2021京阪杯(GⅢ)予想
こんにちは。ちゃろです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は秋の関西名物スプリント戦「京阪杯(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです
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11月28日 2021京阪杯(GⅢ)血統予想
~京阪杯の過去血統傾向~
<ワン!ポイント>
・昨年は阪神での開催。それまではずっと京都での開催
・阪神開催の昨年は短距離に定評のあるヨーロッパ型血統×アメリカ型ノーザンダンサー系のワンツーで決着
・京都開催時代を含めて現代日本重賞とは思えないほどのサンデー系の不振が目立つ
・3着以内の好走データでは父ヨハネスブルグ、ローエングリン、ロードカナロアが複数好走
・母父はサンデーサイレンスとダンスインザダークが2件ずつでトップ。だが、出走数を考慮すれば決してサンデーサイレンスの血が有利となるわけではない
<系統の分析>
・今回はダントツで父ED系。AD系が続き、ノーザンダンサー系が有利であることを示している
・母父はLS系がトップ。AD系、AP系、EP系が続く
・父母父は近年はヨーロッパ型血統がやや有利
・母母父はアメリカ型が好走。ただし阪神開催の昨年はヨーロッパ型を2、3着だった
~阪神芝1200mの血統傾向~
<ワン!ポイント>
・3型では父は日本型が43%、アメリカ型が18%、ヨーロッパ型は39%
・3型で母父では日本型が31%、アメリカ型が36%、ヨーロッパ型は33%
・父はKK系、SS系が好走。続くDI系、LS系しています
・母父はED系、LS系、AD系、KK系などが好走
~京阪杯と阪神芝1200mのその他のポイント~
・内回りコースでコーナーまでの距離が短いため、枠は内が有利
・1000mを過ぎるとずっと下り坂でペースは速くなる
・残り200mで急坂があるが、勢いがついているため逃げ、先行の押し切りも多い
・上級条件ではペースが流れて差しが決まるケースもある
・スムーズな位置取りも大切
以上から、短距離に強い血や好成績の父ノーザンダンサー系に注目し、内枠からポジションも取れて速い上がりを持っている馬が理想的と言えます。
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
阪神 京阪杯(GⅢ)血統出馬表と予想
~出走馬全頭血統分析~
※枠順確定前のため特別登録馬を50音順で並べたものです
馬番 名前 性別馬齢 騎手(血統組み合わせ)
前走
近5走ベストパフォーマンス(BP)または昨年成績
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価
一言コメント
の順に表記
①アウィルアウェイ 牝5 荻野極(SS×KK)
前走:21年スプリンターズS(GⅠ)14着
BP:21年CBC賞(GⅢ)3着
血統:D 能力:E
一言コメント:ジャスタウェイ×キングカメハメハ。牝系にはスピードの宝庫であるメドウレイクの血を持つ。母ウィルパワーはリアルインパクトの半姉で芝やダートの短距離で4勝。
前走のスプリンターズSでは前の実力馬が止まらずに出番なし。当コースは新馬戦を制したコース。近走は外枠ばかりだったが実は最内枠では新潟と京都で勝利している。良馬場で迎え、じっと脚を溜めて我慢をし直線で爆発する展開を作りたい。
②エイティーンガール 牝5 秋山真(AD×SS)
前走:21年スプリンターズS(GⅠ)13着
BP:21年キーンランドC(GⅢ)2着
血統:C 能力:C
一言コメント:ヨハネスブルグ×アグネスタキオン。母母父はヘクタープロテクター。母センターグランタスはダ1800mで1勝。注目の父ノーザンダンサー系。
スプリンターズSでは前が止まらない高速馬場に加え展開も向かなかった。キーンランドCでは持ち味の上がりを発揮し2着と好走。少しタフな馬場は歓迎で前が失速したところを差し切る一撃は持っている。
③ラヴィングアンサー 牡7 岩田望(SS×ED)
前走:21年スプリンターズS(GⅠ)10着
BP:21年北九州短距離S(OP特)1着
血統:E 能力:F
一言コメント:ダイワメジャー×ロックオブジブラルタル。牝系にはロイヤルアカデミーⅡ。母ラブレターは芝1200mで1勝。半兄ブラックジョーはダ1500mのオープン特別、地方含め8勝。
北九州短距離Sでは上がり最速で差し切り1着。しかし近3走はいずれも相手強化の重賞でペースについていけず跳ね返されてしまった。当コース自体の適正はOP特別のタンザナイトSを制すなど(1-0-1-1)と悪くはないが、揉まれ弱く内枠が得意としていない。既に7歳と更なる成長は厳しいが安定した末脚はあるだけに展開が向けば。
④オールアットワンス 牝3 石川(EP×DI)
前走:21年アイビスSD(GⅢ)1着
BP:21年アイビスSD(GⅢ)1着
血統:D 能力:C
一言コメント:マクフィ×ディープインパクト。スーヴェニアコピーを母母父に持つ。母シュプリームギフトは13年函館SS2着など芝短距離で活躍し5勝。
上位3頭が重賞ウィナーとなり巷ではハイレベルだったと言われる葵S(重賞)の3着馬。アイビスSDは斤量と外枠に助けられたとはいえ32秒0の上がりを使ってライオンボスを下し、前走がフロックでないことを証明した。あとは久々がどうかだけ。
⑤タイセイビジョン 牡4 幸(ED×LS)
前走:21年スプリンターズS(GⅠ)12着
BP:21年CBC賞(GⅢ)4着
血統:C 能力:D
一言コメント:タートルボウル×スペシャルウィーク。牝系にはエルコンドルパサーの血。母ソムニアは芝1200mで1勝。注目の父ノーザンダンサー系配合。
スプリンターズSとセントウルSではそれぞれ上がり順位1位、2位と上位の脚を使っていたが、前が止まらずに不発。短距離戦で速い上がりが使えることがこの馬の一番の特徴。競馬スタイルから周りの展開にもよるだろうが、メンバーが弱化する今回、末脚が爆発する馬場になればチャンスはあってもよいが。
⑥シヴァージ 牡6 吉田隼(AD×AN)
前走:21年スプリンターズS(GⅠ)3着
BP:21年スプリンターズS(GⅠ)3着、シルクロードS(GⅢ)1着
血統:C 能力:B
一言コメント:ファーストサムライ×インディアンチャーリー。牝系にイ―ドバイとサンデーの血を持たない血統構成。注目の父ノーザンダンサー系。
スプリンターズSでは10人気も内枠と鞍上の項判断で配当に貢献。前有利な流れや展開だったとはいえ33秒4の上がりでまとめてみせた。2走前のパラダイスSでは人気を裏切ったが、外枠、出遅れに前残り馬場と展開も向かなかった。これを除けば今年は充実期を迎えているといっていいだろう。枠にも苦労するイメージはなく、器用さを兼ね備えている。スプリンターズSよりも明らかに相手関係は楽になり好機か。
⑦ファストフォース 牡5 小崎(KK×JN)
前走:21年スプリンターズS(GⅠ)15着
BP:21年CBC賞(GⅢ)1着
血統:C 能力:C
一言コメント:ロードカナロア×サクラバクシンオー。父ロードカナロアは好走が目立つ。母母父はデインヒルとスピード血統を重ね合わせた配合。母ラッシュライフは芝スプリントで活躍。生涯成績は2勝どまりだが、函館2歳SとファンタジーSで2着の実績がある。16年新潟記念覇者のアデイインザライフは半兄。
阪神1200mは1勝クラスを勝ち上がった舞台。前走のスプリンターズSでは相手も強く、力を発揮しきれなかったが、CBC賞や北九州記念で見せた先行パフォーマンスは見事なもの。斤量が増え続けるのも苦しかった。今回は1キロだが減量。前向きな走りを取り戻したい。
⑧サヴォワールエメ 牝5 松若(SS×ED)
前走:21年オパールS(L)1着
BP:21年オパールS(L)1着
血統:E 能力:E
一言コメント:ダイワメジャー×ピヴォタル。牝系のバイアモンはブラッシンググルーム系。母のニアメはイギリス産、フランスの競走馬。
西の1200mを3勝ク、リステッドと好位から抜け出すスタイルで連勝してきた。前回はハンデにも恵まれ51キロ。今回は54キロでの出走となり、相手も強化されるが、充実期を迎えているのは確か。
⑨ミッキーブリランテ 牡5 坂井(DI×ED)
前走:21年スプリンターズS(GⅠ)9着
BP:21年函館スプリントS(GⅢ)3着
血統:D 能力:E
一言コメント:ディープブリランテ×ダンシリ。母母父ダイイシス。母エピックラヴはヴァントー賞(仏GⅢ・芝1850m)覇者でサンタラリ賞(仏GⅠ・芝2000m)2着。半弟には20年ホープフルSの勝ち馬で先日のマイルCSでも3着と好走したダノンザキッド。
前走は着順こそ9着だが、4着以下は団子で差はほとんどない。過去走のタイムや上がりを見てもキレキレなタイプではないのは明らかで少しタフな馬場が理想。そういう面では最終週の馬場には期待できそう。当コースは初めてだが、今年の阪急杯では2着に好走。阪神コースは複勝率5割と比較的得意としている。
⑩レッドアンシェル 牡7 団野(LS×AD)
前走:21年セントウルS(GⅡ)14着
血統:E 能力:E
一言コメント:マンハッタンカフェ×ストームキャット。母母父はロベルト系のシルヴァーホークの血を持つ。母スタイルリスティックはアメリカ芝で活躍。母の半弟にキングジョージ6世&QES(英GⅠ・芝2400m)やエクリプスS(英GⅠ・芝2000m)覇者のナサニエルがいる。
昨年の北九州記念覇者だが、ここ数戦は精彩を欠いている。7歳を迎え持ち味のキレや爆発力は少し影を潜めているか。昨年の京阪杯では2番人気に支持されたが末脚不発で14着と人気を裏切ってしまった。20年CBC賞では同コースで3着となっておりコースが苦手なわけではなさそうだが、展開に左右されるのは間違いなさそうだ。
⑪アストラエンブレム 騙8 西村淳(SS×AP)
前走:21年キーンランドC(GⅢ)5着
BP:21年ラピスラズリ(L)1着
血統:E 能力:D
一言コメント:ダイワメジャー×ウォーエンブレム。母母父ヘクタープロテクター。母ブラックエンブレムは08年秋華賞馬。
前走キーンランドCではペースが流れ、差し馬に有利な流れがあったが、それでも上がり3位で追い上げた姿は立派。8歳で上昇は見込みにくいが展開が向くことが絶対条件
⑫アイラブテーラー 牝5 浜中(DI×LS)
前走:21年スワンS(GⅡ)8着
BP:21年京都牝馬S4着
血統:D 能力:D
一言コメント:トーセンラー×ダンスインザダークでサンデーサイレンスの3×3。母母父はサーゲイロード系のニホンピロウイナー。母タケショウレジーナは芝やダートの短距離で5勝。
19年当レース(京都開催)の2着馬。前走でも上がり最速を見せたが追走に苦労して8着。この馬最大の特徴である上がりの速さ、キレはまだまだ衰え知らずだが、作戦が一辺倒だけに展開の向き不向きが直に影響しそう。2着と好走した2年前と同馬番を引き当て巻き返しを誓う。
⑬シゲルピンクルビー 牝3 高倉(RB×ED)
前走:21年セントウルS(GⅡ)11着
BP:21年フィリーズレビュー(GⅡ)1着
血統:E 能力:F
一言コメント:モーリス×ハイシャパラル。母母父はダンジグ系のシンダー。サンデーの血を持たない。半姉のシゲルピンクダイアは19年桜花賞2着、秋華賞3着。
春のフィリーズレビューではヨカヨカを下し、重賞ウィナーとなったが、その後は苦戦続き。前走は前が止まらない流れで展開も向かず。前々走の北九州記念では稍重馬場で追い込むも3着のモズスーパーフレアにハナ差届かず4着。字面の印象ほど負けていないが、決め手不足なので展開の助けが必要か。
⑭ソーグリッタリング 牡7 藤井(LS×RB)
前走:21年富士S(GⅡ)17着
BP:20年エプソムC(GⅢ・不良)2着
血統:F 能力:F
一言コメント:ステイゴールド×シンボリクリスエス。牝系にはフェアリーキングの血を持つ。母ソーマジックは桜花賞3着。半妹のマジックキャッスルは愛知杯の勝ち馬。半弟のソーヴァリアントはセントライト記念2着という名血。
元々は上がりも使えるタイプではあったが、近走は凡走続きでとにかく速い上がりが使えない。それを見込んでの1200m参戦だろうが、外枠でポジションを取るのも苦労しそう。血統からみても明らかに向くとは考えにくいが。
⑮レイハリア 牝3 亀田(KK×LS)
前走:21年キーンランドC(GⅢ)1着
BP:21年キーンランドC(GⅢ)1着
血統:C 能力:C
一言コメント:ロードカナロア×マンハッタンカフェ。牝系にはトニービンの血を持つ。母ライトリーチューンは5戦0勝。父ロードカナロアはこのレース注目条件
葵Sで1着。2着のヨカヨカ、3着のオールアットワンスは後に重賞を制した。レイハリアも現在4連勝と今年の春以降は底を見せていない。キーンランドCはメイケイエールの暴走はあったが惑わされず折り合いをつけて追走。強い競馬ではあった。キーンランドCからは2キロ増となるが、葵Sでは54キロを背負っており、そこまでの不安は感じない。好位から抜け出す形が理想的だけに内枠が欲しかったがまさかの8枠。ここをどう判断するか。
⑯ライトオンキュー 牡6 古川吉(ED×AP)
前走:21年高松宮記念(GⅠ・重)17着
BP:21年シルクロードS(GⅢ)2着
血統:C 能力:D
一言コメント:シャマーダル×レイヴンズパス。母母父クリスエス。母グレイトタイミングはアメリカ産だがイギリスで活躍。父ノーザンダンサー系の1頭。
春の高松宮記念では鼻出血があり、力を発揮しきれなかった。今回はそれ以来の休み明け。実力馬だが仕上がりは気になるところ。好走パターンは好位から早めに抜け出すこと。パワーのいる今の馬場自体は向きそうだが仕上がりはどうだろうか。
以下は血統出馬表となります。
<良馬場想定>
~京阪杯血統予想~
◎⑤タイセイビジョン
〇⑨ミッキーブリランテ
▲⑦ファストフォース
△⑥シヴァージ
△⑫アイラブテーラー
△②エイティーンガール
△④オールアットワンス
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