2022京都大賞典(GⅡ)予想
こんばんは。ちゃろです。
日曜日の競馬は皆さん満喫されましたでしょうか。
毎日王冠は思わぬハイペース。前の馬には厳しい展開となりました。かなり展開の面が大きかったのではないでしょうか。
さて、本日は秋の大舞台で飛躍を狙う馬が集結する「京都大賞典(GⅡ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
※おことわり
データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
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10月10日 2022京都大賞典(GⅡ)血統予想
~京都大賞典の過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 14回 米国型 2回 欧州型 14回
・母父の好走数 日本型 12回 米国型 7回 欧州型 11回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・21年から阪神開催でそれまでは京都開催
(昨年の阪神)
・阪神開催の昨年は父もしくは母父にディープインパクトだった馬が好走して馬券になった
・母母父はブラッシンググルーム系やゼダーン系など欧州型ナスルーラ系やヘロド系など欧州の馬力に特化した重厚な血統が好走
(京都開催を含む)
・父キンカメ系が好相性
・4ラインに欧州型ナスルーラ系の血を持っている
~京都大賞典のその他の好走ポイント~
(昨年の阪神開催のデータのみ)
【枠順】・・・昨年は5枠より外での決着。外枠有利か
【ローテ】・・・前走は天皇賞(春)、宝塚記念組。GⅠ組が鉄板か
【脚質】・・・スローペースでも差しが決まる。一瞬の切れより長く脚を使える馬が有利
【ペース】・・・昨年はスローペース
【性別馬齢】・・・牡8、牡4、牡7で牡馬の年長馬のワンツースリーだった
【斤量】・・・57~58キロの比較的重たい斤量の馬が好走している
~阪神芝2400mのポイントと特注種牡馬~
※京都大賞典のデータで阪神開催は1年しかなかったので春にはなりますが今回と同コースの阪神芝2400mの血統傾向を載せておきます。
ロベルト系がなかなか好走していますね。
【阪神芝2400m】
・スタート位置自体は2000mと同じだが、こちらは外回りコースを使用。外回りに加え直線が長い。
・スピードとキレだけでは走りきれず、スタミナが豊富な血統が穴候補となりそうだ。
<特注種牡馬>
<割引種牡馬>
以上から
血統的には父キンカメ系もしくはキングマンボ系の馬・・・①
父か母父にロベルト系の血を持っている馬・・・②
4ラインに欧州型ナスルーラ系かヘロド系の血を持っている馬・・・③
前走GⅠを走った馬・・・④
を狙ってみたいと思います
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
阪神 京都大賞典(GⅢ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成
血統分析・一言コメント
の順に表記
①アフリカンゴールド セ7 57 国分恭
前走:22年宝塚記念(GⅠ)16着
血統:D 能力:D 該当:④
<血統構成>父ステイゴールド(LS)×母父ゴーンウエスト(AP)×母母父デインヒル(ED)
<血統分析>父ステイゴールドに母系は米国型のゴーンウエストとスピード血統のデインヒル。一見血統表だけを見ればクラシックに通ずる瞬発力血統にも見えるが、この馬はおそらくステイゴールドの馬力とゴーンウエストのパワーが全面に出てしまったため瞬発力は少し削がれてしまった印象。ただパワーを生かしたダッシュ力は持っており、持続力で勝負するタイプ。
<一言コメント>GⅠではあと一歩足りないがGⅡ以下では波乱の立役者になった経験が数回ある。最内枠は持ってこい。すんなりマイペースで先行できれば。
②ボッケリーニ 牡6 57 浜中
前走:22年目黒記念(GⅡ)1着
血統:B 能力:B 該当:①③
<血統構成>父キングカメハメハ(KK)×母父ダンスインザダーク(LS)×母母父トニービン(EN)
<血統分析>父は母系の長所を引き出すキングカメハメハ。母系はLサンデー系のダンスインザダークとトニービンと欧州色が強い。一瞬の爆発力は少し足りないが、スピードやスタミナは感じとることができる。全兄のラブリーデイは宝塚記念や天皇賞(秋)の勝ち馬。兄同様に晩成傾向か。
<一言コメント>抜群の安定感はこの馬の代名詞。20戦のキャリアで掲示板を外したのは2戦のみという計算しやすい馬。前走の目黒記念は2500mで快勝。僅かながら斤量減や距離短縮でさらに上積みも見込めそう。レースを上手に運べる内枠巧者でこの枠なら遺憾なく発揮できる。
③アリストテレス 牡5 56 鮫島駿
前走:22年目黒記念(GⅡ)17着
血統:B 能力:D 該当:②③
<血統構成>父エピファネイア(RB)×母父ディープインパクト(DI)×母母父トニービン(EN)
<血統分析>父エピファネイア、母父ディープインパクトと現在の日本競馬の主流血統の配合。母系にトニービンを持っており、欧州色が強い。タフな馬場を苦にしない馬力が最大の特徴。
<一言コメント>昨年のこのレースは1人気で2着。後方一気のマカヒキに屈したが、ハナ差決着でこの馬が勝ってもおかしくなかった。阪神は「0勝2着4回」と勝ち切れていないが、コース適性は相性が良さそう。前走比較1.5キロ減の斤量を生かしたい。
④ヒンドゥタイムズ セ6 56 団野
前走:22年小倉記念(GⅢ)2着
血統:F 能力:D+ 該当:なし
<血統構成>父ハービンジャー(ED)×母父ディープインパクト(DI)×母母父ヌレイエフ(ED)
<血統分析>父は欧州型血統のハービンジャー。ハービンジャーの見解として欧州型血統なので「タフになればなるほど良い」とか「距離が長ければ長いほどよい」という人がときどきいるが実際はそうではなく、日本の馬場では2000m前後で小回りなコースが得意。ローテは距離延長の方がよい。ハービンジャーも辿ればデインヒルなのでスピードももちろん持っている。ただこのコースでは割引種牡馬筆頭で注意。
<一言コメント>去勢手術明けで挑んだ前走の小倉記念では勝ち馬には離されたものの後にオールカマーを制すジェラルディーナに先着。右回り成績は【4-3-3-1】で複勝率は驚愕の90%超。使って2戦目でさらなる前進も。
⑤レッドガラン 牡7 56 岩田康
前走:22年札幌記念(GⅡ)9着
血統:D 能力:C 該当:①②
<血統構成>父ロードカナロア(KK)×母父シンボリクリスエス(RB)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析>父はスピード能力はそのままに母系の長所を出しやすいロードカナロア。母系は母父のシンボリクリスエスの影響が強く、広いコースや坂コースの持続勝負に強いが瞬発力だとキレ負けすることも。ダンス一族でダンスインザダークらと同牝系。
<一言コメント>前走は非常にレベルの高い1戦で展開や馬場も味方せずあのポジションでは精一杯の競馬だった。今年はタイプも回りも異なる競馬場で重賞を2勝。確実に力をつけているがいずれも2000mでここが一番の適性距離だろう。400mの距離延長がどう影響するか。
⑥アイアンバローズ 牡5 56 岩田望
前走:22年宝塚記念(GⅠ)15着
血統:D 能力:D+ 該当:③④
<血統構成>父オルフェーヴル(LS)×母父ロイヤルアンセム(ED)×母母父レッドランサム(RB)
<血統分析>父オルフェーヴルは三冠に有馬記念などGⅠ6勝。サンデー系の中では欧州色が強く、馬力に優れるタイプ。母系は芝中距離GⅠ3勝のロイヤルアンセムにロベルト系のレッドランサムとこちらも欧州型血統。半兄はベルモントSの勝ち馬パレスマリス。半弟は先日神戸新聞杯を制したジャスティンパレスという活躍馬多数の良血牝系。
<一言コメント>条件戦での3勝はすべて2400m。当コースも【1-2-0-1】の好成績。ステイヤーズSや阪神大賞典で2着になるなどスタミナ勝負では一枚上手。長く脚を使うことも得意で開幕週の馬場も追い風。前走から2キロ減なのも魅力的。
⑦キングオブドラゴン 牡5 56 川田
前走:22年オールカマー(GⅡ)10着
血統:D 能力:E 該当:③
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父コロナドズクエスト(AP)×母母父ロードアットウォー(AM)
<血統分析>父ハーツクライは抜群のスタミナを武器とするサンデー系の代表種牡馬の1頭。母父のコロナドズクエスト米中距離ダGⅠ2勝。ただスピード強化にはならず母系を含めて少しスピード不足な印象。半兄のアメリカズカップはきさらぎ賞の勝ち馬。
<一言コメント>前走のオールカマーも道中2番手につける積極的な競馬を見せたが、最後は失速。重賞の壁に阻まれてもがいている。当コースは1勝クを勝った舞台。スタミナは十分で距離延長もプラス。
⑧ディアスティマ 牡5 56 北村友
前走:21年札幌日経OP(L)1着
血統:C 能力:D+ 該当:なし
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父ストリートセンス(AP)×母母父マウントリヴァーモア(AN)
<血統分析>父ディープインパクトに母系は米国型のダート血統。母父のストリートセンスは1度日本で供用されたが産駒が北米で好成績だったことから買い戻された経歴を持つ。血統だけをいればクラシックでも通用しそうな瞬発力血統でもおかしくないが、長期休養などを経て現在はステイヤーになっている。
<一言コメント>1年弱ぶりの復帰戦。ハナに立つ積極的な競馬としぶとく脚を使い続けるスタミナが持ち味。休養明けでデキは未知数だが、能力自体には底を見せておらず右回りも4勝の実績で不気味な存在。
⑨ユニコーンライオン 牡6 56 坂井
前走:22年札幌記念(GⅡ)12着
血統:E 能力:C 該当:なし
<血統構成>父ノーネイネヴァー(AD)×母父ハイシャパラル(ED)×母母父トップサイダー(AD)
<血統分析>父ノーネイネヴァーは米国馬ながら欧州遠征を繰り返し、芝の短距離路線で活躍。主な勝ち鞍はモルニ賞(仏GⅠ・芝1200m)。母系は重厚のノーザンダンサー系の血で構成されており、4ライン中3ラインがノーザンダンサー系で占められている日本としては非主流血統。
<一言コメント>前走は1年弱ぶりとなる芝レースに復帰もハイペースに巻き込まれこの馬らしい粘り強い競馬はできなかった。まだ馬体も立派で仕上がり切れてない印象だが、地力はあるだけに復活が待ち遠しい存在。阪神コースはあまり相性が良くないが、持続力が問われる競馬になれば一発も。
⑩ヴェラアズール 牡5 56 松山
前走:22年ジューンS(3勝ク・東京芝2400m)1着
血統:D 能力:E 該当:①
<血統構成>父エイシンフラッシュ(EP)×母父クロフネ(AD)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析>父はドイツにルーツがある欧州血統のエイシンフラッシュ。母系はスピードを強化するクロフネにサンデーサイレンスの配合。芝転向で才能が開花したようにやはり適性は芝にあるようだ。
<一言コメント>ダートから芝に転向して隠していた才能が開花。この血統でも脚を溜めて切れる競馬ができるのはこの馬の才能で可能性はまだまだ。もちろん相手は大幅な強化だが、決め手を持っているだけにいきなり走れても全く驚かない。当コースは初めてだが阪神コースは【2-3-2-3】と好相性。
⑪ウインマイティー 牝5 54 和田竜
前走:22年マーメイドS(GⅢ)1着
血統:F 能力:C 該当:③
<血統構成>父ゴールドシップ(LS)×母父カコイーシーズ(EP)×母母父ロモンド(ED)
<血統分析>父はGⅠ6勝でサンデー系ながら瞬発力よりスタミナ、馬力に優れるゴールドシップ。母父はダートの名血アリダーの血を直系で受けながら自身は欧米の芝レースで活躍したカコイーシーズ。ロモンドを含めスタミナを生かした持続力というイメージがピッタリの配合。ただゴールドシップはこのコースの割引種牡馬で注意が必要。
<一言コメント>もともとはオークス3着の実績馬。その後長く低迷していたが前走マーメイドSでは2年ぶりの勝利。内容も完勝だった。400mの距離延長も不安はなさそう。阪神で2勝しているがいずれも内回りなのは少しひっかかる。
前走:22年宝塚記念(GⅠ)5着
血統:D 能力:B 該当:④
<血統構成>父ステイゴールド(LS)×母父ロージズインメイ(TT)×母母父ブライアンズタイム(RB)
<血統分析>父ステイゴールドはサンデー系の中では少し特徴的でスピードを持ちつつ馬力がある血統。母系は米国型のロージズインメイにブライアンズタイム。4ライン中3ラインがターントゥに遡る血統。間違いないのは瞬発力より持続力タイプで過去穴を空けたのはタフな地力を求められるコース。
<一言コメント>前走、あれだけのメンバーが集まった宝塚記念で5着に好走。今回のメンバーでは最先着。ここ数年で穴を空けたのは8枠。今回は7枠だが、外枠は間違いなくいいはず。もともと走りにムラのあるタイプだったが、今年に入ってからGⅡ、GⅠ、GⅠですべて二桁人気にも関わらず、2着、6着、5着の安定した好走ぶり。7歳馬の進化はとどまることを知らない。
⑬ディバインフォース 牡6 57 池添
前走:22年札幌日経OP(L)5着
血統:C+ 能力:E 該当:①
<血統構成>父ワークフォース(EP)×母父ゼンノロブロイ(DS)×母母父アルザオ(ED)
<血統分析>父は英ダービーや凱旋門賞を制したワークフォース。言わずと知れた欧州血統だ。母父のゼンノロブロイはサンデー系の中ではパワーとスタミナを武器とし、ダートでも活躍する馬を出す。やはりスタミナや馬力による分スピードやキレはやや不足でタフな馬場の方がよい。
<一言コメント>昨年のステイヤーズSの覇者。今年はここまで3戦を消化するも馬券にはなっていない。とはいえ前走は58キロを背負いながら上がり最速の末脚で追い込む強い内容。もう一段階ギアを上げられれば重賞でももちろん通じる。
⑭ディアマンミノル 牡5 56 荻野極
前走:22年新潟記念(GⅢ)13着
血統:E 能力:D 該当:③
<血統構成>父オルフェーヴル(LS)×母父デヒア(AD)×母母父ラシアンルーブル(ED)
<血統分析>父オルフェーヴル、母父にヴァイスリージェント系のデヒア、母母父に欧州型ノーザンダンサー系という意味ではあのマルシュロレーヌに配合が似ているところも。母母はオークス馬のイソノルーブル。やはり母系は芝血統だが、配合としてはスタミナ、パワーに寄ったタイプ。
<一言コメント>昨年3勝クを勝ったのは当コースその後は長距離重賞であと一歩殻を破れなかったが、3走前の大阪ハンブルクCで1年ぶりの勝利。斤量微増はマイナスだが、400mの距離延長はこの馬には歓迎だろう。内枠で勝利なしも外枠で3勝。枠にも恵まれた。
~京都大賞典血統予想~
阪神は9日かなり雨が降っていましたし、10日は回復傾向ですが馬場が少し重くなる可能性はあります。どちらの馬場でも力を発揮できそうなこの馬を狙ってみます。
◎③アリストテレス
〇⑬ディバインフォース
▲②ボッケリーニ
注⑧ディアスティマ
△⑥アイアンバローズ
△⑤レッドガラン
△⑫マイネルファンロン
消⑪ウインマイティー
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