ってからは調整が上手くいかず体重の増減が激しくなるなど本来の姿になれていなかったが、前走の室町Sで復活V。ハイペースを前目で進め最後は2馬身近く突き放しての快勝。内枠より外枠の方が得意としているが、今回は内枠となった。この点はやや割引か。

 

⑥スマートダンディー 牡7 大野(AP×AP

前走:21年霜月S(OP)7着

BP:21年オータムリーフS(OP)2着

血統: 能力:

一言コメント:父エンパイアメーカー×母父ミスターグリーリー。母母父ジルザル。母スマートオーシャン。

 7歳を迎えても元気いっぱいで今年は7戦を消化。重賞では完敗が多いものの、それなりには走っている。2走前のエニフSでは59キロを背負いながら3着。オータムリーフSでも2着と好走。前走はやや持ち味が生きなかったが、東京コースでは最近力を発揮できていない。今回は前走よりさらに1キロの斤量減。長いキャリアだが初めての中山、そして初めての1200mが吉と出るか凶と出るか。

 

⑦ミッキーワイルド 牡6 田中勝(KK×ED

前走:21年霜月S(OP)3着

BP:21年霜月S(OP)3着

血統: 能力:

一言コメント:父ロードカナロア×母父ファルブラヴ。母母父サンデーサイレンス。母ワイルドラズベリーはローズS2着。

 前走は15番人気とまったく人気がなかったが混戦から速い上がりを使って3着と激走。久しぶりの馬券に絡み高配当を生み出した。典型的なコース好き嫌いがあるタイプで好走は左回りに偏っている(複勝率・左回り:61%、右回り:29%)。1200mでは2戦して着外2回と結果を残せていない今回は東京の1400mから中山の1200mというコース替わり。マイナス要素となること必須となりそうだ。

 

⑧ロイヤルパールス 牡6 宮崎(SS×EN

前走:21年オータムリーフS(OP)13着

BP:21年ながつきS(OP)1着

血統: 能力:

一言コメント:父マツリダゴッホ×母父アラジ。母母父アジダル。母ラヴフルーヴはエーデルワイス賞2着。

 近走は前から後ろからといろんな競馬をしてはいるもののこれという決め手が不足しており、なかなか安定して成績を残せていない。今年11戦目となるがタフネスぶりは健在。今回は2走前に15番人気ながら大混戦を制し、大波乱の立役者となったながつきSと同舞台。大波乱の再現となるか。

 

⑨オメガレインボー 牡5 岩田康(AP×SS

前走:21年武蔵野S(GⅢ)3着

BP:21年エルムS(GⅢ)2着

血統: 能力:

一言コメント:父アイルハヴアナザー×母父アグネスタキオン。母母父ノーザンテースト。母ワイキューブ北九州記念3着。

 今年既に7戦を消化しているがここ5走はGⅢとOP特別で非常に安定した走りを見せている。2走前のエルムSは4角で同じ位置にいたスワーヴアラミスとの追い比べに敗れ惜しくも2着。前走の武蔵野Sではじっくりと脚を溜め、上がり最速の35秒7の末脚で追い込んだが、最後100mでいっぱいになり逆に内のエアスピネルに差し替えされて3着。惜敗続きだが重賞ウイナーになるにはもう一つ殻を破る必要がありそう。今回は大幅な距離短縮。血統的には延長の方が向くイメージもあり、道中の運びにも注目が集まる。

 

⑩ヨシオ 牡8 勝浦(AD×AP

前走:21年栗東S(L)10着

BP:21年天王山S(OP)4着

血統: 能力:

一言コメント:父ヨハネスブルグ×母父ケイムホーム。母母父タイキシャトル。母フローラルホーム。

 キャリア通算75戦。地方競馬以上の出走ローテでキャリアを重ねてきた。昨年の暮れからジャパンC、チャンピオンズCと使った後、障害に転向。しかし勝利することができずここ2走はダートに戻している。今回は7カ月の休み明け。当コースに主だった実績があるわけでもなく、本来の状態には乏しいはずだが果たして。

 

⑪メイショウテンスイ 牡4 江田照(AP×DS

前走:21年室町S(OP)14着

BP:21年天保山S(OP)5着

血統: 能力:

一言コメント:父ダンカーク×母父ゼンノロブロイ。母母父マウンテンキャット。母フラワーガイア。

 地方交流重賞で2着2回の実績がある実力馬だが、昨年暮れのギャラクシーSから9戦いいとこなしに終わってしまっている。血統構成的に読み取ると少し早熟に寄ってしまった可能性もある。秋4戦目となる今回で一変は難しそうだが、何かきっかけひとつで変化をもたらしたいところ。

 

⑫ミスズグランドオー 牡3 田辺(AP×ED

前走:21年安芸S(3勝ク)1着

BP:21年安芸S(3勝ク)1着

血統: 能力:

一言コメント:父サウスヴィグラス×母父ジャイアンツコーズウェイ。母母父キュアザブルース。母スズカシャンティー

 前走は外枠から先行して2番手追走。2着馬に2馬身以上の差をつける圧勝で条件クラスを卒業。この馬の特徴は先行力と安定感だ。過去10戦をこなしているが、スタートの出遅れは1度もなくすべてで道中1~3番手で競馬をしている。通算成績は(4-3-2-1)と着外は1度だけ。今回は重賞で相手はこれまでで一番強いが、勢いそのままに重賞制覇する姿がまったく想像できないわけではないが。

 

⑬トウカイエトワール 牡4 石川(AD×KK

前走:21年NST賞(OP)14着

BP:21年3勝クラス(新潟ダ1200m・重)1着

血統: 能力:

一言コメント:父ヘニーヒューズ×母父キングカメハメハ。母母父グリーンフォレスト。母トウカイミステリーは北九州記念の勝ち馬。

 前走は3カ月の休み明けが影響したのかスタートから流れに乗れず末脚も不発。OPの洗礼を浴びてしまった。それでも今年は2勝クラス、3勝クラスと連勝する充実ぶり。まして当コースは(3-0-1-0)と抜群の相性を誇る。展開にもよるが、自分の競馬に徹底できれば。

 

⑭ディサーニング 騙6 横山武(AP×AD

前走:21外房S(3勝ク)1着

BP:21外房S(3勝ク)1着

血統: 能力:

一言コメント:父ストリートクライ×母父ディスクリートキャット。母母父ドバイミレニアム。母タクトフリー。サンデーもキングマンボも持たない日本では珍しい血統。

 前走は4カ月半の休み明けだったが当コースと同じ外房Sで1着。ハイペースの前傾ラップでも2番手に追走し、後続の追撃をしのぐしぶとい走りを見せて条件クラスを卒業した。重賞挑戦となり相手は強化されるが、叩き2走目の上積みもありそうで斤量減も追い風。中山1200mは2勝、2着1回と連対率10割。勢いに乗って一気に重賞制覇といきたい。

 

⑮ミッキーブリランテ 牡5 菅原明(DI×ED

前走:21年京阪杯(GⅢ)11着

BP:21年函館SS(GⅢ)3着

血統: 能力:ー(初ダート)

一言コメント:父ディープブリランテ×母父ダンシリ。母母父ダイイシス。母エピックラヴはヴァントー賞(仏GⅢ・芝1850m)。半弟のダノンザキッド(父ジャスタウェイ)はホープフルS、東スポ杯2歳Sの勝ち馬。

 芝の重賞ではあと一歩届かず、勝ってはいないものの2着2回、3着1回の実績を持つこの馬がダートに初参戦してきた。前走の騎手のコメントなどを見ても反応が鈍くなっており、ズブくなってきていることからのダート参戦だと思われるが、血統的にはアメリカダートの速い血をまったく持っておらず向くとは考えにくい。外枠に入ったことで揉まれずに競馬をすることが絶対条件となりそう。

 

⑯モズスーパーフレア 牝6 松若(AP×AD

前走:21年JBCスプリント(GⅠ・金沢1400)3着

BP:21年JBCスプリント(GⅠ・金沢1400)3着

血統: 能力:

一言コメント:父スペイツタウン×母父ビロングトゥミー。母母父ヴァリッドアピール。母クリスティーズトレジャー。半姉サクリスティ(父プルピット)はオールドハットS(米GⅢ・ダ1200m)

 記録にも記憶にも残る快足女王の引退レース。ロケットスタートを最大の武器とし、ここ12戦連続でハナを切る競馬をしているダッシュ女王。過去はほとんどが芝競走でダートは昨年の大井、今年の金沢で行われたJBCスプリントのみ。この馬は血統的にはアメリカのスピードの血の塊でダート適正ももちろんある。ただこのタイプは早熟傾向が強いケースもあるが、この馬の場合は6歳を迎えた今年は少し詰めが甘い印象があり勝ち星こそないものの、凡走は少なく顕著な衰えはない。スタートダッシュと揉まれたくないことから外枠がベスト。牝馬ながらに56キロを背負うのはやや気になるが、またしても引き当てた外枠から今回も積極的な競馬で芝・ダ両重賞制覇を飾り有終の美としたい。

 

以下は血統出馬表となります。

<良馬場想定>

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カペラステークス血統予想~

 

◎⑫ミスズグランドオー

〇⑨オメガレインボー

▲⑯モズスーパーフレア

△⑥スマートダンディー

△①リュウノユキナ

△③アポロビビ

 

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