犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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2022愛知杯(GⅢ)予想

こんばんは。ちゃろです。

 

皆さんいかがお過ごしでしょうか。

 

さて、本日は伏兵台頭の牝馬限定ハンデ重賞「愛知杯(GⅢ)」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。

 

※おことわり

データについてはターゲットなど有料課金をせず手作業で集計していますのでデータはあくまでも”ちゃろ調べ”ということでご了承ください。皆様の予想のご参考になれば幸いです。

 

京成杯の血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

日経新春杯の血統分析はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

 

1月15日 2022愛知杯(GⅢ)血統予想

 

愛知杯の過去血統傾向~

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<ワン!ポイント>

・昨年は2人気、6人気、8人気とやや荒れた決着。なおワンツーは父ディープインパクト×母父シンボリクリスエスという同じ配合での決着だった

・昨年は瞬発力に長けたキレる血統の人気馬は凡走し、ある程度タフさ馬力を兼ね備えた血統が走っていた

・20年は小倉開催だった

・過去5年父キングカメハメハハービンジャーが好走数3回でトップ。ディープインパクトが2回だった

・母父はサンデーサイレンスが5回で圧倒的1位。シンボリクリスエスフジキセキが2回で続く

<系統の分析>

・父ED系KK系が好走数4回。LS系が3回

・母父はLS系が好走数5回AD系AN系RB系SS系が2回

・父母父はED系7回、EP系3回、EM系2回とヨーロッパ型血統の好走が目立つ

・母母父はAN系が4回、EN系が3回、AP系LS系が2回好走している。ここまで牝系にナスルーラの好走が偏るのはすごく珍しいケース

 

愛知杯と中京芝2000mのその他のポイント~

【馬場・枠順】

・タイム的には2分フラット前後となるが、ペースや馬場によって上がりの優先度はまったく異なる。速い上がりが必要か、タフな消耗戦かを事前に見極めることがすごく重要

・近5年で見ると3枠、4枠の成績が良い

 

【年齢・性別・斤量】

・基本的には4歳、5歳の成績が優秀

・ハンデは近5年で54キロが3勝。やはり軽ハンデの馬が必ずといっていいほど穴をあけている

 

【波乱度】

・1月開催となった過去6年で見ても1番人気は1勝。2着1回、3着1回。2番人気は1勝以外は馬券内なし。3番人気は馬券内なしと人気馬の信頼度は低い

 

【その他】

レースのメンバー上がり最速を出した馬は1月開催の過去6年ですべて馬券になっていた。ただし上がりの時計は馬場やペース、展開によって時計が大きく異なる(33秒5~36秒1)

 

以上から血統的には上がりを武器に使えるヨーロッパ型血統を強く持つタフな馬を狙ってみたいと思います

 

それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう

 

中京 愛知杯(GⅢ)血統出馬表と予想

~出走馬全頭血統分析~

馬番 名前 性別馬齢 騎手(血統組み合わせ)

前走

近5走ベストパフォーマンス(BP)

血統適正、能力実績(SAの8段階で評価

血統、近走からのコメント

の順に表記

 

①ルビーカサブランカ 牝5 武豊KK系×LS系

前走:21年オリオンS(3勝ク)1着

BP:21年オリオンS(3勝ク)1着

血統: 能力:

<血統分析>父キングカメハメハ×母父ダンスインザダーク。母母父シャーポ。母ムードインディゴは府中牝馬Sの勝ち馬。全兄ユーキャンスマイルは阪神大賞典など重賞3勝。

全兄を見てもわかる通り、牝系のスタミナが表に出やすいヨーロッパ色が強い血統。

<一言コメント>過去10戦すべて上がり3位以内をマークしている末脚が武器。同コースも【1-1-1-1】と好相性。初めての重賞で相手は大幅強化されるが自分の走りができれば。

 

②マジックキャッスル 牝5 ルメールDI系×RB系

前走:21年府中牝馬S(GⅡ)15着

BP:21年ヴィクトリアマイル(GⅠ)3着

血統: 能力:

<血統分析>父ディープインパクト×母父シンボリクリスエス。母母父フェアリーキング。母ソーマジック桜花賞3着。半弟ソーヴァリアント(父オルフェーヴル)はチャレンジCの勝ち馬。

瞬発力と馬力を兼ね備えた配合。昨年の愛知杯を見てもわかる通り血統適正は高い。

<一言コメント>昨年の女王が今年も参戦。ヴィクトリアマイル3着の実績はこのメンバーでは一つ上。ポイントは斤量で勝った昨年は54キロ。今年は2キロ増の56キロでトップハンデ。どう影響するか。

 

③ウインアグライア 牝4 泉谷(SS系×RB系

前走:21年ディセンバーS(L)12着

BP:21年若駒S(L)1着

血統: 能力:

<血統分析>父マツリダゴッホ×母父アーチ。母母父ウッドマン。

血統的にはロベルトを持っているものの、アメリカのダート的なスピードの血もあり、この舞台では疑問符がつく。

<一言コメント>2歳冬は重賞路線を進むも結果はパッとせず。それでもこの舞台はリステッドを勝ったコース。最軽量タイの51キロを生かしきっかけをつかみたい。

 

④マリアエレーナ 牝4 坂井(AD系×DI系

前走:21年新潟牝馬S(OP)1着

BP:21年新潟牝馬S(OP)1着

血統: 能力:

<血統分析>父クロフネ×母父ディープインパクト。母母父キングカメハメハ。母テンダリーヴォイスはフェアリーS3着。

とにかくスピードやキレがあることは血統からも読み取れる。瞬発力勝負になれば向く血統。

<一言コメント>当コースは2戦して1勝3着1回の複勝率100%。ここ2走は48キロ、51キロと軽ハンデを生かし好走してきた。今回は2キロ増だがそれでも53キロ。中京は全戦で上がり最速を記録。確実な末脚で重賞戦線へ殴り込む激走を目指す。

 

⑤クールキャット 牝4 団野(RB系×LS系

前走:21年秋華賞(GⅠ)15着

BP:21年フローラS(GⅡ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父スクリーンヒーロー×母父ダンスインザダーク。母母父モガミ。母メジロトンキニーズはダイヤモンドS2着。半兄トリオンフ(父タートルボウル)は小倉大賞典などGⅢ3勝。

一言で言えば「タフ」な血統。スタミナや馬力を長所とするところはこのレースには合う。とはいえ重賞なので最低限のスピードは必須。そこをクリアできれば。

<一言コメント>新馬戦以外はすべて重賞を走った経験がこの馬の一番の武器。当コースの勝ちはないが、過去2勝はいずれも左回り。タフな展開で出番あり。

 

⑥アンドヴァラナウト 牝4 松山(KK系×DI系

前走:21年秋華賞(GⅠ)3着

BP:21年ローズS(GⅡ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父キングカメハメハ×母父ディープインパクト。母母父トニービン。母グルヴェイグマーメイドSの勝ち馬。母母のエアグルーヴオークス天皇賞(秋)の勝ち馬。近親にルーラーシップなど活躍馬多数の名牝系。

個人的なイメージではディープ×キンカメとキンカメ×ディープは特性がやや異なる。父キンカメの方がより牝系の馬力やパワーなど瞬発力以外を引き出しやすい。この馬は牝系からトニービンの馬力を強化している。

<一言コメント>全成績は7戦【3-3-1-0】で驚異の複勝率100%。その安定した走りを武器にまだ能力の底は見せていない。昨秋はローズS、秋華賞でも結果を出し、今回は相手関係も楽になる。55キロを背負うが秋華賞でも経験済で問題なし。

 

⑦スライリー 牝4 石川(LS系×DI系

前走:21年キャピタルS(L)9着

BP:21年秋華賞(GⅠ)5着

血統: 能力:

<血統分析>父オルフェーヴル×母父ディープインパクト。母母父シンダー。

サンデー系の名馬同士のゲームのような配合。これが簡単に結果を出せれば血統はものすごく簡単だと思うのだが。

<一言コメント>好走時は先行からの飛び出しパターンが多い。足を溜めることができれば可能性はあるが・・・。

 

⑧アイコンテーラー 牝4 亀田(KK系×AP系

前走:21年魚沼S(3勝ク)1着

BP:21年魚沼S(3勝ク)1着

血統: 能力:

<血統分析>父ドゥラメンテ×母父ケイムホーム。母母父ジャワゴールド。近親にアルゼンチン共和国杯の勝ち馬のトウショウナイトがいる。

ドゥラメンテ自身は快速馬だったが、能力を産駒に伝える場合はやや馬力に寄る傾向もある。また牝系の能力も出しやすい。母父はダートの名馬でスピードは強化されるが・・・。

<一言コメント>マイペースで先行できたときは強さを見せるが楽に先行できないと厳しい戦いとなってしまう。今回は最軽量ハンデタイの51キロ。2連勝中の勢いそのままに突っ走りたい。

 

⑨ソフトフルート 牝5 岩田望(DI系×EP系

前走:21年エリザベス女王杯(GⅠ)4着

BP:21年エリザベス女王杯(GⅠ)4着

血統: 能力:

<血統分析>父ディープインパクト×母父キングマンボ。母母父サマースコール。半姉ミッドサマーフェア(父タニノギムレット)はフローラSの勝ち馬。

血統的には問題ないだろう。ただ母母父がアメリカ的スピードを伝えるストームバード系なのでここはやや辛い評価。

<一言コメント>重賞では少し地味な印象もあるが、GⅠでも秋華賞3着や昨年のエリザベス女王杯で0.4差の4着と実力は折り紙つき。当コースは3戦3勝で勝率は100%。前走からは3キロ減の53キロとハンデにも恵まれ死角は少ない。

 

⑩アナザーリリック 牝4 津村(KK系×JN系

前走:21年秋華賞(GⅠ)7着

BP:21年佐渡S(3勝ク)1着

血統: 能力:

<血統分析>父リオンディーズ×母父サクラバクシンオー。母母父サンデーサイレンス。半弟のプライルード(父ラブリーデイ)は全日本2歳優駿3着。

サクラバクシンオーはスピードを伝えるがあまりタフではない条件の平坦に強いスピードを伝えることが多い。今回の狙いはもう少しタフな血統。

<一言コメント>キャリア6戦で3勝2着1回と安定した成績を残してきた。連対を外したのはNHKマイルと秋華賞のGⅠ2つ。今回は相手が楽になり斤量を2キロ減。可能性は十分か。

 

⑪カセドラルベル 牝6 幸(LS系×RB系

前走:21年新潟牝馬S(OP)5着

BP:21年都大路S(L)4着

血統: 能力:

<血統分析>父ハーツクライ×母父シンボリクリスエス。母母父チーフズクラウン。半兄ベルラップ(父ハーツクライ)京都2歳Sの勝ち馬。

トニービンにロベルトを持つことからも適性は悪くなさそう。ただ馬力、スタミナに寄りすぎると重賞レベルではスピードが足らずに追走できないこともしばしば。

<一言コメント>昨年もこのレースを使ったが8着と敗れた。それでも今年はその時から1キロ減。先行してバテずに進む好走時に見せた走りを再現できれば。

 

⑫デゼル 牝5 川田(DI系×EN系

前走:21年エリザベス女王杯(GⅠ)8着

BP:21年阪神牝馬S(GⅡ)1着

血統: 能力:

<血統分析>父ディープインパクト×母父ルアーヴル。母母父マークオブエスティーム。母アヴニールセルタンは仏オークス、仏1000ギニーの勝ち馬。

ディープインパクトの爆発力は伝わっている。ルアーヴルを持つ馬はプールヴィルやセリフォスのようにやや早熟臭もするイメージ。

<一言コメント>昨年は4月に阪神牝馬Sで重賞初勝利。他馬と比べても一枚上の実績を持つ。近走はその末脚はハマらず凡走しているが相手も強いメンバー。今回はハンデこそ重めの55.5キロだが、相手は楽になるのが間違いない。できれば軽い馬場でやりたい。

 

⑬ラヴユーライヴ 牝5 松岡(DI系×AD系

前走:21年立雲峡S(3勝ク)1着

BP:21年立雲峡S(3勝ク)1着

血統: 能力:

<血統分析>父ディープインパクト×母父ストームキャット。母母父ミスタープロスペクター。全兄リアルスティールドバイターフの勝ち馬。全姉ラヴズオンリーユーはBCフィリー&メアターフ、オークスなどGⅠ4勝。他にもきょうだい、近親に活躍馬多数の名牝系。

血統的には素晴らしい一族。でも全員が全員走らないのがまた血統の面白いところ。

<一言コメント>昨年11月3戦目にしてようやく3勝クラスを突破。オープンの仲間入りを果たした。当コースは1戦して2着。2000mは【1-2-0-1】と適正距離は合いそう。飛躍の一戦にして世界へ羽ばたいた姉に続きたい。

 

⑭ホウオウエミーズ 牝5 丸田(KK系×SS系

前走:21年常総S(3勝ク)2着

BP:21年レインボーS(3勝ク)2着

血統: 能力:

<血統分析>父ロードカナロア×母父アグネスタキオン。母母父ホワイトマズル。半姉エミーズパラダイス(父フサイチコンコルド)はエンプレス杯2着。

単純にスピードが足りないか。血統的にはスピード血統は持っているが勝ち切れないのはそこが十分に伝わっていないから。

<一言コメント>3勝クラスで2戦続けて2着と今回は格上挑戦となった。左回りは過去2戦して着外2回と適性は右回りの方が合いそう。今回は相手も強くなり厳しい一戦か。

 

⑮シゲルピンクダイヤ 牝6 和田竜(SS系×ED系

前走:21年中日新聞杯(GⅢ)3着

BP:21年中日新聞杯(GⅢ)3着

血統: 能力:

<血統分析>父ダイワメジャー×母父ハイシャパラル。母母父シンダー。半妹シゲルピンクルビー(父モーリス)はフィリーズレビューの勝ち馬。

ズブい展開や持続力比べで力を発揮しやすい血統。キレが求められると厳しい。

<一言コメント>前走の中日新聞杯は今回と同コース。10番人気と低評価だったが3着と馬券内に。昨年に続く好走でこのコースとの相性の良さを見せつけた。今回は前走と同斤量。一撃あってもおかしくない。

 

⑯ラルナブリラーレ 牝5 池添(LS系×EP系

前走:21年ユートピアS(3勝ク)1着

BP:21年ユートピアS(3勝ク)1着

血統: 能力:

<血統分析>父ハーツクライ×母父アルムタワケル。母母父ノーザンパーク。

血統だけみれば悪くはなさそうだが、やはり勝ち切れないのはスピードが不足しているから。重馬場で2勝していることがそれを裏付けている。

<一言コメント>3勝クラスは苦戦したが6戦目にしてようやく勝利。晴れてクラス卒業となった。勝利したレースはすべて末脚を生かしたもの。今回は相手も強化され好走には展開にも恵まれる必要がありそうだ。

 

以下は血統出馬表となります。

 

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愛知杯血統予想~

 

◎①ルビーカサブランカ

〇⑥アンドヴァラナウト

▲②マジックキャッスル

△⑮シゲルピンクダイヤ

△⑨ソフトフルート

 

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