犬でもできる競馬血統予想

血統を中心に組み立てた競馬予想をだれでもわかりやすいように書きます。筆者が犬顔らしいのでこんなタイトルですが深い意味はありません(笑)

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競馬血統との出会い#2

みなさんこんにちは。ちゃろです。

 

今日は前回書いたコラムの続きを書いていこうと思います。

今回は前回からの続編なので競馬血統との出会い#1をまだ見ていない方はそちらからご覧いただければと思います。それからただ振り返るだけでは面白みに欠けるので読者のみなさまに少しでも有意義な情報となるように馬券の買い方、考え方の基礎についても少し書いてみました。初心者の方には考え方のコツを、中級者以上の方はあるあるネタに感じられるはずです。どうぞお付き合いください。

 

▼競馬血統との出会い#1はこちらから↓↓

wankokeiba.hatenablog.com

 

 

競馬血統との出会い#2

 もともと競馬には幼少期より興味は持ってはいたものの、親や友達に好きな人もおらず、誰から教えてもらうこともせずに当時はなんとなく競馬と向き合ってきました。そのため、競馬の知識は自分から勉強しなければ入ることはありません。

 

 まずは馬柱の読み方を一生懸命覚えました。データを読めるようになれればきっと的中を重ねることができるはずだろうと本気で思っていました(笑)。まあ、これは決して間違いではないのですが・・・。レース前日は一晩中スポーツ新聞を眺めてレース当日に睡眠不足で寝坊するなんてこともよくありました。疲れ切って睡魔と戦いながら競馬を見ており、それで楽しめていたのかは甚だ疑問ですが。

 

 馬柱を使って予想し、騎手や過去走などを読み解き馬券に生かすということは何もせず当てずっぽうや「この馬の名前が気に入ったから」とか「誕生日馬券を買おう」というオカルト予想をするよりはよっぽど有効だと思います。しかし、騎手や過去走はほとんどの人が予想に使用しているデータなのです。そしてたくさんの人が使用している情報だからこそオッズに反映されているということになります。ここではイメージしやすくするために単純明快な2つの例を挙げてみたいと思います

 

 (例1)あるレースでルメール騎手騎乗のAという馬が前走1着、2走前2着、3走前1着だったとします。一方Bという馬はデビューしたての実績のないジョッキーで前走13着、2走前8着、3走前15着だった場合どちらが強いでしょうか。

 ほとんどの方はAの方が強いと予想するわけです。それ自体はもっとも当然のことでありますし、私もこの2頭しかいなければAにベットするでしょう。その結果、もちろん的中率はアップするでしょう。しかし配当的にはこれで儲かるとは一概には言えません。

 

 (例2)毎回単勝1.1倍というめちゃめちゃ強いCという馬がいるとしましょう。このCという馬が10回走ったとして10回全部単勝を100円買い続けた場合何回当てればプラスにすることができるでしょうか。

 答えは簡単ですね。10回すべてということになります。うまくいって9回連続で的中させても1度外してしまえば配当は「990円」でマイナス10円となります。1番人気の勝率は年ごとにも異なりますが32~35%程度と言われています。いくら盤石と思われているケースでも10連勝することは容易ではなく、上記はハイリスク、ローリターンの馬券だというこということがわかります。

 

 上に挙げた2つの例は競馬(他の公営競技も同様に)をやっている人ならばおそらく当たり前に知っていることかとは思いますが、ここにたどり着くのに私は数年かかりました。

 そもそもオッズというのはパリミュチュエル方式というので決まります。初心者の人も見てくださっていると思いますので、難しい話はするつもりはありませんよ。すごーく簡単にいいますとどの馬が勝っても胴元であるJRAが儲かるということです。

 競馬のオッズ、配当には控除率というものがありましてこれをすこぶる単純に考えると100人が全員100円で単勝馬券を買ったら、10000円集まりますよね。配当金は当たった人に10000円を山分けするのではなく、8000円を山分けします。えっ?残りの2000円どこに行ったの?と思った方、2000円はJRAの利益となるんですよ。つまり私達が買った馬券はJRAがまず一定の率を回収して残りのお金を配当金として当たった人に還元する。つまり私たち買う人は圧倒的に不利なんですよ。これが競馬のシステムなんです。だから競馬をやっている人はほとんどの人が負けています。これはしっかりと覚えておきましょう。

 

 ※紙面上やネット上には様々な手口で「必ず儲けられる」なんて根拠のないことを書いて商材を売っている人たちが残念ながら一定数います。このブログに訪問してくださった人には間違ってもそんな詐欺まがいな被害にだけはあってほしくないので残しておきます。

 

 もちろん「競馬はスポーツである」とか「好きな馬を応援するために競馬を見ているのだから馬券は関係ない」とか「素晴らしいレースを見れれば多少マイナスでも」なんて思う人もいるでしょう。それはそれで素晴らしいことだと私は思います。

 とはいえ正直な気持ちは「馬券を当ててお金を増やしたい」なんて人もいるでしょう。では理論上はどうしたらいいのでしょうか。私は上記の例1、例2(※他にももちろん考え方があるのですが)からこう考えました。

 

①騎手や過去走といった馬柱の表面だけでは判断できない走る根拠を見つけること

②なおかつ何らかの適性条件により人気馬を逆転する馬を見つけること

 

が利益を生み出す近道であると考えました。しかしあまりお金をかけたくないのが正直なところでした。

 

 そこでまず私が取り組んだのは指数を作ることです。

 ネット上でありとあらゆるスピード指数(能力指数)の作り方を調べて計算式を出してみました。しかし当時の私は今以上に表計算の能力がなく、1頭1頭の指数を出すのに日が暮れるほど時間がかかりました。仕事の傍らそんなことをやるのはあまりにも現実的ではなく、断念しました。指数予想はどうしても人気馬が強く出がちなのも得策とは思えませんでした。

 

 次にチャレンジしたのは追い切り(調教)の見方で予想する方法です。調教欄の読み方を勉強しました。競馬新聞には追い切りのタイムのランキングなどがあり、これは人気とは比例していませんでした。これはイケると思い数日実践してみたのですが、なかなか結果が付いてきませんでした。加速ラップを見つけ出すのも労力がかかりますし、何よりこれではタイムが速い馬をただただ買う作業になってしまって競馬を楽しめなくなりました。追い切りVTRを何度も何度も見たのですが、私は相馬眼がなく結果に反映するほど読み解くことができませんでした。

 

 パドック予想もやりました。下を向いて元気がなさそうに見えたり、イレ込んで落ち着きのない馬を切ったら激走された経験が数えきれないほどあります(泣)

 

 オッズ理論ラップ理論展開予想、調教師、馬主といった人間関係からの予想など世の中に出ている予想は一通りかじってきたつもりです。ありとあらゆる競馬予想本も何冊読んだことかわかりません(苦笑)どれも重労働や難しいものも多くしっくりきませんでした。

 

 そんな中唯一しっくりきたものが血統でした。

 もちろん最初から血統予想を信じていたわけではありません。むしろ根拠のない予想で馬鹿馬鹿しいとすら思っていました。ですから血統予想をはじめようと思ってはじめたわけではありません。

 ただ、競馬血統との出会い#1で書いたように私はディープインパクトキングカメハメハウォッカダイワスカーレットなどの名馬の名勝負をリアルタイムで見ることができていたわけではありません。そこでその馬たちはどんなにすごい馬だったのかと過去のレースをたくさん動画などで見ていました。さらにその馬たちについてどんな馬だったのか知りたくて種牡馬辞典を買って読んでみました。これが見事にはまり、歴史の重みやロマンを感じながらそれまでの何倍も楽しく予想することができるようになりました

そして馬券のテーマである

 

①騎手や過去走といった馬柱の表面だけでは判断できない走る根拠を見つけること

②なおかつ何らかの適性条件により人気馬を逆転する馬を見つけること

 

血統予想は自然とクリアしていました。①は少し血統知識がないと予想ができませんし、②の人気を関係なく適性のある馬を狙うことができる。競馬予想で僕が求めていたものがそこにはありました。

 

血統というと未だにすごく「考え方が難しい」「覚えることが多くてめんどくさい」というイメージを持っている方が多いようですが、

 血統を競馬予想に取り込むことは決して難しいことではありません。

 

 もっと言えば隅から隅まで血統表を覚える必要なんてないんです。本来は誰でもわかるすごく単純なものです。例えてみればポケモンみたいなことです。私が小学生のとき初代ポケモンがブームになりました(最近もまた最新作が人気でブームを巻き起こしていますが)。水タイプは炎タイプに強く、炎タイプは草タイプに強く、草タイプは水タイプに強い。ポケモンユーザーなら小学生でも当たり前に知っていたことですが、考え方としては血統適性予想もこれに似たことだと思います。

 

・ダートタイプの馬は芝レースよりダートレースで好走する

・瞬発力タイプの馬は重馬場では力が出し切れない

アメリカ血統タイプの馬はダート短距離は効果抜群だが、芝の長距離は効果は今一つ

 

基本はこんなことの繰り返しです。すごく単純だと思いませんか。私は血統に興味をもって本もかなり読みましたし、自分で資料をまとめていますのでそれなりに血統知識は持っているつもりですが、別に専門家ではありませんし、知識を自慢する気もさらさらありません。

 ただ血統を利用することで効率の良い予想ができることはもとより、代々受け継がれている血脈や競走馬の深み、関係者やファンの思いを感じ取り、競馬とサラブレッドの歴史を一ファンとして感じることができる予想方法だと言えるでしょう。

 それは競馬の楽しみや奥深さを何倍も増大してくれるものだと私は思います。

 

 この素晴らしさを競馬を愛する1人として1人でも多くの人に予想を通じて伝えられたらと思い、このブログを開設することにしました。

このブログを通じてさまざまな人とつながり、自分の競馬力をさらに深めていければと思っています。みなさま今後とも引き続きよろしくお願いいたします。

 

 


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