2023安田記念(GⅠ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。
さて、本日は春の古馬マイル王決定戦「安田記念(GⅠ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
・データについてはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼鳴尾記念の血統分析はこちらから↓↓
▼明日の狙い目はこちらから↓↓
4日の狙い目はお休みします。ご了承ください。
6月4日 2023安田記念(GⅠ)血統予想
~安田記念の過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 16回 北米型 3回 欧州型 11回
・母父の好走数 日本型 8回 北米型 10回 欧州型 12回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・父日本型のサンデー系(ディープ系)は過去10年で馬券になった馬30頭の内16頭。父サンデー系(ディープ系)にとっては悪くはないものの出走頭数や本来得意とする広いコースの根幹距離ということを考えると特別に得意としているわけではないことがわかる。
・父欧州型ならキングマンボ系やダンジグ系などスピードに優れるタイプに向く。また数こそ少ないが父北米型でもアエロリットやレッドファルクスが好走しているようにスピードが生かすことのできる馬場ならば好走が可能。
・勝ち時計に注目するとすごくわかりやすい。キーとなるのは1分32秒0。父北米型でも馬券になった年や良馬場での母父北米型の好走はすべて勝ち時計が1分31秒台だった年。一方で1分32秒0以上時計がかかった年は欧州型激走のサイン。サドラーズウェルズ系やニジンスキー系など欧州型ノーザンダンサー系や父か母父に欧州型の代表血統でもあるロベルト系を持った馬が好走している。馬力と持続力が求められるレース質になるのだろう。
・注意したいのは不良馬場だった14年。時計は1分36秒8とものすごくタフな馬場になった。この場合だけはパワーが最優先となったか母父北米型も好走した。またこれは結果論かもしれないが、アイスカペイド系、リボー系、ハイペリオン系などかなりマイナー血統を内包している馬が走った。現代の高速馬場に対応しきれないような血統が恵まれるレース質になったということだろう。
・安田記念にマッチする血統が存在するのも事実でリピーターが非常に多いレース。
▼過去10年で複数馬券になった馬
・モーリス
・アエロリット
・インディチャンプ
・アーモンドアイ
・グランアレグリア
・シュネルマイスター
~安田記念のその他の好走ポイント~
【枠順】・・・過去10年で5枠と7枠が4勝ずつと頭一つ抜けている。勝率は5枠、連対率と複勝率は7枠がトップだった。傾向としては内枠より外枠の方が好走馬が多いものの8枠はあまり好走がなく極端に内枠でも外枠でもない3~7枠あたりが狙い目か。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走ヴィクトリアマイル組とマイラーズC組(5回)だが、勝ち馬はそれぞれ昨年のソングラインと19年のインディチャンプしかおらず勝利につながるローテというわけではない。続くのが京王杯SC組、高松宮記念組、大阪杯組、ドバイターフ組(ドバイデューティフリー含む)(いずれも3回)。基本的には成績安定のヴィクトリアマイル組を重視。
【騎手】・・・5年連続で馬券になっているルメール騎手の安定感が目立つ。ただ9人気で勝利したモズアスコット以外はすべて人気馬で勝ち切れていないと見ることもできる。続くのは3回馬券になっている川田騎手と田辺騎手。川田騎手21年に8人気ながらダノンキングリーで勝利。田辺騎手も15年~17年までクラレントやロゴタイプといった人気薄で馬券になっている。
【ペース・脚質】・・・過去10年はハイペース2回、ミドルペース5回、スローペース3回。以前は締まったペースになることが多かったが、近2年はスローペースで年々瞬発力が重要視されるレース質になっている。道中10番手前後の後方からでも差し届き、32秒台~33秒前半の瞬発力勝負になるのが近年の傾向だ。
【性別・馬齢・斤量】・・・牝馬が7回(4頭)馬券になっており、近5年はすべて連対している。リピーターが多く、牝馬有利と断言することが難しいが十分やれるレースだ。馬齢は過去10年で5勝を挙げている4歳が優勢。
~安田記念で狙うべき馬~
以上から
血統的にはタフな馬場なら父か母父に重厚な欧州型血統(サドラーズウェルズ系、ニジンスキー系、ダンジグ系、ロベルト系、ネヴァーベンド系など)を持つ馬・・・①
軽い馬場なら父か母父に北米型血統を持つ馬・・・②
前走ヴィクトリアマイルを使った馬・・・③
をセオリーとしては狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
東京 安田記念(GⅠ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適性、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成・血統分析・一言コメント
の順に表記
①ナランフレグ 牡7 58 丸田
前走:23年高松宮記念(GⅠ)4着
血統:D 能力:D 該当:なし
<血統構成>父ゴールドアリュール(DS)×母父ブライアンズタイム(RB)×母母父タマモクロス(EN)
<血統分析>父ゴールドアリュールは直仔こそ少なくなってきたがサンデー系のダート大将格だった。母系は欧州型血統。だがハッキリ言ってゴールドアリュールや欧州型血統のイメージを持ち続けるとやられてしまう。それぐらいハマった時の上がりのスピードは血統のイメージ以上の素晴らしいものを持っている。競馬が追い込み一辺倒で好走が内枠に偏っていることも注意。ちなみに母父は北米型だがロベルト系なので”軽い”というイメージではない。
<一言コメント>昨年の高松宮記念の勝ち馬が再びマイルに挑戦。この馬にとっては最高の枠に入った。今こそ昨年9着のリベンジのとき。飛ぶような速度のそのスピードにのって太陽まで届け。
②メイケイエール 牝5 56 池添
前走:23年高松宮記念(GⅠ)12着
血統:E 能力:D 該当:①
<血統構成>父ミッキーアイル(DI)×母父ハービンジャー(ED)×母母父クロフネ(AD)
<血統分析>父ミッキーアイルはマイルCSなどGⅠ2勝を挙げ、マイル以下の重賞で活躍した。ディープ産駒が苦手とする1200mGⅠでも2着が2回と好走したディープ後継のスピード系種牡馬。休み明けのリフレッシュした状態や距離延長、渋った馬場で期待値が上がる。母父は欧州型ノーザンダンサー系代表格のハービンジャー。牝系は今や説明不要の白毛一族。母母のユキチャンは関東オークスなど地方交流ダート重賞3勝。近親は桜花賞、ヴィクトリアマイルなどを制したソダシ。
<一言コメント>ヴィクトリアマイルでは左前脚のフレグモーネのため無念の回避。距離はやや長い印象もあるが、その持続力はここでも大きな武器。ファン多き人気馬はその”声援”を背に受けターフを駆け抜ける。
③ジャックドール 牡5 58 武豊
前走:23年大阪杯(GⅠ)1着
血統:D 能力:B 該当:①②
<血統構成>父モーリス(RB)×母父アンブライドルズソング(AP)×母母父シャディード(ED)
<血統分析>父モーリスは香港での3勝を含むGⅠ6勝。自身と異なり産駒は字面通りロベルトやサドラーズウェルズの影響でスピードより馬力に寄るタイプが多く、距離延長や外枠の期待値が高い。ワンペースの持続戦で力を発揮するタイプが多い。母父アンブライドルズソングは北米型のファピアノ系でスピードをかなり強化する血。持続力にも長ける。
<一言コメント>これまで一貫して2000mばかりを走ってきたスペシャリストが満を持してマイル戦線に殴り込み。大阪杯で念願のGⅠタイトル奪取の勢いを武器にここでも力の違いを見せるか。他を無にさせるその快走には黄金に輝くメダルしか似合わない。
④セリフォス 牡4 58 レーン
前走:23年ドバイターフ(アGⅠ・1800m)5着
血統:C 能力:B 該当:なし
<血統構成>父ダイワメジャー(SS)×母父ルアーヴル(EN)×母母父フリーダムクライ(ED)
<血統分析>父ダイワメジャーは皐月賞などGⅠ5勝。名牝系スカーレット一族出身でGⅠ4勝のダイワスカーレットは半妹。サンデー系ながらパワーとガッツがあるマイラー産駒が多く、タフな馬場の消耗戦で期待値が上がる。先行してしぶとい脚を長く使うのが王道パターンで距離短縮が得意。牡馬は1400m~1600m、牝馬は1200mでも対応できる馬が多い。母父ルアーヴルは仏ダービーの覇者だが、母父に入ってスピード、瞬発力を強化する傾向があり、阪神牝馬Sを制したデゼルの母父でもあった。スピードの補充は母系からというイメージ。
<一言コメント>昨秋のマイル王者。ドバイからの直行ローテはこのレースの好走ローテ。4歳になりより成長した姿を見せる。大海のようなスケールで3歳で全世代の頂点に立った昨秋の王者が狙うは秋春マイル制覇ただ一つ。
⑤ソダシ 牝5 56 川田
前走:23年ヴィクトリアマイル(GⅠ)2着
血統:B 能力:B 該当:②③
<血統構成>父クロフネ(AD)×母父キングカメハメハ(EP)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析>父クロフネはNHKマイルCとジャパンCダートという芝ダート両方でGⅠ馬となった。牝馬の代表産駒が多いフィリーサイアー。牡馬はどうしてもダート馬になりがち。自身がそうであったように爆発的なスピードは産駒にも伝えている。2000mを距離の壁とする産駒も多い。母系はキンカメ×サンデーの主流配合。今さら説明不要な感もあるが、牝系はシラユキヒメ一族で活躍馬多数。近親にメイケイエール(セントウルSなど)やハヤヤッコ(函館記念など)がいる。
<一言コメント>今さら語ることがないほどの実力馬。昨年のダート挑戦から芝に戻りGⅠ、GⅡですべて掲示板内という安定感。純白の馬体が見せる”純粋な輝き”は集大成の時を迎えようとしている。
前走:23年京王杯SC(GⅡ)11着
血統:E 能力:D 該当:②
<血統構成>父ロードカナロア(EP)×母父スライゴーベイ(AD)×母母父インエクセス(AN)
<血統分析>父ロードカナロアは香港スプリント連覇などGⅠ6勝。非常に総合力が高く瞬発力やスピードは素晴らしい素質を持つ。内枠や距離短縮で期待値が高い。母系の良さを引き出すことができる万能種牡馬。母系はベースは欧州だが、北米型で発展した亜種のタイプ。母父スライゴーベイは北米芝で活躍しハリウッドターフカップ(GⅠ)の勝ち馬。母レキシールーはカナダのナッソーSなど芝重賞3勝。配合的にはロードカナロアの持つスピードを母系からさらに強化しているが、サンデーの血を持たず瞬発力勝負なら決め手負けすることもある。
<一言コメント>昨秋のマイルチャンピオンシップからはそれまでの安定感が嘘のような大敗が続いている。何とかここで復調のきっかけを掴みたいところ。近走凡走と見ていると一撃必殺の毒針が飛んでくるか。
⑦ガイアフォース 牡4 58 西村淳
前走:23年マイラーズC(GⅡ)2着
血統:D 能力:D 該当:②
<血統構成>父キタサンブラック(LS)×母父クロフネ(AD)×母母父ダンスインザダーク(LS)
<血統分析>父キタサンブラックは菊花賞、天皇賞春秋、有馬記念などGⅠ7勝。豊富なスタミナ、馬力と先行力で一時代を築いた。産駒は自身と異なり瞬発力があるキレるタイプも多数。母父クロフネは母系に入るとスピード、瞬発力を強化するヴァイスリージェント系。母母父ダンスインザダークはサンデー系の中では欧州型であるニジンスキーの影響を強く受けている。血統的には欧州色が強くスタミナもあるが、クロフネの血を見てもわかるように距離には一定の限界があるタイプ。
<一言コメント>前走のマイラーズCでは一気の距離短縮も何のその2着に入り、自在性を見せた。力自体はこのメンバーでも不足なし。府中の地に響く神聖なる力を凝縮せよ。
⑧ドルチェモア 牡3 54 坂井
前走:23年NHKマイルC(GⅠ)12着
血統:E 能力:E 該当:なし
<血統構成>父ルーラーシップ(EP)×母父ディープインパクト(DI)×母母父ストームキャット(AD)
<血統分析>父ルーラーシップはクイーンエリザベスⅡ世カップなど重賞5勝。キングカメハメハの直系だが、トニービンの影響を強く受けており距離延長を好む。ゆったりした追走を好み長く脚を使う馬が多い。基本的に距離は長い方が良い。母系はディープとストームキャットのニックスで母アユサンは桜花賞馬。いわゆる日本での活躍馬に多い血が多く含まれる主流血統。
<一言コメント>ここ2走は期待を裏切る凡走も稍重に泣いた感もある。良馬場ならもっとやれていい。2歳王者は通過点に過ぎず、もっともっと貪欲に甘く至福な瞬間へ。
⑨シャンパンカラー 牡3 54 内田博
前走:23年NHKマイルC(GⅠ)1着
血統:D 能力:D 該当:①
<血統構成>父ドゥラメンテ(EP)×母父レックレスアバンダン(ED)×母母父テイルオブザキャット(AD)
<血統分析>父ドゥラメンテは皐月賞、ダービーの二冠馬。日本で活躍できる血統を詰め込んだザ・主流血統。休み明けのフレッシュな状態や揉まれにくい外枠や少頭数で期待値が高い。コースは広い方が良く、芝の中距離競走で安定している。牡馬の活躍馬多い。母父レックレスアバンダンはダンジグ系で英仏のGⅠで計2勝。母母父は同じノーザンダンサー系だがこちらは北米型でダートで活躍した。
<一言コメント>前走のNHKマイルCでは9人気の低評価を覆す一気の追い込みは鮮やかだった。このコースは3戦3勝と大得意の舞台。3歳馬の代表としてこの舞台へ挑む。原石だったその才能は今こそ”最上級の輝き”を見せる。
⑩ソウルラッシュ 牡5 58 松山
前走:23年マイラーズC(GⅡ)5着
血統:C+ 能力:D 該当:なし
<血統構成>父ルーラーシップ(EP)×母父マンハッタンカフェ(LS)×母母父ストームキャット(AD)
<血統分析>父ルーラーシップはクイーンエリザベスⅡ世カップなど重賞5勝。キングカメハメハの直系だが、トニービンの影響を強く受けており距離延長を好む。ゆったりした追走を好み長く脚を使う馬が多い。基本的に距離は長い方が良い。母系は母父マンハッタンカフェはスタミナが武器のLサンデー系で長距離GⅠ3勝。母母父に現代競馬のスピードの源であるストームキャットがあるが、血統表からはマイルより長い距離でも走れそうな印象を受ける。近親のヒラボクディープは青葉賞の勝ち馬。
<一言コメント>条件戦からマイラーズCまで4連勝で挑んだ昨年の安田記念は不完全燃焼の13着。それを除けばGⅠ、GⅡで常に上位の安定感。”魂の突進”で見るものの心を震わせろ。
⑪イルーシヴパンサー 牡5 58 岩田望
前走:23年中山記念(GⅡ)8着
血統:B 能力:D 該当:なし
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父キングカメハメハ(EP)×母母父ストームキャット(AD)
<血統分析>父ハーツクライは有馬記念などGⅠ2勝。日本で唯一ディープインパクトに土を付け、種牡馬としても数々の名馬を生み出した。母父トニービンの影響を強く受けており、その一番の特徴は成長力で晩成傾向がある。サンデー系の中では欧州志向が強く、スタミナ、しぶとい馬力を強化する。母系はおなじみのキンカメとストームキャット。今の日本競馬の中心的血統が多数あり主流血統と言える。
<一言コメント>昨年は1人気に推されるも8着と期待を大きく裏切った。それでも差は0秒2と展開一つ。昨年の雪辱を晴らす時が来た。空腹に飢えた”豹”はじっと身を隠し、直線で一気に突き抜ける。
⑫ナミュール 牝4 56 横山武
前走:23年ヴィクトリアマイル(GⅠ)7着
血統:E 能力:D 該当:①③
<血統構成>父ハービンジャー(ED)×母父ダイワメジャー(SS)×母母父フレンチデピュティ(AD)
<血統分析>父ハービンジャーは現在日本にいる種牡馬の中では欧州型ノーザンダンサー系の代表格。現役時代はキングジョージⅥ世&クイーンエリザベスSを11馬身差で制した。距離は2000m前後、小回り、距離延長ローテを得意とする馬が多い。母父はダイワメジャーだが、らしからぬ瞬発力勝負がこの馬の特徴。サンデー×ヴァイスリージェント系は爆発的な瞬発力を持つ馬が出ることがある。曾祖母キョウエイマーチは桜花賞馬。爆発的な瞬発力は牝系の深いところから受け継いだもの。
<一言コメント>前走のヴィクトリアマイルではスタート直後に大きな不利。そこでレースが終わってしまった感もあり力負けではない。大河如く血統のスケールを証明し、前回の不完全燃焼を払拭する。
⑬レッドモンレーヴ 牡4 58 横山和
前走:23年京王杯SC(GⅡ)1着
血統:C 能力:D+ 該当:なし
<血統構成>父ロードカナロア(EP)×母父ディープインパクト(DI)×母母父トニービン(EN)
<血統分析>父ロードカナロアは香港スプリント連覇などGⅠ6勝。非常に総合力が高く瞬発力やスピードは素晴らしい素質を持つ。内枠や距離短縮で期待値が高い。母系の良さを引き出すことができる万能種牡馬。母父は日本競馬界の至宝ディープインパクト。いわゆる主流血統だ。牝系はエアグルーヴ~ダイナカールと続く超名門牝系で活躍馬を挙げたらキリがないほど。半兄のランフォザローゼスは重賞で2着3回。
<一言コメント>前走の京王杯SCで重賞初制覇。相手関係は大きく強化されるが、常に32秒台から33秒前半の末脚は他馬にとって脅威。勢いそのままにGⅠ制覇に挑む。蛯名正調教師初重賞制覇の立役者、もう一つの”夢”を叶える旅路へ。
⑭シュネルマイスター 牡5 58 ルメール
前走:23年マイラーズC(GⅡ)1着
血統:C 能力:D+ 該当:①
<血統構成>父キングマン(ED)×母父ソルジャーホロウ(ED)×母母父ハイエストオナー(EN)
<血統分析>父キングマンはそのスピードを武器にセントジェームズパレスSやジャックルマロワ賞などマイルGⅠ4勝。母父ソルジャーホロウはサドラ―系で独、伊でGⅠを計4勝。母系からはタフさや馬力を大きく強化しており、この馬自身の爆発的なスピード能力はダンジグ系の父系から受け継いだもの。どちらかと言えば成長が早く早熟なイメージも。母セリエンホルデは独オークス馬。
<一言コメント>前走のマイラーズCではきっちり仕上げて復活を印象付ける快勝。当コースの複勝率は100%と得意舞台。安田記念は21年3着、22年2着と適性は十分。3度目の正直で”名人”の名を世界へ響かせろ。
前走:23年マイラーズC(GⅡ)5着
血統:E 能力:E 該当:なし
<血統構成>父ダイワメジャー(SS)×母父キングカメハメハ(EP)×母母父トニービン(EN)
<血統分析>父ダイワメジャーは皐月賞などGⅠ5勝。名牝系スカーレット一族出身でGⅠ4勝のダイワスカーレットは半妹。サンデー系ながらパワーとガッツがあるマイラー産駒が多く、タフな馬場の消耗戦で期待値が上がる。先行してしぶとい脚を長く使うのが王道パターンで距離短縮が得意。牡馬は1400m~1600m、牝馬は1200mでも対応できる馬が多い。母系はキンカメ×トニービンの馴染みの血統。母母レディパステルはオークスなど重賞3勝。現状のベストはマイルで一瞬のキレも併せ持つ。
<一言コメント>3歳時はマイル戦線で常に上位のこの馬も近走は惜敗続き。今回はさらにメンバーレベルの強化で苦戦が強いられそうだ。それでも伏兵侮れず。夜空に輝く一番星となれ。
⑯カフェファラオ 牡6 58 浜中
前走:23年ドバイワールドC(アGⅠ・ダ2000m)12着
血統:F 能力:E 該当:②
<血統構成>父アメリカンフェイロー(AP)×母父モアザンレディ(TT)×母母父ミスワキ(EP)
<血統分析>父アメリカンフェイローは15年の米三冠馬で他にもBCクラシックを制すなどGⅠ8勝という歴史的名馬。本来「アメリカンファラオ」と名付けたが、登録の際にスペルを誤り、いろんな読み方が発生してしまった。母父モアザンレディは北米ダート短距離で活躍したスピード馬で配合は完全に北米色が強い。
<一言コメント>東京ダート1600mのフェブラリーSでは連覇を達成。しつこく粘り強く再チャレンジに挑む。偉大なる父のスケールを超え、芝ダート二冠の真の王となれ。
⑰ウインカーネリアン 牡6 58 三浦
前走:23年ゴドルフィンマイル(アGⅡ・ダ1600m)6着
血統:D 能力:D+ 該当:①
<血統構成>父スクリーンヒーロー(RB)×母父マイネルラヴ(EP)×母母父カドゥージェネルー(EM)
<血統分析>父スクリーンヒーローは溢れるばかりのスタミナと成長力でジャパンカップやアルゼンチン共和国杯を制した。サンデー系が強く出るマイラータイプかロベルト系が強く出るステイヤータイプに分かれることが多い。馬力が特徴で道悪の消耗戦は大歓迎。母系は短距離血統の配合、母父はスプリンターズSの勝ち馬で母母父は英スプリントGⅠ2勝。ロベルト系産駒ながら持っているスピードの基礎能力は母系から補充していることがわかる。
<一言コメント>2月の東京新聞杯ではマイペースに持ち込みまんまと逃げ切りを決めた。前走は海外ダートで度外視。ローテの余裕は十分でいつもの走りができれば面白い存在となりそう。他とは違う美しき”宝石”のような輝きを放て。
⑱ソングライン 牝5 56 戸崎
前走:23年ヴィクトリアマイル(GⅠ)1着
血統:C 能力:B 該当:①③
<血統構成>父キズナ(DI)×母父シンボリクリスエス(RB)×母母父アグネスタキオン(SS)
<血統分析>父キズナは13年のダービーを含む重賞5勝。種牡馬としては自身の父のディープインパクトとは異なり、上がりがかかる馬場や非根幹距離にも強い。パワーに優れておりダート馬も多数輩出するほど。母父シンボリクリスエスは天皇賞(秋)、有馬記念を連覇しGⅠ4勝。近親にデイリー杯2歳Sや函館SSを勝ったジューヌエコールがいる。
<一言コメント>昨年の覇者。前走ヴィクトリアマイルではじっと道中我慢をし、最後の直線で突き抜ける府中マイルのお手本のような捌きを見せた。当コース4勝と適性は抜群。威風堂々と祖先の足跡を踏みしめて連覇、そして春マイル二冠の伝説となれ。
~安田記念血統予想~
・予想は土曜夜までにアップ予定です(→更新済です)
※あくまで前日時点での予想です
馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。
豪華メンバーの共演となった今年の安田記念。
先に謝っておきたい。上記狙い目とは少し変更する結論とした。
狙い目該当は事前の下書きのときに書いていたものだが、土曜日は不良馬場から回復する難しい馬場。上記の狙い目とは少し異なってしまうが、今の馬場に最も血統適性がマッチするであろうこの馬を狙ってみたい。
◎⑪イルーシヴパンサー
消⑫ナミュール
○⑤ソダシ
▲⑩ソウルラッシュ
△⑱ソングライン
△④セリフォス
△⑬レッドモンレーヴ
対抗以下にはこの馬たちをチョイスしました。どの馬の狙い目では一長一短のところがあって非常に難しいレースですが、ソウルラッシュに期待しています。
また私は今回6頭に印を打っていますが、そこからオッズとにらめっこをして馬券を買う予定です。必ず全頭買うわけではありません。
皆さまの馬券が的中し素敵な日曜日となりますように!
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