2022関屋記念(GⅢ)予想
こんばんは。ちゃろです。
お盆休みの方も多くいらっしゃるようですね。
平日の地方競馬は皆さん満喫されていますでしょうか。
さて、本日は越後路で行うサマーマイルシリーズ第3戦「関屋記念(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
関屋記念って何の記念なのって思ったことありませんか?(笑)
関屋さんっていうお偉いさんがいるのかしら?なんて思った人いませんか?
実は旧新潟競馬場の所在地だった「関屋」という場所の名を残すためにレース名になっているようですよ。
※おことわり
データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。
▼小倉記念の血統分析はこちらから↓↓
8月14日 2022関屋記念(GⅢ)血統予想
~関屋記念の過去血統傾向~
<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)
・父の好走数 日本型 17回 米国型 4回 欧州型 9回
・母父の好走数 日本型 4回 米国型 12回 欧州型 14回
<血統のワン!ポイント>(過去10年)
・とにかく目立つノーザンダンサー系の血。過去10年の馬券内30頭で4ラインにノーザンダンサー系を内包していなかったのはたった3頭のみ
・基本的には父サンデー系(ディープ系)が中心
・母父はED系(欧州型ノーザンダンサー系)が11回とAD系(米国型ノーザンダンサー系)が6回と好走数ワンツー。
・父や母父のED系もサドラーズウェルズ系やヌレイエフ系ではなく、ダンジグ系やリファール系といったスピードに優れた血統。
・母母父はナスルーラ系の好走が目立つ。
・父や母父にロベルト系もちらほら
~関屋記念と新潟芝1600mのその他のポイント~
【関屋記念】
・ローテーションから圧倒的に好走が目立つのは中京記念組(11回)。エプソムC組(4回)、安田記念組、NHKマイルC組(ともに3回ずつ)の順に続く。
・中京記念組は現在8年連続連対中。しかし中京記念を勝って好走したのは17年のウインガニオンのみ。人気を裏切って凡走した馬の巻き返しが多数。
・過去5年で450キロ未満の複勝率は0%。過去10年でも3頭のみで10%と大型馬有利。
・成績が安定しているのは4歳馬。斤量を生かせる3歳馬は牝馬だと好走率が高い
・過去10年で7、8枠が計7勝。外枠が有利だが、ここ5年では3枠より内の馬も必ず1頭馬券になっている
・牝馬の好走が目立つ
・ペースはスローかミドルで極端なハイペースにはなりにくい
・基本的に距離延長はきつい。前走マイルの馬は3着まで
【新潟芝1600m】
・外回りコースを使用
・最初のコーナーまで500m以上あり3コーナー入り口に向かって上りになるためペースが落ち着く
<特注種牡馬>
・モーリス
以上から
血統的には父か母父がノーザンダンサー系の馬・・・①
3代までにナスルーラの血を内包しているの馬・・・②
前走エプソムC、安田記念、NHKマイルC組の馬・・・③
を狙ってみたいと思います
※③については本来は中京記念組を狙うのですが今年は一頭も出走しないため繰り上げています
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう!
新潟 関屋記念(GⅢ)分析と予想
~出走馬全頭血統分析~
馬番 名前 性別馬齢 騎手
前走成績
血統適正、能力実績(SABCDEFG)の8段階で評価、狙い目該当
血統構成
血統分析・一言コメント
の順に表記
①イルーシヴパンサー 牡4 56 岩田望→木幡巧(14日騎手変更発表)
前走:22年安田記念(GⅠ)8着
血統:C 能力:B 該当:②③
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父キングカメハメハ(KK)×母母父ストームキャット(AD)
<血統分析・一言コメント>このコースの特注種牡馬ハーツクライ産駒。前走の安田記念では行き脚が悪く4角最後方からの追い込みとなったが、上がり最速の32秒6を記録。特徴的な爆発的な末脚を見せたがレースとしては不完全燃焼。東京同様に長い直線の新潟は得意といっていい。当コースは新馬勝ちをした縁起の良い舞台。斤量も2キロ楽になり前走に比べ上積みはありそうだ。不安はテン乗りなところぐらい。
②エアファンディタ 牡5 56 田辺
前走:22年米子S(L)5着
血統:F 能力:E 該当:なし
<血統構成>父ハットトリック(SS)×母父エンパイアメーカー(AP)×母母父ゴーンウエスト(AP)
<血統分析・一言コメント>サンデー系ながらリボーの血を内包するハットトリック産駒。母系は米国型ミスプロ系の血で固められており、32秒から33秒で走れる驚異的な末脚に繋がっている。ただ脚質的にはどうしても最後方からの追い込みとなるため展開には左右されやすい。当コースは3勝ク時代に1度走って2着と適性は悪くなさそう。
前走:21年秋色S(3勝ク)1着
血統:C 能力:C 該当:①
<血統構成>父ハヴァナゴールド(ED)×母父ミスターグリーリー(AP)×母母父カーリアン(ED)
<血統分析・一言コメント>成績上は3連勝中だが、前そうは昨年11月と長期の休み明け。父はジャンプラ賞(仏GⅠ)を勝ったハヴァナゴールド。ガリレオの直系だが自身はマイルを中心に活躍した。4ライン中3ラインがノーザンダンサー系だが、母父やダンジグを内包している影響か血統のイメージ以上にスピードを持っているのが特徴。速い上がりも使え、欧州的な持続力も生きる新潟へのコース替わりは向く可能性高い。血統適正は高そうだが、このメンバーと休養明けの仕上がりでどこまで。
④ザダル 牡6 58 戸崎
前走:22年エプソムC(GⅢ)6着
血統:E 能力:D 該当:③
<血統構成>父トーセンラー(DI)×母父レモンドロップキッド(AP)×母母父ブロードブラッシュ(AM)
<血統分析・一言コメント>連覇を狙ったエプソムカップでは最後に伸びきれず6着に敗れた。父はディープ後継種牡馬のトーセンラー、母系は米国型のダート血統。脚を溜めて末脚を爆発させる競馬も板についている。前走は58キロに加え重馬場が影響し、苦手とする延長ローテととことん向かない条件。ここで巻き返せる条件は揃っている。できれば良馬場で狙いたい。
⑤リアアメリア 牝5 54 菅原明
前走:22年マーメイドS(GⅢ)4着
血統:E 能力:D 該当:なし
<血統構成>父ディープインパクト(DI)×母父ロックポートハーバー(AP)×母母父ミスターグリーリー(AP)
<血統分析・一言コメント>前走は長期休み明け且つトップハンデという厳しい条件だったが、4着とブランクはあまり感じさせなかった。ディープインパクト×米国ダート血統の配合だが、牝馬は古馬になっても活躍できるケースも多数。この馬にとっては距離短縮もいいだろうし、使われた上積みもある。
⑥シュリ 牡6 57 津村
前走:22年メイS(OP)9着
血統:D 能力:F 該当:①②
<血統構成>父ハーツクライ(LS)×母父ジャイアンツコーズウェイ(ED)×母母父シーキングザゴールド(AP)
<血統分析・一言コメント>特注種牡馬のハーツクライ産駒。ハーツクライに米国ダート血統の配合でもう少しスピードがあっても良さそうだが、これまでの戦歴を見るとキレ負けするケースが目立つ。今回は3カ月の休み明けだが適性がマッチしており、いきなり走る可能性も。ただローテは距離短縮より延長向きと思われるが。
⑦スカイグルーヴ 牝5 54 ルメール
前走:22年京王杯SC(GⅡ)2着
血統:C 能力:B 該当:なし
<血統構成>父エピファネイア(RB)×母父キングカメハメハ(KK)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析・一言コメント>OP昇級後、重賞の壁を全く感じることなく連続2着。血統は日本現代競馬の名血の塊。ここ3戦は1400mで好走しているが、本来は根幹距離の方が向くタイプで1600mへの距離延長も全く苦にしないはず。大事に大事に使われてきた分まだまだ伸びしろも十分ありそう。フレッシュな状態で挑める今回もう銀メダルはいらない。
⑧ダノンザキッド 牡4 57 川田
前走:22年安田記念(GⅠ)6着
血統:B 能力:B 該当:①③
<血統構成>父ジャスタウェイ(SS)×母父ダンシリ(ED)×母母父ダイイシス(EP)
<血統分析・一言コメント>前走は安田記念で6着。積極的なレース運びで先頭に立つ場面もあり、見せ場を十分に作った。最後はキレ負けした印象もあるが、非常に内容のあるレースだった。母父のダンシリはこのレースと好相性のダンジグ系。ダンジグ系は成長が早いのが特徴で2歳時は負けなしでホープフルSを制したが、本質的にはマイルぐらいが合うのだろう。折り合って得意な形で勝負ができれば。
⑨エンデュミオン 牡5 56 秋山真
前走:22年桑名S(3勝ク)1着
血統:E 能力:E 該当:なし
<血統構成>父ヴィクトワールピサ(LS)×母父ブライアンズタイム(RB)×母母父マキャヴェリアン(EP)
<血統分析・一言コメント>前走ようやく7回目のチャレンジで3勝クを卒業しOPの仲間入りを果たした。ヴィクトワールピサにブライアンズタイムと芝ダート兼用種牡馬の配合でパワーのある血統。このメンバーで比べれば実績こそ劣るが、注目すべきは新潟成績で【1-1-1-0】と複勝率は100%。相手関係は厳しくなるが持続力のある脚を生かせる絶好の機会だ。
⑩ワールドバローズ 牡4 56 和田竜
前走:22年京王杯SC(GⅡ)4着
血統:D 能力:E 該当:①
<血統構成>父ディスクリートキャット(AD)×母父ディープインパクト(DI)×母母父ルーソリテール(RB)
<血統分析・一言コメント>父ディスクリートキャットは米国型のダート種牡馬だが、前走のように芝コースで33秒前半の上がりが使えるところをみると母父ディープインパクトの影響を強く受けているように思える。そもそも父ディープ×母父米国ダート血統はクラシックに向く王道血統でこの馬はその逆だが、適性は芝に出たようだ。キャリア4勝のすべてが左回りなのは心強く末脚は確実。距離がマイルに戻るのもこの馬には追い風。穴で一考。
⑪ディヴィーナ 牝4 54 武豊
前走:22年ヴィクトリアマイル(GⅠ)11着
血統:D 能力:D 該当:なし
<血統構成>父モーリス(RB)×母父ディープインパクト(DI)×母母父マキャヴェリアン(EP)
<血統分析・一言コメント>母はヴィクトリアマイルを連覇したヴィルシーナ。父は馬力に長けるモーリスだが、牝系のスピードは継承している。前走は初めての重賞がメンバーの揃ったGⅠとあっていきなり好走とはいかなかったが、初めての挑戦としてはまずまずの走りを見せた。中京の左回りが得意で4勝すべてを挙げている。初めての新潟は未知数だが、モーリスは特注種牡馬で期待値は高い。力を発揮できれば面白い存在になりそうだ。
⑫ウインカーネリアン 牡5 57 三浦
前走:22年米子S(L)1着
血統:D 能力:C 該当:なし
<血統構成>父スクリーンヒーロー(RB)×母父マイネルラヴ(EP)×母母父カドゥージェネルー(EM)
<血統分析・一言コメント>特注種牡馬のスクリーンヒーロー産駒。全体的には瞬発力とは真逆の馬力に長ける欧州血統で構成されている。そのため瞬発力が問われる勝負には分が悪いがそれでも着々と力をつけてきた。やはりロベルト系特有の成長力というべきか。先行して長く脚を使うのがこの馬の必勝パターン。2走前は当コースのリステッド競走で後に中京記念を制すベレヌスを抑えて勝ち切る結果を残した。同系不在でハナを切る可能性も。目下2連勝中の勢いをそのまま初めての重賞制覇を目論む。
⑬レッドライデン 牡5 56 吉田豊
前走:22年函館記念(GⅢ)14着
血統:F 能力:F 該当:なし
<血統構成>父エイシンフラッシュ(EP)×母父ディープインパクト(DI)×母母父シーキングザゴールド(AP)
<血統分析・一言コメント>ここ2走はオープンの壁というべきか、二桁着順と跳ね返されてしまった。もともと脚を溜める競馬で勝負していたが、エイシンフラッシュ産駒らしいズブさが出てしまい瞬発力不足で勝ち切れず。4走前に脚質変更し、逃げる競馬にトライすることで新たな境地を開いた。それでもオープンはマイペースでの逃げを許さず大差の連敗。今回もハナに行くだろうが、自分の走りをして浮上のきっかけを掴みたい。
⑭ピースワンパラディ 牡6 56 柴田善→石橋(14日騎手変更発表)
前走:21年京都金杯(GⅢ)2着
血統:C 能力:D 該当:②
<血統構成>父ジャングルポケット(EN)×母父アグネスデジタル(AP)×母母父サンデーサイレンス(LS)
<血統分析・一言コメント>父はトニービン直系のジャングルポケット。このレースに好相性のナスルーラの血を持つ。ジャングルポケット産駒は馬力を生かしタフな競馬で活躍するイメージだが、この馬はそのイメージより瞬発力に長けている。母系から米国型のスピードやサンデーの長所を上手く伝えることができたのだろう。ここまですべて左回りという徹底ぶりも陣営の決意を感じる。屈腱炎を乗り越えての1年7カ月ぶりの実戦。本来の力はどこまで戻っているか。
~関屋記念血統予想~
◎⑧ダノンザキッド
▲①イルーシヴパンサー
注⑫ウインカーネリアン
△⑪ディヴィーナ
△⑭ピースワンパラディ
△⑥シュリ
消⑤リアアメリア
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