犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2022札幌2歳S(GⅢ)予想

 

こんばんは。ちゃろです。

今週も競馬は皆さん満喫されておりますでしょうか。

 

先週は筆者が佐賀競馬サマーチャンピオンに遠征をしまして、ブログをお休みさせていただきました。

そういうときに限って先週はキーンランドカップと新潟2歳Sが両方的中🎯

 

・・・「いや、なんでやねん!」とエセ関西弁が出てしまうほど、複雑な気持ちになりました。なので今週にかける気持ちは人一倍です!

 

さて、本日はGⅠ馬を生む北の大地の出世レース「札幌2歳S(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

▼小倉2歳Sの血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 


 

新潟記念の血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

 

9月3日 2022札幌2歳S(GⅢ)血統予想

 

~札幌2歳Sの過去血統傾向~

 

 

<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)

 

・父の好走数  日本型 15回  米国型 5回  欧州型 10回

・母父の好走数 日本型 10回  米国型 9回  欧州型 11回

 

 

<血統のワン!ポイント>(過去10年)

・父サンデー系ディープ系)が半数を占めますが、分析すると欧州傾向が強いサンデー系(特にLサンデー系)が好成績

・ここ2年は米国ノーザンダンサーの馬が2連勝中。成長の早さとパワーも関係しているか。ダンジグ系サドラーズウェルズを含め父ノーザンダンサーは大健闘

・母父の血統傾向はばらつきがあるものの近年は欧州型がやや有利

・馬場が渋った19年は父母父へロド系の独占という非常に珍しい結果。馬場が渋ると2歳戦にしてはかなりタフな条件となる。父オルフェーヴルドリームジャーニーゴールドシップがいればマークしたい

 

~札幌2歳Sのその他の好走ポイント~

 

【枠順】・・・過去10年で8枠が2勝、2着4回、3着3回と好成績。続くのが7枠の2勝、2着3回。内枠がダメというわけではないが、外枠有利は明白

【ローテ】・・・過去10年のデータを見ると新馬戦、未勝利戦からのローテの相性が良い。意外にもコスモス賞組、クローバー賞組が有利なわけではないコスモス賞組は過去10年勝利なし。5年連続で馬券内になった馬すべてが前走1着だった

【脚質】・・・勝ち馬の4角位置取りで見ると4角4番手の馬が4勝とトップだった。道中は中段にいてもいいが、4角では先団に取り付くようなポジションを取りたい。上がりは35秒後半から36秒台。遅い上がりで勝利した経験も大切。失速しないパワー、馬力も求められる。

【ペース】・・・過去10年でスローペースだったのは12年の1度だけ。ハイペース3回、ミドルペース6回と比較的ペースは流れる。一瞬のキレではなく、早め先団からの持続力勝負になりやすい

【性別馬齢】・・・過去10年で牡馬7勝、牝馬3勝。3着内だと牡馬22頭、牝馬8頭。ただ出走頭数を考慮すればほぼ五分

【斤量】・・・馬齢戦なので省略

 

~札幌芝1800mのポイントと特注種牡馬

 

・直線半ばからスタート。逃げ馬は逃げ粘れるが勝ちきれないという傾向がある。

・脚質を意識するなら、逃げ先行の内枠、差し追い込みの外枠のイメージ。当日のトラックバイアスを意識して狙いたい。

 

【札幌芝1800m】

<特注種牡馬

ディープインパクト

キズナ

ルーラーシップ

ゴールドシップ

ドゥラメンテ

ヴィクトワールピサ

 

 

以上から

血統的にはノーザンダンサーもしくは欧州血統の影響を強く受けている馬・・・①

前走上がり2位以内で勝利している馬・・・②

外枠の馬・・・③

を狙ってみたいと思います

 

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう

 

札幌 札幌2歳S(GⅢ)分析と予想

~出走馬全頭血統分析~

馬番 名前 性別馬齢 騎手

前走成績

血統適正、能力実績(SA)の8段階で評価、狙い目該当

血統構成

血統分析・一言コメント

の順に表記

 

 

①ダイヤモンドハンズ    牡2    54    福永

前走:22年新馬(中京芝1600m)1着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>父サトノダイヤモンドDI)×母父エルコレドール(AP)×母母父ラッキーロベルト(ED

<血統分析>現役時代は菊花賞有馬記念を制した新種牡馬サトノダイヤモンド産駒。母はアルゼンチンのGⅠ馬。スピード、キレは評価できるものがあり、能力は高そう。

<一言コメント>マイラーというイメージはなく距離延長は間違いなくプラス。ただ広いコースからローカルの小回りになるところでどうか。最内枠も歓迎とは言えない。ただし持っているポテンシャルは非常に高く力を出し切れれば。

 

②ウェイビー    牝2    54    鮫島駿

前走:22年コスモス賞(OP)3着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父サトノアラジンDI)×母父メダグリアドーロAD)×母母父グルームダンサーEN

<血統分析>父サトノアラジンはディープ産駒の中では距離適性が短く、スピード向きの産駒が多く出るとみている。母系からはさらにスピード、パワーを強化。少しタフな条件でも速い上がりを使えそうだ。

<一言コメント>札幌で2戦連続の上がり最速は素直に評価できる。前走もいい脚で迫ったが、最後もう一歩弾けなかった。もう少し軽い馬場の方が力を発揮できるのかもしれないが。

 

③シャンドゥレール    牡2    54    M・デムーロ

前走:22年新馬(東京芝1800m)1着

血統: 能力: 該当:①②

<血統構成>父エピファネイアRB)×母父クオリティロード(AP)×母母父ロストソルジャー(AD

<血統分析>父エピファネイアはロベルト系だがシーザリオの影響を強く受けており、ロベルト系にしては珍しく瞬発力やスピードも兼ね備えている。母系は米国ダート血統でパワーだけでなくスピードに優れている。デビュー戦で見せた上がりも能力の証明。

<一言コメント>東京の新馬戦はハナを切り道中は2番手から最後は上がり最速で勝ち切った。最後の直線はノーステッキ。まだまだレースに集中していないレベルでこの走りは伸びしろ十分。東京より時計がかかる札幌にも対応できそう。

 

④アースビート    牝2    54    菱田

前走:22年新馬(札幌芝1500m)1着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父サトノクラウンED)×母父ファスリエフED)×母母父タニノギムレットRB

<血統分析>父は新種牡馬サトノクラウン。欧州型ノーザンダンサー系の種牡馬で馬力に優れタフな競馬に強い。母父ファスリエフはヌレイエフ系なのでこちらもノーザンダンサー系だが本来はダート短距離に強い馬を出す。この馬はノーザンダンサー系のクロスや母母父のロベルト系からタフでスタミナに優れるがスピードは明らかに不足している印象。

<一言コメント>サトノクラウン産駒の見極めはまだ難しいが、やはりタフな底力は伝えそう。もちろん速い末脚を持つ馬も出るだろうが、この馬には要素が薄い。新馬戦のように楽に逃げる展開が理想だが、重賞となりテンの速さも異なる今回はどこまで。

 

⑤レッドソリッド    牡2    54    横山和

前走:22年新馬(小倉芝1800m)1着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父ドレフォン(AD)×母父ローエングリンED)×母母父サンデーサイレンスLS

<血統分析>父は”令和の二刀流種牡馬”ドレフォン。米国血統だが配合によって芝適正も持っている。母父ローエングリンサドラーズウェルズ系で4ライン中3ラインがノーザンダンサー系のクロス。良血牝系で近親に皐月賞などGⅠ3勝のロゴタイプがいる。

<一言コメント>ドスローなペースを先頭切ってマイペースで運んだ前走は条件が大きく向いた。それでも直線でもうひと伸びするあたりは力の証明か。小倉と札幌では馬場傾向が大きく異なるが前で競馬ができればチャンスがあっても。

 

⑥ブラストウェーブ    牡2    54    川田

前走:22年新馬(函館芝1800m)1着

血統: 能力: 該当:①②

<血統構成>父ハービンジャーED)×母父キングカメハメハKK)×母母父フジキセキSS

<血統分析>全兄は有馬記念を制したブラストワンピース。デビュー戦の体重は538キロとかなりの大型馬。この馬格は兄に通じるものがある。距離延長や持続力勝負に強そう。父ハービンジャーは特注種牡馬にこそ入らなかったが、好相性。

<一言コメント>初戦はパドックでも落ち着かず馬っ気を出すことも。それでも早めに抜け出して勝ち切る姿は素質を感じさせる。陣営のコメントではまだ緩いそうで今後の成長力があるタイプだろうが、現能力でも十分足りる。

 

⑦トーセンウォルト    牡2    54    横山武

前走:22年未勝利(札幌芝1800m)1着

血統: 能力: 該当:①②

<血統構成>父トーセンレーヴDI)×母父タイガーヒルED)×母母父カーリアンED

<血統分析>父はエプソムCを制したトーセンレーヴノーザンダンサー系の影響を強く受けており、カーリアンの3×3を持つ。文字通りスタミナや馬力を強化しているが、ディープ系の良さを相殺するような気もするが・・・。

<一言コメント>ここまで3戦のキャリア。北海道で3戦し上がりはすべて2位以内とそれなりに走ったが、勝ち味に遅いのはやはり決めてのスピード不足か。ただすべて道悪での結果であり、馬場が変わってどうなるか見極めたいところ。

 

⑧アンテロース    牡2    54    武豊

前走:22年コスモス賞(OP)4着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父モーリス(RB)×母父ディープインパクトDI)×母母父サクラバクシンオーJN

<血統分析>母は重賞制覇はならなかったが短距離戦線で活躍したスカイノダン。ジャスタウェイは近親。ここまでの成績や血統で推測する限り父モーリスの馬力が強く出ており、瞬発力勝負には向かずタフな競馬向き。

<一言コメント>今回キャリア4戦目。前走はレースとして速い上がりを出したが道中のポジションが後ろ過ぎた印象。馬場が渋ればいいが良馬場なら追走が一つのポイントになる。

 

⑨フェアエールング    牝2    54    丹内

前走:22年新馬(福島芝1800m)1着

血統: 能力: 該当:①②

<血統構成>父ゴールドシップLS)×母父スペシャルウィークLS)×母母父マルゼンスキーED

<血統分析>筆者はサンデー系×サンデー系の場合はそのサンデー系の種牡馬自身や父母父、母母父の影響を第一に考えて分析しているが、この馬に関しては一貫してスタミナ血統で固められている。そのためスピードにはやや難があるが、2歳馬には厳しいようなタフな勝負になったときに浮上する。きょうだいのマイネルシュバリエ、マイネグレヴィルはともにこのレースで2着。

<一言コメント>前走は重馬場を考慮しても新馬戦らしいドスローの逃げで時計的な価値やレースレベルとしては評価しにくいが、追ってからきっちりとまとめるあたりは素質を感じさせる。タフな展開や馬場になれば血統的にも向くレースになりそうだ。

 

⑩アスクメークシェア    牡2    54    藤岡佑

前走:22年新馬(札幌芝1800m)1着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父ロードカナロアKK)×母父ディープインパクトDI)×母母父デインヒルED

<血統分析>父、母父、母母父すべてが瞬発力溢れるスピード血統。全兄ファンタジスト、全姉ボンボヤージはともに受賞ウイナー。ボンボヤージは先日北九州記念で16人気1着と大穴を開けたのが記憶に新しい。

<一言コメント>一族には短距離馬が多いスピードが武器。札幌を経験していることは大きなアドバンテージだが、本質的には軽い馬場の方が向きそう。

 

⑪ビキニボーイ    牡2    54    浜中

前走:22年未勝利(札幌芝1800m)1着

血統: 能力: 該当:②③

<血統構成>父ビーチパトロールAP)×母父ハーツクライLS)×母母父ブライアンズタイムRB

<血統分析>父はダートが主戦場の米国で走りながら一貫して芝競走を使い、GⅠ3勝を挙げたビーチパトロール。成長力が早く2歳戦から活躍できそうな雰囲気はある。母系からはスタミナや馬力を強化。

<一言コメント>父は米国の芝で活躍したが、血統的には日本ではダート向きになる馬が多いだろう。瞬発力はあまりなく、逃げるか先行して抜け出すのが一つのパターン。馬場はパワーが問われる条件の方が良い。

 

⑫ドゥーラ    牝2    54    斎藤

前走:22年未勝利(札幌芝1800m)1着

血統: 能力: 該当:①②③

<血統構成>父ドゥラメンテKK)×母父キングヘイローED)×母母父ステイゴールドLS

<血統分析>父は特注種牡馬ドゥラメンテ。母系からはスピードや芝適正を強化。今後は父や母父にサンデー系を持っていなくてもサンデークロスの馬が増えていくことを考えれば注目しておきたい1頭。近親のクリスマスは函館2歳Sを制すなどスプリント路線で活躍。

<一言コメント>前走の上がり3ハロンが34秒5。札幌の2歳戦であることを考えれば優秀。馬場にもよるが勝ちタイムは札幌2歳Sの過去タイムにも引けをとらないほど。瞬発力はこのメンバーなら上位レベル。外目に入ったのも大きい。

 

⑬ドゥアイズ    牝2    54    吉田隼

前走:22年コスモス賞(OP)2着

血統: 能力: 該当:③

<血統構成>父ルーラーシップKK)×母父ディープインパクトDI)×母母父グランドロッジ(ED

<血統分析>父は特注種牡馬ルーラーシップ。母父も相性の良いディープインパクトでこのコースには向きそうな配合。ただハーツクライルーラーシップなどトニービンの影響を強く受ける種牡馬産駒は晩成の傾向が強い馬が多数いるが果たして。

<一言コメント>キレるという印象はあまりなく、先行抜け出して長く脚を使うのがこの馬の長所。叩いて前走からの上積みはありそうだが、本格化はもう少し先か。好相性の外枠を生かせれば。

 

⑭ジョウショーホープ    牡2    54    ルメール

前走:22年クローバー賞(OP)3着

血統: 能力: 該当:③

<血統構成>父ミッキーロケット(KK)×母父アグネスデジタルAP)×母母父ラムタラED

<血統分析>3代目までにサンデー系の血を持たない希少なタイプ。4ラインでミスプロ系とノーザンダンサー系がそれぞれ2本。タフで馬力はありそうだが、スピードや瞬発力がやや不足している可能性は高い。血統からは早熟というイメージもない。

<一言コメント>前走は馬場に恵まれた印象もあるが、OP特別で3着。上がり差のないレースでポジションがものをいうレースだった。やはり切れる脚は使えそうもなく、重賞制覇という観点では決めて不足は否めない。ただ2歳戦の札幌で体力が問われるレースになった場合に出番があっても。枠順、鞍上も大きなプラス。

 

 

~札幌2歳S血統予想~

 

◎⑫ドゥーラ

〇⑨フェアエールング

▲⑬ドゥアイズ

△③シャンドゥレール

△⑥ブラストウェーブ

△⑭ジョウショーホープ

消②ウェイビー 

 

 

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