2023共同通信杯(GⅢ)予想
こんばんは。ちゃろです。
皆さん競馬は満喫されていますでしょうか。
さて、本日は「共同通信杯(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
・今回はGⅠではないので簡易版となります。
・データについては有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
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2月12日 2023共同通信杯(GⅢ)血統予想
~共同通信杯の過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 21回 北米型 2回 欧州型 7回
・母父の好走数 日本型 5回 北米型 13回 欧州型 12回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・父サンデー系(ディープ系)が圧倒的に有利で過去10年で馬券になった馬30頭の内21頭は父サンデー系(ディープ系)
・種牡馬別に見ると父サンデー系(ディープ系)の21頭の内その半数となる11頭がディープインパクト産駒。直仔が少なくなっていることもあり、母父ディープも頭に入れておきたい。
・いわゆる荒れにくいレースなのだが、近年6人気以下で馬券内に好走した馬とその血統特徴は以下の通り。
▽人気薄で好走した馬(年・人気・着)
ディーマジェスティ(16年6人気1着)・・・母系にロベルト系とサドラーズウェルズ系を持つ
エトルディーニュ(17年6人気2着)・・・母父は欧州の代表血統サドラーズウェルズ系のオペラハウス
オウケンムーン(18年6人気1着)・・・父オウケンブルースリは凱旋門賞を制した欧州血統のトニービン直系
エイムアンドエンド(18年10人気3着)・・・父エイシンフラッシュはドイツにルーツを持つ欧州血統
ヴィクティファルス(21年7人気2着)・・・父ハーツクライはトニービンの影響大。母父ガリレオは欧州リーディングサイアーの大種牡馬。母父にロベルト系まで持つ
ビーアストニッシド(22年8人気3着)・・・父アメリカンペイトリオットは北米型ダンジグ系でマッチェム系の血を内包。母父はサンデー系の中ではダートシェアの高いネオユニヴァース
・ストームバード系やマッチェム系など成長の早さやスピードを生かす血統が能力で好走することも多いが、非根幹距離ということもあり、本質的には欧州色のスタミナや持久力が存分に生かせると考える
~共同通信杯の注目好走ポイント~
※このコーナーでは血統以外のファクターから好走馬を炙り出します。
枠順、ローテーション、騎手、調教師、ペース、脚質、性別、馬齢、斤量など。
今回の注目ポイントは
【枠順】・・・過去10年のデータだけを見れば1枠が3勝でトップ。ただ5枠、6枠も2勝ずつ。7枠、8枠も1勝ずつしておりそこまで有利不利は感じない。3枠が【0-0-0-11】となぜが1度も馬券になっていない。
【ローテ】・・・過去10年の3着内トップは前走新馬組(6回)。続くは朝日杯FS組と京成杯組(4回)、東スポ杯2歳S組(3回)と続く。ちなみにレース名が異なるので集計がばらついてしまったが18年から21年までの勝ち馬はすべて前走1勝クラス(500万以下)を使った馬だった。
【騎手】・・・近2年で3人気、7人気と決して抜けた人気馬ではないのに連続連対している松山騎手に注目。あとは過去10年で3度馬券になっているルメール騎手、戸崎騎手、福永騎手。
【ペース・脚質】・・・過去10年はハイペース0回、ミドルペース3回、スローペース7回。ハイペースになったことは過去10年一度もなく1000mの通過1分を切ったのは15年の一度のみ。長い東京の中距離らしく脚を溜めて爆発させる瞬発力とスピードが求められる。33秒の末脚は必須ポイントだ。
▼皐月賞タイプかダービータイプか
筆者は皐月賞とダービーで求められる能力は基本的に異なると思っているので将来的にどちらの能力が求められるのかを考えることがこのレース攻略の大きなヒントになると考えている。過去5年の連対馬から考えてみたい
・22年2着ジオグリフ(皐1着、ダ7着)
・21年1着エフフォーリア(皐1着、ダ2着)
・21年2着ヴィクティファルス(皐9着、ダ14着)
・20年1着ダーリントンホール(皐6着、ダ13着)
・20年2着ビターエンダー(皐14着、ダ10着)
・19年1着ダノンキングリー(皐3着、ダ2着)
・19年2着アドマイヤマーズ(皐4着、ダ出走なし)
・18年1着オウケンムーン(皐12着、ダ15着)
・18年2着サトノソルタス(皐出走なし、ダ出走なし)
もちろんスワーヴリチャードのようにダービーで着順を上げた馬もいるがそれは例外で、上記以外ではディーマジェスティ、リアルスティール、イスラボニータと往年の名馬たちも皐月賞の方が結果が良かったタイプが多かった。逆に考えれば皐月賞で好走できそうな馬を狙うことが一つのヒントになりそうだ。
~共同通信杯で狙うべき馬~
以上から
血統的には欧州色が強い中距離タイプの馬(主観)・・・①
前走上がり最速の馬(もしくはそれに近い末脚を使える)・・・②
を狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の出走馬を見て予想をしてみましょう
東京 共同通信杯(GⅢ)分析と予想
~注目馬の血統分析~
人気上位馬を中心に血統的に気になる馬を数頭ピックアップして分析します
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適性、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成・血統分析・一言コメント
の順に表記
ウインオーディン 牡3 56 横山和
前走:22年新潟2歳S(GⅢ)2着
血統:C 能力:E 該当:①(②)
<血統構成>父エピファネイア(RB)×母父フジキセキ(SS)×母母父カーリアン(ED)
<血統分析>父はロベルト系のスタミナとサンデーのスピードを併せ持ち、菊花賞、ジャパンCとGⅠ2勝で中長距離で活躍。母父はサンデーサイレンス初年度産駒でスピード能力に優れる。母ピエナビーナスはクイーンSの勝ち馬。
<一言コメント>キャリア3戦はすべて新潟で左回りは得意としている。前走で競り負けたキタウイングはその後フェアリーSも制覇しレベル的に期待できる。5か月ぶりの実戦で仕上がり具合は気になるが地力は確か。
コレペティトール 牡3 56 松山
前走:22年こうやまき賞(1勝ク・中京1600m)1着
血統:D 能力:C 該当:②
<血統構成>父ジャスタウェイ(SS)×母父コロナドズクエスト(AP)×母母父ロードアットウォー(AM)
<血統分析>父はスピードを武器に天皇賞(秋)などGⅠ3勝、日本競馬史上初めて世界ランキング1位となった。母父はダートの本場米国でGⅠ2勝。母母父はアルゼンチン産で亜と米でダートGⅠ3勝。全体的にはパワーあふれる配合。半姉のオメガインベガスは関東オークス2着、半兄のアメリカズカップは重馬場のきさらぎ賞を制した。
<一言コメント>未勝利、1勝クと左回りに替わって連勝。血統的には一瞬の切れよりもパワーを生かし長く脚を使うタイプと考える方が自然だが、前走では上がり最速もマークしている。オッズ妙味では面白い存在。
タスティエーラ 牡3 56 福永
前走:22年新馬(東京1800m)1着
血統:C 能力:C 該当:①②
<血統構成>父サトノクラウン(ED)×母父マンハッタンカフェ(LS)×母母父フレンチデピュティ(AD)
<血統分析>父はタフな馬場にめっぽう強く宝塚記念、香港ヴァーズとGⅠ2勝で重賞6勝。母父はサンデー系でも長距離GⅠ3勝のステイヤー。血統表だけを見れば間違いなくスタミナ、馬力タイプだが血統に似合わぬ瞬発力を保持していれば将来性も期待大。
<一言コメント>推定1人気。新馬戦はスローペースとは言え新馬の部類では流れたレース。それを2番手追走から直線はしっかりと追って伸びた。残り300mからはほぼ一人旅でポテンシャルの高さを感じさせた。3か月の休み明けでさらなる成長を見せる。
タッチウッド 牡3 56 バシュロ
血統:D 能力:D 該当:②
<血統構成>父ドゥラメンテ(KK)×母父アドマイヤムーン(AP)×母母父テンビー(ED)
<血統分析>父は15年に皐月賞、日本ダービーの二冠馬で早世が惜しまれるキンカメの後継馬。母父はフォーティナイナー系ながら現役時代は芝で活躍しJC、ドバイDFなどGⅠ3勝。父としての産駒は芝の短距離で活躍する馬が多いのが特徴。半兄のノースブリッジはAJCC、エプソムCと重賞2勝。近親に春秋スプリント王者のローレルゲレイロがいる。
<一言コメント>キャリアは新馬戦のみで未知数な面も多いが、その新馬戦は圧巻の内容。強く主張するわけでもなく外枠からハナに立つと直線では残り200mでさらに突き放し2着馬に6馬身の強い内容。相手は強化されるが楽に先行すればここでも。
ダノンザタイガー 牡3 56 川田
前走:22年東スポ杯2歳S(GⅡ)2着
血統:C 能力:B+ 該当:②
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父テイルオブザキャット(AD)×母母父ケイヒルロード(AP)
<血統分析>父は抜群のスタミナを武器に国内で唯一あのディープインパクトに土を付けた有馬記念、ドバイシーマクラシックとGⅠ2勝。母父はそのサンデー系のスピードや瞬発力をアップさせる北米型配合。母父のテイルオブザキャットはストームキャットの産駒。ちなみに母のシーズアタイガーは米GⅠデルマーデビュータントSの勝ち馬でBCジュヴェナイルフィリーズの2着馬。
<一言コメント>国枝厩舎念願のダービー制覇の期待を背負う馬。ここまでも実戦はすべて1800mとクラシックを意識していることは言うまでもない。常に速い上がりで内容の濃いレース。勝ち味に遅い面はあるものの一冬越えて存在感を示す。
ファントムシーフ 牡3 56 ルメール
前走:22年ホープフルS(GⅠ)4着
血統:B 能力:C+ 該当:①
<血統構成>父ハービンジャー(ED)×母父メダグリアドーロ(AD)×母母父デインヒル(ED)
<血統分析>4ライン中3ラインがノーザンダンサー系という日本では貴重な血統。父はダンジグ系ながらスタミナに優れ英GⅠキングジョージ&クイーンエリザベスSを史上最大着差となる11馬身差で圧勝。母父は北米で広がるサドラーズウェルズ系の系譜。そして何より強烈なのはデインヒルの3×3を持っている点と父父母と母母母が全姉妹という恐るべき近親配合。ダンジグ系は反動が出やすく使い込みにくいイメージがあるが、仕上がりの早さとリフレッシュローテで見せる爆発力は魅力的。母のプロミシングリードは愛国のプリティポリーS(GⅠ)の勝ち馬。
<一言コメント>これまでレース間隔は3か月と大事に使われてきた。成長の早さはこれまでの実績で十分証明。前回は出遅れや直線での壁も響いた。ローテ間は1か月弱とやや間隔が詰まるがこの程度なら影響はないだろう。不完全燃焼の前走からの上昇度は期待できそうだ。
レイベリング 牡3 56 Mデムー
前走:22年朝日杯FS(GⅠ)3着
血統:B 能力:C 該当:①
<血統構成>父フランケル(ED)×母父ドックサイダー(EP)×母母父ベリファ(ED)
<血統分析>丸外馬で日本への馴染みは薄い血統構成。父は生涯成績14戦14勝(GⅠ10勝)、欧州で「怪物」と呼ばれた名馬。母父はダイイシスの産駒でミスプロを経由しないネイティヴダンサー系の代表血統。ちなみにダイイシス自体は英短距離GⅠを2勝しているスプリンター。半姉のリリーズエンジェルは英芝重賞の勝ち馬。
<一言コメント>現時点での実績最上位馬。前走の朝日杯FSでは好ポジションで運び1、2着と差のない競馬。キャリアは前走が2戦目とこれからの上積みも期待できる。メンバーレベルを考えればここでは負けられないが、後はその先といかに見据えているかがポイントだ。
☆上記以外の狙い目該当馬
▽狙い目①
主観のため省略
▽狙い目②
ロードプレイヤー
~共同通信杯血統予想~
・予想は土曜夜までにアップ予定です(更新しました)
※あくまで前日時点での予想です
馬場状態などを見て狙いを変更する場合はTwitterでお知らせしますのでぜひフォローお願いします。
◎ファントムシーフ
○ダノンザタイガー
▲レイベリング
△コレペティトール
△ウインオーディン
基本は印上位3頭で、オッズ次第で△2頭も含めた馬券を買おうかと思っています。
皆さまの馬券が的中して素敵な日曜日となりますように!!
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