2023小倉大賞典(GⅢ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。
さて、本日は「小倉大賞典(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
・今回はGⅠではないので簡易版となります。
・データについては有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼ダイヤモンドSの血統分析はこちらから↓↓
▼京都牝馬Sの血統分析はこちらから↓↓
▼フェブラリーSの血統分析はこちらから↓↓
2月19日 2023小倉大賞典(GⅢ)血統予想
~小倉大賞典の過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 18回 北米型 3回 欧州型 9回
・母父の好走数 日本型 7回 北米型 12回 欧州型 11回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・父サンデー系(ディープ系)がやや有利で過去10年で馬券になった馬30頭の内18頭は父サンデー系(ディープ系)
・特にその中でも好走が目立つのが父ディープ系で18頭中11頭がディープ系種牡馬だった。
・近2年で好走した6頭の内3頭が父キンカメ系。こちらも注目しておきたい。
・母父は北米型と欧州型もほぼ同数だが、近年の注目型は北米型ノーザンダンサー系(ヴァイスリージェント系やストームバード系)。また北米型ではないがリファール系もノーザンダンサー系の中ではスピードに定評がある。
・小倉と伝統的に相性の良いナスルーラ系の血に注目。上の図を見てもらえれば明らかだが、母母父にナスルーラ系の種牡馬が入っている馬の好走が多い。
~小倉大賞典の注目好走ポイント~
※このコーナーでは血統以外のファクターから好走馬を炙り出します。
枠順、ローテーション、騎手、調教師、ペース、脚質、性別、馬齢、斤量など。
今回の注目ポイントは
【枠順】・・・過去10年で見れば2枠が3勝でトップ、1枠が【1-4-3-9】、3枠が【2-1-1-16】と内枠が好成績だが、開催のタイミングが変わった20年からは外枠が巻き返しており、近3年は必ず8枠の馬が馬券になっている。今年も外枠に注目したい。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは中山金杯組(5回)だが、日経新春杯組(3回)が続き、以下チャレンジC組、愛知杯組、京都金杯組(それぞれ2回)。ただ近年のトレンドとしては前走重賞から巻き返しで掲示板に載れなかった馬が上昇してくるレースでもある。
【ペース・脚質】・・・過去10年はハイペース1回、ミドルペース7回、スローペース2回。33秒台の末脚はここでは生きず35秒前後の末脚で馬力を生かす競馬が求められる。
【馬齢】・・・馬齢に的中の大きなヒントがある。この手の芝重賞は4、5歳馬が数字上は圧倒的に強いことが多いが、この競走は5歳から8歳までの連対率が10%弱でほぼ変わらない。むしろ高齢馬の方が人気にならないので妙味としてはこちらの方が上となる。
▽高齢好走馬
・カデナ(牡8・22年8人気3着)
・テリトーリアル(牡7・21年11人気1着)
・ドゥオーモ(牡7・20年10人気2着)
・サイモンラムセス(牡9・19年14人気3着)
・ヒストリカル(牡8・17年8人気2着)
【斤量】・・・ローカル競馬のハンデ戦ということで一見軽ハンデ馬が有利に見えるのだが、実際は53キロ以下の軽ハンデ馬が勝利したことは過去10年1度もない。逆にトップハンデの馬の好走が多い。斤量の制度が変わり一概には言えないが頭に入れておきたい。
▽トップハンデで好走した例
・22年カデナ(57.5キロ・8人気3着)
・20年カデナ(57キロ・8人気3着)※トップハンデタイ
・16年ダコール(58キロ・6人気2着)※トップハンデタイ
・15年カレンブラックヒル(58キロ・3人気1着)
・14年カフナ(57キロ・8人気2着)
~小倉大賞典で狙うべき馬~
以上から
血統的には父か母父ディープ系の馬・・・①
父キンカメ系の馬・・・②
6歳以上の馬(ハンデ・オッズ次第)・・・③
を狙ってみたいと思います
そして今回はマイナスポイント(▼)として
・軽ハンデの馬
をやや割り引いて考えたいと思います。
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の出走馬を見て予想をしてみましょう
小倉 小倉大賞典(GⅢ)分析と予想
~注目馬の血統分析~
人気上位馬を中心に血統的に気になる馬を数頭ピックアップして分析します
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適性、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成・血統分析・一言コメント
の順に表記
※騎手は予定。血統適性、能力ランクは後日更新します。
ウイングレイテスト 牡6 57 松岡
前走:23年ニューイヤーS(L・中山1600m)1着
血統:D 能力:C 該当:③
<血統構成>父スクリーンヒーロー(RB)×母父サクラユタカオー(EN)×母母父ブラッシンググルーム(EN)
<血統分析>父は中長距離重賞で活躍し、ジャパンカップを制した。産駒には主にスタミナと成長力を伝える。また連勝しやすく固め打ちの傾向がある。母系はナスルーラ系の配合で母父はサクラバクシンオーの父としても有名。母母父は仏2000ギニーなど仏GⅠ5勝の欧州の名馬。半兄のベストメンバーは京都新聞杯の勝ち馬。
<一言コメント>昨夏からコンスタントに使われている点が気掛かりだが17戦目にしてようやく勝利した3勝クからオープン昇格後はリステッドで3着、1着と充実した走り。前走は内有利なバイアスに最内枠を生かした逃げがハマって快勝。初めての小倉で1800mはマイルほどの実績はないが、好調を生かして。
カテドラル 牡7 58 団野
前走:22年福島記念(GⅢ)13着
血統:C 能力:D 該当:③
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父ロックオブジブラルタル(ED)×母母父アレッジド(EM)
<血統分析>父は抜群のスタミナを武器に国内で唯一あのディープインパクトに土を付けた有馬記念、ドバイシーマクラシックとGⅠ2勝。母父は英2000ギニーなどマイルを中心にGⅠ7勝。母母はアニマトリスは仏重賞2勝で欧州では活躍馬多数の牝系一族。半兄ジュベルムーサはエルムSの勝ち馬。
<一言コメント>このコースで行われた中京記念で2年連続穴を開けたことからもこのコース条件は最も得意とするもの。7歳を迎えたがまだまだ衰えたわけではない。後方一気なのでどうしても展開に左右される面はあるが一瞬の切れ味は健在だ。
ヒンドゥタイムズ セ7 57.5 ムルザバエフ
前走:22年チャレンジC(GⅢ)6着
血統:B 能力:C 該当:①③
<血統構成>父ハービンジャー(ED)×母父ディープインパクト(DI)×母母父ヌレイエフ(ED)
<血統分析>父はダンジグ系ながらスタミナに優れ英GⅠキングジョージ&クイーンエリザベスSを史上最大着差となる11馬身差で圧勝。母父はディープインパクトで瞬発力を補っている。
<一言コメント>前走は明らかな内有利な馬場。外枠から後方待機のこの馬には向かない流れだった。鉄砲実績があり休み明けは全く問題ない。小倉1800mは初めてだが、2000mの経験はあり2戦して2着2回。
ホウオウエミーズ 牝6 54 丸田
前走:22年エリザベス女王杯(GⅠ)7着
血統:D+ 能力:D 該当:② ▼軽ハンデ
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父アグネスタキオン(SS)×母母父ホワイトマズル(ED)
<血統分析>父は天性のスピードで香港スプリント連覇などGⅠ6勝。世界にその名を轟かせた。母系からはキレというよりはパワーや持久力を補完している。牝系はダートでの活躍馬も多く近親にUAEダービーを勝ったクラウンプライドがいる。
<一言コメント>2走前の新潟牝馬では雨もありやや渋った芝で堂々の勝利。この日は筆者が初の新潟現地競馬だったのでよく覚えている(苦笑)。最低人気で迎えた前走のエリザベス女王杯は7着と大健闘。元々は2000m以上は【1-0-0-5】だが、1800mは【4-4-0-7】とこちらの方が守備範囲。休み明けでもいきなり走れるタイプで距離短縮で得意距離になるのは大きなプラス。
レッドベルオーブ 牡5 57.5 北村友
前走:23年関門橋S(OP・小倉2000m)10着
血統:E 能力:E 該当:①
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父アンブライドルズソング(AP)×母母父ストームキャット(AD)
<血統分析>父は日本競馬の至宝で三冠に有馬記念などGⅠ7勝。種牡馬になってからは10年連続リーディングサイアー。そのディープインパクトの瞬発力を最大限に生かせるダートスピード血統が母系。ファピアノ系とストームバード系とタイプは違うが北米血統でスピードや瞬発力を強化する。あの三冠馬コントレイルも父ディープインパクト、母父アンブライドルズソングの配合だ。全兄のレッドベルジュールはデイリー杯2歳Sの勝ち馬。
<一言コメント>2歳時は朝日杯FSで1人気に支持された素質馬。前走の1000mラップ56秒6は誰が見てもオーバーペース。大敗は気にしなくていいはずだ。当コースは昨夏に小倉日経OPで経験しその時は勝ち切っているコース。距離短縮で楽に逃げる展開になれば前走とは全く違う姿を見せることができるはず。
レッドランメルト 牡4 55 吉田隼
前走:23年中山金杯(GⅢ)6着
血統:C 能力:D 該当:①
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父オーペン(ED)×母母父サザンヘイロー(TT)
<血統分析>父は日本競馬の至宝で三冠に有馬記念などGⅠ7勝。種牡馬になってからは10年連続リーディングサイアー。母父はダンジグ系で現役時代は仏のスプリントGⅠモルニー賞を制した。母クイーンズアドヴァイスはアルゼンチン産。アルゼンチン重賞のオクレンシア賞の勝ち馬。
<一言コメント>条件戦を3連勝で迎えた前走の中山金杯は道中走り自体はスムーズだったものの外枠で余計に脚を使った分溜めることができず、最後はいっぱいいっぱいになってしまった。小倉コースは初めてだが、急坂でブレーキがかかった前走とは異なり今走は200mの距離短縮に平坦で先行馬に向く流れになる可能性もある。オープンでの実績はまだないが実力差はそれほど感じない。
ロングラン セ5 55 丹内
前走:22年ディセンバーS(L・中山1800m)5着
血統:D 能力:D 該当:なし
<血統構成>父ヴィクトワールピサ(LS)×母父ケンダルジャン(EN)×母母父ダラカニ(EN)
<血統分析>父はドバイWC、皐月賞、有馬記念とビッグタイトルGⅠ3勝。母系はともに欧州型ナスルーラ系で仏がルーツ。母母父のダラカニは凱旋門賞、仏ダービーなどGⅠ4勝の名馬。近親に伊ダービーを制したトウキョウゴールドがいる。
<一言コメント>4戦前まではダートでやや頭打ち感があったが、芝に転向して条件戦を連勝。決め手勝負になるとやや厳しいのが正直なところだが、前有利だった前走で速い上がりを使い5着で追い上げたところは馬力のある血統のいいところが感じられた。距離自体はまったく問題がないが小回り平坦のスピード勝負となると上積みとしてはやや疑問符。
☆上記以外の狙い目該当馬
▽狙い目①
サトノエルドール、スーパーフェザー、ナイママ、プライドランド
▽狙い目②
アルサトワ、ゴールドギア、バジオウ、フォワードアゲン
▽狙い目③
アルサトワ、イーサンパンサー、インテンスライト、ゴールドギア、サトノエルドール、スーパーフェザー、ダンディズム、ナイママ、フォルコメン、フォワードアゲン、プライトランド、プリンスリターン
▼軽ハンデ
~小倉大賞典血統予想~
・予想は土曜夜までにアップ予定です(更新済です)
※あくまで前日時点での予想です
馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。
小倉大賞典の予想ですが今回は1頭しか選びません。本命◎は⑥ヒンドゥタイムズ。
非常に難解なハンデ重賞ですし、軸さえしっかりしていれば後はオッズを見て馬券を購入するのみです。
また上の特集馬に入れなかったのですが、大穴として⑨サトノエルドールに注目しています。狙い目のディープ産駒で7歳とこのレースに相性の良い高齢馬。56キロですが前走からは2キロ減なのも魅力です。
◎⑥ヒンドゥタイムズ
注⑨サトノエルドール
↓↓皆様の応援が励みになります。応援お願いします!!
↑↑ポチっとクリックをお願いします!競馬・血統理論ランキング
よかったら上記ボタンをポチっとお願いします。
パソコンなら右端に、
スマホなら少し下にスクロールすると上に、
現在の順位が表示されますのでまたそこから入っていただけますと幸いです。
↑↑ポチっとクリックをお願いします!競馬・血統理論ランキング