２０２１マイルチャンピオンシップ（ＧⅠ）予想
こんにちは。ちゃろです。
皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、本日は秋のマイラーナンバーワン決定戦「マイルチャンピオンシップ（ＧⅠ）」の血統分析を行っていこうと思います。どうぞ最後までよろしくお願いします。
１１月２１日 ２０２１マイルチャンピオンシップ（ＧⅠ）血統予想
～マイルチャンピオンシップの過去血統傾向～
＜ワン！ポイント＞
・昨年は阪神での開催。それまではずっと京都での開催
・昨年はサンデー系×アメリカ型血統もしくはヨーロッパ型血統の中でもスピードを重視する組み合わせ。やはりキレや瞬発力、スピードが求められるレースとなる
・リピーターの多いレース
・父ディープインパクト、ハービンジャー、ステイゴールド、フジキセキが好走
ただしハービンジャーはペルシアンナイト、ステイゴールドはインディチャンプ、フジキセキはイスラボニータといった特定の好走によるもの。ディープインパクトは異なる馬で好走している
・父ＤＩ系が好走。ＥＤ系、ＳＳ系が続く
・母父はＥＤ系、ＡＮ系、ＬＳ系が同点首位でした。ただし、ＥＤ系は２０１８年以降ではステルヴィオ１頭、ＬＳ系はペルシアンナイトが３回稼いだもので本質的に向いているとは言い難い
・父母父は過去６年ほとんどがヨーロッパ型血統
・母母父は五分五分だが近年はアメリカ型も好走
～阪神芝1600ｍの血統傾向～
＜ワン！ポイント＞
・３型では父は日本型が４４％、アメリカ型が１３％、ヨーロッパ型は４３％
・３型で母父では日本型が３９％、アメリカ型が３０％、ヨーロッパ型は３１％
・父はＫＫ系、ＤＩ系、ＲＢ系、ＬＳ系が好走しています
・母父はＡＰ系、ＬＳ系、ＤＩ系が好走しています
＜阪神芝１６００ｍのその他のポイント＞
・ゆったりとした流れになることが多く、上がりを重視する瞬発力勝負になる
・最後の急坂により京都より差しが届きやすい（前が止まりやすい）
・速い脚を使えれば位置取りはそこまで問われないケースもある
・例年に比べるとロングランで少しタフな結果になりそう。
それでは、これらのデータや傾向を参考にして今年の血統出馬表を見て予想をしてみましょう
阪神 マイルチャンピオンシップ（ＧⅠ）血統出馬表と予想
～出走馬全頭血統分析～
馬番 名前（血統組み合わせ）
近５走ベストパフォーマンス（ＢＰ）
血統適正、能力実績
一言コメント
の順に表記
①ホウオウアマゾン（ＫＫ×ＳＳ）
ＢＰ：２１年アーリントンカップ（ＧⅢ）１着、スワンＳ（ＧⅡ）３着
血統：Ｃ 能力：Ｄ
一言コメント：キンカメ×Ｓサンデーのスピード型。牝系にはアメリカのダートスピード血統のエーピーインディを持つ。スワンＳで重賞クラスでも通用するところを証明したが、レース間隔は空けたほうが良いタイプ。近走は上がり勝負をしていない点も気になる。今の阪神芝コースで内枠は少し割引
②クリノガウディー（ＲＢ×ＴＴ）
ＢＰ：２１年セントウルＳ（ＧⅡ）３着
血統：Ｅ 能力：Ｄ
一言コメント：スクリーンヒーロー産駒でまだまだ成長力はあってもいいが、今年使い詰めで９戦目。阪神芝１６００ｍは朝日杯ＦＳで２着でコース自体は苦手ではない。速い上がり順位を出したことが少なく、適正は向かない
③シュネルマイスター（ＥＤ×ＥＤ）
ＢＰ：２１年ＮＨＫマイルカップ（ＧⅠ）１着、２１年毎日王冠（ＧⅡ）１着
血統：Ｂ 能力：Ａ
一言コメント：父キングマンはダンジグ系でイギリス、フランス、アイルランドで１４００ｍ～１６００ｍで活躍した。母方はサドラーズウェルズやゼダーンで馬力を強化している。底を見せておらず速い上がりも使えるし安定感もある。不安材料は内枠と関西遠征くらいだろうか
④サリオス（ＬＳ×ＥＤ）
ＢＰ：２１年安田記念（ＧⅠ）８着、２０年マイルＣＳ（ＧⅠ）５着
血統：Ｄ 能力：Ｃ
一言コメント：ハーツクライ×ドイツ血統。姉のサラキアを見ても血統本質的にはマイラーとは思えないが、２、３歳の内に仕上がってしまった感が強く、ハーツクライによく見られる二段階の成長は今のところ見られない。２歳時の朝日杯ＦＳを制しており、昨年のマイルＣＳでは出遅れが響いた結果でコース自体は苦手ではないだろうがどうだろうか。初ブリンカーでどこまで
⑤サウンドキアラ（ＤＩ×ＡＰ）
ＢＰ：２１年スワンＳ（ＧⅡ）２着
血統：Ｃ 能力：Ｄ
一言コメント：ディープインパクト×アメリカ型でスピードに特化したマイラータイプ。前走のスワンＳでは復活も印象付けた。阪神の相性はよく当コースだけでも（1-2-2-1）と脅威的。瞬発力は足りず旬は過ぎたかもしれないが得意舞台で巻き返しを狙う
⑥ケイデンスコール（ＫＫ×ＬＳ）
ＢＰ：２１年読売マイラーズカップ（ＧⅡ）１着
血統：Ｄ 能力：Ｄ
一言コメント：ロードカナロア×ハーツクライで牝系にリボーを持つ。読売マイラーズＣでは完勝しており当コース適正は高い。今年の春は絶好調でその時くらい走れれば勝負にはなりそうだが、ここ２走は凡走続きでどこまで状態を戻せているか
⑦インディチャンプ（ＬＳ×ＫＫ）
ＢＰ：２１年高松宮記念（ＧⅠ）３着、２０年マイルＣＳ（ＧⅠ）２着
血統：Ｂ 能力：Ｃ
一言コメント：血統的には母母父のメドウレイクの影響が大きい。当コースは（1-2-0-1）で相性はいい。ピークは越えている可能性もある。近走の上がり順位も昨年ほどではないが安定感を生かせれば
⑧ダーリントンホール（ＥＤ×ＥＤ）
ＢＰ：２０年共同通信杯１着（ＧⅢ）、２１年富士Ｓ（ＧⅡ）５着
血統：Ｆ 能力：Ｅ
一言コメント：血統表を見ればわかるが、サドラーズウェルズにヌレイエフという組み合わせ。父ニューアプローチはヘロド系の血も持つ。スタミナ、馬力勝負は得意だが、瞬発力、スピードが足らず適正は向かないタイプ
⑨グレナディアガーズ（ＥＤ×ＡＰ）
ＢＰ：２０年朝日杯ＦＳ（ＧⅠ）１着、２１年ＮＨＫマイルカップ（ＧⅠ）３着
血統：Ｄ 能力：Ｃ
一言コメント：フランケル×ファピアノ系の組み合わせでサンデーの血を持たない血統。同コースの朝日杯ＦＳを制している。ＮＨＫマイルカップで先着したシュネルマイスター、ソングラインの成績を見ればこの馬の通用してもよいが、あの時の２1/2馬身は秋を迎えてどこまで詰められるだろうか。タフな馬場になればチャンスもある
⑩ロータスランド（ＲＢ×ＡＤ）
ＢＰ：２１年関屋記念（ＧⅢ）１着
血統：Ｅ 能力：Ｄ
一言コメント：ロベルト×アメリカ型血統。関屋記念では持ち味が生きたが、富士Ｓでは通用せず。阪神マイルもスピード勝負で条件が好転するとは考えにくい
⑪カテドラル（ＬＳ×ＥＤ）
ＢＰ：２１年京成杯ＡＨ（ＧⅢ）１着
血統：Ｂ 能力：Ｃ
一言コメント：ハーツクライ産駒だが、母父ロックオブジブラルタル（ダンジグ系）の良さが全面に出ているマイラー。近走の上がり順位も良く「キレ」もある。当コースは３歳時のアーリントンＣで２着も昨年の米子Ｓでは大敗。出遅れ癖も気になるところでメンバー強化でどこまで
⑫グランアレグリア（ＤＩ×ＡＮ）
ＢＰ：２１年ヴィクトリアマイル（ＧⅠ）１着、２０年マイルＣＳ（ＧⅠ）１着
血統：Ｂ 能力：Ａ
一言コメント：これが引退レースとなるディープ産駒。昨年の覇者で実績は十分。当コースは２勝、３着１回と相性もいい。天皇賞（秋）の反動だけが唯一の不安要素
⑬ダノンザキッド（ＳＳ×ＥＤ）
ＢＰ：２１年ホープフルＳ（ＧⅠ）１着、富士Ｓ（ＧⅡ）４着
血統：Ｃ 能力：Ｃ
一言コメント：ジャスタウェイ×ダンジグ系。マイルは少し忙しいイメージがあるが、前走半年の休み明けであそこまで走れたことは収穫。展開が向けばチャンスがあってもいい
⑭リプレーザ（ＫＫ×ＬＳ）
ＢＰ：２１年兵庫ＣＳ（ＧⅡ・園田ダ１８７０ｍ）１着
血統：Ｆ 能力：Ｅ
一言コメント：キンカメ系×マンハッタンカフェの配合。園田の交流重賞を制した。芝の実績も不足、メンバーはさらに大幅強化で苦戦は必須か。
⑮サウンドカナロア（ＫＫ×ＬＳ）
ＢＰ：２１年豊中特別（２勝ク）１着
血統：Ｆ 能力：Ｆ
一言コメント：ロードカナロアにヨーロッパ色強めの配合。そもそも３勝クラスを制しておらず、あまりにもレベルが違う可能性大
⑯レインボーフラッグ（ＥＮ×ＬＳ）
ＢＰ：２１年小倉日経オープン５着
血統：Ｅ 能力：Ｅ
一言コメント：ジャングルポケット×ダンスインザダーク。牝系にはブラッシンググルームで重厚な血統。実績もなく瞬発力に優れているとは言えない。
以下は血統出馬表となります。
＜良馬場想定＞
～マイルチャンピオンシップ血統予想～
◎⑪カテドラル
〇⑫グランアレグリア
▲⑦インディチャンプ
△⑬ダノンザキッド
△⑤サウンドキアラ
△③シュネルマイスター
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