２０２３阪急杯（ＧⅢ）分析 - 犬でもできる競馬血統予想

こんばんは。ちゃろです。

皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。

さて、本日は「阪急杯（ＧⅢ）」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

※おことわり

・今回はＧⅠではないので簡易版となります。

・データについては有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

▼中山記念の血統分析はこちらから↓↓

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２月２６日　２０２３阪急杯（ＧⅢ）血統予想
阪神　阪急杯（ＧⅢ）分析と予想
- ～注目馬の血統分析～
- ～阪急杯血統予想～

２月２６日　２０２３阪急杯（ＧⅢ）血統予想

～阪急杯の過去血統傾向～

＜父・母父のワン！ポイント＞（過去１０年）

・父の好走数　　日本型　１６回　　北米型　４回　　欧州型　１０回

・母父の好走数　日本型　　７回　　北米型　９回　　欧州型　１４回

＜血統のワン！ポイント＞（過去１０年）

・１４００ｍという非根幹距離のレースながら父サンデー系（ディープ系）が有利で過去１０年で馬券になった馬３０頭の内１６頭は父サンデー系（ディープ系）だった。

・サンデー系をもう少し細かく分類するとマイル以下の距離を得意とするＳサンデー系の好走率が高い。過去実績がある代表的な種牡馬はダイワメジャー、ダノンシャンティなど。先日残念ながらこの世を去ったアドマイヤマックスもＳサンデー系種牡馬で産駒のナガラオリオンが１７年に１２人気ながら３着に激走し高配当を演出した。

▽Ｓサンデー系の好走馬

・サンライズオネスト（父ダイワメジャー・２２年３着）

・レシステンシア（父ダイワメジャー・２１年１着）

・スマートオーディン（父ダノンシャンティ・１９年１着）

・ナガラオリオン（父アドマイヤマックス・１７年３着）

・ダイワマッジョーレ（父ダイワメジャー・１５年１着）

・コパノリチャード（父ダイワメジャー・１４年１着）

・オリービン（父ダイワメジャー・１３年３着）

・全体的に欧州型ノーザンダンサー系が非常に相性が良い。過去１０年の好走血統を見ると父または母父が欧州型ノーザンダンサー系だった例が多数見受けられる。

▽父欧州型ノーザンダンサー系の好走例

・フィアーノロマーノ（父ファストネットロック・２０年２着）

・ダイアナヘイロー（父キングヘイロー・１８年１着）

・モズアスコット（父フランケル・１８年２着）

▽母父欧州型ノーザンダンサー系の好走例

・レシステンシア（母父リザードアイランド・２１年１着）

・ミッキーブリランテ（母父ダンシリ・２１年２着）

・スマートオーディン（母父アルザオ・１９年１着）

・ミッキーアイル（母父ロックオブジブラルタル・１６年１着）

～阪急杯の注目好走ポイント～

※このコーナーでは血統以外のファクターから好走馬を炙り出します。

枠順、ローテーション、騎手、調教師、ペース、脚質、性別、馬齢、斤量など。

今回の注目ポイントは

【枠順】・・・明確な理由は不明だが過去１０年で７枠が４勝、３着１回と好成績。１枠も８枠も極端な数字はなく、そこまで意識する必要はなさそう。

【ローテ】・・・過去１０年の３着内トップは前走阪神Ｃ組（８回）でやや抜けた数字になっている。ただその８頭中６頭は阪神Ｃ４着以下からの巻き返しなのは注意したいポイント。続くのは京都金杯組（４回）、シルクロードＳ組、マイルチャンピオンシップ組（ともに３回）。ちなみに香港スプリントからの復帰戦でロードカナロア、ミッキーアイルの２頭が勝利している。

【騎手】・・・過去１０年で勝利こそないものの２着１回、３着４回と高い複勝率の川田騎手に注目。他に過去１０年で２勝ずつしている岩田康騎手と浜中騎手の騎乗があればチェックしたい。

【ペース・脚質】・・・過去１０年はハイペース５回、ミドルペース５回、スローペース０回。短距離重賞だけあってスローペースになることはないと言い切れる。ただ前半３Ｆで３４秒を切ることが近５年ではなくなっている。展開によっては後方からの末脚で馬券内に届くこともある。

【性別・馬齢・斤量】・・・基本的には牡馬有利だが年齢は特になく、４歳から７歳までの勝率、連対率、複勝率がほぼ変わらない。連対率に関しては７歳馬が１３．８％で数字上はトップ。高齢馬でも十分活躍のチャンスがある。

～阪急杯で狙うべき馬～

以上から

血統的には父か母父がノーザンダンサー系（特にリファール系かダンジグ系）の馬・・・①

前走阪神Ｃで４着以下に負けている馬・・・②

を狙ってみたいと思います

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の注目馬を見て予想をしてみましょう

阪神　 阪急杯（ＧⅢ）分析と予想

～注目馬の血統分析～

人気上位馬を中心に血統的に気になる馬を数頭ピックアップして分析します

馬番　名前　性別馬齢　騎手

前走成績

血統適性、能力実績（ＳＡＢＣＤＥＦＧ）の８段階で評価、狙い目該当

血統構成・血統分析・一言コメント

の順に表記

アグリ牡４５７横山和

前走：２２年六甲アイランドＳ（３勝ク・阪神１４００ｍ）１着

血統：Ｃ　能力：Ｃ　該当：①

＜血統構成＞父カラヴァッジオ（ＡＤ）×母父ウォーフロント（ＡＤ）×母母父ガリレオ（ＥＤ）

＜血統分析＞父は米国産ながら現役時代は英愛といった欧州で芝の短距離馬として活躍。フィニークスＳ（愛ＧⅠ）とコモンウェルスＣ（英ＧⅠ）のＧⅠ２勝馬。母系はノーザンダンサー系のクロスながら母父は北米ダートを得意とするスピード馬、母母父は欧州の大種牡馬で特徴は真逆。４ライン中３ラインがノーザンダンサー系という日本では比較的珍しい配合。祖母のトゥギャザーは米芝ＧⅠのクイーンエリザベスⅡ世チャレンジＣの勝ち馬。

＜一言コメント＞ここまで３連勝中の上がり馬。内容も先行して最後も速い上がりを使う強い競馬。馬場差はあるものの時計自体は阪神Ｃと大差ない。過去傾向では昇級馬の苦戦が続くこのレース。メンバーレベルが上がっての初の重賞でどこまでやれるか。

グレナディアガーズ牡５５７岩田望

前走：２２年阪神Ｃ（ＧⅡ）２着

血統：Ｂ　能力：Ｂ　該当：①

＜血統構成＞父フランケル（ＥＤ）×母父ハーリントン（ＡＰ）×母母父シルヴァーデピュティ（ＡＤ）

＜血統分析＞父は生涯１４戦１４勝（ＧⅠ１０勝）、「怪物」と呼ばれた名馬。母父はファピアノ系のアンブライドルドの系統で爆発的なスピードを強化する特徴がある。４ラインにサンデーもキングマンボも持たない血統配合。母ウェイヴェルアベニューはＢＣフィリー＆メアスプリント（米ＧⅠ）の勝ち馬。

＜一言コメント＞実績を見れば今回のメンバーなら１枚も２枚も上と言ったところ。前走の阪神Ｃは海外競馬後の半年の休み明けで２着はまずまずの内容。当コースは【2-1-0-0】と連対率は１００％の好相性。このメンバーなら負けられない。

ダディーズビビッド牡５５７浜中

前走：２３年睦月Ｓ（ＯＰ・中京１６００ｍ）６着

血統：Ｃ　能力：Ｃ　該当：①

＜血統構成＞父キズナ（ＤＩ）×母父フレンチデピュティ（ＡＤ）×母母父クリス（ＥＰ）

＜血統分析＞父は１３年のダービー馬で重賞５勝。パワー、馬力も豊富で仏ＧⅡニエル賞も制した。母父はクロフネの父として日本では有名でサンデー系との相性も多くニックス多数。半兄に函館記念２着のケイティープライド。牝系はケイティーズの一族で近親には先日電撃引退となったエフフォーリアがいる。

＜一言コメント＞リステッドでは好走多数も重賞になるとあと一歩足りないレースが続いている。前走は３か月の休み明けで体重も大幅増、さらに距離も少し長かった印象でベストパフォーマンスには程遠かった。今回はこの馬にとってベストともいえる１４００ｍ。右回りが約１年ぶりなのは気になるが、巻き返せる可能性は高い。

ホウオウアマゾン牡５５７国分優

前走：２３年根岸Ｓ（ＧⅢ）１２着

血統：Ｅ　能力：Ｄ　該当：なし

＜血統構成＞父キングカメハメハ（ＫＫ）×母父アグネスタキオン（ＳＳ）×母母父エーピーインディ（ＡＮ）

＜血統分析＞父はＮＨＫマイルＣとダービーの変則二冠馬で基礎的なスピード能力を持ちながら母系の良さを引き出し様々な産駒を生み出す。母父はサンデー系でいわゆる主流配合にも見えるが、スピードというよりはややダート向きなパワーに長けている。アグネスタキオンはパワーを伝えるのと母母父は米ダートの名血のエーピーインディ。そのパワーが生きるから道悪も得意。母ヒカルアマランサスは京都牝馬Ｓの勝ち馬。

＜一言コメント＞ＧⅡで２着が３度ある実力馬。近走は２ケタ着順が続いているもののＧⅠ、ＧⅡと相手も一流ばかり。さらに前走は初のダートで凡走も度外視できる。経験十分で連対率５０％超の得意とする阪神コースで再浮上を狙う。

☆上記以外の狙い目該当馬

▽狙い目①父か母父がノーザンダンサー系

ミッキーブリランテ、メイショウベンガル

▽狙い目②前走阪神Ｃで４着以下

ルプリュフォール

※前々走で阪神Ｃを使った馬は

ミッキーブリランテ、メイショウチタン