犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2022七夕賞(GⅢ)予想

 

こんばんは。ちゃろです。

 

土曜日の競馬は皆さん満喫されましたでしょうか。

 

さて、本日はサマー2000シリーズ開幕戦「七夕賞(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

プロキオンSの血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

 

 

7月10日 2022七夕賞(GⅢ)血統予想

 

七夕賞の過去血統傾向~

 

 

<父・母父のワン!ポイント>(過去10年)

 

・父の好走数  日本系  16回、米国系   5回、 欧州系   9回

・母父の好走数 日本系   9回、米国系   9回、 欧州系  12回

 

 

<血統のワン!ポイント>(過去10年)

・昨年は父にキングマンボ系キンカメ系)の血を引く馬のワンツースリー

・勝ち時計が1分58秒台など速い場合はディープ系、2分00秒台を超えるようならその他の欧州血統が優勢。

・母父はノーザンダンサーが目立つ。ちらほらと米国血統もあることがこのコースの難しさといったところか

 

 

七夕賞と福島芝2000mのその他のポイント~

・福島2000mは小回りながら非常にタフなコース。基本的には欧州血統が優勢。具体的にはサドラーズウェルズヌレイエフ系が好成績。キングマンボ系も期待ができます。サンデー系は瞬発力タイプはやや不振。欧州血統の影響力を受けているタイプやダートでも活躍馬を出している種牡馬の方が向きそう。

・福島2000mは本質的には短縮ローテが向くコースなのですが、21年の勝ち馬トーラスジェミニ(前走1600m)、2着のロザムール(前走1800m)、19年の勝ち馬ミッキースワロー(前走1800m)、18年の勝ち馬メドウラーク(前走1600m)、16年の勝ち馬アルバートドック(前走1800m)とどう見ても七夕賞だけは距離延長組がよく走っている。

・大穴を開けた18年3着のパワーポケットと16年3着のオリオンザジャパンは前走ダート。3連系を購入する場合は気を付けておきたい。

・枠の有利不利は顕著ではなく馬場状態にもよるため現時点で一概に判断するのは難しい。強いて言えばやや内枠有利か。

ただペースは流れることが多く、タフなコースも相まって差しが決まっていることが多い。上がりが重要だが、33秒台のようなキレる末脚ではなく、35秒台~37秒台で最速となるような馬力溢れるしぶとい末脚が求められる

・馬齢は4~6歳まで。7歳以上は大幅割引。

・軽ハンデが穴を開けることは多くない。むしろ重ハンデを背負ったことで人気を落とした馬が好走するケースが多い。過去10年57キロが6勝。1番人気は15年から数えると17年のゼーヴィントが1着になったのみで全体的に不振が目立つ

 

以上から

血統的には父か母父にノーザンダンサー系血を持っている馬・・・①

キングマンボ系(キンカメ系)の馬・・・②

ハンデ57キロの馬・・・③

距離延長ローテの馬・・・④

を狙ってみたいと思います

 

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう

 

福島 七夕賞(GⅢ)分析と予想

~出走馬全頭血統分析~

馬番 名前 性別馬齢 騎手

前走成績

血統適正、能力実績(SA)の8段階で評価、狙い目該当

血統構成

血統分析・一言コメント

の順に表記

 

①シークレットラン    牡6    54    柴田善

前走:21年札幌日経OP(L)8着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父ダンカークAP)母父キングカメハメハKK)母母父サンデーサイレンスLS

<血統分析・一言コメント>父はゴリゴリの米国血統であるダンカークだが、芝の中距離で結果を残しているところを見ると母系の良さが強く出ているのだろう。曾祖母はあのダイナカール。名門一族の出身だ。とはいえ父系からの適正が足りないからか瞬発力はイマイチ。距離短縮や福島の馬場は合いそうで内枠を生かして持続力を生かす展開になれば。

 

②ロザムール    牝6    53    丸田

前走:22年福島牝馬S(GⅢ)16着

血統: 能力: 該当:①②④

<血統構成>父ローズキングダムKK)母父カーリアンED)母母父サーアイヴァーTT

<血統分析・一言コメント>昨年のこのレースの2着馬。父ローズキングダムはスピードが少し乏しい印象はあるが、馬力は持っている。母系はもスタミナと馬力のイメージ。馬場は昨年同様渋った方が向くだろう。近走成績は全くぱっとしないが、昨年の再現を起こしたい。

 

ヒュミドール    セ6    56    M・デムーロ

前走:22年大阪杯(GⅠ)15着

血統: 能力: 該当:なし

<血統構成>父オルフェーヴルLS)母父チチカステナンゴEN)母母父アドマイヤベガLS

<血統分析・一言コメント>父オルフェーヴルはサンデー系の中では比較的タフさに定評がある。母父チチカステナンゴはフランスで活躍した競走馬。カロの血を引き欧州血統の中ではスピードタイプになる。母母は桜花賞馬のキストゥヘブンという血統。瞬発力や爆発的なスピードはないため中央重賞やGⅠでは能力が足りないが、小回りの2000mは適している。福島2000mは条件的にも向きそうだ。

 

エヴァーガーデン    牝5    52    松岡

前走:22年福島牝馬S(GⅢ)11着

血統: 能力: 該当:④

<血統構成>父アイルハヴアナザーAP)母父ゴールドヘイローDS)母母父タイトスポットAM

<血統分析・一言コメント>父アイルハヴアナザーフォーティナイナー系ながら母父ロベルトの影響を受けており、ダート短距離ではなく中距離を得意とするイメージで配合によっては芝でも走る。母系はDサンデー系のゴールドヘイローにリボー系とスピードの不足は顕著。前走の福島では良さが見られなかったが、今回は距離延長ローテで前走よりは上積みがあってもよい。ただ実力が伴っているかは疑問だ。

 

⑤マウントゴールド    牡9    57    永野

前走:22年新潟大賞典(GⅢ)13着

血統: 能力: 該当:③

<血統構成>父ステイゴールドLS)母父マウントリヴァーモアAN)母母父ストロベリーロード(ED

<血統分析・一言コメント>数少ないステイゴールド直仔。母系は欧州血統でこのレースに相性の良いニジンスキーの血を母母父に持つ。9歳馬だが、昨年のこのレースでは4着と相性は良い。波乱を呼べるか。

 

⑥ヒートオンビート    牡5    57    池添

前走:22年天皇賞(春)(GⅠ)4着

血統: 能力: 該当:②③

<血統構成>父キングカメハメハKK)母父ディープインパクトDI)母母父マルジュED

<血統分析・一言コメント>宝塚記念は無念の除外となってしまった推定1番人気。血統は主流のキンカメ×ディープの組み合わせ。母のマルセリーナ桜花賞馬。母母父はマルジュで馬力やスタミナを強化している。過去走を見ても明らかな通り凡走は少ないが勝ち切れないのがこの馬の特徴。オープン馬に昇格してから2着3回、3着2回という成績が物語る。前走からの大幅な距離短縮に加えてメンバーは楽な組み合わせとなるが、実は2000m以下では勝利がないが【0-2-1-0】と適性がないとは言い切りにくい。

 

⑦レッドジェネシス    牡4    56.5    三浦

前走:22年大阪杯(GⅠ)13着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父ディープインパクトDI)母父ストームキャットAD)母母父サドラーズウェルズED

<血統分析・一言コメント>ディープ×ストームキャットという配合上は流行りのダービー血統だが、この血統の牡馬は早熟傾向が高い。母母父にはサドラーズウェルズを持っており、成長力を隠し持っているケースもあるが現時点では感じられない。福島2000mのコースが似合う印象は乏しく復調のきっかけがほしい。

 

⑧フォルコメン    セ6    55    石橋

前走:22年ダービー卿CT(GⅢ)2着

血統: 能力: 該当:①④

<血統構成>父ヴィクトワールピサLS)母父ストームキャットAD)母母父ミスタープロスペクターAP

<血統分析・一言コメント>父ヴィクトワールピサは2000m前後で活躍する馬を輩出することが多い。この馬がマイルで勝ち上がっているのは母系からストームキャットミスプロの血でスピードを補完した結果、距離適性が少し短くなったと考えるのが妥当だろう。冒頭説明した通り本質的には2000mはこなせていい配合。重賞実績もありこのメンバーでは能力上位。福島はローカルながら小回り且つタフという点で中山成績とリンクすることも多く、東京より中山を得意とするこの馬には追い風となるだろう。

 

⑨ショウナンバルディ    牡6    57    菅原明

前走:22年鳴尾記念(GⅢ)7着

血統: 能力: 該当:①②③

<血統構成>父キングズベストEP)母父リダウツチョイスED)母母父フィラント(EM

<血統分析・一言コメント>昨年のこのレース3着馬。ザ・持続力血統というのがこの馬の配合テーマだ。父は英ダービーキングズベスト。瞬発力やスピードはないが、馬力や持続力は一級品だ。母父リダウツチョイスは豪州のリーディングサイアーを3回取っている豪州の代表種牡馬。豪州の競馬は短距離メインで仕上がりが早く持続力が強化される独特な特徴を持つ。さらに母母父はハンプトン系と日本の主流血統を全く持たない。主流血統が力を発揮しにくいこの条件はプラス。あとは展開次第か。

 

⑩ヤマニンデンファレ    牝4    50    江田照

前走:22年スピカS(3勝ク)4着

血統: 能力: 該当:①④

<血統構成>父ローエングリンED)母父ダイワメジャーSS)母母父ゴールデンフェザントAN

<血統分析・一言コメント>父ローエングリンは現役時代に中山記念など重賞4勝。逃げて持続力で勝負するタイプで代表産駒は皐月賞馬のロゴタイプローエングリンの良さは中山など少しタフな条件で先行から持続力が生きるときに発揮できる。母父ダイワメジャーもサンデー系ながらキレではなく持続力で勝負するタイプが多い。この馬自身も好走は逃げ、先行で持続力を生かす競馬のみ。血統はわかりやすいなと再認識する(笑)ただし3勝クラスを卒業しておらず格上挑戦は厳しい勝負になりそう。

 

⑪アンティシペイト    牡5    56.5    武藤

前走:22年福島民報杯(L)1着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>父ルーラーシップKK)母父ディープインパクトDI)母母父ワイルドゾーン(AM

<血統分析・一言コメント>ルーラーシップ×ディープの組み合わせ。キンカメ系はドゥラメンテロードカナロアなど母系の良さを引き出すことが多いが、ルーラーシップはそれらの馬と比べるとやや主張は強め。スタミナ、馬力といった長所を伝えるが、母系のスピードが薄れてしまうことが多い。この馬もディープのキレ味はあまり継承していないように思える。2200m以上の長距離レースを使っていることがそれを証明している。前走はレベルが落ちた中とはいえ同コースで1着。それも5馬身差の圧勝でコース適性は良さそうだ。

 

⑫モズナガレボシ    牡5    55    戸崎

前走:22年目黒記念(GⅡ)16着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父グランプリボスJN)母父クロフネAD)母母父ダイイシスEP

<血統分析・一言コメント>数少なくなったサクラバクシンオーの血を直系で引く競走馬。父グランプリボスはバクシンオーのイメージよりは距離適性が長く、自信がそうであったようにマイルくらいまでなら苦にしない。この馬がさらに距離をこなせるのは母系からパワーと持続力を補充しているためと筆者は考えている。そのため上がりがかかるパワーを必要とする馬場の中で速い上がりを使うのが得意。バテない持続力を持つとも言える。広く大きなコースでは良さを発揮しにくいが、タフなコースや小回りなコースはこの馬の得意舞台。ただし成長力は少し旬を過ぎている印象で上積みがどれくらいあるか。

 

⑬プリマヴィスタ    牡5    53    内田

前走:22年目黒記念(GⅡ)8着

血統: 能力: 該当:①

<血統構成>父ハーツクライLS)母父クロフネAD)母母父ジェイドロバリーEP

<血統分析・一言コメント>血統字面だけ見ればハーツクライ×クロフネというクラシックでも通用しそうな血統だが、少し母系からのスピードが足りていないのだろう。ハーツクライは晩成型も多いが、イマイチ特徴ある走りを見せられておらず成長力も感じにくい。唯一は【1-0-1-1】という当コースの相性の良さ。厳しい一戦になるが軽ハンデを生かして一発逆転を狙う。 

 

⑭トーラスジェミニ    牡6    57.5    原

前走:22年エプソムC(GⅢ)11着

血統: 能力: 該当:②④

<血統構成>父キングズベストEP)母父マンハッタンカフェLS)母母父ノーザンダンサーAD

<血統分析・一言コメント>昨年のこのレースの覇者。父は英ダービー馬のキングズベスト、母系も中距離血統が並ぶ。こういった血統はクラシックのような瞬発力やスピードを競う舞台には向かないが昨年のこのレースのように変則的なコースで馬場が渋った展開となれば普段隠し持つ力を発揮する。今年も馬場が渋った方がいいだろう。レース数こそ消化してはいるが凡走続き。昨年勝ったこの舞台から浮上のきっかけを。

 

⑮ヴァンケドミンゴ    牡6    56    津村

前走:22年関門橋S(OP)4着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>父ルーラーシップKK)母父アグネスタキオンSS)母母父サクラユタカオーJN

<血統分析・一言コメント>一昨年の3着馬で【4-1-1-2】と言わずと知れた福島巧者。当コースも【2-1-1-2】と適正は十分。昨年は馬場状態による敗戦の可能性が高い。父はトニービンの影響を強く受けるルーラーシップで母父はサンデー系の中ではマイル寄りの距離やダートでも存在感を示すアグネスタキオン。祖母のウメノファイバーオークス馬。休み明けローテで状態さえ整えば。

 

⑯エヒト    牡5    54    田中勝

前走:22年京都記念(GⅡ)7着

血統: 能力: 該当:②

<血統構成>父ルーラーシップKK)母父ディープインパクトDI)母母父デインヒルED

<血統分析・一言コメント>アンティシペイトと同じ父と母父だが、こちらの方が一瞬の脚がやや使えるイメージ。ただしやはりルーラーシップの主張があるため短い距離では走らないだろうが、2000mへの距離短縮なら守備範囲。ただ追走が苦手でどうしても後方からになりがち。割り切れる外枠は好印象だが、展開に左右されることは意識せねばならない。

 

 

七夕賞血統予想~

 

<良馬場想定>

 

◎⑧フォルコメン

〇⑯エヒト

▲③ヒュミドール

△⑥ヒートオンビート

△⑨ショウナンバルディ  

正直ものすごく悩んだのですが、堅く決まるレースではないと思いますので妙味を意識して馬券を組みます。

本当にどの馬にもチャンスがありそうな大混戦の1戦だと思います。

 

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