11月27日(土)28日(日)回顧
こんばんは。ちゃろです。
今週は「京都2歳ステークス」「京阪杯」「ジャパンカップ」と3つの重賞レースがありました。ジャパンカップは三冠馬コントレイルの引退レースとなりました。
今回の分析結果と予想を振り返っていきたいと思います。
皆様の結果はいかがだったでしょうか。
それでは振り返っていきたいと思います。
11月27日(土)京都2歳ステークス(GⅢ)の結果
1着 ⑧ジャスティンロック(リオンディーズ【KK】×アッミラーレ【DS】)
2着 ③ビーアストニッシド(アメリカンペイトリオット【AD】×ネオユニヴァース【DS】)
3着 ⑦フィデル(ハーツクライ【LS】×バーンスタイン【AD】)
【ちゃろの予想】
◎⑥ライラック・・・8着
〇⑦フィデル・・・3着
▲⑧ジャスティンロック・・・1着
△⑤トゥデイイズザデイ・・・6着
穴②ディープレイヤー・・・7着
【感想】
2歳戦ということを考慮しても1000m通過は1分2秒8とわかりやすいスローペースとなりました。勝った⑧ジャスティンロックは後方追走から3角でまくり上がっていき、4角では2番手に浮上。鞍上の松山騎手の好判断は見事なものでした。結果的に徐々にペースを上げて上がり最速の35秒3を記録しました。
2着の③ビーアストニッシドはスタートを決めて先頭をキープ、見事スローペースに持ち込み2着に粘り込みました。少しスタミナが不安かと思いましたが、このスローペースに持ち込むことができればアメリカ的な血統の長所であるスピードの持続力を生かすことが可能となります。10頭立ての9番人気でしたから、こちらも岩田康騎手の好騎乗と言えるはずです。逆に3着の⑦フィデルは少し決め手を欠いてしまったという印象でしょうか。川田騎手も「今はまだ動き切れなくて、まとまった走りができない状況でした」というコメントがありました。もう一段階成長は必要でしょうがそのポテンシャルはきっと持っていると思いますので次走も注目していきたいですね。
◎本命の⑥ライラックはゲート入りで激しくイレ込み消耗してしまったのか直線では余力がありませんでした。ある意味、父オルフェーヴルらしさが出ていましたね(笑)また、1番人気を裏切ってしまった⑤トゥデイイズザデイはゲートで暴れてしまい出遅れ、3角の不利も響きましたね。過剰評価されていた感はありますが、次走は少し見直してもいいかもしれません。
血統的に振り返ると父サンデー系ではない馬で出走していた2頭のワンツー。今の阪神の芝コースは2歳馬にとってはかなりタフで「力強さ」と「スピード」がバランス良く求められる状況でした。一瞬のキレで乗り越えることはできないコースなんですね。2歳戦全体に言えることではありますが、仕上がりの早さはもとよりダンジグ系の血やストームバード系といったスピードを伝えるノーザンダンサー系の血が生きたレースとなりました。
11月28日(日)ジャパンカップ(GⅠ)の結果
1着 ②コントレイル(ディープインパクト【DI】×アンブライドルズソング【AP】)
2着 ⑦オーソリティ(オルフェーヴル【LS】×シンボリクリスエス【RB】)
3着 ④シャフリヤール(ディープインパクト【DI】×エッセンスオブドバイ【AN】)
【ちゃろの予想】
◎②コントレイル・・・1着
〇⑭ユーバーレーベン・・・6着
▲④シャフリヤール・・・3着
△⑨アリストテレス・・・9着
△⑫サンレイポケット・・・4着
△⑤キセキ・・・10着
【感想】
逃げ馬不在の中で何がペースを作るのかが一つのポイントでしたが、「行けるなら行こうと思っていた」という横山武騎手のコメントにあった通り、ある程度作戦通りだったのでしょうか、⑨アリストテレスが引っ張る形になりました。ペースは1000m通過が1分2秒2とスローペースとなりました。そのあたりで⑤キセキが大きくまくっていき、ペースアップしていきましたね。直線では有力馬の叩き合いになりましたね。横一線から抜け出したのはこれが引退レースとなった②コントレイル。力強く抜け出して上がりは一頭だけ別次元ともいえる33秒7というぶっちぎり1位をマーク、他馬を寄せ付けない走りで見事有終の美を飾りました。
2着は⑦オーソリティ。先行勢が苦しくなる中で4角で先頭集団に取り付き、最後までその末脚をしぶとく生かして乗り切りました。ここはさすがのルメール騎手。安定感はさすがの一言でした。④シャフリヤールはダービー馬の意地を見せ3着となりました。最後の直線ではコントレイルよりも前のポジションから仕掛けましたが、最後は力負けでした。
予想としては②コントレイルを本命評価とし、④シャフリヤールの逆転はないと判断するなど悪くなかったのですが、1、2、3番人気での決着では血統分析の出番はなく、ある意味諦めのつく結果となりました。強いて言うのであれば注目馬にピックアップした⑭ユーバーレーベンは上がり2位タイの34秒2でまとめ、内からじわじわと伸びていました。⑫サンレイポケットも外からじわじわと伸びて4着。天皇賞(秋)に続いて実力があることを示しました。馬券内にあと一歩だったですね。
血統的には父サンデー系の馬券内独占となりました。ラップタイムから分析すると11秒台のラップが続きロングスパートの展開になったことや4着、5着の人気薄の活躍を見るとヨーロッパ色の強いスタミナ血統が頑張りを見せました。
馬券としては的中こそなりませんでしたが、福永騎手のインタビューでは恥ずかしながらもらい泣きをしてしまいました。馬券が当たった人も外れてしまった人も、本当に競馬が好きな人なら感動したシーンだったのではないでしょうか。これが競馬の良さですよね。
11月28日(日)京阪杯(GⅢ)の結果
1着 ②エイティーンガール(ヨハネスブルグ【AD】×アグネスタキオン【SS】)
2着 ⑤タイセイビジョン(タートルボウル【ED】×スペシャルウィーク【LS】)
3着 ⑦ファストフォース(ロードカナロア【KK】×サクラバクシンオー【JN】)
【ちゃろの予想】
◎⑤タイセイビジョン・・・2着
〇⑨ミッキーブリランテ・・・11着
▲⑦ファストフォース・・・3着
△⑥シヴァージ・・・6着
△⑫アイラブテーラー・・・4着
△②エイティーンガール・・・1着
△④オールアットワンス・・・8着
【感想】
前半3ハロンの通過が34秒3。10秒台のラップタイムを刻むなどスプリント重賞らしくハナを主張する馬も譲らずにペースは流れていきました。馬群一段となって迎えた最後の直線では先行馬は阪神の急坂に苦戦し次々と失速していきました。結果として後方にじっと待機していた馬の末脚が炸裂する展開となりました。
勝利した②エイティーンガールはスタートで出遅れたこともあり3角まではずっと最後尾に待機。まさに最後の末脚に賭けるという競馬に徹し、作戦がハマった形となりました。33秒5という見事な上がりを使っての勝利。10番人気という低評価を覆し、波乱の立役者となりました。2着⑤タイセイビジョンは今回の◎本命馬。こちらも後方待機から末脚を生かし期待に応える走りをしてくれました。
一方で▲3番手に評価していた⑦ファストフォースは終始先頭を走っていた馬。ロングラン開催の阪神で内が痛んだことや先行馬がことごとく沈み、後方待機勢が躍進したことを考慮すると今回の⑦ファストフォースの驚異的とも言える粘りは次走以降にもつながりそう。先行勢で5着と粘った⑬シゲルピンクルビーと共に覚えておきたいですね。
実は⑤タイセイビジョンの単勝も持っていたので「②エイティーンガール差し過ぎ!」と思いましたが、ブログスタートして以来の会心の的中となりました!!!
参考にしてくださったみなさま、おめでとうございます。
奢ることなく今後も丁寧に血統分析をできるだけ続けていきたいと思いますので今後もよろしくお願いいたします。
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